クレジットカード解約方法や6つの注意点、解約のデメリットを徹底紹介

クレジットカードを新たに発行したり使わなくなったカードがあり整理したい場合、必要のないクレジットカードを解約することになります。
クレジットカードの解約自体はそれほど難しいことはありません。意外にあっさりと解約できてしまうものですが、ポイントの処理や処分方法などでいくつか注意点もあります。この記事ではクレジットカードの解約時に注意すべきことと、解約方法などについて解説していきます。
クレジットカードの解約前の6つの注意点
現在持っているクレジットカードが不要になった場合などの場合は、クレジットカードの解約(退会)をすることができます。
クレジットカードが不要になる理由は様々ですが、ほとんどの場合は別の魅力的なカードを持ったことによって現在のカードが不要になるというケースが多いようです。
しかしクレジットカードは信用を元にした契約です。解約前にはいくつか注意しなくてはならない点があります。
作ってすぐの解約はNG!
まず、カードを作ってすぐに解約するような場合です。カードの発行に際してはカード会社としてもコストのかかるものです。ましてや、審査に通過して信用というものを得ているわけですから、カード会社に一方的な損をさせることはNGです。
なかには入会特典をもらうためだけにカードを作ったという人もいるかもしれませんが、それでも特典をもらってすぐに解約するのはイメージの悪化を招くだけです。作ってすぐの解約をくり返すと最悪、クレジットカード利用者としての信用(クレジットヒストリー)に傷を付ける可能性もあります。
次年度の年会費を払うまで持ち続ける必要はありませんが、利用しないにしても最低1年間近く持っているようにしたいものです。
解約前に貯めたポイントは使い切ろう
クレジットカードを利用して貯めたポイントを、使わずにそのまま解約してしまうのももったいない話です。
カード会社にもよりますが、解約時点でポイントが無効になってしまうところはけっこうあります。せっかくポイントが貯まっているのであれば、使わなければ損です。
解約する前に必ず自分のクレジットカード会社に連絡する、もしくは専用サイトにアクセスして、貯まったポイントとその使い方を確認しましょう。
家族カードやETCカードを利用していないか確認する
次に、解約するカードが親カードである場合です。親カードというのはそのカードをメインカードとして、家族カードやETCカードを作っているというものです。
その場合、メインである親カードを解約してしまうと、家族カードやETCカードも無効となってしまいます。要注意です。ETCカード利用者であれば、他のクレジットカードでETCカードを発行してもらってからにした方が良いです。
またご家族で家族カードを利用している方がいれば、代替カードが確保できたかどうか確認してから解約手続きを行いましょう。
リボ払いや分割払い、キャッシングの残高を確認する
また、解約しようとしているクレジットカードの残高にも注意しましょう。場合によっては、分割やリボなどで支払っている未払い金を一括で返済しなければなりません。
なぜならクレジットカードの契約解消と同時に、借金やツケの金銭関係も清算しなければならないからです。
リボ払いだから安心などということはありません。
リボ払いはあくまでもそのクレジットカードを通じて行われる支払方法ですから、カードを解約すればリボ払いも無効となります。残高などで不明な点があれば、迷わずクレジットカード裏に書いてあるカード会社に連絡してください。
事前に携帯電話、公共料金の引き落とし方法を変更しておく
クレジットカードで公共料金などを引き落としている場合にも注意しましょう。あらかじめ支払方法を変更しておく必要があります。
例えば携帯電話の場合、割賦払いをして購入している人も多いかと思います。割賦払いは、携帯の端末台を分割購入しているということになるので、解約したクレジットカードの引き落とし不能で、もし支払いに遅延が生じたりすればクレジットヒストリーに傷を残すことにもなりかねません。
こちらは引き落としを行っている会社(例:DoCoMo、auなどのキャリア、水道局、電力会社など)に問い合わせを行い、利用するクレジットカードの変更を行いましょう。
年会費の発生時期を確認しておく
最後にもう一点付け加えるとすればカードの年会費です。年会費はカードを持った時点で発生するものです。解約しても戻るものではありません。
したがって、年会費のあるクレジットカードを解約する場合には、年会費の支払い月ギリギリに解約した方がお得なのです。
以上が、クレジットカードを解約する際に気を付けたい注意点となります。クレジットカードを解約すること自体は決して悪いことではありません。しかし、慌てて解約しても無駄が多く発生してしまってはそれこそ本末転倒です。タイミングを考えながら解約に踏み切る方が賢い方法といえます。
クレジットカードの解約方法
基本的には電話するだけで解約できる
カード解約ですることは、カード会社に電話をして、解約の意思を伝えることだけです。
それだけで解約することができます。電話では解約をしてはいけないとか解約を思いとどまるように説得されるようなことはありません。
解約理由は他のカードを作ったと伝える
中には、なぜ解約するのかという理由を尋ねられることもありますが、そうした場合には別のカードを作ったなどと伝えれば問題ありません。
カード会社もマニュアルに則った対応なため、解約理由を聞いておかなければならないという立場でもあるので、理由は何でも構わないのです。ただし退会してしまうのでクレジットカード会社が提供するサービスも受けられなくなります。ご注意下さい。
クレジットカードの処分方法
ハサミで切って燃えるゴミに入れればOK
クレジットカードの解約をすると、手元のカードは自分で処分することになります。これは解約時にカード会社からもそのように指示されます。
処分方法に戸惑うかも知れませんが、実際にはすごくカンタンです。ハサミでカードを切るだけです。
そのまま捨てるのはNG
いくら解約したとしても、そのままゴミ箱に捨てるのは絶対に避けて下さい。犯罪に利用される可能性があります。
またハサミを入れる時は思い切って切りましょう。クレジットカードの端っこがちょっと欠けただけでは、まだ使える可能性があります。駄目です。
クレジットカードの表裏には磁気ストライプが入っているので、これを切らなければいけません。具体的にはきれいにクレジットカードを真っ二つにしてしまって下さい。
クレジットカード表面の「ICチップ」の破壊も忘れずに!
ただし、その際の注意点として覚えておいてほしいことがあります。最近のクレジットカードには【ICチップ】が組み込まれています。
ICチップは個人情報のかたまりですから、ここにも必ずはさみを入れるようにしましょう。
シュレッダーで粉々にして燃えるゴミに出せば完璧
理想的な方法としては、シュレッダーなどで粉々にしてしまうことをおススメします。
粉々にしたカードはいくつかのゴミ袋に分けて捨ててしまえば、万が一にも誰かがカードを復元してしまうという恐れもなくなります。さらに分けたゴミ袋を別々のタイミングで出せば完璧ですね。探偵や調査員でも復元は困難でしょう。
ここまで入念にしなくても大丈夫ですが、クレジットカードは信用のかたまりです。万が一にも悪用されてはたまりません。解約したクレジットカードを破棄する際には、くれぐれも十分な注意を払っておきましょう。
クレジットカード解約するデメリット
特典狙いでカードを作っていた場合、信用がなくなる
各クレジットカード会社は、初めて入会してくれた会員に向けた特典を用意していることが多々あります。
こうした特典を目的にカードを作ることは悪いことではありません。しかし、特典を得たとたんにすぐ解約してしまうのも避けましょう。
そういうことを繰り返してしまうと、各カード会社からマークされてしまい、その後にクレジットカードを作りたくても作れなくなってしまう恐れもあります。
クレジットカード会社同士でも情報を共有していることがあります。何度もそうしたことを繰り返すと信用度ゼロの要注意人物となってしまいます。
解約するならせめて「所有して1年で解約」しよう
クレジットカードを持ったらせめて1年間ほどは持っていることをおススメします。
もちろん特典狙いで作って、使わない人がいることはクレジットカード会社もある程度、計算に入れています。そのため解約をするのがいけないわけではありません。ただ損害を与える露骨な行動が問題なのです。
クレジットカード解約方法まとめ
解約の際に未払い金などがある場合には、解約時に一括請求されてしまう恐れもありますし、解約手数料を求められる場合もあります。
ただし、解約手数料を請求されるケースはごく稀ですので、それほど気にする必要はありません。その場合には、規約にもしっかり書かれているはずなので、あらかじめ目を通しておきましょう。
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