国際ブランド(VISA・Master・JCB etc…)の違いと特徴

クレジットカード複数枚

クレジットカードの「国際ブランド」とは?

クレジットカードには「国際ブランド」があります。簡単に言うと「種類」に近いです。

  • VISA(ビザ)
  • MASTER(マスター)
  • JCB(ジェイシービー)
  • AMERICAN EXPRESS(アメックス)
  • Diners Club(ダイナース)

…というものです。下記のブランドロゴで知られています。

5大クレジットカード国際ブランドのロゴマーク

これが「5大国際ブランド」と呼ばれるもので、これに、

  • 銀聯(ぎんれん)
  • Discover(ディスカバー)

の2ブランドを加えて「7大国際ブランド」と呼ぶこともあります。こんな感じです。

7大国際ブランドのロゴマーク

以下、これらのクレジットカードの国際ブランドの違い・メリットなどをまとめていきます。

各国際ブランドの特徴を、一言で言うと?

まず、上に一覧にした「7大国際ブランド」の特徴を、それぞれ一覧にします。

  • VISA…一番使える加盟店・エリアが多い
  • MASTER…VISAに次いで、範囲が広い(ほぼ同じ)
  • JCB…日本では一番使える。アジア以外の海外では使いにくい
  • AMEX…ステータスが高い。海外旅行のサポートが充実
  • Diners…ステータスが高い。高級ブティックなどが多い
  • 銀聯…中国でもっとも便利
  • Discover…アメリカのブランド。特に使う場面はない

という風です。以下、それぞれのブランドについて簡単に書いていきます。

VISA(ビザ)…一番よく使える

VISA

VISAは「国際ブランドの中で、一番使いやすい」と言っていいでしょう。「使える国・地域の多さ」「同じ国の中での、加盟店の多さ」の両方で、5大ブランドの中でもナンバーワンとなっています。

VISAの名前の由来は?

VISA(ビザ)の名前の由来は、「Value Issuer Sevice Area」の頭文字をとっています。海外旅行などで必要になる「査証」のビザとは、関係ありません。

歴史をたどると、

  • 1958年に、バンク・オブ・アメリカが始めた

サービスで、50年以上の歴史を誇る国際ブランドとなっています。

三井住友VISAゴールドカードの概要

三井住友VISAゴールドカード

三井住友VISAゴールドカードの詳細情報はこちら

年会費 10,000円+税※条件付き割引あり
ポイント還元率 0.4%~
審査難易度 ランクA 難関クラス
審査の日数 最短3営業日

決済業務のシェアはナンバーワン

クレジットカードの「国際決済業務」のシェアでは、VISAがナンバーワンとなっています。要するに「世界で一番、よく使われているクレジットカード」ということ。

たくさん使われていれば、当然販売機会を増やしたい商店などもこぞって導入するので、「加盟店・エリア」の広さでも、ナンバーワンとなっているわけですね。

この辺、クレジットカードの世界も「勝者が全てを持っていく」ようになっているのですが、何はともあれ、一番便利なクレジットカードなので「どれか一枚のブランドだけ持つ」という時には、VISAを選ぶべきでしょう。

VISA本体は、クレジットカードを発行しない

実はVISA(ビザ)という組織は「決済業務」だけを担当しています。つまり、

  • AさんがVISAを使い「ドン・キホーテ」で買い物する
  • ドン・キホーテが、VISAに「Aさんの決済」について、照会する
  • VISAが「はい、OKです。Aさんはまだ融資枠があります」と応える
  • Aさんの買い物が、無事に完了する

…という風ですね。この「回答する」というのはあくまで例え話ですが、イメージやシステムとしてはこういう風になっている…ということです。

で、VISAはクレジットカードを発行しないなら、誰がVISAカードを発行しているのか。これは、

  • 銀行
  • 百貨店
  • 家電量販店

といった「私達が、日頃よく目にする会社・金融機関」なんですね。

VISAからライセンシングされた会社が、発行する

VISA(ビザ)は、先に書いた通り「決済業務」だけを担当します。そしてVISAが「うちのシステムを使っていいですよ」とライセンスを出した企業だけが、「VISAカードを発行できる」わけですね。

こうしてライセンスを受けた企業の中で一番有名なのが、「三井住友カード」です。三井住友カードというのは「クレジットカード会社の1つの社名」ですが、ここが発行するVISAカードが、有名な「三井住友VISAカード」です(VISAカードといったらこれ…という「代名詞」的な存在になっていますね)。

三井住友VISAクラシックカードの概要

三井住友VISAクラシックカード

三井住友VISAクラシックカードの詳細情報はこちら

年会費 実質無料※通常は2年目から1,250円+税
ポイント還元率 0.4%~1.0%
審査難易度 ランクB 上級クラス
発行期間 最短3営業日

コンビニから航空会社、ショッピングサイトまで幅広く対応

で、他にもVISA(ビザ)からライセンスを受けてVISAカードを発行している企業はたくさんあります。たとえばローソンも、「ローソンPontaカードVisa」を発行していますし、その他、

などの有名なクレジットカードも、軒並み「VISAカード」を発行しています。

JMBローソンPontaカードVISA《セゾン》の概要

JMBローソンPontaカードVISA《セゾン》

JMBローソンPontaカードVISA《セゾン》の詳細情報はこちら

年会費 無料
ポイント還元率 0.5%~2.0%
審査難易度 ランクE 初級クラス
発行期間 最短7営業日
JAL普通カード(VISA)の概要

JAL普通カード(VISA)

JAL普通カード(VISA)の詳細情報はこちら

年会費 初年度無料(次年度以降:2,000円+税)
ポイント還元率 0.5%~1.0%
審査難易度 ランクD 中級クラス
発行期間 約4週間

デビットカードやプリペイドカードもある

VISAの特徴の1つとして、「通常のクレジットカード」だけではなく、

  • デビットカード
  • プリペイドカード

というタイプにも対応している、という点が挙げられます。それぞれ、どういうカードなのかというと、

  • デビットカード…「口座にあるお金の分だけ」使えるカード
  • プリペイドカード…「事前に入金した金額」だけが使えるカード

という風です。以下、デビットカード・プリペイドカードについてそれぞれ詳しく説明します。

デビットカードとは?

デビットカードは先に書いた通り「銀行口座と連動している」カードです。たとえば「1万円」の買い物をしたら、リアルタイムで銀行口座から「1万円抜かれる」ということですね。なので、口座にある分のお金を全部使ったら、デビットカードも使えなくなります。

(また口座に入金すれば、もちろん使えます)

デビットカードのメリットは、

  • クレジットカードと違い「借金」ではない
  • だから「使いすぎる」リスクがないし、
  • 利息・手数料もかからない

…という点にあります。要は「借金」をしたいわけではなく、「お店で、カード一枚で買い物したい」という人のためのサービスなんですね。

借金でない以上、発行するカード会社や銀行にとっても、リスクがありません。なので、デビットカードであれば、高校生でも発行できる…ということが多いです(その銀行やカード会社によって、ルールが異なりますが)。

プリペイドカードとは?

プリペイドカードは、デビットカードよりもさらに簡単なもの。

  • 事前に「5000円」などのお金を払う
  • 「5000円分だけ使える」カードが発行される

…というものですね。この仕組みは、VISAカードでなくても「普通の商店のカード」でもよくあります。たとえば、

  • スターバックスカード
  • ドトールカード
  • ミスタードーナツカード

…といったものですね(飲食店のものばかりになりましたが)。これらとVISAのプリペイドカードも、システムはまったく同じです。

違いがあるとしたら、

  • スターバックスカードは、スタバでしか使えない
  • VISAのプリペイドカードは、どこでも使える(VISA対応の店なら)

…ということです。

VISAのプリペイドカード=Vプリカ

ちなみに、VISAのプリペイドカードは「Vプリカ」というもの。私も最近使いましたが、コンビニなどで売っています。使い方は、

  • コンビニで買う
  • 「Vプリカ」の公式サイトにアクセス
  • 「カード登録」をする
  • 後は、買い物するだけ

…という風です。リアル店舗でも使えますし、アマゾンなどのネットショッピングでも使えます。

ネットショッピングをする時は、即時決済ができるクレジットカードが断然便利ですが、

  • 海外のサービスだと、
  • VISAかMASTERしか対応していない

…ということがよくあります。そして、この時「JCBのクレジットカードしか持っていない」というような人は、困るわけです(サイトによってはペイパル経由でJCBが使えたりしますが)。

そうした時、これまでは銀行振込によって支払いしていたという人でも、Vプリカを使えば、もっと簡単に決済できる…ということですね。コンビニで買って登録する手間はありますが、銀行振込によって「相手が入金を確認してくれるのを待つ」という時間のロスを考えたら、断然Vプリカを使った方がいいでしょう。

MASTER(マスター)…VISAに次いで、使いやすい

master

VISAに次いで、世界で多く使われているクレジットカードが「Master Card(マスターカード)」です。元々、「Euro Card」と提携していたため(2002年に吸収合併)、伝統的にヨーロッパに強く、欧州を旅するならマスターカードと言われていました。そのため以前は「ヨーロッパ中心」と言われていましたが、今では世界のどこでもほぼ均等に使えます。VISAと並び立つ国際ブランドです。

ヨーロッパに強い国際ブランド! VISAと並び立つ

VISA(ビザ)と同じく、Master Cardの会社も「決済業務だけ」を担当していて、カード発行をするのは、個別の銀行・量販店・百貨店などとなっています。

たとえば日本だと「アコム」などもマスターカードを発行しています「ACマスターカード」というものですが、このように「それぞれの会社・量販店・銀行」などが、

  • MASTERからライセンスを受けて、
  • 独自のMaster Cardを発行する

…というシステムになっているわけですね。

アコムACマスターカードの概要

アコムACマスターカード

アコムACマスターカードの詳細情報はこちら

年会費 無料
ポイント還元率 無し! しかもリボ払い専用!
審査難易度 ランクG 超初心者クラス
発行期間 最短即日

MASTERとVISA、どちらがいいのか?

これは、単純比較できません。ポイントをまとめると、

  • 使える加盟店・エリアはほとんど同じ
  • なので、個別のカードの「サービス」で決めた方がいい
  • どうしても一枚しか持てない、というならVISA

となります。こう書くと「VISAの方がいい」という結論のようですが、あくまで「絶対に一枚だけ」という場面なら、という話です。実際にはそのようなことはないはずなので、「基本的に、VISAとMASTERの優劣はない」と考えて下さい。

還元率やサービスの内容で決める

Master CardもVISAも、それぞれのブランドは「決済業務だけ」担当しています。そして、これらのカードを発行するカード会社や百貨店などが、「それぞれの独自のサービス」を付加するわけです。

たとえば、大手カード会社の「ライフカード」が発行するMaster Card、「ライフカード<年会費無料>」です。これのメリットは、

  • ライフカードが運営するショッピングモールで買い物すると、
  • ポイントが「最大で25倍になる」

…というもの。他にも海外旅行の保険などいろんなメリットがありますが、MASTERでもVISAでも、それぞれのクレジットカードにこういう「特典」がついているわけですね。

なので、その特典やポイント・マイルの還元率などを見て、どちらにするか決めればいい…ということ。ちなみに、このライフカードの場合も「MASTERとVISA、どちらでも発行できる」となっています。つまり、どちらでも特典は同じ、ということです。

そういう場合は、使える加盟店の数、エリアで決めた方がいいので、ギリギリではありますが「VISAの方が有利」と言えるでしょう。(実際、大した差はないのですが一応)

ライフカード<年会費無料>の概要

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<p><a href=ライフカード<年会費無料>の詳細情報はこちら

年会費 無料
ポイント還元率 0.5%~3.3%
審査難易度 ランクF 初心者クラス
発行期間 最短3営業日

MASTERが使える場所なら、VISAは大体使える

私は主にアジア・アフリカの各国で海外生活をしてきましたが、その経験からいうと「MASTERが使える場所なら、VISAもほとんど使える」といえます。逆に「VISAだけ使えて、Master Cardが使えない」ということは、たまにあります。

日本の場合、VISA・Masterの片方が使えれば、両方使えるということが多いですが、海外だとマイナーな地域やお店だと「VISAだけ」ということが、稀にあるんですね。

なので、特に海外旅行によく行く人、海外生活・留学などをする人の場合、VISAにした方がいいでしょう。

JCB(ジェイシービー)…日本では一番使いやすい

ジェイシービー

JCB(ジェイシービー)は、日本のカード会社が発行している「日本発の国際ブランド」です。日本で生まれた国際ブランドだけあって、日本での加盟店数・ポイントの還元率などは、一番高いと言われます(加盟店についてはVISA・Masterが公表されていないので、比較が難しいのですが)。

日本独自! アメリカ以外で唯一の国際ブランド

JCBの名前の意味は「ジャパン・クレジット・ビューロー」の頭文字。1961年に創立された「日本クレジットビューロー」が提供している国際ブランドです。

アメリカ以外の国で、こうしたクレジットカードの国際ブランドが提供されるのは珍しく、

  • 中国の「銀聯カード」が登場するまでは、アメリカ以外の国で、唯一の国際ブランド

…となっていました。バブル期の日本は「世界第2位の経済大国」だったので、これができたわけですね。そして、今は中国が世界2位なので、銀聯カードが認知されてきた…ということです。

といっても、銀聯カードはいまのところ海外ではデビットカードのような使い方しかできないので、厳密な意味ではクレジットカードの国際ブランドと呼べません。そういった意味ではJCBはアメリカ以外で唯一のクレジットカードの国際ブランドと言えそうです。

JCB一般カード【JCB ORIGINAL SERIES】の概要

JCB一般カード【JCB ORIGINAL SERIES】

JCB一般カード【JCB ORIGINAL SERIES】の詳細情報はこちら

年会費 オンライン入会で初年度無料(次年度以降:1,250円+税)
ポイント還元率 0.5%~0.75%
審査難易度 ランクB 上級クラス
発行期間 最短3営業日

JCBはアメリカン・エキスプレス・カードと提携している

実は、JCBはAMERICAN EXPRESS(アメリカン・エキスプレス)と提携しています。なので「それぞれの加盟店で、どちらのカードも使える」ようになっているんですね。これは日本人でも多くの人が知らず、JCBのクレジットカードを使っている人すら、知らないくらいです。

(実は、私もつい最近知ったのですが…)

海外でも安心! アメックスが使えれば、JCBも使える可能性あり!

なので、たとえば店頭で「対応しているクレジットカードがアメックスだけ」とわかった時も、JCBを持っていれば、それで決済できる、ということです。もちろん、日本では「アメックスだけ」ということはめったにないのですが、海外だったらよくあります。

JCBは海外旅行では不便とよく言われますが、こうした提携があるので「アメリカン・エキスプレスが普及している地域だったら、意外と便利」なわけですね。ただ、日本人も知らないくらいのルールなので、現地の店員さんも知らないことが多いです。なので、「これは提携しているから使える」ということを説明する手間がかかるかも知れませんが…(というか、大体かかります)。

アジア・ハワイ・グアムでは、問題なく使える

「海外旅行ではあまり使えない」と書きましたが、

  • アジア
  • グアム
  • ハワイ

などの「日本人がよく訪れる国・地域」であれば、JCBはかなり使えます。特に「韓国・中国・台湾・シンガポール」あたりは、「もう、日本とほぼ同様にJCBが使える」と考えてください(特に韓国は非常に使いやすいです)。

逆に、私が今まで言った国・地域では「インド・アフリカ」は全然使えません。空港でも使えないので、こうしたエリアに海外旅行に行く時などは、VISA・Masterのどちらかのカードを持っておいた方がいいでしょう。

(クレジットカードの審査を受ける時間がないなら、先に書いたVISAのプリペイドカードである「Vプリカ」を発行して行く…という方法もあります)

JCB本体が、クレジットカードを発行している

JCB(ジェイシービー)とVISA・Masterの大きな違いとして、

  • JCBは「決済業務」だけではなく、
  • 自ら「クレジットカードの発行」もする

…という点が挙げられます。つまり、

  • 銀行や百貨店が発行する「JCBカード」もあるし、
  • JCBが自ら発行する「プロパーカード」もある

ということです。「プロパーカード」という単語が登場したので、これについて詳しく書きます。

プロパーカードとは?

英語で「プロパー」(Proper)とは「固有」という意味。つまり、プロパーカードというのは「固有のカード」ということ。「オリジナル」というと、わかりやすいかも知れません。だからこそJCBの上位プロパーカードは、「JCBオリジナルシリーズ」なのです。

「三井住友カード、ライフカード、JAL、ローソン」などの「よそ者」が発行しているカードではなく「JCBが発行する固有のカードですよ、オリジナルですよ」という意味ですね。(別に、三井住友カードなどが発行すると悪いというわけでは、もちろんありません)

プロパーカードはステータスが高く、サービスも上質

で、こうした「プロパーカード」だと何がいいのか。これは通常のクレジットカードに比べて、

  • サービスが充実している
  • ステータスが高くなる

という点があります。JCBの場合は「ステータス」よりも「サービス」でのメリットが大きいです。つまり、普通のクレジットカードより、

  • 受けられる保証が大きくなる
  • ポイント・マイルがよく貯まる

…といったメリットですね。

JCB CARD EXTAGE(エクステージ)の概要

JCB CARD EXTAGE(エクステージ)

JCB CARD EXTAGE(エクステージ)の詳細情報はこちら

年会費 無料(29歳以下の若者&5年間限定)
ポイント還元率 0.75%~1.5%
審査難易度 ランクB 上級クラス
発行期間 最短3営業日

なぜ、プロパーカードの方がサービスがいいのか

これは「カード会社などの中間マージン」がないからです。普通のクレジットカードの場合、たとえば「ライフカード」が発行するものだったら、

  • あなたが「利息」を払う
  • 「ライフカード」がそれを持っていく
  • その残りを、JCB(日本クレジットビューロー)がもらう

…という風になります。見ての通り「JCBの取り分が少ない」ということですね。しかし、これがJCBのプロパーカードだったら「全部の利息・手数料を、JCBが持っていける」というわけです。

なので、JCBとしては「プロパーカードが、どんどん増えると嬉しい」わけです。なので、通常よりも還元率などのサービスが充実するわけですね。

最終的には「自分のライフスタイル」で決める

ただ「還元率」や「サービス」については、必ずしもプロパーカードが有利とは限りません。というのは、

  • いつも買い物する百貨店などが決まっている場合、
  • その百貨店が発行するクレジットカードの方が、
  • 「その百貨店の買い物では」断然還元率が高くなる

ということです。これは当たり前ですね。彼らとしては「買い物してくれれば、その商品の販売による収益」が、まず最初に入るわけですから。その上「クレジットカードの利子」も稼げる、ということことですね。

「商品の販売」で利益を出せる以上、「利息の方は、多少少なくてもいい=その分を還元してくれる」という風になるのです。なので、「いつも買い物する店やサイトが決まっている」という場合、プロパーカードより、これらの流通系などのクレジットカードの方がいい、というわけです。

JCBゴールドカード【JCB ORIGINAL SERIES】の概要

JCBゴールドカード【JCB ORIGINAL SERIES】

JCBゴールドカード【JCB ORIGINAL SERIES】の詳細情報はこちら

年会費 オンライン入会で初年度無料(次年度以降:10,000円+税)
ポイント還元率 0.5%~0.75%
審査難易度 ランクA 難関クラス
発行期間 最短3営業日

AMERICAN EXPRESS(アメックス)…ステータスが高い

アメリカンエキスプレス

アメリカン・エキスプレス(AmericanExpress)は、通称「アメックス」として知られる「ステータスの高さで、ナンバーワンのクレジットカード」です。「アメックスのセンチュリオン」(ブラックカード)といえば、富裕層のシンボルとして、憧れている人も多いでしょう。

戦車ですら買える! 脅威のステータスカード

一説によれば、アメックスのセンチュリオンでは「戦車すら買える」ということです。本当かどうかはわかりませんが、要は「限度額が特に決まっていない」ということですね。「この人だったら、何千万買い物しても、翌月には払ってくれるだろう」と、アメリカン・エキスプレスが信用している、ということです。

と、ブラックカードは破格のレベルなので、多くの人にはあまり縁がないでしょうが、もっと下位ランクのアメックスカードであれば、割と簡単に発行できます。

アメリカン・エキスプレス ゴールド・カード/ザ・ペニンシュラ東京

アメリカン・エキスプレス ゴールド・カード/ザ・ペニンシュラ東京

アメリカン・エキスプレス ゴールド・カード/ザ・ペニンシュラ東京の詳細情報はこちら

年会費 29,000円+税
ポイント還元率 0.3~1.0%
審査難易度 ランクAA 最難関クラス
審査の日数 最短10営業日

アメリカン・エキスプレスのカードのランキング

AMERICAN EXPRESS(アメックス)のカードのランキングは、低いもの(発行しやすいもの)から順に、下のようになっています。

  • グリーン
  • ゴールド
  • プラチナ
  • ブラック

…という風です。「ブラックの上に、ダイヤモンドがある」という噂もありますが、そのレベルは、多分「年収何億」というレベルなので、ほとんどの人には関係ありません(また、おそらくダイヤモンドのカードではなく「ブラックで、そのままサービスが手厚くなる」という風でしょう)。

で、こういうランキングを「下から順番に登っていく」というのが、アメックスの「出世コース」です。それぞれ、どのくらいのレベルなのかを、一覧にします。

アメックスの各色カードの審査基準

どのクレジットカードやキャッシングの審査基準でも同じですが「必要年収」などは、ハッキリと決まっているわけではありません。なので大体の目安ですが、アメックスの場合、下のように言われています。

  • グリーン…年収250万円~300万円程度
  • ゴールド…年収350万円程度、グリーンから1年
  • プラチナ…年収は基準なし、ゴールドから3年程度
  • ブラック…「年間1000万円以上利用する」などの噂

…という風です。繰り返しますが、年収などはあくまで参考程度にしてください。

アメックスは外資系ということもあり、日本のクレジットカード会社とはかなり審査基準が違っています。日本人は「職業・属性・個人信用情報」など「過去」や「肩書」を重視します。しかし、アメックスは「支払い状況」など「今のその人の、お金の使い方」だけを見ることが多いのです。

見るのは過去ではなく現在! アメックス独自の審査基準があります

アメリカン・エキスプレスのこの「過去にこだわらない」という審査基準を象徴するものとして、「自己破産から2年で、審査に通った」という方の体験談があります。(本当かどうかはわかりませんが、割と信用できる体験談でした)

もちろん、この方は普通の自己破産者とは違うでしょう。おそらく会社経営者などの方で「事業の行き詰まり」などによって、やむなく自己破産された方だと思われます。

そうした方の場合、事業で復活したら「いきなり年収数千万」ということもありますし、その事業の決済をクレジットカードでしていたら「年間1000万円の決済」などということも、しばしばあるわけです。

自己破産から数年でも、審査に通った人も

そういう人だと、アメリカン・エキスプレスは審査に通してくれる確率が高い、ということですね。「確かにブラックリスト入りしているが、今のこの人は、しっかり支払能力を持っている」と判断してくれるわけです。このように「現在」で評価してくれるというのは、いかにもアメリカらしい文化だといえます。

(と、私がクレジットカードの強制解約になって、しばらく普通のクレジットカードは発行できないので、余計にそう思うのですが…。笑)

というように、アメックスはステータスの高さもありますが「審査基準が、他のクレジットカードとはだいぶ違っている」という点にも、特徴があります。

アメックス・グリーンから使い始めていきましょう

もしアメックスのセンチュリオン(ブラックカード)を持ちたいと思っている方がいたら、とりあえず一般カードのグリーンカードの発行から始めましょう。『アメックス・グリーン』は一般カードと言っても年会費もサービスも他社のゴールドカードクラスです。

以前は審査が厳しいと言われていたアメックスですが、最近では「グリーンカードなら、だいぶ発行しやすい」状況になっています(決して審査が甘いわけではありませんが)。

まずはグリーンを発行し、遅延・延滞なく支払う

グリーンカードなら、新卒の会社員でも発行できるレベルなので、通常の会社員・OL・公務員の方なら問題なく審査に通ることが多いでしょう。もちろん、その人のクレジットヒストリーなどの諸条件によるので、一概には言えませんが、審査に通る確率は高いと考えてください。

そして、後は「遅延・延滞なく利用する」「毎月、できるだけ多く利用する」という二点を守っていけば、

  • グリーンから1年…ゴールドへ
  • ゴールドから3年程度…プラチナへ

…というようにステップアップしていくことができます。年数についてはあくまで目安ですが、多くの口コミ・評判を参考にすると、このようになります。

(ガンガン決済すれば、「ゴールド→プラチナ」は、もっと短期間で行ける可能性もあります)

アメリカン・エキスプレス・カード(グリーン)の概要

アメリカン・エキスプレス・カード(グリーン)

アメリカン・エキスプレス・カード(グリーン)の詳細情報はこちら

年会費 12,000円+税
ポイント還元率 0.4~1.0%
審査難易度 ランクC 一般クラス
審査の日数 3週間以上

アメックスカードの年会費一覧

アメリカン・エキスプレスは、海外旅行などのサービスが充実している代わりに「年会費が高い」というポイントがあります(これはデメリット・短所ではありません)。

この年会費の高さがあってこそ「ステータスの高いクレジットカード」として知られているので、これをデメリットと思う人だったら、アメックスには手を出さなければいいだけの話です。で、その年会費を一覧にすると、

  • グリーン…1万2000円
  • ゴールド…2万9000円
  • プラチナ…14万円
  • ブラック…37万8000円(入会金で、別途54万円)

…という風です。ちなみに「ほとんどのクレジットカードは、年会費無料」なので、グリーンの段階から、すでにアメックスの年会費は高い…、ということがわかるでしょう。(繰り返しますが、だからこそいいわけです。「お金がない人」は持てないので)

アメックス・ゴールドのステータスとサービスで十分

多くの人にとって現実的なのは「アメックス・ゴールド」まで、ですが、ゴールドでもたとえば「レストランで2名で食事した場合、1名が無料になる」などの特典があります。たとえば1回のディナーが5000円としたら、それで6回食事したら、元が取れる計算です。そして、それ以外の「ポイント・マイルの還元」などもあるわけですから、「むしろ、かなり得」と考えていいでしょう。

(こうした生活をしている、あるいはしたい人にとっては、ですが)

アメリカン・エキスプレス・カード(ゴールド)の概要

アメリカン・エキスプレス・カード(ゴールド)

アメリカン・エキスプレス・カード(ゴールド)の詳細情報はこちら

年会費 29,000円+税
ポイント還元率 0.4~1.0%
審査難易度 ランクAA 最難関クラス
審査の日数 3週間以上

アメックス・ブラックは初年度91万円! そうとう特殊なカード

なお、ブラック(センチュリオン)の年会費の高さは、やはり圧倒的です。2007年までは「16万円」と、今のプラチナなみに安かったのですが、それが値上げされました。(しかし、これも普通の人がさらに持てなくなったという点で、ステータスの高さを誇示したい人にとっては、有利なことです)

で、センチュリオンの年会費を計算すると、初年度は合計で「91万8000円」かかる、ということです。ほぼ100万円に近い金額ですね。

株式会社の設立でも20万円程度しかかからないことを考えると、アメックスのブラックカードが、いかに別格のものかがわかるでしょう。そうとう特殊な事情がない限り、一般市民には縁が無いカードと言えそうです

なぜブラック(センチュリオン)をそれでも求めるのか?

このブラックカード自体に価値があるというより「そこに至るまでの道程」に、価値があると考えた方が良いかもしれません。つまり、

  • これだけの富裕層に一代でなるのは、かなり難しい
  • しかし、それをやるだけの行動力・能力が、その人にはあった

…という証明になる、ということですね。「ステータスを誇示する」というと、ただの見栄っ張りと思う人も多いかも知れませんが「武士のプライド」と似たようなもので「格好をつけるにも、努力がいる」のです。

そういう意味でアメックスのステータスを見ると、プラチナやブラックを目指す方にとっては、モチベーションが上がるかも知れません。

Diners Club(ダイナースクラブ)…世界最高のステータス

ダイナースクラブロゴ

Diners Club(ダイナースクラブ)が発行する『ダイナースカード』は、クレジットカードに疎い人だと、あまり知らないかも知れません。しかし、アメリカン・エキスプレスと並んで、世界最高峰のステータスを持つ国際ブランド…として有名です。

AMEXを凌ぐ、世界最高峰のステータスカード!

どのようにステータスが高いのかというと、

  • 最下位のグレードでも、
  • 普通のクレジットカードの「ゴールドカード」並の年会費が必要になる
  • 審査基準も、普通のゴールドカード並

…ということです。つまり「一番低いグレードでも、審査が厳しいし年会費が高い」ということです。このようにハードルが高く「持てる人が限られている」ということから、ステータスの象徴になるわけですね(この点は、アメリカン・エキスプレスと同じです)。

銀座ダイナースクラブカードの概要

銀座ダイナースクラブカード

銀座ダイナースクラブカードの詳細情報はこちら

年会費 25,000円+税
ポイント還元率 0.4%~2.0%
審査難易度 ランクS プラチナクラス
審査の日数 最短3営業日

JCBの使える店舗なら、利用できる

日本の店舗では「ダイナース」のロゴはあまり見かけないので、「日本ではあまり使えない」というイメージを持たれているかも知れません。しかし、実はアメックス同様、

  • JCBと提携しているので、
  • JCBが使える店舗なら、ダイナースも使える

というシステムになっているんですね。もちろん、この逆もOKで、

  • 「ダイナース」のロゴがある店舗(海外など)で、
  • 「JCBのクレジットカードを使う」ことも可能

…となっています。ただ、これもアメリカン・エキスプレスの時と同様に「現地の店員さんに説明する」という手間はかかります。

アメリカやカナダでは、Master Cardとも提携

また、Diners Club(ダイナース)は、北米大陸(アメリカやカナダ)では「Master Cardとも提携」しています。つまり、JCBと同様「Master Cardが使える店舗なら、ダイナースも使える」ということですね。

Master Cardが使える店舗は、北米でも当然多いです。なので、カナダやアメリカで生活・旅行する人であれば、ダイナースの使い勝手はかなりいい…と考えてください。日本でも「JCBの使える店舗」は多いので、かなり幅広く利用できる…と考えていいでしょう。

ダイナースクラブカードの概要

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカードの詳細情報はこちら

年会費 22,000円+税
ポイント還元率 0.4%
審査難易度 ランクS プラチナクラス
審査の日数 最短3営業日

銀聯(ぎんれん)…中国で特によく使える

銀聯カードロゴ最近の中国人の「爆買い」で「銀聯カード」の存在を知った日本人もたくさんいるでしょう。実際、日本でも銀聯カードを使えるところはかなり増えています。

(私は札幌在住ですが、北海道は中国人観光客が特に多いので、銀聯が使える所が、かなりあります)

銀聯カードは、正確には「クレジットカード」ではなく「デビットカード」です。デビットカードの仕組みについては先に書いた通りです。

  • 銀行口座と連動しているので、
  • 口座に入金されている分だけ、使える

…ということですね。

MUFG 銀聯カード(ぎんれん) UnionPayの概要

MUFG 銀聯カード(ぎんれん) UnionPay

MUFG 銀聯カード(ぎんれん) UnionPayの詳細情報はこちら

年会費 無料※発行手数料1,000円+税 有効期限は5年間
ポイント還元率 1.0%
審査難易度 三菱UFJニコスのMUFGカードに準じる※利用者が申し込める追加カード
審査の日数 最短1営業日

三井住友カードや、三菱UFJニコスで発行できる

銀聯カードを持つというと「中国の銀行などで発行しなければいけない」というイメージがあるかも知れませんが、実は日本で発行できます。銀聯カードは、

  • 三井住友カード
  • 三菱東京UFJニコス

と提携しているので、これらのカード会社で発行できるわけですね。(これらの会社で発行するクレジットカードの「オプション」としても、作ることができます)

中国では、国際ブランドよりも使いやすい

中国では、VISA・Master・JCBなどの国際ブランドより、この銀聯カードの方がよく使えるようになっています。知っての通り、中国は「共産党が、強引にあらゆる政策を進める」ので、「中国の国威発揚」のために、銀聯カードの使用を、政府が積極的にすすめるわけですね。

なので、日本やアメリカなどの「自由経済」の国とは、まったく違う理由によって、銀聯カードを使える店舗が多くなっているのです(政府の力は、やはり圧倒的です)。

中国でのビジネスや留学のお供として活用

なので、中国に旅行したり、あるいは留学・生活したりする場合には、銀聯カードを事前に発行して行くと便利でしょう。先に書いた通り、三菱UFJニコスや三井住友カードで発行できるので、敷居はそれほど高くありません。(デビットカードなので、審査も非常に通りやすいです。デビットカードはクレジットカードと違い、借金ではないですからね)

Discover(ディスカバー)…アメリカだったら意味がある

ディスカバーのロゴマーク最後に紹介する国際ブランドはDiscover(ディスカバー)。しかし、これは日本人に取っては、特に持つメリットはありません。

ディスカバーは、1985年にアメリカの大手百貨店・シアーズが誕生させたブランドです。日本で言うなら「三越」や「丸栄」などが、クレジットカードのブランドを作った…というようなイメージですね。

アメリカの百貨店シアーズの御用達カード

なので、当然ですが「シアーズで買い物する人」にとっては、ポイント・マイルの還元率も圧倒的に高く、メリットがあったわけです。なので、7大国際ブランドにカウントされるまでに、成長しました。

しかし、これも当然ですが「日本人がシアーズで買い物することは、ほとんどない」ので、日本人だったら、Discover(ディスカバー)を持つメリットは特にありません。あって損はないですが、それでも「盗難・紛失による、不正利用」のリスクを考えると、必要がなければ発行しない方がいいでしょう。

アメリカによく行く人は、メリットがある

もちろん、アメリカによく旅行に行く人、あるいは生活・留学しているという人であれば、Discover(ディスカバー)のクレジットカードを持つメリットは、多いにあります。こうした方なら、シアーズなどの店舗で買い物することも多いでしょうからね。

また、ディスカバーはアメックス・ダイナースと同様に「JCBと提携している」という点も見逃せません。つまり、日本でJCBが使える店舗であれば、ディスカバーも(基本的に)使える、ということです。

(逆に、海外でディスカバーを使える店舗で、JCBのクレジットカードを使うことも可能、ということです)

そういう点で、意外と使いやすいクレジットカードなのですが、個人的にはあえてディスカバーにこだわる必要は、ほとんどないと思っています。(あくまで、アメリカによく行く人のためのカードですね)


以上、VISA・Master・JCB・AMEXを中心に、クレジットカードの国際ブランドについて、それぞれの特徴・メリットなどをまとめてきました。どの国際ブランドでクレジットカードを発行しようか迷っている…という方は、参考にしていただけたら幸いです。

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