ETCカードとは? ETCコーポレートカードからETCレンタルカードまで種類まとめ

etcゲート

ETCカードとは?

ETCカードとは「料金所を、そのまま通れるカード」です。

ETCカードはETC車載器に差して使用します。そのため形としては

  • ETC専用カード(クレジットカード分離型を含む)
  • クレジットカード一体型

の2通りがあります。どちらがおすすめかは、ETC専用カードになりますが、これについては下記参照記事をご覧ください。

発行方法で分けるとETCカードは4種類

さらにETCカードの発行方法により、

  • ETCクレジットカード(一体型/分離型)
  • ETCパーソナルカード
  • ETCコーポレートカード
  • ETCレンタルカード

の4種類に分かれます。ここではこの4種類の分類を詳しく説明していきます。

ETCカードの種類

単にETCカードといっても、その種類には様々なタイプが存在します。ここでは発行方法で分けた時のETCカードの種類4つについて触れていきましょう。

クレジットカード付帯ETCカード(分離型)

ETCカードETCカードの発行はクレジットカード会社が担います。後述するETCパーソナルカードが登場するまでは、クレジットカード会社発行のETCカード以外に選択肢はありませんでした。このクレジットカード付帯型のETCカードが日本のETCカードのスタンダードです。

最初に述べましたが、クレジットカード会社発行のETCカードには、一体型と分離型(ETC専用カード)が存在します。

クレジットカード一体型ETCカード

ETC/JCBカード親カードとなるクレジットカードとETCカードの機能が一体となったタイプです。クレジットカードには定期券や交通系電子マネー、レンタルビデオや百貨店の会員券機能など様々な機能を追加できますが、そのETCカード版です。

先のとおり、2枚持ちする必要がない、ETCカードを忘れる恐れがない、などのメリットがあります。しかし一般的な人気はあまりなく、選択肢は限られます。『ETC/JCBカード』(年会費1,250円+税※初年度無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)が代表ですが、全く同じスペックで分離型が用意されています。そちらのバリエーションという位置づけです。

クレジットカード付帯のETC専用カード

ETCスルーカード(ETC専用カード)こちらはいわゆる「分離型」と呼ばれるタイプで、人気の高いETCカードです。「分離型」というように、親カードのクレジットカードに追加する形でETC専用カードが発行されます。たとえばJCBのETCカード「ETCスルーカード」は、JCBカードとあわせて持つETC専用のICカードです。

JCBドライバーズプラス一般カード多くのクレジットカードでは分離型が主流ですが、先ほどご紹介した『JCBドライバーズプラス一般カード』(年会費1,250円+税※オンライン入会で初年度無料/毎月最大6,000円キャッシュバック)のように、一体型と分離型のどちらかを選択できるタイプもあります。

法人クレジットカード付帯ETCカード

ETCスルーカードN(ETC専用ICカード)のイメージ法人向けクレジットカードに追加して発行できるのが、法人向けのETCカードです。基本は個人向けのETCクレジットカードと同じですが、親カードとなる法人カード1枚に対して複数枚発行ができるなど、法人利用に特化したサービスや特典が付帯します。

法人カードの追加カード!個人事業主と中小企業専用のETCカード

ETCスルーカードN(JCBカードのETC専用ICカード)券面画像たとえば法人で営業車を複数台所有している場合などは、営業車の台数分だけETCカードを発行してもらえば、会社経費として高速道路料金を一括で清算することができます。なお法人カードの追加カードとなるため、個人事業主もしくは中小企業のみが申し込めます。

ETCコーポレートカード

ETCコーポレートカードNEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の各社が発行している法人や個人事業主へ貸与する大口および多頻度割引に使用できるETC専用カードです。時間帯で最大30%、車両単位で最大40%の割引を受けることができます。ただし、マイレージサービスは利用できません。

各クレジットカード会社にも法人専用のETC専用カードを扱っていますが、ETC法人カードとETCコーポレートカードは違うものなので注意しましょう。

ETCコーポレートカードはNEXCOが発行する大企業向けETCカード

ETCコーポレートカードは申し込みにあたり、出資金(1万円)や発行手数料(600円/枚程度)、年に1度の取り扱い手数料(600円/枚程度)などが必要です。月間3万円を超える利用があるのであればおすすめですが、それ以下の利用であればクレジットカード会社などの発行するETC法人カードを利用するのがいいでしょう。

ETCパーソナルカード

ETCパーソナルカードの券面サンプルETCカードは、当初クレジットカード会社が発行するものに限られていましたが、クレジットカードを持ちたくない、もしくはクレジットカードの審査に通らずETCカードを持ちたいのに持てないという人のために登場したのがETCパーソナルカードです。クレジットカード会社発行のETCカードとは趣を異にするタイプですが、こちらについての詳細は後述します。

ETCカードレンタル

トヨタレンタカーのETCカードレンタル普段からそれほど車を利用することもなく、滅多に高速道路を利用することもない場合は、お出掛け時にレンタカーを借り、そこでETCカードをレンタルするという方法もあります。

ただし、ETCカードのみのレンタルというのはさすがに無理です。あくまでもレンタカーを借りなければレンタルは不可です。

ETCカード車載器

ETCクレジットカード(一体型/分離型)の違い

セゾンカードのETCカードいまの日本で私たちが申し込むETCカードは、ほぼ全てETCクレジットカード(一体型/分離型)です。なので、こちらを選んでおけば間違いありません。

しかし発行形態によって、ETCクレジットカードは「一体型(クレジットカード一体型ETCカード)」と「分離型(クレジットカード付帯ETC専用カード)」に分かれます。

一般的なのがクレジットカード付帯ETC専用カードで、こちらのバリエーションが「クレジットカード一体型ETCカード」と言えるでしょう。この2つの違いを解説します。

分離型(クレジットカード付帯ETC専用カード)を選ぶポイント

ETC専用カードのメリットは、

  • 盗まれた時の被害がない(少ない)
  • 審査なしでも発行できる

となります。それぞれ解説していきます。

盗まれた時の被害が小さい

まず箇条書きすると、

  • ETCカードは、結構車内に置き忘れる
  • だから、車上荒しに盗まれることもある
  • クレジットカード一体型だと、
  • それで買い物をされて、大きな被害が出る

ということ。しかし、

  • ETC専用カードだと、
  • 「高速道路の支払い」にしか使えない
  • つまり、仮に使おうとしたら、
  • 思い切り「移動の足跡」を残してしまう

ということです。当然ですが料金所の車はナンバーも撮影されているので、かなりの確率で捕まります。なので、

  • ETC専用カードは、
  • 仮に盗まれても、犯人が使うことができない
  • だから、被害が最小限(というかほぼなし)で済む

ということです。これが最大のメリットです。

一体型(クレジットカード一体型ETCカード)を選ぶポイント

次に個人向けカードとして一部に人気の「クレジットカード一体型ETCカード」について解説します。クレジットカード一体型のETCカードのメリットは、カードを2枚持ち歩かなくていいということ。つまり、

  • ただドライブして終わりではなく、
  • その先での買い物もすべてカードだけでできる

というわけですね。

一体型だと財布の中がスリムになります!

「いや、財布にクレジットカードも入れておけばいいじゃん」と言ったら、まったくその通りです。ただ、

  • 大抵の人の財布は、
  • そうやってカード類でメタボになっていく

というのはわかるでしょう。別にメタボでない人はいいのですが、すでに「カードで財布がパンパン」という人は、

  • ポイントカードでも、
  • クレジットカードでも、
  • できるだけ減らして、
  • 財布の中身を常に把握できるようにした方がいい

といえます(実は、私はその真逆の状態なので、自戒を込めて書いているのですが…)。しかし一体型は選べる種類が少なく、高還元カードとの組み合わせなどもできませんし、ETC車載器に差しっぱなしにして被害に遭うこともあります。そのため、正直、クレジットカード一体型ETCカードは人気がありません。

クレジットカード付帯ETC専用カードが選ばれる理由

最後にETCクレジットカード2種類と、審査無しのETCパーソナルカードを比較して、共通するメリットについても解説しておきましょう。

私たちが個人として申し込めるETCカードには、

  1. パーソナルカード
  2. ETC専用カード
  3. クレカ一体型カード

の3通りがあります。

  • ②と③は「審査」がある
  • ①は審査がない
  • だからブラックリストでも発行できる

ということ。それがETCパーソナルカードのメリットとなります。

代わりに①のETCパーソナルカードは、

  • 年会費が1200円と、
  • デポジットが「5万円程度」かかる
  • デポジットがいくらかは人による
  • しかし、大体数万円は覚悟すべき

となります。で、②と③は、

  • ②専用カード…盗難の被害が小さくなる
  • ③一体型カード…カードを2枚持ち歩かなくていい

というのが、それぞれのメリットになります。

ETCクレジットカードを選ぶ理由

クレジットカード付帯のETCカード(一体型・専用型、どちらでも)を発行する時、チェックすべきポイントは何か。これは、

  1. クレジットカード自体の年会費(発行手数料)
  2. ETCカードの手数料・年会費(専用型の場合)
  3. カーライフに関する特典(欲しければ)

となります。まず、当然重要なのは「1.」です。ETCを利用してもしなくても、クレジットカードの年会費は必ず関係しますからね(といっても、最近はほとんどのクレジットカードが年会費が実質無料ですが)。

で、「2.」ですが、これもクレジットカード付帯型なら、大体無料です。つまりETCカードで年会費がかかるのは、先に書いた「ETCパーソナルカード」だけ…ということです。

「3.」については特に重要ではありません。クレジットカードは大体何かしらのメリットがあるので、特にカーライフにこだわる必要はないでしょう。ただ、

  • ドライブの時間が長いので、
  • 特典の中でも特にクルマ関連が嬉しい

という人にとっては、大きなメリットといえます。

「ETCクレジットカード」は追加の審査が必要ない

その他のメリットについても解説します。ETCクレジットカードはクレジットカードに追加する付帯カードなので、追加で審査を受ける必要がありません。クレジットカード一体型は当然、ETC専用カードもクレジットカードの申し込み時に同時に申請すれば発行してもらえます。

またETC専用カードはクレジットカードの審査時に同時申し込みしなくても、後日、インターネットや電話で申し込めば、数日で発行されます。

つまり審査に通る自信さえあれば、どちらのタイプであっても一般的にはクレジットカードに付帯するETCカード(ETCクレジットカード)を発行してもらうのが良いわけです。もちろん年に数回レンタカーに乗る、ぐらいの方は「ETCレンタルカード」でも十分です。それ以外では「ETCパーソナルカード」もありますが、あくまでやむを得ず発行するものでしかありません。

ETC専用カードでも、ポイント・マイルは貯まる

これは貯まります。「ETC専用カード」といっても、

  • クレジットカードの決済と、切り離したわけではない
  • その「利用分」は、クレジットカードの買い物などと、合算される

ということ。そして、

  • ただ、車のETC車載器に差し込んでいる、
  • 「このカード」が、ETC専用になっている…というだけ

というだけの話なんですね。なので、ETC専用カードでも、ポイント・マイルはしっかり貯まるので、安心してください。

ETCカードまとめ

ETCカードの特徴や種類、メリットやデメリットなどについて解説してきましたが、ETCシステムそのもののメリットやETCカードを使うメリットがとても大きいので、高速道路を利用するならETCカードを利用しなければ非常にもったいない! ということは確かです。

ETCカードはクレジットカード付帯のETCカードがおすすめ

女性のドライバーのドライブデートそんなETCカードも、利用するならやはりクレジットカード会社発行のETCカードがおすすめです。付帯するポイントサービスとETCマイレージサービスを二重取りできるほか、カードによってはサービスエリアやパーキングエリアで利用すればポイントが加算されるなど、選ぶカードによってはメリットが豊富です。

一方のETCパーソナルカードは、マイレージサービスやETC割引を利用できるものの、それ以外のメリットはあまりありません。あるとしたら審査が不要なくらいで、独自のポイントサービスがあるわけでもなく、デジポットや年会費の面でもデメリットばかりが目立ちますし、とにかく使い勝手の悪さが先行してしまいます。特別な事情でもない限り、ETCカードはクレジットカード会社発行のタイプを選びましょう。

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