学生カードとは? 学生専用クレジットカードの選び方・メリット・デメリット

『学生カード』は大学生や専門学校生など18歳以上で各種学校に通っている方だけが申し込めるクレジットカードのこと。学生専用クレジットカードとも呼ばれます。
在学時限定で年会費が無料だったり、ポイント還元率やマイル移行手数料が優遇されたり、学生カードならではの特典があります。学生専用と言うことで利用限度額は低く抑えられていますが、クレジットカードの審査に通りやすいのも魅力の1つ。学生カードについて解説します。
学生カード(学生専用クレジットカード)とは?
学生カードは18歳以上の学生(高校生除く)だけが申し込める学生専用クレジットカード
学生カードとは、「学生専用」と銘打たれた高校生以上の学生だけが申し込めるクレジットカードです。18歳以上でも高校生は除かれます。
「在学中は年会費無料」などのメリットが多く、クレジットカード会社でも将来の優良顧客の囲い込みのために各種特典を付けて、入会を競っています。もちろん、これらの条件を掛け持ちしているものもあります。
学生カードは年会費無料で凄い特典!審査も特別に通りやすい
「学生専用」と設定されているものでは、『三井住友VISAクラシックカード(学生)』(年会費無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)が最も有名。年会費無料で学生なら審査にも通りやすいです。
その他のクレジットカードでも各クレジットカード会社の魅力的な特典付き学生カードがあります。以下、こうした学生カードについて解説していきます。
- 『学生専用ライフカード』(年会費無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)海外旅行で利用した分の5%がキャッシュバック
- 『三井住友VISAクラシックカードA(学生)』(年会費実質無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)日本で一番有名なVISAカード。在学中年会費無料
- 『ANA JCBカード(学生用)』(年会費無料/還元率1.0%:1,000円で1ポイント=10マイル相当)在学中年会費無料!10マイルコースも無料!最強のANAカード
学生におすすめの学生専用クレジットカード3選
学生専用ライフカード
『学生専用ライフカード』(年会費無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)は卒業旅行で海外に行く学生さんには必須と言える学生専用クレジットカードです。まず間違いなく審査に通る上、海外旅行で使ったクレジット支払いの5%が確実にお得になります。というのも学生専用ライフカードは学生だけの特典で海外利用分の5%をキャッシュバックしてくれるからです。
海外旅行傷害保険も自動付帯で傷害疾病治療費も最高200万円まで補償。年会費無料で欠点は一つもありません。学生さんは必ず持っておきたいクレジットカードです。
学生専用ライフカード
三井住友VISAクラシックカードA(学生)
『三井住友VISAクラシックカード』(初年度無料、年会費1,250円+税※条件付き無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)は還元率が0.5%の学生専用カード。最高2500万円まで補償してくれる高額の海外旅行傷害保険が付いて実質年会費無料にできるクラシックカードAがおすすめです。こちらも工夫すれば実質年会費無料で使える学生クレジットカードです。
通常はクラシックカードAは1,500円+税の年会費がかかります。それが学生カードであれば初年度年会費無料、さらに「マイ・ペイすリボ」に登録すれば、翌年度以降も在学中無料で使えます。「マイ・ペイすリボ」はリボ払い手数料を無料にできるため、実質、年会費無料です。
三井住友カード (学生) / 三井住友カード A (学生)
ANA JCBカード(学生用)
『ANA JCBカード(学生用)』(年会費無料/還元率1.0%:1,000円で1ポイント=10マイル相当)は年会費無料で使える学生専用のANAカード!ゴールドカード以上の特典が付帯する実質最強のANAカードです。
通常は2,000円の年会費に5,000円以上のオプション代がかかる10マイルコース(100円で1マイルを還元)が無料。さらに学生は入会と3年間の継続でボーナスマイルが最大6,000マイルももらえるのです。早く入会すればするほどお得です。できるだけ大学1回生や専門学校の1年生の内に申し込みましょう。
ANA JCBカード(学生用)
学生がクレジットカードを選ぶ【7つの選び方】
海外旅行前とかでとにかく急ぐなら即日発行!審査スピード重視で選ぶ
即日発行の利点は、クレジットカードがすぐに手元に届くこと。卒業旅行直前とかで急ぎでクレジットカードが欲しいのであれば、とにもかくにも審査スピード重視で選ぶことが先決です。
学生専用クレジットカードに即日発行カードはありませんが、『エポスカード』ならマルイの店舗で、セゾン発行のクレジットカードならセゾンカウンターで、受け取ることができますので、そうした即日発行に対応しているクレジットカードを中心に選びましょう
海外旅行で使うならアメックスカード!?学生がステータス重視で選ぶならセゾンアメックス
海外旅行でクレジットカードを活用したいなら『アメリカン・エキスプレス・カード(AMEX)』などのようなステータスカード重視で選ぶのがおすすめです。その理由は、海外での認知度です。特にAMEXは海外でもステータスカードとしての地位を不動のものにしています。
海外ではクレジットカード利用が当たり前ですし、ステータスカードとして認知されているカードを利用することで個人そのものの信用性も著しくアップします。それがAMEXであれば申し分ありません。学生が『アメリカン・エキスプレス・カード』を持つのは無理ですが、『セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード』なら学生でも申し込めます。券面デザインも本家AMEXと同じ百人隊長ですので、それがAMEXブランドを冠したクレジットカードであることもすぐに分かります。
クレジットカードを持つなら普段からお得に使いたい!還元率重視で選ぶ
せっかくクレジットカードを持つなら、海外旅行だけでなく普段使いとしても活用したいものです。その場合はポイント還元率重視でカードを選ぶのがいいでしょう。しっかりポイントを貯めてお得に活用できますから、日常生活のあらゆるシーンで手離せないアイテムになります。
提携店舗で利用すると還元率が倍増する『JCB CARD EXTAGE』は、スターバックスやセブンイレブンなどでお得ですから学生の生活シーンにもマッチしているでしょうし、還元率こそ平凡でも、例えば『セゾンカードインターナショナル』なら、永久不滅ポイントでいつまでもポイントが消滅することなくガッツリ貯め込むこともできます。
安心・安全に海外旅行を楽しみたい!付帯保険重視で選ぶ
安心・安全に海外旅行を楽しみたいなら、海外旅行保険など付帯保険の充実しているカードを優先的に選びましょう。特に、AMEXブランドに付帯する海外旅行保険は充実度が高いのですすめです。『セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード』などであれば、最高3,000万円で傷害・疾病治療費で300万円の補償が付帯します。学生でも申し込めるのでおすすめです。
また、見逃せないのが『エポスカード』の海外旅行保険です。傷害死亡・後遺障害こそ最高500万円と少な目ですが、最も肝心な傷害治療費(200万円)と疾病治療費(270万円)が付帯します。年会費無料カードで傷害・疾病治療費が付帯するのは貴重です。
はじめて持つなら銀行系カードがおすすめ!将来性重視で選ぶ
クレジットカードでの利用実績を大切に蓄積して、将来的にステータスカードへとステップアップしたいと考えているなら、銀行系のクレジットカードを持つのがおすすめです。例えば『三井住友VISAデビュープラスカード』ならクレジットカードが初めての学生でも申し込めます。しかも最短3営業日のスピード発行ですし、26歳になると自動的に20代限定の『三井住友VISAプライムゴールドカード』へとランクアップ。さらに、30歳になると『三井住友VISAゴールドカード』へとステップアップを果たせます。こうした銀行系の「成長型クレジットカード」を最初にチョイスしておくと、将来的なステータスカードホルダーを目指せます。
海外旅行ならフライトマイルもたくさん貯まる!航空会社カードで選ぶ
卒業旅行などで海外へ行くなら、ぜひマイル獲得にもチャレンジしてみたいと考える方もいるはず。そんな場合は、航空会社発行のクレジットカードにも目を向けてみましょう。学生なら、『ANA VISA/Master学生カード』や『JALカードnavi《学生カード》』などがおすすめです。
『ANA VISA/Master学生カード』なら在学中年会費無料でマイル交換手数料無料、『JALカードnavi《学生カード》』も在学中年会費無料で在学中のマイル有効期限も無期限となるなど、学生に嬉しい特典が付帯します。もちろん、どちらも海外旅行保険付帯です。即日発行とはいきませんが、学生マイラーにはおすすめです。
学生らしくスタイルにもこだわりたい!デザイン重視で選ぶ
学生などの若者であれば、個性的なデザインにこだわりたいという方も少なくないでしょう。クレジットカードのデザインはどれも個性的とは言えませんが、スピード発行可能なクレジットカードにもデザイン重視派におすすめのカードがあります。
『JCB CARD EXTAGE』のように3つのカラー+ディズニーデザインを選べるカードもありますし、『エポスカード』には80種類近くものデザインから選べる『エポスデザインカード』もあります。また、百人隊長の券面デザインでステータス性を前面に押し出した『セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード』も威張り度抜群で個性派におすすめできる1枚です。
学生専用クレジットカードのメリット
学生カードのメリットは、一覧にすると下のようになります。
- 年会費が無料(もしくは激安)
- その割には、付帯するサービスが多い
- 借入枠が適度に制限される(特にキャッシング)
これらがまず「学生カードならでは」のメリットです。そして、「大学生・専門学校生がクレジットカードを持つメリット」は下のようになります。
- Amazonなどでの買い物がしやすい
- コンビニなどの買い物もしやすい(小銭がいらない)
- ポイント・マイルで得する
- お金がない時、消費者金融で借りるより楽
これらは大人・社会人でも共通しているメリットですが、大学生になってこれらのメリットを初めて体験すると、大人になった気分がして、振る舞いにも影響が出るでしょう。(いい影響になるようにしていただきたいですが)
学生専用クレジットカードのデメリット
逆に学生カードのデメリット・短所は何かというと、下の通りです。
- 学生専用クレジットカードの種類が少ない
- 20歳未満は親権者の同意が必要
- 利用限度額が低い
利用限度額が低いのは信用度が低いから。そして後者はどれも「本人の問題」というもので、別にクレジットカード自体が悪いわけではありません。なので、デメリット・短所というべきかどうか…という感じですが、一応これらの指摘ができます。
(1)学生は申し込めるクレジットカードが限られる!20歳未満は選択肢が少ない!
クレジットカードは、主に働いていて収入のある社会人に向けたものが多いため、学生でも申し込めるクレジットカードは種類が限られてしまいます。20以上から申し込めても学生では審査に通らないケースもありますので、学生は「学生OK」と謳っているクレジットカードにしか申し込めません。
仮に学生を対象としていないクレジットカードの審査に通ったとしても、維持コストが負担になることも考えられますし、付帯サービスを使いこなせないことだって考えられます。学生ではそのクレジットカードを持て余してしまう――つまり荷が重いアイテムとなり得る可能性もあります。
(2)20歳未満はクレジットカードのお申込で親権者の同意が必要!
学生OKのクレジットカードでも、20歳未満は親権者の同意が必要となるケースがほとんどです。同意を得られなければ当然クレジットカードを持つことはできません。同意書などの重々しい手続きは不要ですが、親権者の了解がなければ発行させることはありません。20歳以上であれば親権者の同意不要で申し込むことができます。
(3)学生は利用限度額が低く設定される!クレジットカードの使いすぎに注意!
まだまだ社会的な信用性に乏しい学生の場合、クレジットカードに設定される利用限度額も低めに設定されます。これは使いすぎを防ぐ意味でも致し方ありませんが、すぐに限度額一杯まで使い切ってしまうことのないように気を付けましょう。必要な時に必要に応じて使うのが賢い使い方です。
学生がクレジットカードを持つときの注意点!
どのくらいの返済事故で、ブラックリスト?
学生でブラックリストに入ることは普通だったらまずならないので大丈夫です。61日~3ヶ月の延滞・滞納となっています。これはクレジットカードだけではなく、日本学生支援機構の奨学金でも、公式に採用されている基準です。(公式サイトに書かれています)
このくらいの悪質な遅延・延滞をすると、JICC・CIC・KSCという個人信用情報機関にその重度の遅延の情報が記録されます。銀行カードローン・消費者金融やクレジットカードなどの審査は、すべてこの個人信用情報をチェックしながら行うので、この個人信用情報に「ブラックリスト」の情報があると、それでありとあらゆる借入審査に、一定期間通らなくなるわけです。
学生でもブラックリスト入りする可能性はあります
なので、金銭感覚がルーズで、働く気もあまりない学生さんがクレジットカードを作ると、そうしてブラックリストに入って、今後の経済生活が送りにくくなる…というリスクもあります。しかし、これはクレジットカードの問題ではなく、本人の人生の問題なので、そういう意味ではデメリット・短所とカウントするべきではないでしょう。
(お酒のデメリットが「アル中になるリスクがある」というようなものです。これでお酒が悪だなどと言ったら、禁酒法時代のアメリカのように、アルカポネを生み出すことになってしまいます)
学生がクレジットカードを比較する【3つのポイント】
学生カードの選び方は、下の3通りに分かれます。
- 「還元率」重視
- 「将来性(クレヒス蓄積)」重視
- 「海外旅行」重視
以下、これらの選び方について説明していきます。
①…還元率重視で学生カードを選ぶ
ポイント・マイルの還元率を重視するという、社会人のクレジットカードでも一般的な選び方です。一番実用的なメリットが多い選択方法ですね。
マイル・ポイントの還元率で選ぶ場合は、学生クレジットカードでは『JALカードnavi《学生カード》』(年会費2,000円+税/還元率1.0%:100円で1マイル)がおすすめです。マイルは2円相当の価値があるとされていますから、100円で1マイルは実質、還元率2%相当になります。
学生カード以外の高還元率カードもおすすめ
学生限定で無ければ、『JCB CARD W/JCB CARD W plus L 【JCB ORIGINAL SERIES】』(年会費無料※39歳以下限定/還元率1.0%:1,000円で0.5ポイント+JCBプレモカードチャージ0.5ポイント=10円相当)がおすすめです。常時1%の高還元率で、さらにAmazonで買い物する時は、2.0%の還元率となります。
なので、普段ネットショッピングをよく利用する学生さんは、それをAmazonでの買い物に切り替えるだけで、相当ポイントが貯まっていくでしょう。また、Amazonを利用しないにしても、セブン-イレブンで2%、スターバックスで3%という還元率はクレジットカードの世界では文句なしに「高還元率」と言われるレベルです。
学生の審査の通りやすさでも評判がいいので、還元率を重視する学生さんなら、『JCB CARD W』がいいといえます。
②…将来性(クレジットヒストリー)重視で学生カードを選ぶ
クレジットカードの審査で重要視されるのはクレジットヒストリー(クレヒス:信用履歴)です。クレヒスとは「借入・返済の履歴」「カードの利用実績」のことですが、どのクレジットカードでも、もちろんこれは蓄積されます。しかし、たとえば将来的に三井住友VISAカードのプラチナが欲しいなどの目標がある場合は、学生カードの段階から、そのカード会社のものを使った方がいいわけです。
同じ金額、返済状況でも、そのカード会社のクレジットカードを使ってきたか、他社のクレジットカードを使ってきたかでは、ランクが上のカードの審査に申し込む時、審査通過率がまったく違ってきますからね。
三井住友VISAデビュープラスカードがおすすめ
このような「クレジットヒストリー」を重視して学生カードを選ぶ場合は、「三井住友VISAデビュープラスカード」がおすすめです。理由は下の通りです。
- 三井住友VISAカードは、クレカの名門である
- 還元率が1.0%~2.5%と非常に高い
- 年会費は実質無料
- 26才を超えると、プライムゴールドに自動でランクアップ
と、このようなメリットがあります。
三井住友VISAカードには、学生専用の『三井住友VISAクラシックカード(学生)』(年会費無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)もあります。どちらかは学生の内に手に入れておくのがおすすめです。
③…海外旅行重視で学生カードを選ぶ
別に海外旅行でなくても国内旅行でもいいのですが、クレジットカード独特のメリットというと、やはり海外旅行の方が大きくなります。
- 国内旅行は、新幹線で行くことも多い
- 海外旅行の方が、金額が大きい(マイルが貯まりやすい)
- 旅行でのトラブルは、海外の方が圧倒的に多い(嬉しいことではないですが)
ということで、クレジットカードについてくる保険・ポイントの還元・空港ラウンジなどのメリットは、国内旅行より海外旅行の方が大きい…というわけです。
それで「海外旅行」と書いたのですが、大学生になると海外旅行によく行く人が増えるでしょう。バックパッカーとして激安旅行をする方もいれば、ヨーロッパなどにセレブな旅行に出かける女子大生もいるはずです(男子でもいいですが)。
どちらにしても、特に航空券についてはどうしても高額になるので、自然と「マイル」の活用が重要になります。マイルを効果的に貯めたいのであれば、やはりANA・JALなどの航空会社が提供するクレジットカードがベストとなります。
ANA VISA/Master 学生カード
JALもいいですが、ここではANAの学生カード『ANA JCBカード(学生用)』(年会費無料/還元率1.0%:1,000円で1ポイント=10マイル相当)をおすすめします。「VISA・Master」のどちらでも選べるということで「VISA・Master」の文字が入っていますが、要は「ANAの学生カード」です。
もし、貯まったANAマイルを「航空券」に使うのであれば、ANA学生カードの還元率は「約2%」になります。ポイントを箇条書きしましょう。
- 電子マネーに交換するなら、1ポイント1円である
- しかし、航空券に交換するなら、1ポイント2円程度の価値になる
ということです。「程度」というのは、交換するフライト・座席のクラスなどによって、毎回価値が変わるからです。まるで株券のように、その時々で「マイル=航空券」の価値はかわるのです。電子マネーとの交換だったら、いつも一定のレートですが。
大学が発行するクレジットカードもある!
一般的な学生カードとは違い「大学自体が発行するクレジットカード」というのもあります。大学カードと呼ばれるものですが、たとえば下のような大学が発行しています。
- 法政大学
- 専修大学
- 北海道大学
- 慶応大学
- 早稲田大学
- 愛知大学
- 日本大学
- 日本福祉大学
検索に出てきたものをざっと並べて一覧にしたものですが、まだ無数にあります。以下、大学が発行するクレジットカードとはどういうものなのか、特にトップに出てきた法政大学・専修大学の2枚のカードを例にとって、メリット・長所などをまとめます。
法政オレンジCAMPUSカード
法政大学も、クレジットカードを発行しています。在学中の学生さんも、卒業生の方も発行できるようになっています。
三井住友カードと提携して発行しているものですが、特に三井住友カードに就職しようとしている学生さんは、どういうカード会社なのかというリサーチや、面接の準備も兼ねて、取得しておくといいかも知れません。
(やはり、有名だからという理由で入社するより、実際に長年使ってみて…という方が説得力もありますし、筋が通っていますからね)
法政オレンジCAMPUSカードのメリット
この法政大学のクレジットカードのメリットは、下のようになっています。
- 借入枠が10万円までで、使いすぎることがない
- 生協の組合員カードとしても使える
- 海外でのキャッシングに両替手数料がかからない
- 利用金額に応じて、三井住友カードから法政大学への還元金がある
- この還元金とは別に、利用者にも通常のポイント・マイルの還元がある
キャッシング枠が10万円まで
最高限度額が10万円までで使いすぎない、というのは大学生のクレジットカードとしては、特に大きなメリットだといえます。「いや、いろいろ買い物できるように借入枠が大きい方がいい」と思う学生さんもいるかも知れませんが、学生の金銭感覚というのは自分が思っているほど、しっかりしたものではありません。
『闇金ウシジマくん』のサラリーマンくん編で、学生時代からの付き合いである小堀と板橋という二人のサラリーマンが、学生時代を振り返っています。そして板橋が「ローンを組んでまで買ったバイクに、それを払うためのバイトの通勤で乗っていただけだった」ことを振り返りながら、貴重な20代の青春を、つまらない消費の喜びに使い果たしたと言っています。
この学生時代の板橋のように「学生が、欲しいものを何でも買ってしまう」というのは、「結局、その物の支払いの奴隷になる」という点で、あまり自由ではないのです。物を買って支配したつもりが、自分の方が物に支配されている…ということですね。
別に学生だけではありません。大人が買うマイホームも、一部の方はそれに似た状態になっています(うちの父親も、酔った時さりげなく、そうつぶやいていました)。
人間が賢く生きるというのは、若者でも大人でもとても難しいのです。だからこそ、特に若いうちは致命的な失敗をしないよう、こうして借入限度額の歯止めがかかっている方がいいのです。なので、法政オレンジCAMPUSカードの「限度枠は10万円まで」というのは、一つのメリットと言っていいでしょう。
専修大学カード
専修大学も、独自のクレジットカードを持っています。これも法政オレンジCAMPUSカード同様、三井住友カードと提携して発行しているものなので、三井住友カードへの就職希望者の学生さんは、発行しておくといいでしょう。
もちろん、在学中の学生さんだけではなく、専修大学を卒業されたOBの方なども発行することができます。専修大学カードは、特にOBの方向けのメリットが大きいです。
専修大学カードのメリット
専修大学カードのメリット・長所は、下のような点が指摘できます。
- 校友会の弁護士・税理士・公認会計士などを紹介してもらえる
- 結婚式に、校友会会長の名前で、祝電が届く
- 提携店で優待割引が受けられる
- 在学生は、1250円の年会費が無料
- 入会の審査は、ネット完結でできる
特に校友会とのつながりが強くなるという点で、人脈が重要なビジネスをしている法人経営者・会社代表者などの方々は、発行するメリットがあるでしょう。信用金庫などの金融機関でも税理士などを紹介してもらうことはできますが、それよりも「専修大学の同窓生」という方が、最初からお互い親しみがあって、ビジネスでもいい関係を築きやすい可能性があります。
大学のクレジットカードでも、ネット完結
専修大学だけではありませんが、最近の進んだ大学のクレジットカードでは、大手の銀行カードローン・消費者金融のようにネット完結の審査ができるようになっています。
1993年にアコムの自動契約機(むじんくん)が登場した時「時代はここまで来たか」と当時の経済評論家などは衝撃を受けていたものですが、それから20年経ち、消費者信用の世界はさらに驚異的な進化を遂げているといえます。
なお、専修大学クレジットカードにはゴールドカードもあり、年会費は1万円となっています。通常のゴールドカードのような空港ラウンジ無料などの特典もつくので、普通のゴールドカードを持つつもりで発行する…というのもいいでしょう。
(意外かも知れませんが、大学のクレジットカードは空港ラウンジの特典や、国内旅行や海外旅行の傷害保険が、普通のクレジットカード、ゴールドカードのようについているのです)
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