セゾン・UCカード(一般カード)の特徴
みずほ銀行系の老舗クレジットカード
クレディセゾン発行の『UCカード(一般カード)《セゾン》』は、愛用者が多い旧UCカード(ユーシーカード)のプロパーカードです。現在、発行はクレディセゾンとなっていますが、みずほ銀行系クレジットカードとしてUCカードは根強い人気があります。
元々は銀行系クレジットカードのためネームバリューもあります
本カードは年会費が1,250円(税抜)発生しますが、銀行系のプロパーカードであれば妥当なライン。みずほ銀行系のUCカードというネームバリューに惹かれて加入する方も多く、各店でカードを使用する時も堂々と提示することができます。では、UCカードのサービス内容について見てみましょう。
セゾン・UCカード(一般カード)のメリット
メリット①老舗UCカード(旧ユニオンクレジット)のプロパーカード
UCカードは1969年設立のユニオンクレジットを前身に持つ老舗のクレジットカード会社です。2006年にクレディセゾンに吸収合併されましたが、格安の年会費で持てるプロパーカードとして人気があります。
人気チケットの先行予約や優待割引が可能ですので、エンターテイメントをお得に楽しみたいという方には利便性の高いカードです。
UCカードとしてのクオリティは変わらない
また、UCカードには40以上の国内・海外のパッケージツアーが最大8%オフになる優待割引があり、さらに海外51都市の現地デスクで日本語の案内を受けることが可能です。海外レンタカーも割引になったり、海外旅行で役立つサービスが豊富です。旅行を考えている方はUCカードを検討してみることをおすすめします。
メリット②セゾンカードの優待サービスを利用
クレディセゾンに吸収合併されたことで、UCカードでもセゾンカードの優待サービスを利用できるようになりました。
セゾンカードの優待サービスを利用できるというメリットもあり、お手頃価格の銀行系プロパーカードを探している方におすすめです。
メリット③UCカードの[UC永久不滅ポイント]が貯まる
UCカードのポイントプログラムについてですが、UCカードでショッピングすると、有効期限なしのUCカードの「UC永久不滅ポイント」が貯まります。
UC永久不滅ポイントは1,000円につき1ポイント貯まり、1ポイント=5円相当(還元率0.5%)に交換できます。JAL・ANAマイルに移行することも可能ですので、あと少しマイルが足りないという時にUC永久不滅ポイントがあると便利ですね。
最大30倍!「永久不滅.com(ドットコム)」
UCカードの還元率は、0.5%と平均的な還元率ですが、専用モールを経由してオンラインショッピングすると、最大30倍もポイントが貯まります。
楽天やアマゾンなど大手サイトでは2~5倍、平均では6~7倍のポイント付与率になるので、UCカードに入会したら必ず専用モールを利用することをおすすめします。
メリット④キャッシング目的で持つのも有り
また、インターネットや電話で24時間キャッシングを受けられる「UCいつでもキャッシュイン・サービス」があり、最高300万円、海外キャッシングでは最高100万円まで借入可能です。
消費者金融を利用しなくても借入できるのは嬉しいですよね。1万円から借入可能なので、旅行代金が不足している時なども手軽にキャッシングできます。
セゾン・UCカード(一般カード)のデメリット
デメリット①年会費がかかる
セゾン・UCカード(一般カード)は年会費が1,250円かかります。これはプロパーカードとしては格安ですが、メリットが他のセゾンカードと比べてあまり多くありません。また家族カードも年会費が400円(税別)かかります。
特典があまりないため、プロパーカードとしての魅力を評価できないと選ぶ理由が無くなります。
なお学生の方は在学中無料になるので、学生カードとしては気軽に利用できます。
デメリット②付帯保険が付いてこない
セゾン・UCカード(一般カード)は、海外アシスタンスデスクがあったり、旅ナビゲーションtabiデスクがあったりと、国内も海外も旅行に強いイメージがあります。しかし実際には、国内旅行傷害保険はもちろん、海外旅行傷害保険さえも付帯してきません。年会費が有料のプロパーカードでありながら付帯保険が付いてこないのは非常に残念です。
デメリット③西友・リヴィンなどの割引き無し!
UCカードはクレディセゾン発行ですが、セゾンカードではありません。そのため西友・リヴィン・マックスバリュなどでの5%割引きの特典がありません。ご注意下さい。
デメリット④UC永久不滅ポイントとセゾン永久不滅ポイントは違う!
UCカードのポイントプログラム「UC永久不滅ポイント」はセゾンカードの「セゾン永久不滅ポイント」とは異なる独自のポイントプログラムです。そのため「UCカード永久不滅ポイント」と「セゾンカード永久不滅ポイント」は合算できません。
「UCポイント(にこにこプレゼント) 」とも別物ですので、混同しないようにご注意下さい。
UCポイントとUC永久不滅ポイントの違いにもご注意を!
一部UCカードで展開している「UCポイント」は、現在も継続中のポイントプログラムですが、UCカード利用で貯まる「UC永久不滅ポイント」とは異なるポイントプログラムです。UC永久不滅ポイントが貯まるカードは、UCポイントが貯まりません。またUCポイントが貯まるカードではUC永久不滅ポイントは貯まりません。混同しないように語注下さい。
セゾン・UCカード(一般カード)のまとめ
格安でプロパーカードを持ちたい方におすすめ
セゾン・UCカード(一般カード)は、メインカードとしてまず持つクレジットカードとしては不十分な印象です。年会費がかかるのに旅行保険が付帯しておらず、海外旅行に行く時もUCカード1枚では不安というデメリットがあります。
ただし、UCカードはプロパーカードとしては年会費が1,250円と格安で、しかも学生カードは無料です。永久不滅ポイントが専用モールでお得に貯まったり、旅行に便利な優待サービスを受けられるなど、いくつかメリットがあります。
付帯保険がないという決定的な弱点を補うUCカードセレクト(年会費1,750円)も発行されていますので、もしも格安プロパーカードで旅行保険が付いていた方がよいという方は、比較検討することをおすすめします。
クレカ編集部のコメント
UCカード(一般カード)は、クレディセゾン発行のみずほ銀行系クレジットカードです。元々が銀行系クレジットカードであったため、ブランド力と育ちの良さは十分。UC永久不滅ポイントやツアー割引など、セゾンカードの優待サービスも利用したいという方におすすめです。流通系ではなく、大人が持って恥ずかしくない銀行系のプロパーカードが欲しいという方におすすめできるクレジットカードとなっています。