
「ポイントがガンガン貯まるクレジットカードが欲しいけど、どれが一番ポイントをお得に貯められるのかわからない……」という方におすすめなのが、『Orico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)』です。ウェブショッピングならばポイント還元率はほぼ常時2%、それでいて年会費永続無料であることから、オリコカードと言えばザ・ポイントと、ダントツで高い人気を誇っています。
今回の記事ではそんなオリコカードの真の実力を検証!メリットやデメリット、貯めたポイントのお得な使い方などをまとめて解説します。ポイント還元率を重視する方は是非参考にしてください。
目次
オリコカード・ザ・ポイントはポイント還元率で人気のカード
オリコカードで人気№1!年会費無料でポイント還元率1%の人気クレジットカード
オリコカード・ザ・ポイントは、年会費永続無料と高いポイント還元率が特徴のクレジットカードです。近年はポイントを貯めることに特化したクレジットカードが増えてきていますが、オリコカード・ザ・ポイントはその先駆けとも言えるクレジットカードです。
オリコカード・ザ・ポイントの真の実力を検証!
ポイントの有効期限が短いなどの一定のデメリットはあるものの、実質的なポイント還元率の高さやそれを補ってあまりあるほどのメリットがあることから、大きな支持を集めています。
この大人気クレジットカード「オリコカード・ザ・ポイント」のデメリットはどこにあるのか?利用する上での注意点とは?クレジットカードとしての実力を検証していきます。
概要 | 具体的な数値 |
---|---|
提携ブランド | MasterCard、JCB |
年会費 | 永続無料 |
基本還元率 | 1%(100円につき1ポイント) |
ポイント名称 | オリコポイント |
ポイント有効期限 | ポイントを獲得した月を含めた12ヶ月後の月末 |
ポイント優遇サービス | オリコモールの経由、各種ショッピングサイトの利用 |
ポイント交換・以降先 | Amazonギフト、iTunesギフトコード、楽天スーパーポイントなど |
国内・海外旅行保険 | なし |
ショッピング保険 | なし |
電子マネー | iD、QuicPay |
ETCカード | 無料 |
家族カード | 無料 |
Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)

常時1%還元!Amazon2%!楽天市場・ヤフーも合計3%還元
年会費(1年目) | 無料 | 年会費(2年~) | 無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%~ | 発行期間 | 最短8営業日 |
オリコカード・ザ・ポイントの4つの【デメリット】とは?
前述の通り、何かとメリットが多いオリコカード・ザ・ポイントですが、一方で見逃せないデメリットもあります。その中でも特に大きいのは以下の3つです。
ポイントの有効期限が12ヶ月と短い
オリコカード・ザ・ポイントの一番のデメリットは、ポイントの有効期限が「ポイント獲得月を含めた12ヶ月後の月末」と短いことです。例えば、2018年9月26日に獲得した場合、有効期限は2019年8月31日となります。他の年会費無料のクレジットカードはポイント獲得月を含めて24ヶ月後の月末としているものが多く、それと比べると短いと言わざるを得ません。
有効期限は一切延長できない!うっかり忘れたら12ヶ月後には失効
楽天カードは同じく12ヶ月ですが、こちらは「最後にポイントを獲得してから12ヶ月」なので、その性質は大きく異なります。楽天カードのポイントの有効期限は楽天カードを使うたびに延長できますが、オリコカード・ザ・ポイントのポイントの有効期限は一切延長できません。
せっかく貯めたポイントを無駄にしないためにも、定期的にポイントを確認し、状況に応じて商品に交換しましょう。うっかり確認を忘れてしまえば貯めたポイントはすべて水の泡です。
早くたくさんカードを使って早くポイントを貯めて交換するのが対処法
この有効期限のデメリットは具体的には、クレジットカードで物を買って、たくさんポイントが貯まってお得だった!と思ってしまう人、ポイントを貯めて満足してしまう人の落とし穴です。
そのため高還元率のオリコカードは、ポイントを意識して貯められる人、失効注意のメールをきちんと確認できる人、しっかりとクレジットカードを管理できる人、向けのクレジットカードと言えるでしょう。

クレジットカードを利用して貯まったポイントには有効期限があります。永久不滅ポイントなど無期限の物もありますが、ギフトカードや電子マネー、共通ポイントなどへ早めに移行するのがおすすめです。
新規入会キャンペーンの適用条件やポイントの利用条件がけっこう高い
オリコカード・ザ・ポイントの新規ご入会と利用条件クリアでもらえるポイントは最大数千ポイントほどに及びます。ところがこの数千ポイントの内、無条件で入会だけでもらえるものはほとんどありません。また入会特典でもらえたポイントも独自の有効期限が設けられており、キャンペーンでもらった「オリコポイントの有効期限はポイント獲得月を含めて6ヵ月後の月末」となります。
オリコカード・ザ・ポイントの利用条件もけっこう厳しく、一定額の利用の他に、携帯電話料金のお支払い、キャッシング利用可能枠の設定、アプリダウンロード、リボ払いの新規登録など多岐に及びます。
キャンペーンのボーナスポイント獲得には細やかな管理が必要
これも含めてオリコカードは、ポイント獲得に向けてきちんと条件を把握できる人、1つ1つ手続きをして条件をクリアできる人、リボ払いの危険性をきちんと理解できる人、ポイントの文字に踊らされない人向きのクレジットカードだと言えるでしょう。逆に言えばオリコカードのキャンペーンは面倒くさがり屋には向かないものばかりなのです。

JALカードは毎年、登録型リボ「楽Pay(らくペイ)」およびキャンペーンに登録することで、利用金額に応じたマイルをプレゼントするキャンペーンを行っています。リボ払い手数料を払わない方法を解説します。
クレジットカードに付帯保険が一切ない
オリコカード・ザ・ポイントには、国内旅行保険、海外旅行保険、ショッピング保険といった各種保険は一切ついてきません。オリコカード・ザ・ポイントはあくまでもポイントを貯めることに特化したクレジットカードなので、このような付帯サービスは行っていないのです(だからこそ年会費無料で高いポイント還元率を実現できているのです)。
海外旅行保険やショッピング保険はゴールドカードなどでカバー
これらの補償が欲しいという人は、別のカード会社のカードを作るか、オリコの上位互換カードであるオリコカード・ザ・ポイント プレミアムゴールド(年会費1950円)を作るといいでしょう。
Amazonなどネット通販のポイント還元率がさらに高くなりますし、海外旅行保険に国内旅行保険、ショッピング保険も付帯します。ゴールドカードでも年会費は安く抑えられていますし、電子マネー(iD、QUICPay)の利用で還元率1.5%と最高レベルの高還元率カードと言えるでしょう。
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD(オリコカード ザ ポイント プレミアムゴールド)

Amazon最大3.5%!ポイント還元率に特化したゴールドカード
年会費(1年目) | 1,806円+税 | 年会費(2年~) | 1,806円+税 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%~3.5% | 発行期間 | 最短8営業日 |
国際ブランドでVISAが選べない!JCBカードとMaster Cardのみ!
オリコカード・ザ・ポイントで申し込める国際ブランドはMasterCardとJCBのみです。世界で最も普及しているVISAは残念ながら対象外です。かつてはVISAも選べたのですが、2018年3月29日をもって受付を終了してしまいました。
今の日本でVISAでなければならない理由はほとんどありませんが、選べない、というのは少し残念です。もっともオリコカードでお得なキャンペーンを展開しているのはMaster CardとJCBカードなので、選択の余地は無いともいえます。

MasterCardはヨーロッパで特に役立つ国際ブランドです。ATMでの海外キャッシングのため海外旅行ではマスターカードとVISAの2枚持ちがおすすめ。ラグジュアリーカードからブラックカードも発行しています。
オリコカード・ザ・ポイントの6つの【メリット】とは?
オリコカード・ザ・ポイントには多数のメリットがあります。その中でも代表的なものを全部で6つ紹介いたします。
オリコカード・ザ・ポイントは基本還元率1.0%
オリコカード・ザ・ポイントのポイント還元率は1.0%です。一般的な年会費無料のクレジットカードの基本ポイント還元率は0.5~1.0%であることが多く、オリコカード・ザ・ポイントの基本ポイント還元率は高めと言えます。
クレジットカードの年会費が永年無料
オリコカード・ザ・ポイントは、ポイント還元率が非常に高いにもかかわらず、年会費は永続無料です。何年使い続けても、逆に作ったことすら忘れてしまっても無料なので、カードを作ることによるデメリットは実質的に皆無と言っても過言ではないでしょう。
ETCカード、家族カードも発行手数料・年会費無料
オリコカード・ザ・ポイントは本カードだけでなく、ETCカードや家族カードなどのオプションカードも無料で作成できるます。さらに、どちらでもオリコポイントを貯められます。オプションカードはポイントサービスの対象外といかうカードも少なくありませんが、オリコカード・ザ・ポイントにはそのような心配はありません。
なお、ETCカードとは、高速道路のETCの支払いのためのカードです。高速道路を頻繁に利用する人は、ETCカードをオリコカード・ザ・ポイントにすることによって効率的にポイントを貯められます。
家族カードとはオリコカード・ザ・ポイントを発行した本人の家族(配偶者や子供など)が発行できるカードです。本人がこれまでに滞納などをしていなければ、家族は審査に通りやすくなるため、家族が本カードを申し込むよりも有利になることがあります。
オリコモール経由のネットショッピングでポイント還元率2%以上
オリコカード・ザ・ポイントの最大のメリットは、オリコモールというウェブサイトを経由して各種ECサイトで買い物をすると、ポイント還元率を容易に2%以上にできることです。
前述の通り、オリコカード・ザ・ポイントの基本ポイント還元率は1.0%ですが、ウェブショッピングではこれとは別に「特別加算ポイント」および「モールポイント」が上乗せされることがあります。
特別加算ポイントは、オリコモールというWebサイトを経由したときにもらえるポイントで、一律0.5%です。
オリコモールはオリコカードが運営しているWebサイトであり、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどに飛ぶための経由地です。ブックマークや検索からAmazonに接続しても特別加算ポイントは貰えませんが、オリコモールからAmazonに接続すれば、それだけで特別加算ポイントが貰えます。
オリコカードはネット通販に強いクレジットカード
「モールポイント」は、特定のECサイトで買い物をした際に利用した際に貯まるポイントです。例えばAmazonを利用した場合、0.5%のモールポイントが貰えます。ビックカメラ.comなら1.0%、マツモトキヨシなら2.0%です。
そして、基本ポイント、特別加算ポイント、モールポイントは合算が可能です。例えばオリコモールからAmazonにつなぎ、オリコカード・ザ・ポイントで支払いを行った場合、基本ポイントの1.0%、特別加算ポイントの0.5%、モールポイントの0.5%が合算され、実質ポイント還元率は2.0%となります。
以下の表は代表的な代表的なECサイトをオリコモール経由で利用した際の実質ポイント還元率をまとめたものです。
ショップ名 | 基本ポイント還元率 | 特別加算ポイント還元率 | モールポイント還元率 | 実質ポイント還元率 |
---|---|---|---|---|
Amazon | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 2.0% |
楽天市場 | 1.0% | 0.5% | 0.5~14.0% | 2.0~15.5% |
Yahoo!ショッピング | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 2.0% |
ヤフオク! | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 2.0% |
ビックカメラ.com | 1.0% | 0.5% | 1.0% | 2.5% |
イトーヨーカドーネットスーパー | 1.0% | 0.5% | 1.0% | 2.5% |
マツモトキヨシ | 1.0% | 0.5% | 2.0% | 3.5% |
じゃらんnet | 1.0% | 0.5% | 1.5% | 3.0% |
Apple公式サイト | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 2.0% |
タワーレコード | 1.0% | 0.5% | 1.5% | 3.0% |
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3大ECサイトの実質ポイント還元率はいずれも2.0%以上です。これはほかのクレジットカードから頭1つ抜けた数字であり、オリコカード・ザ・ポイントを選ぶ最大の理由でもあります。
オリコモールを経由するのを忘れると特別加算ポイントがもらえなくなってしまうので、ブックマークしておくといいでしょう。
オリコポイントは使いみちが幅広い
貯めたポイントは様々な商品に交換できるほか、別のポイントに移行することもできます。主な交換・移行先は以下のとおりです。
交換商品 | 交換後の金額・ポイント数 | 交換に必要なオリコポイント |
---|---|---|
Amazonギフト | 500円分 | 500 |
Amazonギフト | 2000円分 | 2000 |
iTunesギフトコード | 500円分 | 500 |
iTunesギフトコード | 1500円分 | 1500 |
Google Play | 1000円分 | 1000 |
nanacoギフト | 1000円分 | 1000 |
EdyギフトID | 1000円分 | 1000 |
ファミリーマートお買い物券 | 500円分 | 500 |
すかいらーくご優待券 | 5000円分 | 5000 |
オリコプリペイドカードへのチャージ | 500~4万9000円分 | 500~4万9000 |
WAONポイント | 1000WAONポイント | 1000 |
楽天スーパーポイント | 1000ポイント | 1000 |
Pontaポイント | 1000ポイント | 1000 |
ANAマイレージクラブ | 600マイル | 1000 |
au Walletポイント | 1000ポイント | 1000 |
UCギフトカード | 5000円分 | 5500 |
UCギフトカード | 2万円分 | 2万 |

クレジットカードの利用で貯まったポイントはギフトカードや商品券などの金券、マイル/マイレージ、電子マネーや他の共通ポイントなどに交換するのがおすすめ!キャッシュバックやECサイト利用でもOK
電子マネーが使える
オリコカード・ザ・ポイントには電子マネー機能が付帯しています。電子マネーはiDとQUICPayから選べ、どちらを選んだ場合でもポイントが貯められます。どちらもポストペイ(後払い)なので事前のチャージが不要で、クレジットカードと似たような感覚で使えます。クレジットカードは使えないけれどiDやQuicPayを使える店舗で積極的に使用していきましょう。
特に『Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD(オリコカード ザ ポイント プレミアムゴールド)』は、電子マネー支払いでポイント還元率が1.5%になるので、電子マネー派にはおすすめです。Apple PayでもAndroidのおサイフケータイでも利用できます。

QUICKPay+(クイックペイ・プラス)はiPhoneやおサイフケータイで使えるモバイルタイプの電子マネー。クレジットカード以外でも使えます。クイックペイとの違いと使い方を紹介します
オリコカード・ザ・ポイントのメリットとデメリットまとめ
オリコカード・ザ・ポイントはキャンペーンクリア条件が厳しい!しっかり管理できる人向け
今回の記事をおさらいしましょう。以下がオリコカード・ザ・ポイントのデメリットです。
- ポイントの有効期限は12ヶ月と短い
- キャンペーンクリア条件は厳しめ
- キャンペーンで獲得したポイントの有効期限は6ヶ月
- 付帯保険はない
- 国際ブランドでVISAは選べない
間違いなくポイント還元率は高い!ただし短い有効期限に注意!
そして以下がオリコカード・ザ・ポイントのメリットです。
- オリコカード・ザ・ポイントは年会費永続無料のクレジットカード
- 基本ポイント還元率は1.0%
- ウェブショッピングでは容易に2.0%以上にできる
- ETCカード、家族カードも発行手数料・年会費無料
- ポイントの交換先も豊富
- 電子マネーも使える
オリコカード・ザ・ポイントは、デメリットを大きく上回るメリットを持つ、ポイント還元率の高いクレジットカードです。年会費も無料なので、ポイントをガンガン貯めていきたいという方には作成をおすすめします。