
クレジットカードを有効活用する方法の一つとしておすすめしたいのが、家族カードです。家族カードとは、自分以外の家族に対して発行してもらえる追加のクレジットカードです。家族でクレジットカードを上手に活用したいと考えているあなたにおすすめしたい、家族カードのおすすめ活用法をたっぷりと紹介します。
目次
家族カードのおすすめ活用術・クレジットカードのメリットを活かす選び方
「家族カード」はクレジットカードに追加して持つことができる追加カードです。本会員の配偶者や子どもなどの家族が発行してもらうことができます。
家族カードは安定した収入のない専業主婦や学生などでも家族会員としてクレジットカードを取得できるのがポイント。見た目も本会員が持つクレジットカードそのものです。しかも付帯特典は本会員に準じる一方で、年会費が本会員よりも安くなることが多く、活用法次第では非常にお得になるクレジットカードなのです!

家族カードは親カードに追加で発行できる家族用クレジットカード!審査に通りやすく年会費無料も多いです。海外旅行保険やショッピング保険などクレジットカードの特典も使えておすすめです。
家族カードが発行できるクレジットカードをおすすめしたい理由
クレジットカードの中には家族カードが発行できるものと、発行できないものがあります。クレジットカードを選ぶ場合には目的に合うものを優先的にピックアップしながら選択肢を絞っていきますが、クレジットカードを利用する機会がある家族がいる場合には家族カードを発行できるものを選択肢に入れてください。
家族でクレジットカードを持つなら、家族カードにこだわらなくても一人ひとりが違うクレジットカードを持っても良いのでは?という考え方もありますが、家族カードならではの特徴を活かすことでクレジットカードのメリットを最大限発揮できるのです。
家族がいるならおすすめ!家族カードを発行する方法
家族カードを発行する方法は、家族カードを発行できるクレジットカードを持つことが前提になります。家族カードは本会員に発行される「親カード」に付帯して発行される「子カード」という扱いになります。あらかじめ所有している親カードに子カードを追加する形で申し込みをするだけで発行されます。
ただし、クレジットカード会社によって発行できる家族カードの枚数には限りがあります。家族カードを必要とする人数に応じて発行可能枚数を確認しておくことをおすすめします。

クレジットカードは信用取引を行うため満18歳以上で安定収入があることが申請条件です。しかし学生や主婦、クレジット会社によってはフリーター・アルバイトの方も利用可能です。
家族カードのメリットとおすすめ活用法・6つのポイント
家族カードを発行することでクレジットカードのメリットを最大限発揮できる理由は以下の6つのポイントをチェックしてください。
①家族カードは年会費がお得!
クレジットカード会社によって異なりますが、家族カードの場合は年会費無料または格安に設定されています。例えば、夫婦と大学生の子供一人が【親カード年会費5,000円、家族カード年会費無料】というクレジットカードを所有する場合で考えてみると…
- 家族3人がそれぞれクレジットカードを持つ場合:年会費 5,000円×3人分=15,000円
- 夫が親カード、妻と子供が家族カードを持つ場合:年会費 5,000円×1人分=5,000円
家族がバラバラにクレジットカードを持つよりも、親カード以外は家族カードにした方が年会費分だけでもかなりお得になることがわかります。
年会費無料カードよりもゴールドカードやプラチナカードでお得
この年会費のメリットはもちろん年会費無料カードには通用しません。一番お得なのは、高額の年会費が必要となる年会費10,000円クラスのゴールドカードや数万円クラスのプラチナカードで家族カードを発行することです。
年会費が半額や数分の1はもちろん、時には無料でもう1枚ゴールドカードやプラチナカードを発行してもらえます。海外旅行保険や優待特典はそのまま家族会員も利用できるため、コストパフォーマンスは最高です。最もメリットの大きい家族カードの活用方法です。
ステータスや年会費、ポイント還元率などを基準にゴールドカードを比較しました。海外旅行保険や国内旅行保険、家族特約の有無、ゴールドデスク、空港ラウンジサービスの質などがランキングの基準です。
②家族カードはポイントが貯まりやすい
家族カードを持つ大きなメリットとして実感できるのが、クレジットカードのポイント還元サービスです。ポイント還元サービスはほとんどのクレジットカードに付帯サービスとして用意されているもので、クレジットカードの利用額に応じてポイントが還元されます。
当然ながら利用額が多くなるほどポイント還元額も多くなります。貯めたポイントは商品交換やクレジットカードのお支払額に充当することができます。
家族がバラバラにクレジットカードを所有している場合でも同じようにポイントを貯められますが、ポイントを交換できるまでなかなか貯まらないことが多くてせっかくのポイント還元サービスを有効活用しきれないケースも少なくありません。
家族でクレジットカードを持つなら、家族カードを使って効率良くポイントを貯める方が圧倒的に有利なのです。
高還元カードがクレジットカード選びの基本です。貯まったポイントをTポイントやPontaなどの共通ポイントや楽天EdyやSuicaなどの電子マネー、Amazonギフト券などの商品券に交換できると更にお得です。
③家族カードもクレジットカードの付帯特典を活用できる
クレジットカードには様々な付帯サービスが用意されていますが、家族カードの所有者にも親カードと同様の付帯サービスが用意されているものが多いです。
例えば海外・国内旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードも多いですが、補償対象になるのはクレジットカードの所有者だけですが、家族カードを所有している場合は家族も補償対象になるので万が一の時は安心です。クレジットカードによっては親カードと補償内容が異なる場合もありますが、もしもの時に備えた付帯保険に加入できるのは大きなメリットになります。

クレジットカードを有効活用したいと考えている女性におすすめなのが女性向けクレジットカードです。一般のクレジットカードも含めて、女性に合った選び方について詳しく解説します。
③家族カードは審査が通りやすい
本来であればクレジットカードは券面に記載されているご本人しか利用できません。一緒に生活している家族にちょっとだけ貸して使わせる…というのもNGです。これでは不便なので家族にもクレジットカードを持たせたいけど、審査に通るか不安という場合に便利なのが家族カードです。
家族カードはあくまでも親カードに付帯する子カードとして扱われるため、家族カードの申し込みをしても新たに申し込みをした家族の審査が行われることがありません。
例えば、支払遅延の過去があっていわゆるブラック属性になった家族がいる場合、単独でクレジットカードを申し込みしても審査で落とされてしまうためクレジットカードを持てません。しかし、家族カードの場合はあくまでも審査対象になるのは親カード所有者なので、親カード所有者に問題がなければブラック属性でも家族カードを持つことができるのです。

無職でもクレジットカードを持ちたい!安定した収入が無い無職だとクレジットカードの審査に落ちる可能性が高い。職業に就いていない方が審査に通る方法を解説します。
⑤家族カードは支払いを一元管理できる
家族がバラバラのクレジットカードを所有している場合は、支払い日もバラバラで何にクレジットカードを利用したのかわからないため、不明瞭な支払いが増えやすい面もあります。しかし、家族カードにすることでクレジットカードの支払いを一元管理できるため、クレジットカードの利用内容を掴みやすいというメリットがあります。特に子供へクレジットカードを持たせる場合には家族カードにした方が便利で安心できます。
⑥家族カードでも本会員はクレヒスを育てられる
今所有しているクレジットカードのランクを将来的にはゴールドカードやプラチナカードへとランクアップさせたいと考えている場合は、家族カードを発行することでクレヒス(クレジットヒストリー)を有利にできる面があります。
クレヒスはクレジットカードの審査で参考にされる個人信用情報に登録されるクレジットカードの利用歴です。良いクレヒスを残すためには、利用歴が長くて毎月きちんと支払いしているという事実が必要です。家族カードを発行して利用頻度や利用金額を増やし、きちんと支払いし続けるだけで、良いクレヒスを更新し続けることができるのです。そのため安定して運用すれば本会員も個人信用情報機関で良い評価を受けることができます。
個人信用情報が良い内容であるほど、ゴールドカードやプラチナカードへランクアップする場合の審査が有利になります。

クレジットカード審査の流れは同じです。信用情報機関へ照会しクレヒス(クレジットヒストリー=信用履歴)を確認し在籍確認を行います。審査基準と方法、審査の仕組みを解説します。
要注意!家族カードの発行・利用で気をつけるべきポイント
何かとメリットが多い家族カードですが、デメリットとなる面も忘れてはいけません。上手に有効活用するためにも注意したいポイントをしっかり抑えておくことも大切です。
家族カードは過剰利用を防ぐために厳重な管理をおすすめ
家族カードを家族に渡すということは、家族が個々でクレジットカードを利用できる環境になるということです。クレジットカード決済は一時的とはいえ借金であるという感覚をきちんと認識していなければ、ついうっかり使いすぎてしまう場合も想定されるので注意が必要です。家族でしっかり話し合って毎月利用できる金額を決めておくことや、毎月クレジットカードの利用明細をチェックしておくことも大切です。
本会員は毎月のクレジットカード利用額の把握が必要
なお、家族カードの利用枠は親カードの利用枠の範囲内に設定されています。例えば親カードの利用限度額が50万円の場合は、家族カードも含めて50万円まで利用できるという意味です。既に親カードが30万円利用している場合は、親カードと家族カードを含めて20万円まで利用できます。
ほとんどのクレジットカードは家族カードの利用枠を個別に設定できません。そのため親カードの所有者が責任を持って管理しなければならないので、家族ときちんと話し合ってから家族カードの申し込みをしてください。特にリボ払いなどになっている場合は負債が雪だるま式に貯まっていかないように気をつけて下さい。
リボルビング払いはショッピング代金を毎月一定の金額で支払うことのできる分割払い方法。初心者には利便性が魅力的ですが手軽さにつられて使いすぎてしまうと際限のない返済(リボ地獄)が待っています。
家族カードは発行枚数が限られる場合もある
家族カードを持たせたい家族が複数人いる場合に気をつけたいのは、家族カードの発行枚数に限りがある点です。クレジットカードによって発行できる家族カードの枚数は1~5枚などに設定されています。また、家族カード1枚目までは年会費無料で、2枚目以上は年会費が別途必要という場合もあります。
親カードになるクレジットカードを選ぶ際には、家族カードの発行条件をよく確認したうえで用途に合ったものを選択しましょう。

一般カードにはない、ゴールドカードの付帯サービスの魅力について解説します。ゴールド会員限定の特典と付帯サービスを各項目に分けて紹介。空港ラウンジやプライオリティ・パス、旅行保険などが違います。
家族カードを作るならおすすめしたいクレジットカード3選
家族カードを作ることを前提にして親カードになるクレジットカードを選ぶ場合におすすめできるものを3種類ピックアップしてみました。あなたのライフスタイルに合ったものを選ぶ参考にしてください。
セゾン ゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
『セゾン ゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』(年会費10,000円+税※初年度無料/還元率0.75%:1,000円で1.5ポイント=7.5円相当)は、アメックスの券面で人気のセゾンカードです。ポイント還元サービスの有効期限がないため、目標に合わせてポイントを貯めやすいのが特徴です。家族で利用するとポイントもどんどん貯めるので、ポイント還元を目的で利用するならイチオシのクレジットカードです。
本会員年会費 | 初年度無料 2年目以降10,000円+税 |
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家族カード年会費 | 1枚につき1,000円+税 |
家族カード発行可能枚数 | 4枚まで(18歳以上の同姓家族) |
ポイント還元 | 1,000円で1ポイント (ネットショッピングで最大30倍) 1ポイント=5円相当 |
家族カードの主な特典 | 【本会員と同様のサービス】 国内空港ラウンジサービス 空港手荷物無料宅配サービス 西友・LIVIN優待 アメリカン・エキスプレス・コネクト(国内・海外で割引優待) オンラインプロテクション キャッシング機能あり |
セゾン ゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

コスパ最強のゴールド!還元率と保険は本家アメックスより上
年会費(1年目) | 無料 | 年会費(2年~) | 10,000円+税 |
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還元率 | 0.75%~1.0% | 発行期間 | 最短3営業日 |
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD(オリコカード ザ ポイント プレミアムゴールド)
『Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD(オリコカード ザ ポイント プレミアムゴールド)』(年会費1,806円+税/還元率1.0%:100円で1ポイント)はポイント還元率が1%以上で、アマゾンで特に還元率が高いクレジットカードです。
ポイントを貯めやすいクレジットカードとして有名ですが、有効期限が1年なので目標額まで達成させるのが難しいという声もあります。でも家族カードもあれば2人以上で効率良くポイントが貯まるのでおすすめ! 家族でネット通販を利用する、ポイントをがっつり貯めて活用したいという場合に最適です。
本会員年会費 | 初年度無料 2年目以降1,806円+税 |
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家族カード年会費 | 永年無料 |
家族カード発行可能枚数 | 3枚まで(本会員と生計を共にしている18歳以上の家族) |
ポイント還元 | 100円で1オリコポイント 1ポイント=1円相当 |
家族カードの主な特典 | 【本会員と同様のサービス】 Amazonで最大3.5%のポイント還元率 国内・海外旅行保険 ショッピングガード保険 紛失・盗難補償 トラベルサポート |
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD(オリコカード ザ ポイント プレミアムゴールド)

Amazon最大3.5%!ポイント還元率に特化したゴールドカード
年会費(1年目) | 1,806円+税 | 年会費(2年~) | 1,806円+税 |
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還元率 | 1.0%~3.5% | 発行期間 | 最短8営業日 |
楽天ゴールドカード
『楽天ゴールドカード』(年会費2,000円+税/還元率1.0%:100円で1ポイント)はネット通販を利用する機会が多い方におすすめです。楽天市場では楽天カード会員向けの優待セールを頻繁に実施しているので、本会員と合わせて家族カードを活用するとポイントがどんどん貯まります。
さらに家族カード所有者も空港ラウンジ無料サービスが利用可能! 海外旅行傷害保険の補償対象にもなるので、海外旅行に出かける機会が多い家族にもおすすめです。
本会員年会費 | 初年度無料 2年目以降2,000円+税 |
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家族カード年会費 | 永年無料 |
家族カード発行可能枚数 | 5枚まで(本会員と生計を共にしている18歳以上の家族) |
ポイント還元 | 100円で1ポイント 1ポイント=1円相当 |
家族カードの主な特典 | 【本会員と同様のサービス】 楽天市場でポイント還元率5% 空港ラウンジ無料サービス ネット不正あんしん制度 お知らせメール 盗難保険 海外旅行傷害保険 商品未着あんしん制度 |
ゴールドカードのメリットを活かすなら家族カードの発行がおすすめ!
家族でクレジットカードを活用したい場合には、家族カードを利用するのがお得で便利なことがおわかりいただけたかと思います。特にゴールドカード以上で特典が手厚いクレジットカードの場合、その特典の利用のためだけにでも発行するメリットがあります。
もしも家族でクレジットカードを必要とする人がいるなら、新規にクレジットカードを申し込みするか、今まで所有しているクレジットカードの見直しを検討しましょう。
家族カードを上手に使いこなすためには、まずはライフスタイルに合った親カードを選び、家族カードの付帯サービスを確認して絞り込むことをおすすめします。
海外旅行クレジットカードランキングは海外旅行で本当に活躍すると口コミで評判のクレジットカードを比較したランキングです。海外旅行傷害保険の自動付帯や家族特約、空港ラウンジで比較しました。