ETCカードとは、ノンストップで高速道路の料金所を通過することのできる料金収受システムのことです。このシステムで利用する認識カードがETCカード。「ETC」とは「Electronic Toll Collection System(エレクトロニック・トール・コレクション・システム)」を略した呼び方です。ETCカードはクレジットカードの追加カードとして発行できます。
目次
ETCカードとは?
ETCは、料金所に設置されたシステムと車両との無線通信によって料金の収受を行うことができ、これまでのように料金所で一旦停止して清算する必要がありません。高速道路における利用率は90%を超え、今や高速道路を利用する上でなくてはならないほど。そしてそのETCを利用する際に必要となるのが、ETCカードなのです。
ETCカードは高速道路のETCゲートを通るときに、自動車に搭載したETC車載器に差して使います。
高速道路で便利でお得な料金後払いカード
ETCは、高速道路の料金所で一旦停止して清算する必要がなく、ノンストップで通過するための方法として後払いシステムが採用されています。
システムと無線通信するための車載器に、キャッシュカードやクレジットカードと同サイズの「ETCカード」を挿入し、ETCカードに埋め込まれたICチップから車載器を通して必要な情報を無線送信して、料金を後日利用者に請求するようになっています。
基本はクレジットカードに付帯するETCカード
「利用したサービスの後払い」という点からも分かるとおり、ETCカードそのものはクレジットカードと同様です(正確には高速道路専用のクレジットカード)。そのため、ETCカードの発行はクレジットカード会社が行うのが基本で、主契約のクレジットカード(親カード)に付帯して発行されます。
また、主流はあくまでもクレジットカードに付帯するものですが、クレジットカード会社の発行するETCカードとは趣を異にする「ETCパーソナルカード」というものもあります。これらの違いについては別記事をご覧ください。

ETCカードを発行してもらうにはクレジットカードの審査に通る必要がありますが、ETCパーソナルカードは審査無しで作る事ができます。通常のETCカードとの違い、メリット・デメリットを解説します。
ETCカードのメリット
2001年にETCが登場して以来、瞬く間に普及していったETCカード。ここまで普及してきたのも相応のメリットがあるからに他なりません。ここでは、ETCのメリットについて見ていくことにしましょう。
高速道路でETC割引が受けられる
割引 | 内容 | その他のポイント |
---|---|---|
平日朝夕割引 | 平日6時~9時/17時~20時が割引対象日時。NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本管轄の地方部高速道路が対象道路。1ヵ月に5回~9回の利用で通行料金の最大100㎞分を約30%還元、10回以上の利用なら通行料金の最大100㎞分を約50%還元。還元分は無料通行分として翌月20日にETCカードへ付帯される。 | ※ETCマイレージサービスへ登録必須 東京・大阪近郊および宮城県道路公社の仙台松島道路は対象外 |
深夜割引 | 毎日0時~4時が30%割引で利用できる。NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本管轄の全国の高速道路、宮城県道路公社の仙台松島道路が対象道路。 | 京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は対象外 |
休日割引 | 土曜日・日曜日・祝日と毎年1月2日・3日が終日30%割引。NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本管轄の地方部高速道路が対象道路。 | 東京・大阪近郊および宮城県道路公社の仙台松島道路は対象外 |
その他の割引 | ※ETC2.0割引・外環道迂回利用割引・アクアライン割引・関越特別区間(水上~湯沢間)の割引 |

高速道路でお得なクレジットカードを選ぶなら、ETCカードでも高いポイント還元が受けられる高還元カードがおすすめ!首都高速や阪神高速で高速料金の割引きを受けられるNEXCOカードはサブカードで活用!
高速道路の料金所をノンストップで通過できる
ETCの最大のメリットとも言えるのが、料金所をスルーパスできるというところでしょう。料金所に止まって清算する必要がなく、ノンストップで通過できるのは大きな魅力のひとつです。
高速道路では、料金所での渋滞が深刻化していたため、その解消が喫緊の課題でもあり、そもそもETCの導入もそうした交通渋滞の緩和が目的でした。渋滞によるタイムロス、それに伴うストレスの軽減、停車や発射を繰り返さないことによる燃費向上や排気ガス削減といった二次的効果もあります。
外車・左ハンドル車はすっごく便利!とっても高速道路を利用しやすい
ETCカードがあれば左ハンドル車も料金所をスムーズに通過できるので、外車にとってETCカードは必須のアイテムとなりました。いまや高速を利用する外車・左ハンドル車でETC車載器を搭載していない車はほぼあり得ないのでは無いでしょうか?
料金所の発券機には左ハンドル用のものがありますが、左ハンドル用が設置されていないところもありますし、料金所も右側の窓から支払わなければならないケース多々あります。左ハンドルの外車にとっては友人の料金所は本当にやっかいな存在です。
そんな場合、助手席に同乗者がいればチケットの受け取りや料金の支払いをお願いすることが多く、一人であればわざわざ助手席側に体を伸ばして受け取りや支払いをしなければなりませんでした。ETC普及後は、そうした煩わしさも改善されました。
ETC2.0で本格化! ETCカードでお得なサービスが受けられます
ETC2.0(DSRC)はビッグデータを活用したETCシステムです。様々な運転支援を受けられるほか、高速道路を一旦退出して再度利用した場合でも高速道路を降りずに利用したと見なしてくれるシステム、駐車場やガソリンスタンドなども自動精算できるシステムの導入など、従来に比べよりお得で便利に利用できるという新しいETCサービスになります。
このETC2.0は首都圏の圏央道ではすでに導入されています。なんと最大20%の割引を受けられる、圏央道や都市高速では目的地と出発地が同じであればルートを問わず同一料金で利用できるなどのサービスの導入も見込まれています。
ETCカード搭載車への割引きが全国で順次実施されていきます
ETC2.0(DSRC)は2016年から全国の高速道路で順次導入予定となっています。通信スポットはすでに全国の高速道路をカバー済み。従来のETC車載器が廃止されるかどうかは未定ですが、いずれ廃止の方向へ向かうという見方もあります。ETC2.0のサービスを利用したい場合は、対応の車載器を設置しなければならなりません。すでにDSRC対応車載器を設置している人も再セットアップが必要です(2015年6月30日以降に購入・セットアップをしてあるものについては不要)。ただしETCカードはこれまでと同様に利用可能です。

イオンカードとNEXCO東日本、中日本、首都高、阪神高速が提携して発行するのがNEXCOカード!高速道路のプロパーカードです。クレジットカード&ETCカード利用で受けられる特典・メリットを解説!
クレジットカード一体型なら面倒な2枚持ち不要
ETCカードはクレジットカード会社が発行していると先に述べました。詳しくは後述しますが、ETCカードには様々なタイプがあり、代表的なのは「クレジットカード一体型」と、親カードとなるクレジットカードに付帯して発行される「専用カード」の2タイプです。
前者は1枚でクレジットカードとETCカードの二役をこなしてくれるため、面倒な2枚持ちをする必要がありません。ただし『ETC/JCBカード』(年会費1,250円+税※初年度無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)ぐらいしか選べません。
後者は親カードとETCカードを別々に持たなければならないため、普段使わないETCカードを財布に入れ忘れた結果、いざETCカードを利用しようとしたら家に忘れてきてしまった……というケースも珍しくありません。一体型ならそうした心配もありませんし、財布の中身もスマートです。
ETC/JCBカード

ETCカード&クレジットカードが一体化!お財布スッキリ
年会費(1年目) | 初年度無料(次年度以降:1,250円+税) | 年会費(2年~) | 1,250円+税 |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~0.75% | 発行期間 | 最短5営業日 |
ETC専用カードなら悪用されにくい
ETCカードはクレジットカードという側面を持っていますが、専用カードは仮に盗難に遭っても悪用されにくいという特徴があります。ショッピングやキャッシングの利用ができるわけでもなく、利用はあくまでも高速道路の利用のみに限られています。
ETC専用カードを盗んだとしても、犯人はETCを利用するしか悪用のメリットがありません。もちろん、それはそれで盗まれた側としてはたまったものではありませんが、盗んだETCカードを利用するということは、犯人はしっかりと“足跡”を残していることになります。さすがにそこまでのリスクを負ってETCカードを盗もうと考える輩はいません。社内への置忘れや車載器への差しっぱなしには十分注意しましょう。
ETCカードの管理はしっかりと!車内に置き忘れて盗難されても補償はされません!
完璧に足跡を残してしまうため、犯人はすぐに御用となる確率は高くなりますが、犯人が利用した分の料金に関しては補償されません。持ち主の「重過失」と見なされてしまうからです。
まずはクレジットカード会社に電話してETCカードを止めるのが先決ですが、被害金額を取り戻したければ自身で直接、取り返す方法を考えるしかありません。
クレジットカード一体型/ETC専用カードそれぞれのメリットを比較!
クレジットカード一体型とETC専用カードにはそれぞれメリットがありますが、
- 一体型は2枚持ち不要でカードを1枚で管理したい人におすすめ
- ETC専用カードは都度抜き挿しする必要がないため挿し忘れ等の心配が少ない・ヘビーユーザーにとっては使い勝手が良く、盗難の被害も最小限に抑えられる
メリットの数だけで比較すればETC専用カードの方がメリットも多く感じます。実際、発行枚数から言っても、人気なのは圧倒的にETC専用型です。めったに高速道路を利用しない人はもちろん、高速道路のヘビーユーザーにとってもETC専用カードの方が使い勝手が良いでしょう。
JCB一般カード【JCB ORIGINAL SERIES】

海外デスク&旅行保険が好評!ステータスのJCBプロパーカード
年会費(1年目) | オンライン入会で初年度無料(次年度以降:1,250円+税) | 年会費(2年~) | 1,250円+税 |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~0.75% | 発行期間 | 最短当日カード発行 |
ETCカードのデメリット
では次に、ETCカードそれぞれのデメリットについても触れておきましょう。
クレジットカード一体型のデメリット
クレジットカード一体型のデメリットは次の2点です。
- 盗難に遭った際の被害が大きくなる恐れがある
- 高速道路を利用するたびに車載器へ抜き挿しする必要がある
上で紹介したように、カードを1枚で管理したいという方には一体型がおすすめですが、万一抜き忘れて盗難に遭ったりした場合の被害リスクも高くなりますし、高速道路を利用するたびに抜き挿ししなければならないため、挿し忘れてしまうリスクもあります。
一体型はクレジットカードの種類が少ない!お得度で選べない!
また、ETCカードはクレジットカード本体と紐づけられるため、どちらにしろ審査に通らなければ発行を受けることができません。
信用情報に不備があれば審査落ちということもあります。もちろん、親カードと紐づけて利用することになるため、ETCカードだけを発行してもらうことも不可能です。
ETCカードはクレジットカードの付属カードのため審査があるのは同じですが、選択肢が少なく、審査が甘いとか特典がお得とか、複数のメリットから選ぶことができないのは残念です。
ETC専用カードのデメリット
ETC専用カードは一体型ではなく分離型ということになるため、それに伴うメリットもあります。
車の中にうっかり忘れる。自宅に置き忘れる
高速道路のヘビーユーザーであれば、常にETCカードを意識しているということもありますので、車載器へうっかり挿し忘れるというミスは少な目ですが、ほとんど高速道路を利用しない人の場合、財布にすらETCカードを入れていないケースもあります。
たまに高速道路を利用しようとした際に、うっかり家に置き忘れてきてしまったというミスも少なくありません。
盗むメリットは少ないが抜き忘れによる盗難の危険もある
メリットの項でもお話しましたが、ETC専用カードは盗難に遭ったとしても犯人にとってはすぐに御用となってしまうリスクも高い上に、クレジットカード一体型と比べて被害金額も少なくて済みます。
しかし、ETC専用カードは、ETC以外に使い道がありませんので、車載器へ挿しっぱなしの状態で車を離れてしまうこともありますので、車上荒らしの際には盗難の標的となってしまうこともあるのです。
被害額が少ないとはいうものの、やはりカードを悪用されるのは喜ばしいことではありませんので、車を離れる際には車載器から抜いておくことも忘れないでおきましょう。
ETCカード一体型の方がデメリットは大きい!?
ETCカード全体から見ると、実はクレジットカード一体型のタイプはそう多くありません。ここまで述べてきたように、クレジットカード一体型と分離型であるETC専用カードとを比べてみると、やはりETC専用カードの方が利便性も高い傾向にあります。
本来であればETCカードは車載器から抜いておくことが理想ではあるものの、ヘビーユーザーともなればいちいち抜き挿しを繰り返すのも相当煩わしくなってしまいますので、人気の面においては分離型となるETC専用カードが勝ります。
ETCカード一体型は人気がない!?選べるのはETC/JCBカードぐらい
また、一体型を希望しても選択できるクレジットカードがかなり絞られてしまうため、選択肢の幅もなく、実際問題、クレジットカード一体型のETCカードを選ぼうと思うと、『ETC/JCBカード』『ETC/JCBカード』(年会費1,250円+税※初年度無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)くらいしかありません(『ETC/JCBカードは分離型もOK』)。
ETCカードの入れ忘れや前方不注意による事故にも注意!
ETCカードを車載器へ挿し忘れると、ゲートが開きません。そのまま突っ込んでゲートを破損させてしまう事故が起きています。またETCレーンに侵入した前方の車が減速することによって、広報の車が追突する交通事故なども珍しくありません。こうした事故もETCのデメリットと言えるかもしれません。
挿し忘れなどのうっかりミスはもちろん、ETCゲートでは減速が義務付けられていますので、無謀な運転や前方不注意には気を付けましょう。
全ETCカードに共通のデメリット|車載器がないと意味がない!
全てのETCカードに共通するデメリットは、「車載器がなければ意味がない」という点です。車載器は店舗で購入後にセットアップが必要になり、自分で買って取り付けただけでは使用できません。初期費用として、車載器本体と取付工賃、それにセットアップ費用が必要で、最低でも10,000円ほどかかります。
車載器がなくてもETCカードは利用できる!?けどお得度はゼロ!
車載器がなくてもETCカードを利用することはできます。それは、高速道路入り口で通行券を受け取って、出口の料金所で一旦停止し、ETCカードを提示して清算する方法です。
しかし、それではETC本来の利便性を得られませんし、わざわざETCカードを利用しなくともクレジットカードで十分です。なぜなら、入り口料金所をETCで無線通行していなければ割引はもちろん、マイレージサービスさえも受けることができないからです。

クレジットカード付帯ETCカードで利用できるETCマイレージサービスをご紹介します。NEXCO東日本や名古屋高速道路公社などの利用で、お得なETCマイレージポイントが貯まります。利用には登録が必要です。

即日発行のETCカードの作り方!当日受け取りも可能!?
ここからは、ETCカードの作り方について解説していきます。作り方といっても難しいことはありません。希望のクレジットカード会社へ申し込みを行うだけです。ただし、作り方には2種類あります。
ひとつは、希望するクレジットカードと同時に申し込む方法、もうひとつが今持っているクレジットカードでETCカードを追加発行してもらう方法です。
ETCカード作り方①クレジットカードと一緒に申し込む
ETCカード自体が収益性の低いカードのため、ETCカードを発行してもらいたい場合はクレジットカードと同時に申し込む必要があります。
クレジットカードを新規で申し込む場合には、ネットからの申し込みでも郵送での申し込みでも、申込フォームや申込書に必ずETCカードを発行するかどうかを選択できる欄があります。
そこでETCカードの発行を希望すればOKです。前述しましたが、この場合はETCカードのみの発行を受けることはできません。
ETCカードの作り方②今持っているクレジットカードで追加発行してもらう
以前から使用しているクレジットカードがある場合、そのカードが現在ETCカードの発行も可能であれば、ETCカードのみ追加発行してもらうこともできます。
その場合にも審査が行われますので、クレジットカードの利用状況やその他の信用情報によっては審査落ちということもあり得ます。しかし、これまでクレジットカードの支払で遅延があったり延滞したりするようなことがなければ、高い確率で審査通過も可能です。
申し込みは、各カード会社のWebサイトからも受け付けています。

クレジットカードの付帯カードで人気の分離型ETCカードと一体型の違いを中心に、その種類と特徴を解説します。高速道路や有料道路の通行料金は後払いがおすすめ。ETCカードはレンタルもできます。
【即日発行】でETCカードを作る!すぐに作れるおすすめETCカード3種類!
これまでETCカードに関心のなかった人でも、高速道路をお得に利用できると知れば、やはり「1枚は持っておきたい」と思うこともあるかもしれませんし、自動車にカーナビを取り付けたらそのカーナビがETC内蔵モデルであったとか、ETC車載器連動型であったりすれば、その機会にETCカードを作ろうと考えるかもしれません。
そんなときは特に、「早めにETCカードが欲しい」という考えも浮かぶことでしょう。そんな方には即日発行や最短翌日発行のETCカードがおすすめです。ただし、スピード発行が可能なETCカードはとても少ないのが現状です。
セゾンETCカード・・・セゾンカウンターで即日発行OK!
例えば、セゾンの発行するETCカードは、Webや電話で申し込むことが可能で、最短3日で発行してもらえます。しかし特別な方法として、セゾンカードの場合、セゾンカウンターへ直接、ETCカードを受け取りに行けば即日での発行も可能です。
エリア | セゾンカウンターが設置されている都道府県 | セゾンカウンターの設置されていない県 |
---|---|---|
北海道・東北 | 青森・岩手・宮城・福島 | 秋田・山形 |
関東 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木 | 茨城 |
甲信越・北陸 | 長野・富山・石川 | 山梨・新潟・福井 |
東海 | 静岡・愛知・三重 | 岐阜 |
関西 | 大阪・兵庫・滋賀 | 京都・奈良・和歌山 |
中国 | 岡山・広島・山口 | 鳥取・島根 |
四国 | ― | 徳島・香川・愛媛・高知 |
九州・沖縄 | 福岡・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄 | 佐賀 |
ただし、上記のとおり、セゾンカウンターは設置されていない県もあります。その地域にお住いの方は即日発行を諦めるか、もしくは近県のセゾンカウンターを利用するしかありません。
また、即日発行が可能でもクレディセゾンの発行するクレジットカードを持っている必要がありますし、クレディセゾン以外のクレジットカードではETCカードの即日発行は受けられませんので注意しましょう。
さらに、以下に該当するカードを親カードとしてETCカードを発行してもらうこともできません。
- JAFセゾンカード
- ローソンPontaカードVisa
- JMBローソンPontaカードVisa
- コーポレートカード
- YMセゾンカード
MUFGカード・ゴールド・・・最短翌営業日も可能
『MUFGカード ゴールド』(年会費1,905円+税 ※条件付きで減額有り/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)は、発行スピードが早いクレジットカードとして知られています。
他のクレジットカードやETCカード同様に郵送でのお届けなので、即日発行はできませんが、郵送までの手続きスピードがとても速いのです。そのため最短翌日の受け取りも可能です。
ただしあくまでも郵送のため、地域によっては配達日数がかかってしまう場所があります。そのため全国で最短翌営業日というわけにはいきません。しかし「即日でなくていいけどなるべく早めにETCカードが欲しい」という方にはおすすめできます。
MUFGカード ゴールド

空港ラウンジ付き!年会費が安い銀行系ゴールドカード
年会費(1年目) | 無料 | 年会費(2年~) | 1,905円+税※楽Payで半額 |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~0.85% | 発行期間 | 最短1週間 |
セディナカード/OMCカード・・・14時までの申し込みで当日発送!
『セディナカード Jiyu!da!』(年会費1,905円+税 ※条件付きで減額有り/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)やOMCカードをお持ちであれば、14時までの申し込みで当日発送サービスを受けることができます。
当日発送サービスを受けるには、セディナカード会員のインターネットサービス「OMC Plus」へ登録してある必要があります。
年会費無料のETCカードの作り方!発行手数料も無料!?
ETCカードも、クレジットカードと同じでただ持っていればいいというわけでもありません。そこはやはり自分に合ったタイプを選んでおくことが大切です。では、”自分に合ったタイプのETCカード”とは一体どのようなものなのでしょうか? ここでは、「お得・ポイント・手数料&年会費」といった点に絞ってお話します。
お得重視で選ぶなら付帯費用に目を向けて
ETCカードは、発行手数料が必要なものや年会費が必要になるものなど、高速道路を利用せずにただ持っているだけでは損をしてしまうタイプもあります。こうした付帯費用にも目を向けることが必要です。
ETCカードの発行手数料がかかるタイプがある
各クレジットカード会社によって異なりますが、ETCカードを発行するにあたって発行手数料が必要となるケースもあります。
クレジットカード会社 | 発行手数料 |
---|---|
アメリカン・エキスプレス・カード | 850円+税 |
MUFGカード | 1,000円+税 |
DCカード | |
セディナカード | |
JALカード | |
ポケットカード | |
アプラスカード | |
リクルートカード |
上記のクレジットカードの一般カードでは、それぞれETCカードの新規発行手数料として850円~1,000円+税が必要になることが多いようです。
ただし、一般カードクラスではETCカードの発行手数料が必要であっても、ゴールドカードクラス以上であれば発行手数料が不要となるところもあります。例えばMUFG 三菱UFJニコスの場合であれば、先にもご紹介した『MUFGカード・ゴールド』は発行手数料が不要です。
ETCカードの年会費が無料か有料か?
ETカードの発行手数料以上に意識しておきたいのが年会費です。年会費もカード会社によって無料のところもあれば有料とするところもあります。年会費は、有料の場合でも500円+税~1,000円+税という範囲ですが、これを高いとするか安いとするかはやはり高速道路の利用頻度にかかってきます。
これも後述しますが、ETCカードも各カード会社のポイントプログラムを利用できます。高速道路の利用で年会費をカバーできるだけのポイントを獲得しないと損をしてしまいかねません。
年会費がかかるETCカードは発行してもらいたくない!?
先の発行手数料もそうですが、こうした付帯費用が必要となるETCカードを発行するのは、そもそも利益率の低いETCカードの発行を忌避しているからです。
年会費有料のクレジットカードには比較的ポイント還元率の高い高還元カードも含まれていますが、それも“使ってこそ”。利用頻度が低い人は、ポイント還元率に囚われず年会費無料のタイプをチョイスした方がいいでしょう。
特に1年に1回も使わない人は、年会費無料でなければなりません。年会費のタイプも、各ETCカードによって様々です。
年会費のタイプ | クレジットカードの例 |
---|---|
永年無料 | オリコETCカード/リクルートカードETCカード/楽天ゴールドカード(もしくは楽天PointClubでダイヤモンド・プラチナ会員)/イオンETCカード/ライフEFTCカード/エポスETCカード/セゾンETCカード/ダイナースクラブETCカードなど |
実質無料 (初年度無料で年1回でもETCカードを利用すれば翌年無料) |
dカードETCカード/アメリカンエキスプレスETCカード/Amazon MastercardETCカード/三井住友ETCカードなど |
発行手数料有料 (年会費無料) |
ポケットETCカード/アプラスETCカード/セディナETCカードなど |
実質有料 (初年度のみ無料) |
三井住友カード/三井住友トラスト・カードなど |
年会費有料 (利用の有無にかかわらず年会費が必要) |
楽天カード/Yahoo!JAPANカード/ビューETCカード/NTTグループカードなど |
高速道路の利用頻度が低い人は、年会費の有無だけはしっかりとチェックしておきましょう。
ただし、『Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)』(年会費無料/還元率1.0%:100円で1ポイント)などで有名なオリエントコーポレーションの発行する『オリコETCカード』のように、一定期間ETCカードの利用がない場合は更新時に新しいETCカードを発行してもらえないものもありますので要注意です。
ETCカード更新費用が発生するタイプも
クレジットカードと同様、ETCカードにも有効期限があります。その際のETCカード更新手数料が発生するカード会社もあります。
例えば、『P-oneカード』や『P-one Wiz』などを発行するポケットカードでは1,000円+税の更新手数料が発生するなど、更新手数料が発生するETCカードは、新規発行手数料と同等の更新手数料が発生します。
Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)

常時1%還元!Amazon2%!楽天市場・ヤフーも合計3%還元
年会費(1年目) | 無料 | 年会費(2年~) | 無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%~2.0% | 発行期間 | 最短8営業日 |
ポイントプログラムも各社様々! カード会社選びも重要!
ETCマイレージサービスを除き、ETCカードには独自のポイントプログラムというものは存在しませんが、親カードと紐づけてあるため各カードのポイントプログラムは利用できます。
ただし、親カードのポイント還元率より低いケースやポイントプログラムを利用できないETCカードも存在します。
親カードと同等かそれ以上のポイント付与率のETCカードがおすすめ!
ETCカードを積極活用するなら、やはりポイント付与率も親カードと同等かそれ以上のものを選ぶのがベストです。『NICOS VIASO(ビアソ)カード』(年会費無料/還元率0.5%:1,000円で5ポイント=5円相当で自動キャッシュバック)のように、通常0.5%のポイント還元率が、ETC利用で2倍の1.0%になるタイプもあります。
せっかく利用するのであれば、ETCカードの利用でポイントが下がってしまう、もしくはポイント付与なしではとてももったいない話です。特に高速道路のヘビーユーザーであれば、ポイント還元率にもしっかりと目を向けましょう。少なくとも、ポイント還元率が親カードと同じタイプを選ぶようにしたいものです。
高還元でも発行手数料や年会費が必要となるETCカードも少なくない!
親カードとなるクレジットカードのポイント還元率が高くて魅力的でも、ETCカードをまったく利用しない状態で年会費だけ支払っている状態ではとてももったいないことです。親カードでせっせとポイントを稼いでも、毎年ETCカードの年会費分だけ捨ててしまっているのと同じです。
高還元率のクレジットカードでETCカードの発行で発行手数料や年会費が必要となる代表的なクレジットカードは次のようになります。
クレジットカード | 発行手数料や年会費等の有無 |
---|---|
![]() Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント) |
クレジットカード年会費無料/還元率1.0%:100円で1ポイント ETCカード年会費無料 ※一定期間ETCカードの利用がないと更新時に新しいETCカードの発行を受けられない |
![]() dカード |
クレジットカード年会費1,250円+税/還元率1.0%:100円で1ポイント ※初年度無料、年間1回でも使えば翌年無料 ETCカード年会費500円+税 ※初年度は年会費無料で年1回でも利用があれば翌年もETCカード年会費無料 |
![]() リクルートカード |
クレジットカード年会費無料/1.2%還元:総額に1.2%をかけて算出。 ETCカード年会費無料 ※発行手数料として1,000円+税 ただしJCBブランドは無料 |
![]() 楽天カード |
クレジットカード年会費無料/還元率1.0%:100円で1ポイント ETCカード年会費500円+税 ※ただし楽天ゴールドカード保持者や楽天のダイヤモンド会員以上はETCカード年会費無料 |
![]() Yahoo!JAPANカード |
クレジットカード年会費無料/還元率1.0%:100円で1ポイント。 ETCカード年会費500円+税 |
ほんの一例ですが、これらはポイント還元率の高いクレジットカードとして知られています。しかし、せっかくETCカードを発行しても利用しなければ発行手数料や年会費の分が無駄になってしまいますし、それでは持つ意味もなくなってしまいます。年会費500円+税のETCカードであれば、ETCカードを持っているだけで毎年500円分のポイントを捨ててしまうのと同じですよね。
じっくり選ぶなら年会費・発行手数料無料もしくは年1回で無料のETCカードがおすすめ
たまに高速道路を利用するのであれば、例えば年1回以上の利用で翌年の年会費が無料になるタイプを選ぶのもいいでしょう。逆に、数年に1回利用するかどうかというような状態であれば、最初から年会費無料のETCカードを選んでおく方がいいでしょう。
なぜなら、年会費が500円+税であれば、ポイント還元率1.0%としても高速道路を年間50,000円も利用しなければ元を取ることができないからです。年会費の必要なETCカードは、まさにヘビーユーザー向けなのです。
年会費はできれば無料の方がイイ!無料でも特典や還元率・安心感の高いクレジットカードを利用者目線で徹底解明。今すぐ見つかるオススメの一枚
ほとんどETCを利用しないならポイント付与よりも発行手数料や年会費が無料の方がお得感がある
繰り返しになってしまいますが、ほとんど高速道路を利用しないのであれば、発行手数料や年会費はやはりゼロの方がお得です。その理由についておさらいしておきましょう。
ETC利用でポイント還元は凄く魅力!でも年会費の元を取るのが難しい
ETCカードの利用でポイントが付与されるのは魅力です。もちろん、親カードのポイント還元率が高ければ高いほどその魅力度もアップします。しかし、ETCカードにかかる発行手数料や年会費は、ETCカードそのもので元を取らなければ意味がありません。
仮に、ETCカードの発行手数料が1,000円+税、年会費が500円+税だったとしましょう。初年度は合計で1,500円+税の付帯費用がかかります。親カードのポイント還元率が1.0%という高還元率であっても、初年度だけで150,000円分もの高速道路利用額に匹敵します。
少なくとも、初年度の年会費が無料で、年1回以上の利用で翌年の年会費が無料になるタイプであればいいのですが、どれだけ高還元率のカードでも、ETCカードのチョイスを誤ってしまうと、知らず知らずのうちに無駄が発生してしまうのです。
ETCではポイントが付与されないタイプもある?
非常に稀ではありますが、ETCカードではまったくポイントが付与されないタイプも存在します。一部の提携カードなどに限られますが、万が一にもお使いのクレジットカードと紐づけて発行したETCカードがポイント付与対象外というのでは本末転倒です。なので、一度確認しておくことをおすすめします。
【年会費無料】でETCカードを作る!発行手数料も無料のETCカード3種類!
ではここで、ポイント高還元率で、かつ発行手数料や年会費無料でETCカードを発行可能なおすすめクレジットカードをご紹介しましょう。ポイント高還元の目安として、ここでは「1.0%」を基準にご紹介します。これからETCカードデビューをする方は、ぜひ参考にしてみてください。
Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)
還元率1.0%という高還元率が魅力で、「ポイント収集特化型」とも言われる『Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)』を親カードとしてオリコETCカードを申し込むのがおすすめです。親カードの年会費も無料です。
ただし、一定期間ETCの利用がないと、ETCカード更新時に新しいETCカードの発行を受けられないため、注意が必要です。
年会費無料・発行手数料無料・ポイント高還元の3拍子揃ったカード!
例えば、1.5%という高還元率で知られる『P-one WIZ』は、上でご紹介したように発行手数料や更新手数料としてそれぞれ1,000円+税が必要です。ポイント換算では、高速道路を67,000円弱利用しなければなりません。1か月に5,000~6,000円ほどの利用が必要ということですね。
せっかくの高還元カードでも高速道路を利用しなければやはり手数料の分だけ大きな無駄となります。ほどよく高速道路を利用する人には『Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)』の方がおすすめです。
Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)

常時1%還元!Amazon2%!楽天市場・ヤフーも合計3%還元
年会費(1年目) | 無料 | 年会費(2年~) | 無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%~2.0% | 発行期間 | 最短8営業日 |
JCB EIT(ジェーシービーエイト)カード
『JCB EIT(ジェーシービー エイト)カード』(年会費無料/還元率1.0%)も年会費無料で、ポイント還元率が1.0%という高還元カードです。150種類ほどもあるJCBのクレジットカードの中でも比較的人気の高い1枚で、年会費無料のクレジットカードとしては非常に魅力的な特典が付帯しています。JCBの本気度が垣間見えます。
ただし、リボ払い専用カードということもあり、リボ払い手数料も気になるところですが、初回のリボ払い手数料が無料になるというサービスが付帯しています。
リボ払い専用カードだが一括支払いも可能なカード
『JCB EIT(ジェーシービーエイト)カード』はリボ払い専用ですが、JCBのインターネット会員サービス「MyJCB」から支払方法を一括に変更することも可能です。いかに上手に活用していくかも重要で、リボ払い設定のままではメインカードとしてはあまりおすすめできませんが、サブカードとしてはおすすめです。
もちろん、支払方法を一括へと変更すればメインカードとしての利用も大いにアリです。ETCカードも発行手数料や年会費が無料ですので、高速道路の利用頻度の少ない人にもおすすめできます。
ライフカード<年会費無料>
『ライフカード<年会費無料>』(年会費無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)はポイント還元率0.5%ですが、誕生月の特典が有名です。ETCカードの発行も手数料無料で年会費もかかりません。入会後1年間はポイント1.5倍、年間50万円以上の利用で300ポイント付与、誕生日月にはポイントが5倍となるなどボーナスポイントが魅力。
年会費無料で気軽に発行できるETCカードとしておすすめ
ポイントの有効期限こそ2年間という制限がありますが、手続きをすればさらに2年間延長することも可能なのでガッツリと貯められますから、メインカードとしても活躍してくれます。ETCカードにしても、高速道路を利用してもしなくても付帯費用が発生しませんし、「必要になったら使う程度」というだけでもいいので、持っていて損はありません。