クレジットカードが使える仕組み ~カード会社・加盟店の手数料配分など~

クレジットカード

クレジットカードで買い物ができる仕組み

クレジットカードが使える仕組みは、簡単に書くと、下の通りです。「お店で買い物できる仕組み」について、まず書きます。

  • Aさんが買い物する
  • Aさんはお金(現金)を直接、払わない(カード決済)
  • なので、お店は「カード会社」に請求する

…というのが、まず「スタート」です。で、その後、

  • カード会社は、お店に「その金額」を払う
  • お店は、これでOK

ということで、「お店」の出番はこれで終わりです。「もう、お金を受け取ったから満足」ということですね。で、ここからは「カード会社」の仕事で、

  • カード会社は「立て替えた分」を、
  • Aさんに請求する
  • Aさんは「一括」や「リボ」でそれを払う

…ということです。

店舗・カード会社が苦労しているので「手数料」が発生する

上の流れを見ると、

  • 利用者…苦労している
  • お店…やや苦労している(お金をすぐにもらえない)
  • カード会社…かなり苦労している

…という風になります。なので、その後の金銭的な負担は、

  • 利用者…カード会社に「代金」と「利息・手数料」を払う
  • お店…カード会社から「代金」を先にもらい「手数料」を払う。一部は利用者から「手数料」をもらう
  • カード会社…先にお店に「代金」を払って、後で「代金」の全額と「手数料」をもらう

…という風になるんですね。「クレジットカードの利息を払う」というと、

  • 払う人(利用者)が苦労していて、
  • 「カード会社が楽している」(儲けている)

…というイメージがあるでしょうが、実際は違うのです。

  • 利用者は「先に楽」をしたから、
  • 「後で払う」ことになる

わけですね。で、カード会社は「先に苦労したから、後で利息を貰える」ということなのです。この辺は、勘違いしている人が非常に多いので、よく理解しておいてください。

「私達が利息を払うのは、先に楽をしたから」なのです。カード会社や店舗は「先に苦労」をしているのです。

(この「先に苦労して、後で楽する」というのは、中国古典の四字熟語で「先憂後楽」といいます。後楽園の語源です)

各店舗は、どのくらい手数料を取っているのか?

で、ここで気になるのは、なぜクレジットカードで支払うとポイント還元が少なかったり、クレジットカード払い禁止の店舗があるのか? ということ。この理由は簡単です。

これはお店側もカード会社に「手数料」を負担しているからですね。

実は利用者も「手数料」を負担している

また利用者側として気になるのは「それぞれの店舗は、利用者からどのくらいの手数料を取っているのか?」ということでしょう。これは「店舗による」が正解です。

  • 「ゼロ」の店舗も多いし、
  • 「還元率」で調整する店舗もある
  • 「20%」程度取る凄い店舗もある

という風です。これを読むと「げ!20%!?」と思われるかも知れませんが、安心して下さい。これは主に「水商売」などのジャンルのみです。

なぜ水商売のカード決済は、手数料が高いのか?

この理由は主に下の通りです。

  • 家電製品などと違い
  • お客さんが「理性を失った時」に利用することが多い
  • だから、多少手数料が高くても「おお、OKOK」となる
  • ↑(身に覚えがある男性諸氏も多いでしょう)

…という「高くても、お客さんが払う」という理由が1つ。そして2つ目は、

  • 何かと闇が深い商売である
  • 脱税は日常茶飯事だし、ヤクザがバックについている店舗もある
  • なので、いつ何らかの事情で「潰れる」かわからない
  • だから、できるだけ「現金商売」をしたい

…ということです。そして、これもかなり重要なのですが「三つ目の理由」が、

  • 水商売の女性のお給料は「日払い」が基本
  • 「その日の売上」から女の子へのお給料が払われる
  • お客さんから「現金」でもらわないと、店舗も女の子にお給料を払えない
  • カード払いの場合は「お店の蓄えから払う」
  • なので、それなりに手数料をつけてくれないと困る

…ということです。店舗によっては(資本力が小さい店舗なら)、これが最大の理由かも知れません。

というように、キャバクラ・ホストクラブ・ガールズバーなどの水商売の場合、こうした「高額の手数料」がかかることが多いのです。

逆に私達が日常利用するような店舗の場合、クレジットカードの決済手数料は、

  • ゼロ円(かからない)が基本で、
  • かかっても数%程度
  • 店舗のポイント還元率を低くすることなどで調整

と考えてください。

チェーン店では無い定食屋や居酒屋さんでは、そもそもクレジットカード支払いができないところも多いです。

なぜ「手数料なし」で店舗はOKなのか?

「ほとんどの店舗は、決済手数料をとっていない」と聞いて、驚く人もいるかも知れません。それでは店舗は、

  • 「カード決済の導入」の手間がかかって、
  • 「入金まで待たされた」分が、
  • 「全然回収できていない」

…ということですね。実は、これは「しっかり回収できている」のです。この辺は店舗によって違うのですが、

  • 最初から「決済手数料分」を、値段に含めている
  • 手数料分損しても、「総合的」に利益になっている

…という2通りの理由があります。前者は少々ずるいようですが、そうでもありません。というのは、

  • 手数料を最初から料金に含めたら、
  • それをしていない店舗より、価格が高くなるので、
  • 結果的に集客で不利になることが多い

からです。つまり、すべての店舗が「最初はこのやり方でいこう」と思うのですが「競争」があるため、「ほとんどの場合、それはできない」わけですね。

(価格で競争していない店舗の場合は、結構やっていると思います)

では、「手数料を価格に含めない」場合、一体店舗にはどのような利益があるのか。それをまとめます。

店舗が手数料を「取らない」場合の利益

簡単に箇条書きしていくと、

  • 多少損しても「集客」できる
  • つまり一種の「広告料」だと思えばいい

…ということ。これで大体納得できるでしょうが、さらに書くと、

  • 一度買い物してくれたお客さんは、
  • 次は「現金」で買ってくれる可能性もある
  • つまり、「クレジットカードを導入した」からといって、
  • 「現金決済が減る一方」ではない

ということ。さらに、

  • 「現金だけ」だったら、安い買い物で抑えたお客さんが、
  • 「カードも使える」となると、「高額の買い物」をしてくれる

…というように、「客単価を上げる」こともできます(集客との違いは「人数」ではなく「単価」が変わる、ということです)。

そしてさらに、

  • 買い物したお客さんが、その店名の袋を下げて歩いてくれれば、
  • それが「生きた広告」になるし、
  • お客さんが多ければ、店員さんのモチベーションにもなるし、
  • 店員さんの「訓練」にもなる

ということです。「広告・モチベーション・訓練」のメリットもある、ということですね。

(人によっては「忙しいと疲れる」という人もいるかも知れませんが「お客ゼロ」の方が、はるかにモチベーションが下がります。これは私も度々経験したので、よくわかります)

つまり、再度一覧にすると、「手数料をとらない」店舗に入る利益は、

  • 集客
  • 単価のアップ
  • 生きた広告(袋など)
  • 店員のモチベーション
  • 店員の訓練

などです。直接金銭になるものもあれば、間接的なものもありますが、最終的にはすべて「お金になる」わけですね。なので「手数料をとらない店舗の方が多い」のです。

  • 損して得取れ
  • 海老で鯛を釣る
  • 肉を切らせて骨を断つ

…というような思想ですね。

カード会社は、店舗から手数料を取る?

ここまでの説明は、

  • 「店舗」が、
  • 「お客さん」から、
  • 「手数料を取らない」理由

でした。では、

  • 「カード会社」は、
  • 「店舗」から、
  • 「手数料を取る」のか?

という疑問を持つ人もいるでしょう(考える人なら)。これは、

  • カード会社による
  • 店舗のジャンルや規模にもよる

というのが答えですが、つまり「取らない」場合もあるわけですね。

  • これだけ大々的なシステムを導入して、
  • 何で「店舗から手数料を取らないでいいのか?」

…と思う人もいるでしょう。この理由を説明していきます。

「そのカード」が広まってくれることに、意味がある

まず、クレジットカードの「決済システム」を提供する、

  • VISA
  • JCB
  • Master

…といった「国際ブランド」のメリットについて説明しましょう。彼らにとっては「自分の国際ブランドが、広まってくれる」ことに意味があるわけです。たとえばマスターカード(Master Card)なら、

  • 手数料の分、MASTERが損をしても、
  • 各店舗が「MASTERを導入してよかった」と思えば、
  • 他の店舗も、MASTERを導入し始める
  • それを見て、消費者も「MASTERは、使える店が多いな」と感じる
  • そして、Master Cardを持つ人が増える
  • 彼らが「利息」を払う

…というシステムによって、最終的にMaster Cardも、十分儲かるのです。つまりここでマスターカードは、

  • 「手数料」では損をしたが、
  • 「利息」で儲けた

…ということなんですね。利用者が増えてさえくれれば、あとは利息でなんとかなるので、

  • まず「利用者」を増やしたい
  • そのためには「加盟店」を増やしたい
  • そのためには「手数料」をなしにするのが一番だ

…ということですね。もちろん、ここではMaster Cardを例に出しましたが、

  • 実際のMaster Cardが、どのくらいの手数料をとっているかは不明
  • また、公表されていても、店舗によっては違うかもしれない

…という点は注意してください。何にしてもこのように「最終的に利息で稼げればいい」ということなんですね。各店舗が「手数料を自己負担しても」「集客につなげて、最終的に利益を出した」ように、

  • MASTERなどのブランドは、
  • 「集客」ならぬ、
  • 「集店」のために、
  • 「手数料を自己負担」している

…ということです(仮に手数料を徴収しない場合、ですが)。

「国際ブランド」ではなく「発行会社」のメリット

先に書いたのは、VISA・Masterなどの「決済システムを提供する会社」のメリットです。いわゆる「国際ブランド」ですね。

で、クレジットカードの世界は彼らとは別に「カードを発行する会社」があります。つまり、

ようなケースです。ここでは、

  • VISA…「システム」だけを提供
  • マルイ…「カード」を発行

という風になっているんですね。いわばVISAとしては「不労所得」です。正確に言うと、サーバーなど、システムをメンテナンスするために働いているのですが「イメージとしては」ということですね。

で、さっき書いたメリットは、この「VISAなど」の「システムを提供する人たち」のメリットです。では、「マルイ」など「カードを発行する会社」のメリットは、どうなのか。

(彼らは決済手数料を取る場合も、取らない場合もありますが、仮に「取らない」としたら、何のメリットがあるのか、ということです)

エポスカードの概要

エポスカード

エポスカードの詳細情報はこちら

年会費 無料
ポイント還元率 0.5%~1.5%
審査難易度 ランクF 初心者クラス
発行期間 最短即日
「自店の売上」が伸びる

簡単に言うと「自店の売上」が伸びる…というのが、最大のメリットです。簡単に言うと、彼らは先に説明した「店舗」に似ているのです。

  • 普通の小さい店舗…「自分でカード発行」はしない
  • マルイなどの大店舗…「自分でカード発行」をする

ということですね。小さい店舗でも「クレジットカードの導入によって、手数料をとらなくても、総合的に利益が出る」というのは、先の説明でわかったでしょう。それと同じことです。

つまり、マルイなどの大企業になると、

  • 彼らは「カードの発行会社」でもあるが、
  • 一方で「カードのメリットを享受する、ただの店舗」でもある

ということ。つまり「自作自演」のような感じです。普通の「小さい店舗」が「カード会社にとられていた利益」を、マルイなどは、

  • 自分で払って、
  • 自分でもらっている

ようなものなのです。マルイ(エポスカード)のような「流通系クレジットカード」は、「クレジットカードという文化」の、

  • 「消費者」でもあり、
  • 「提供者」でもある

ということですね。ちなみに、ここでお金に関する嗅覚がするどい人なら、あることに気づいたでしょう。それは、

  • マルイがもっと「超大企業」になって、
  • 「決済システム」すら、自分で提供したら?

ということです。実は、これをやったのが「アメリカのシアーズ社」という、最大手の百貨店です(アメリカのマルイのようなものですね)。

シアーズ社が創設した「ディスカバーカード」

VISA・Master・JCBなどと比較するとマイナーな国際ブランドですが、実は「世界7大ブランド」の中に「ディスカバーカード」というものがあります。これは、先に書いた米国のシアーズ社が始めたものなんですね。

「7大ブランド」を一覧にすると、

  • VISA
  • Master Card
  • JCB
  • ダイナースクラブカード
  • アメリカン・エキスプレス・カード
  • 中国銀聯(ユニオンペイ)
  • ディスカバーカード

…となっています。上の5つが下記のロゴマークの「5大ブランド」です。

5大クレジットカード国際ブランドのロゴマーク

そして、最後2つの、

  • 銀聯
  • ディスカバー

も含めて、「7大ブランド」と呼びます。

7大国際ブランドのロゴマーク

百貨店がクレジットカードの国際ブランドになった希なケース

このようにディスカバーカードもそれなりに普及しているクレジットカードなのですが、これは先に書いたような「百貨店が、決済システムも提供しちゃえば、もっと儲かるんじゃね?」という発想から来ているのです。

この発想を見て「ユニクロと似ている」と思った人もいるでしょう。「製造~販売」を、全部自社でやる、というものですね。

また、ユニクロ以外でも、たとえばセブンイレブンに行くと「セブンプレミアム」というシリーズの商品があります。ローソンやファミリーマートでもありますね。

あれは、大人の方なら誰でもわかると思いますが、

  • 「販売」だけでなく「製造」まで自社ですることで、
  • 「利益を独占」しようとしている

ということです(独占というと響きが悪いですが、わかりやすく言うと)。

これを「プライベートブランド」(PB)というのですが、この「川上から川下まで独占する」というのは、金融以外でも、どんな世界でも共通の王道なんですね。それをアメリカでやったのが、「シアーズ社のディスカバーカード」ということです。

つまり、各店舗は「もっと得する」こともできる

少々ビジネスの高度な話になりました。元のレベルに戻すと、ここまで私は、

  • クレジットカードを導入した各店舗は、
  • 手数料を自己負担しても、
  • 結果的に儲かるので、損はしていない

と書いてきました。しかし、シアーズ社のように「全部自分でやる」なら、

  • 「損をしない」なんてレベルで満足するのではなく、
  • 「VISAやMASTER、カード発行会社の取り分まで、分捕る」こともできる

わけですね。それをしていないのは「ある意味、損をしている」とも言えるのです。もっとも、これを言い出すと「最終的に、国家を乗っ取らないといけない」とか「三井・三菱なみの財閥を作らないといけない」ということになります。

なので、必ずしも「全部独占するのが偉い」というわけではないのですが、とりあえず、こういう「奥が深い世界もある」ということですね。

カード会社の一番の利益は「利息」である

いろいろ根本的な話をしてきましたが、一貫していたのは、

  • 「カード会社」にしても、
  • 「各商店」にしても、
  • 「決済手数料」では、ほとんど稼いでいない

…ということ。では、何で稼いでいるのか…といったら、

  • 商店…商品の販売収益
  • カード会社…利息

ということですね。「商品の販売収益」は当たり前なので、ここでは「利息」について書きましょう。

このシステムで、損をするのは誰か?

勘のいい人は気づいたでしょうが、このシステムの中では、

  • ムダな商品を買う人
  • 利息を払う人

が損をしているわけです。で、多重債務者の典型的なパターンである、

  • ムダな買い物をして、
  • しかもそれでカードの利息を払っている人

…というのは「ダブルで損」をしているわけですね。この方々は、「商店」「クレジット会社」を儲けさせるために生きているようなものです(きつい言い方かも知れませんが、昔の私もそうだったので、自戒を込めて)。

『ドラゴン桜』の有名な名言で「頭のいいやつが、頭の悪いやつから搾取する。これが世の中の常識」という内容がありますが、まさにその通りです。もちろん、これは別に「騙している」わけではなく、「自制心のない人たちが、自分から罠にかかっていく」わけですから、誰も否定できないのです。

(服でもバッグでも旅行でも、全部自分が欲しくて買ったわけですからね)

なので、クレジットカードを持っても損をしない生き方というのは、

  • ムダな買い物をしない
  • 利息を(できるだけ)払わない

の二点につきます。「当たり前」と思うかも知れませんが「根本を抑えて、理解する」というのが大事です。

  • このシステムで、「誰が」「どう」儲けているのか、を知る
  • それを「払う側」になったら、負けだと気づく
  • だから「払う側」にならないことをまず考え、
  • できれば「もらう側」になることを考える

…ということです。ちなみに、この「もらう側」というのは、カード会社もそうですが「商店で働いている人」もそうです。つまり、あなたが買い物をした時、あなたに「頭を下げた人」は、実は「勝っていた」のです。(金銭的な面だけ見れば)

「実るほど、頭を下げる稲穂かな」という川柳もありますが、まさにその通りです。「お金持ちになる人生」というのは「ひたすら頭を下げる」(顧客のニーズを汲み取る)ことの連続なのです。ほとんど修行僧のような生活です。(それは『となりの億万長者』というベストセラーを読んでも、痛いほどよくわかります)

「消費者」と「提供者」は、敵ではない

少々、脱線しましたが、このように、

  • 消費者
  • 提供者

の両者は「敵ではない」ということです。彼ら(というか我々)が日々していることは、

  • 「どちらか勝って、どちらかが負ける」ことではなく、
  • 実は二人とも「互いを賢く利用」している

ということ。ビジネスライクに、利用者は「便利」に支払いが出来る。提供者は「利息」をもらえる。全部、「共同作業」なのです。

もちろんそんな小難しいのは関係ない!と思う人もいるでしょう。もちろん、別にまじめに考えなくてもいいのです。とにかく、一方的な関係では無い、ということ。互いに便利だったり、有り難かったりしているという話です。

そういう関係も含めて、資本主義の世界ではすべての人が「生態系」の一員として、何らかの役割を果たしている、ということ。だから、

  • 経済の英語「Economy」は、
  • 生態系(Ecosystem)から来ている

のです。また「経済」という日本語(元は中国語)は、

  • 「経世済民」(けいせいさいみん)
  • 「世を経め、民を済う」(おさめ、すくう)

という語源・由来になっているのです。こうした語源を見ても、古今東西の人々が、いかに「経済とは、人のつながりである」と考えてきたかがわかるでしょう。経済は人間の生活そのものなんです。

「いい消費者」であることは、社会貢献である

もっとも、道行く人が全員そんな風に真面目に考えていたら、堅苦し過ぎてつまりません。経済活動も滞ります。そんな真面目になる必要もないものの、

  • 私たちは、買い物している時も、労働している時も、
  • 一人に見えるかも知れないし、
  • 相手はそう思っているかも知れないけど、
  • 少なくとも、自分はそうではない
  • お金を払うと言うことは経済に参加しているのだ
  • 私も世の中(経済)を回しているのだ

…と思うといいでしょう。

クレジットカードは、善悪どちらでもない

クレジットカードの記事なのに、かなり人間論に傾きましたが、

  • さだまさしのライブも、
  • ほとんどトークで、歌が全然ない

ことがあると有名なので、それと似たようなものだと思ってください。こうした考察から言えるのは、

  • クレジットカード自体は、善悪どちらでもない
  • すべて、使う人の問題である
  • 買い物しまくってもいいし、節約しまくってもいい
  • 大事なのは「どんな気持ちで」それをしたか
  • 自分は満足なのか?

…ということなのです。これをマザーテレサは、「何をするかではなく、どんな気持ちでそれをするかが大事」と言っています。原文は下の通りです。↓

何をするか(行為と結果)が問題ではなく、どれほどの愛をそこへ注ぎ込むことができるのか、それが重要なのです。

なので、「クレジットカードで買い物しまくって、破産」とか「借金返済で苦しむ」というのも、全然ありでしょう。そうして借金苦になって、野垂れ死んで死後に評価されたのが、石川啄木という男です。

(彼の時代にクレジットカードはありませんが)

クレカの仕組みを支えるのは「生きる欲望」

かなり人間と経済の仕組みの話が長くなりましたが、実はこれこそが「クレジットカードの本当の仕組み」なのです(こじつけると)。つまり、

  • 「加盟店」がどうとか、
  • 「手数料なしで、どう利益を出すか」とか、
  • そんな話は「所詮小手先」であり、
  • 最終的には「人間の尽きない欲望」が、
  • 「経済」を回し、
  • 「金融」を生み出し、
  • 「クレジットカード」を生み出した

ということなんですね。なので、クレジットカードの仕組みを「本当に」支えているのは、ビジネスモデルではなく「人間の、生きる欲望」なのです。

ただ、その時「自分を失った状態」ではなく、

  • あくまで喜びながら、
  • しかも「お客だから、何をしてもいい」という態度ではなく、
  • 「経世済民(経済・社会)」の共同作業に参加する「片割れ」として、
  • 「立派な消費者(社会人)」である

…ということが大事でしょう。こう書くと「ずいぶん、ストイックな浪費だな」と思われるかも知れませんが、おそらく「ストイックな浪費」こそが大切なのです。


以上、流れを振り返ると、

  • クレジットカードの仕組みを解説した
  • 結果「手数料」では、おそらく誰も儲けていない
  • 儲けているのは主に「商品の販売」と「利息」である
  • つまり「浪費」「利息の支払い」をすると、負け組
  • それをしない人は「便利なシステム」だけを享受する、勝ち組

…という話になり「じゃあ、買い物しなければいいのか?」「買い物は悪なのか?」ということになり、このような「買い物の哲学」っぽい話になったわけです。

最終的には、クレジットカードでもキャッシングでも、

  • ポイントがどうこうとか、
  • 審査がどうこうだけでなく、
  • 何のため、誰のために、お金を使うのか? 毎日生きているのか

ということに行き着くので、その参考に、少しでもしていただけたらと思います。

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