マイレージカード・まとめ ~ANA・JALの比較、マイルがたくさん貯まる方法など~
「マイレージカード」とは?
マイレージカードという、正式な名前はありません。要は「マイルが貯まりやすいクレジットカード」が、俗にこう呼ばれているわけです。
で、そうした「マイレージカード」の中でも特に人気な、
- ANA VISA/Master一般カード
- ANA VISA/Master学生カード
- JAL普通カードSuica(JCB)
- JAL普通カード(アメリカン・エキスプレス・カード)
- ANA VISA/Master学生カード
これらのクレジットカードについてまとめていきます。
ANA VISA/Master一般カード
- 三井住友カードが発行
- ANAと提携している
- 「一般カード」と「学生カード」がある
というのが概要。で、マイルについて書くと、
- マイル還元率が最高「1.3%」
- これでANAのエコノミークラスを買うと、
- 大体「2.6%」相当の還元率になる
- つまり「1万円」の買い物で、
- 「260円」相当の航空券
- 「100万円」買い物したら、
- 「2万6000円」程度の航空券が無料になる
ということです。「高いのか低いのか、よくわからない」と言われるかも知れませんが、これはかなり高い部類です。
*円換算で「2.6%」の還元率になりますが、通常、高還元率と言われるクレジットカードは「1%」なので。
買い物する場所を限定すれば、さらに高還元率
上の計算は「普通の店」で買い物した場合のもの。ANAカードマイルプラス提携店で買い物した場合、最高で「2.3%」のマイル還元率になります。箇条書きすると、
- マイル還元率が最高「1.3%」→「2.3%」になる
- これがエコノミークラスだと、大体2倍の価値になるので、
- 円換算の還元率で「4.6%」くらいになる
- ↑(航空券を買うという条件で、還元率4.6%になる)
ということです。で、気になるのは「ANAカードマイルプラス提携店」というのが、どこかでしょう。それを一覧します。
*以下、提携店の説明が長めになります。ANA VISA/Masterカードの全体像を知りたい方は、こちらの記事をお読みください。↓
ANAカードマイルプラス提携店・一覧
まず、ANAカードマイルプラス提携店は下の公式ページで全部見られます。
- ANAカードマイルプラスで貯める
- http://www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/anacard/ana-cardmileplus.html
レストラン・飲食店
- スターバックス
- アロハテーブル(ハワイアンレストラン)
- にぎりや徳兵衛(おにぎり)
その他、飲食した金額がそのまま換算されるわけではありませんが、
- ぐるなび
- 食べログ
- ホットペッパーグルメ
- 一休
などを通じた予約でもマイルがたまります。たとえば「ホットペッパーグルメ」だと「1回の予約で20マイル」たまるので、
- ホットペッパーグルメを通じて、
- 「アロハテーブル」の予約をする
などの手が使えますね。(スターバックスや徳兵衛の予約はないので)
チェーンでない「個人店」がたくさんある
上の一覧だと「飲食店、少ないな」と思われるかも知れませんが、これは「チェーン店」が少ないだけです。1店舗、あるいは数店舗の、いわゆる「デートで使えそうなお店」だと、大量に提携レストラン・バーがあります。
- ANAカードマイルプラス・グルメ(食べログ)
- http://tabelog.com/tieup/ana_list/
見ていただくとわかりますが、大体の価格帯として、
- 昼…1000円~2000円
- 夜…6000円~2万円
程度が平均値となっています。完全デート用ですね(笑)。もしくはビジネスの会合。
こういう「高いお店」だったら大量に提携店があるので、
- お店選びにも不自由しないし、
- 金額が大きい分、マイルもさらに貯まる
といえます。もちろん、出費も多くなるので、あくまでビジネスや「本当に必要なデート」などにしましょう。
(本当に必要でないデートというのは、ただ奢らされているだけで、あちらには何の愛情もない…というようなケースです。こういうデートをする男性は、もっと自分を大事にした方がいいでしょう)
…と、デート論はさておき、飲食店だと、このような提携店があります。
コンビニ・スーパー・ドラッグストア
コンビニやスーパー、ドラッグストアの場合、
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- ココストア
- マツモトキヨシ
- 爽快ドラッグ
- 沖縄ファミリーマート
となっています。「沖縄ファミリーマート」というのは初めて聞きましたが、こうやって地域名が入ると、地元愛を刺激されて、買いたくなる人もいるかも知れませんね。
(個人的には、東京などの都市部にも、1店舗ずつくらい出しても面白いと思います。「沖縄ファミマの限定商品がそろうファミリーマート」みたいな感じで)
…と、ファミリーマートは沖縄人のみ有効ですが、多くの人にとって使えるのは、
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
でしょう。マツキヨも使えますが、
- 薬自体買わない
- シャンプー・石鹸・化粧水なども一切使わない
という人は、最近増えていますからね。
*やや驚くかも知れませんが、シャンプーや石鹸などは、一切使わない方がいいそうです。使わないと臭くなるのは、「流されてしまった皮脂を、体が焦って多く分泌する」からであって、流さないのが習慣になると、体も過剰な皮脂分泌をしなくなるのです。あと、化粧水での保湿も、すればするほど「天然の保湿力」が弱まるので「化粧水なしでは、いられない肌」になってしまいます。要は「ナチュラルメイク」のようなものなんですね。化粧水は。
…と、多くの人にとって役立つかもしれないので、マイレージカードとは直接関係ありませんが、豆知識として書いておきました。もちろん、薬も限界まで使わない方がいいです。(常在菌を殺してしまいますからね。とにかく人間は、「不自然なものは、何も入れない」のがベストなようです)
なので、一番使える&使うべきなのは「セブンイレブン・イトーヨーカドー」となるでしょう。
食品・飲料・お酒
食品や飲料では、主に通販ですが、下のスーパー・サービス等が提携店です。
- アピタ e-ショップ
- オイシックス
- グルーポン
- SEIYUドットコム
- ダイエーネットショッピング
- 築地市場ドットコム
- ピザハットオンライン
- カクヤスネットショッピング
- ニチレイフーズダイレクト
- ドミノ・ピザ・オンライン
- キリンオンラインショップ
- オーダーチーズドットコム
という風です。簡単に主なキーワードだけ書くと、
- アピタ
- SEIYU
- ダイエー
- ピザハット
- カクヤス
- ドミノ・ピザ
- キリン
…などのネットショッピングが提携店…ということですね。特に、
- 家で仕事をしている主婦の女性
- 小さいお子さんがいて、買い物にいけないお母さん
などは、ネットスーパーを使うことも増えているでしょう。その場合は、これらを使うとさらにお得にマイルがたまります。
(余談ですが、「オーダーチーズ」は「世界のグルメ食材」を通販するサイトです。田舎に住んでいても「自宅でフォアグラ」が食べられる時代なんですね)
百貨店・デパート
百貨店・デパートでは、下のような提携店があります。
- 伊勢丹オンライン
- 小田急オンライン
- 西武そごうeデパート
- 大丸・松坂屋
- 高島屋
- 東急百貨店ネットショッピング
- 三越オンライン
- 阪神百貨店オンライン
- 阪急百貨店ネットショッピング
…という風です。これもオンラインが多いですね。オフライン(実店舗)でOKなのは、
- 高島屋
- 大丸
- 松坂屋
となっています。(大丸・松坂屋は「オンライン」もOKです)
ショッピングモール
ショッピングモールは、下がANAマイルプラスの提携店です。
- 沖縄アウトレットモール あしびなー
- アネックス(名古屋栄キタ)
- エスカ地下街
- シック・アウトレット・ショッピング
- 千年アウトレットモール・レラ
- ユニバーサル・シティウォーク大阪
…という風です。地域が限定されていますが、逆に該当する方にとっては「ピンポイント」でメリットがあるので、紹介しました。
(私は元名古屋人ですが、エスカを見た瞬間「おお」と思ったので)
総合通販サイト
総合通販サイトは、下のような提携店(サイト)があります。
- 楽天市場
- ヤフオク
- Yahoo!ショッピング
- ポンパレモール
- ベルメゾン
- ディノス
- ジャパネットたかた
- ショップジャパン
- ヤマダモール(ヤマダ電機)
などです。楽天市場・ヤフオクなどが揃っているのが便利ですね。Amazonがないのだけ、残念ですが…。
これらの提携店で集中的に買い物するとお得
…と、ANAカードマイルプラス提携店の紹介が熱くなりましたが、「かなり提携店が多い」というのはわかっていただけたでしょう。
これらの提携店に、日常の買い物(あくまで必要なものだけ)を集中させたら、相当マイルがたまります。マイル還元率は提携店によって多少バラつきがありますが、「0.5%~1.0%」です。で、
- これらの「提携店」の還元は、
- 「通常の還元」とは「別」でつく
- つまり、ANA VISA/Masterカードを発行する、
- 「三井住友カード」がつけるマイルとは別に、
- それぞれの提携店経由で、
- 「さらにマイルが追加」
となるわけです。で、
- 三井住友カード…1.3%
- 提携店…0.5%~1.0%
というマイル還元率になっているので、合計すると、1.8%~2.3%のマイル還元率となるわけですね。
ANA VISA Suicaカード
ANA VISA Suicaカードのマイレージについては、上に書いた「ANA VISA/Master一般カード」と同じです(ほぼ)。そして、クレジットカードとしての違いは、
- Suica機能がついている
- そのため「電車・地下鉄」をよく利用する人におすすめ
となります。「定期券」としては使えないので注意してください。
Suicaは、JRやJR東日本以外でも使えます
Suicaを使っていない方の間で、一部勘違いされていますが、Suicaは「全国各地ほぼどこでも」使えるものです。箇条書きすると、
- Suica以外でも「交通系ICカード」が使える電車・バスなら、
- Suicaも、それ以外でも、共通して使える
という風になっているのです。つまり「もう、全部同じ」なんですね。「デザインが違うだけ」です。例えて言うなら、
- スターバックスカードの、
- 「東京限定」「大阪限定」などのカードが、
- 「Kitaka」「Manaca」などになっている
ようなものです。交通機関だけでなく、コンビニなどのショップでの支払いも同じです。なので、ANA VISA Suicaカードは、
- JRやJR東日本を使う人だけではなく、
- 交通系ICカードを使う人全般にとって、便利である
ということですね。ちなみに、私は札幌市民ですが、「Kitaca」ではなく、いつも「Suica」を使っています。(札幌の前は、東京に住んでいたので)
補足…交通系ICカード一覧
補足として、全国の交通系ICカードを一覧にします。これらが使える路線・お店を利用している方は、ANA VISA Suicaカードには、その交通系ICカードがセットになっていると考えてください。たとえば、
- ANA VISA はやかけん
- ANA VISA マナカ
みたいなものですね。機能としては。正式にこういうネーミングのものが出たら、地元愛の強い人なら申し込みしそうですね(笑)。
(以下、交通系ICカードの一覧です)
- Suica…JR東日本
- Kitaca…JR北海道
- TOICA…JR東海
- ICOCA…JR西日本
- SUGOCA…JR九州
- PASMO…首都圏の私鉄各社
- manaca…名古屋鉄道・名古屋市交通局
- PiTaPa…関西圏の私鉄各社
- はやかけん…福岡市交通局
- nimoca…西日本鉄道
ちなみに、時代が進んで「自宅で3Dプリンタで、クレジットカードを発行できる」となったら、多分これらでもANA VISA/Masterカードが作れるでしょう。つまり、
- 現在の「ANA VISA Suicaカード」の審査に通ったら、
- 「Suicaでも、Kitacaでも、お好きなデザインを選べます」と言われ、
- デザインの3Dデータをダウンロードし、
- 自宅の3Dプリンタで、「ANA VISA パスモ」を作ってしまう
…という感じですね。あと10年くらいかかるかも知れませんが、クレジットカードの世界もそうやって「趣味性」がどんどん高まっていくはずです。(3Dプリンタがあれば、カード会社は「データ」を提供するだけで、マイナーなデザインを採用しても、コストがかかりませんからね)
■ 参考ページ
- ITmedia「全国交通系ICカード相互利用が始まる」(2013年3月)
- http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1303/22/news075.html
以上、ANA VISA/Masterカードとの違いである「Suica」(交通系ICカード)の部分について、重点的に紹介してきました。残りの点について詳しくは、ANA VISA Suicaカードの記事でまとめているので、こちらをご覧ください。
JAL普通カードSuica(JCB)
JAL普通カードSuica(JCB)は「Suica機能がついている」という点では、先に書いた「ANA VISA Suicaカード」と同じです。で、違いは、
- VISAでなく「JCB」
- ANAでなく「JAL」
ということ。「JCBとVISA、どちらがいいか」と言われたら、私は断然「VISA」を推します。
- ヨーロッパ・アフリカ・北米・南米などは、JCBが使えないことが多い
- VISAやMASTERは、どこに行っても使える
という理由です。海外の旅行先がアジアだけだったらJCBでもいいのですが、そうでない時も今後あると思うので、個人的には「VISA」をおすすめします。
(海外旅行だけでなく「ネットショッピング」でも、VISA・Masterしか対応していないものは多いですからね)
ということで、国際ブランドの違いで考えると、ここまで書いてきた2つのクレジットカード、
の方が個人的にはおすすめです。ただ、「JAL」という点にこだわりを持つなら、この「JAL普通カード」の方がいいかも知れません。
JALのマイル還元率はどのくらいなのか?
JALとANAのマイル還元率は、どちらも同程度です。一つ違いをあげるなら、
- JAL…「国内線」に強い
- ANA…「国際線」に強い
となります。それぞれの「1マイルあたり、何円の価値があるか」を見ると、下のようになっているからです。
■ JAL
- 国内線…1.5円~6.8円
- 国際線…1.75円~9.4円
■ ANA
- 国内線…1.5円~5.7円
- 国際線…2.15円~15.6円
という風です。
■ 参考ページ
- BENRISTA「1マイルの価値はいくらなのか?についてのまとめ」
- http://card.benrista.com/mile-kachi-matome/#matome
見やすく「国内・国際」に分けて書くと、
■ 国内線
- JAL…1.5円~6.8円
- ANA…1.5円~5.7円
となります。ここでは「JAL」が上ですね。で、
■ 国際線
- JAL…1.75円~9.4円
- ANA…2.15円~15.6円
となります。こちらは「断然、ANAが得」です。国際線の方の差がずいぶん大きいですが、実際にはここまでの差はないと思います。というのは、
- 国際線の「一番高いもの」は、
- アメリカ・ブラジルなど「地球の反対側」に行く便で、
- しかも「ファーストクラス」
というパターンだからです。なので、「比較するときの便によっては、とんでもない値段」になるわけです。たまたま調査した時に、そういう便にあたったのかも知れません。
この調査は複雑なので、ひとまずBENRISTAさんのデータを参考にさせていただきました。ただ、個人的には「JALの国際線も、もっと還元率が高くなるはず」と思います。経営破綻した直後だったらともかく、今はもう回復していますしね。
国内線の利用が多い人、JALが好きな人におすすめ
まとめると、
- 「ANA VISA Suicaカード」より、
- 「JAL普通カード(JCB)」
を選ぶ理由があるとしたら、
- 「国内線」の利用が多い
- 「JAL」が好き
という2点になります。長年JALを使ってきた…という人の場合、「出張がJALの方が、違和感がない」ということも多いでしょう。逆に、そこまでこだわりのない人だったら、ANAでもJALでも同じです。
(航空会社の違いがあるとしたら、「ANA&JAL」か、「LCC」かの違いでしょう。この2つのグループは、歴然と違います)
個人的には、ANAの方が、JALよりおすすめです。理由は後半の「JAL派・ANA派、それぞれのメリットは?」の部分で書いています。
ただ、それほど大きな違いではないので、特にこだわりがなければ、個人的にはここまで紹介してきた2つのクレジットカード、
のどちらかでいいと思います。(両方ANAですが。Suica機能が欲しい人だったら、2つ目の「ANA VISA Suicaカード」の方ですね)
JAL普通カード(アメリカン・エキスプレス・カード)
JAL普通カード(アメリカン・エキスプレス・カード)は、上に書いた「JAL普通カード(JCB)」の、
- 「JCB」が、
- 「AMEX」に変わった
というもの。その他の点は同じです。なので、「アメリカン・エキスプレス」の部分に絞って、メリットを説明します。メリットを一言でいうと海外旅行・出張で有利となります。具体的には、
- 「海外航空便・遅延費用」の保証がある
- つまり、飛行機が遅れても安心
- 国内主要空港のラウンジサービスが無料
- 同行者も1名まで無料
- ↑(一見「国内旅行」のようだが、海外に行く時も、出発時に当然国内のラウンジを使う)
- 海外でのショッピング補償がある
- 他の「JAL普通カード」にはついていない
- 国内・海外旅行の保険が、自動で付帯する
- 「家族特約」もセット
- 他の「JAL普通カード」では、家族特約はない
- 中国に行く場合には「銀聯」を発行できる
- 中国では普通のクレジットカードは使いにくいので、
- 「銀聯カード」があると非常に便利
…というのがアメリカン・エキスプレスのメリットです。簡単にキーワードだけ一覧にすると、
- 航空便遅延補償
- 空港ラウンジ
- 海外ショッピング補償
- 保険家族特約
- 銀聯カード
ということですね。これらはすべて、他のカードだと(JAL普通カードの、アメックス以外の国際ブランドだと)、「ない」か「難しい」ものになっています。これらのメリットが揃っているという点で、特に海外によく行く人におすすめです。
正規のアメックスカードが、最安で手に入る
もう一つ、「JAL普通カード」へのこだわりはなくても「アメックスカード」へのこだわりがある人にも、この「JAL普通カード(アメリカン・エキスプレス・カード)」はおすすめです。理由は、
- 年会費6000円で、正規のアメックスカードが手に入る
- アメックスが直接発行するカードだと、
- 一番安い「グリーン」でも、年会費1万2000円
- JALでなく、ANAも「アメリカン・エキスプレス・カード」を発行しているが、
- その「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」の場合
- 年会費は「7000円」(JALより1000円高い)
となっています。「1000円くらいいんじゃね?」と思う人もいるでしょう。私も思います。要は、
- アメックスが「直接発行」するカードより、
- JAL・ANAが発行するアメックスカードの方が、年会費が半分程度になる
ということです。もちろん、年会費が半分でも「正規」のカードなので、アメックスのサービスはすべて受けられます。
上に書いた通り、アメックスを使うメリットがある人(つまり、よく海外に行く人)にとって「年会費1000円」の違いは大したことないので、
- JALが好きか、ANAが好きかで決める
- どちらでもいいなら、年会費が安いJALにする
JAL派・ANA派、それぞれのメリットは?
JAL・ANAの違いは、強いていうなら、
- JAL…ラウンジなどの「上位サービス」を受けたい人向け
- ANA…そういうサービスなしで、「飛行機自体」の、安さと質を求める人向け
となります。つまりANAの方が、無駄がないということ。大体のイメージとしては、年収1000万円以下だったら、みんなANAの方がいい…となるのではないでしょうか。
(曖昧な言い方をしたのは、好みもあるし、年収の線を引くのも難しいからです)
個人的には、ANAがおすすめ
理由を箇条書きしていくと、
- ANA・JALで明確に違うのは、
- 「手荷物預かり」である
- JALの方が、個数もサイズも多い
- だから、荷物が多い人は、JALがいい
- 逆に言うと、荷物がない人は、
- JALだと「荷物が多い人の分まで、自分が料金を払っている」
- …ということになる
- さらにJALは「上位サービス」が受けやすくなっている
- つまり「多くの人が、上位サービス」を使っている
- ということは、「上位サービス」を使わない人だと、
- やはり「余計な費用を払っている」ことになる
つまり、下の2種類の人は、ANAの方がいいわけです。
- 荷物が少ない人
- 上位サービスを使わない人(普通の人)
ということですね。で、これだけ見ると、
- お金持ち…JAL
- 普通の人…ANA
という分類になりそうですが、お金持ちの人は多分「違う」と言うでしょう。
お金持ちでも、ANAの方がいい?
理由は、
- お金持ちほど、荷物がない
- だから、JALの「荷物のサービス」が要らない
- 「上位サービス」についても、
- まず「荷物」の優遇は不要
- 「ラウンジ」も「クレジットカード」のサービスがあるから不要
- 役立つのは主に「優先搭乗」のみ
- しかし、この「優先搭乗」も、
- お金持ちは「ビジネスクラス」や「クラスJ」(JALの上位シート)を買うことが多く、
- チケット自体で、優先搭乗できるようになっている
…ということです。つまり、ANA・JAL、それぞれで得する人をまとめると、
- 荷物が多い、普通の人…JAL
- 荷物がない、普通の人…ANA
- 荷物が多い、お金持ち…JAL
- 荷物がない、お金持ち…ANA
となります。(やや大雑把な分け方ですが)
これだと「互角」に見えますが、3つめの「荷物が多いお金持ち」というのは、基本的にいません。(お金持ちは、全部現地で買うか、別便で送っているからです)
なので、上の比較結果はこうなるわけですね。↓
- 荷物が多い、普通の人…JAL
- 荷物がない、普通の人…ANA
- 荷物がない、お金持ち…ANA
荷物が多い、普通の人のみ、JALがおすすめ…ということです。
ANA・JALの違い、詳細比較
上に書いた「荷物」なども含めて、JAL・ANAの詳細な比較をしていきましょう。下の参考ページを元に、まとめさせていただきます。
- 「JAL派、ANA派どっちがいいか“ザックリ比較!!”」
- http://yoshisuke.seesaa.net/article/405046083.html
■ 手荷物預かり・許容数
- ANA…スーツケース1個
- JAL…スーツケース2個
ということで、これは「完全にJAL」です。それぞれ「上位ステータス」は個数が増えますが、
- ANA…2個
- JAL…3個
ということで、やはりJALが上です。さらに「サイズ」ですが、縦横奥行きの「3辺合計」のサイズが、
- ANA…158cm
- JAL…203cm
ということで、JALの方が一回り大きくなっています。重量も、
- ANA…20kg
- JAL…23kg
と、JALの方が重くてもOKです。(サイズが大きいのだから当然ですが)
このように「個数・サイズ・重量」ともに「JALが明確に有利」なので、この点ではANAよりJALをおすすめします。
(ちなみに、私は必ず「機内持ち込みの小さいリュック一つ」なので、預ける荷物は無関係です。その点、余計な料金がかかっていないだろう、ANAを選びます。*これだけサービスしているということは、JALの料金には、それだけ上乗せされているはずですからね)
■ エリートステータス
- ANA…「ゴールド」(一番上)から
- JAL…「サファイア」(上から2番目)から
となります。ちなみに、エリートステータスになると、
- ラウンジが使える
- 荷物の許容量が増える
- 優先搭乗できる
などのメリットがあります。このステータスが「早く獲得できる」という点で、JALの方が有利ということですね。
(逆に言えば、多くの人がこのサービスを利用しているということ。その分の料金が「関係ない人」にも含まれている可能性があります。なので、「上のステータスとかいらない」という人だったら、やはりANAの方がいいでしょう。)
■ 料金
- ANA…直前予約がしやすい
- JAL…直前だと高い
つまり、料金だと「若干、ANAが有利かも」ということですね。特に直前に出張などが決まることが多い人の場合。
■ 機内食(アイス)
機内食はほぼ互角ですが、アイスだけが違うらしく、
- ANA…普通
- JAL…ハーゲンダッツ
となっています。これは断然、JALの方がいいですね。しかし、
- アイスを食べない人には関係ない
- 特に健康や外見に気を使う人々は、
- アイスのような嗜好品は、年々食べなくなっている
という点から、これは個人的には「JALが上でも、関係ない」と思います。余談ですが、アーティストのGACKTさんは、
- 炭水化物
- 肉・魚
- お酒
- 果物
- 砂糖
は、一切摂取しないそうです。(ごくたまに、一部解禁する程度で)
何を食べてるかと言ったら「ほとんど野菜」なんですね。にわかには信じがたいと思いますが、特に「砂糖・炭水化物」は、極力摂取しない方がいいようです。
■ 参考ページ
- 不調の原因「グルコーススパイク」(大塚製薬)
- https://www.otsuka.co.jp/health_illness/snack/page_01_02.html
「グルコース」は「ブドウ糖」ですが、
- 糖質の摂取で、血液のブドウ糖の量(血糖値)が急激に高まる
- それを「下げよう」とする働きが強まる
- 結果「血糖値が、食べる前より下がる」
- だから、眠くなる
ということです。ちなみに、この「上下動」自体を、少なくした方が健康にいいので、砂糖や炭水化物自体を、減らした方がいいようです(なかなか難しいですが)。
大塚製薬は「甘い味がする健康ドリンク」もたくさん出してるので、彼らにとって、これは必ずしも有利な学説ではありません。(もちろん、これに合わせて新しい商品を開発していくのでしょうが)
…と、このように「アイス自体が、そもそも健康には不要」なので、「そういう所にお金を使っていない、ANAの方がいい」と、個人的には思います。
(全体的に、ANAの方が「無駄に使われるお金がない」という印象です)
ANA VISA/Master学生カード
ANA VISA/Master学生カードは、ANA VISA/Master 一般カードの「学生版」です。
- 「マイレージが貯まりやすい」というメリットは同じ
- 違いは「在学中、年会費無料」ということ
- 22才以下だと「スカイメイト割引」があること(学割)
ということです。つまり、
- 年会費無料
- 学割
という2点ですね。当然ですが「一般カードより、総合的に有利」ということです。不利な点は、「限度額30万円と、一般カードより小さい」ということですが、学生ならこれだけあれば十分でしょう。
(むしろ、これ以上使うのは非常に危険です。私はこの3倍借金していましたが)
一般カードだと2000円の年会費が、無料になる
まず「年会費」についてですが、「一般カード」(ANA VISA/Master 一般カード)だと、「2000円」かかります。これが「学生カード」だと無料になるということですね(在学中は。退学したらダメです)
「年会費無料」の何がいいのかというと、
- 金額自体は問題ではなく、
- 「サブで何枚かクレジットカードを持つ」
という時に有利なんですね。一枚だけだったら、年間2000円程度、別に痛くないでしょう。しかし、
- 買い物する先、ポイントを使う先によって、
- 「お得なクレジットカード」はだいぶ変わるので、
- それぞれの用途に合わせて、複数枚持つ
というのは合理的です。そして、複数枚のクレジットカードを持つとなると、「年会費」は重要になるのです。なので、主にそういう方にとって、大きなメリットですね。
そうでなければ、2000円という金額自体は、それほど強調するようなものでもないと思います。
(学生で複数枚のクレジットカードを持つ人が、どのくらいいるかはわかりませんが…)
スカイメイト割引について
もう一つのメリットである「スカイメイト割引」ですが、これは、
- 22才以下で適用
- 料金が6割程度まで安くなる
- たとえば「東京・羽田」→「札幌・新千歳」なら、
- 通常「3万7000円」が「2万円」になる
- (金額は便によって違うので、概算)
ということです。ちなみに、東京―札幌間は、もっと安い便も当然あります。最安値は1万6000円くらいだったと思います(時期にもよりますが)。
スカイメイト割引を使わなくても、最初からそれだけ安い便もあるわけですが、それだと割り引かれないかも知れません。下の参考ページで、「スカイメイト割引」の金額例が一覧にされていますが、やはり全部「2万4000円」以上のものになっています。
■ 参考ページ
- ANAのスカイメイト割引(12歳以上〜22歳未満)で飛行機に安く乗る
- http://kakuyasu-ryoko.com/airplane/スカイメイト割引/
- 東京―札幌…37790円→20140円
- 東京―福岡…41390円→21840円
- 東京―沖縄…46090円→23990円
- 東京―大阪…25490円→12990円
- 大阪―福岡…24600円→11850円
- 大阪―札幌…46300円→24000円
- 大阪―沖縄…38400円→20350円
つまり「高いチケット」しか割引が適用されないかも知れませんが、「24600円」が「11850円」になる…というのはかなりお得でしょう。私は先日(2016年5月)、「羽田―札幌」で「1万4000円」程度の最安値の便に乗りましたが、十分快適でした。ガラガラだったというのもありますが。
1万4000円で十分なクオリティだったので、「2万4000円」だったらかなり良いだろう…と思います(国内線は、激安しか乗ったことがないのでわかりませんが)。
何はともあれ、スカイメイト割引が、かなりお得なのは確かです。もちろん、これを活用するために旅行を増やす…というのは本末転倒ですが、「もともと旅行をする予定だった」という場合には、いいでしょう。
マイレージカード・まとめ
以上、「マイレージカード」(マイルが貯まりやすいクレジットカード)についてまとめてきました。最後に要点を整理すると、
- マイレージカードは、
- 「普通の還元率」は「0.5%」程度である
- つまり「電子マネー」などに交換する場合、
- 「1万円買い物して、50円」程度になる
- しかし「マイル」に交換すると、
- 「マイル還元率」が「1%~2%」程度なので、
- 「1万円買い物して、1~2マイル」になる
- この「マイルの価値」は、
- 「どんな航空券」を買うか」で変わる
- 目安としては、
- エコノミー…1マイル…2円
- ビジネス…1マイル…7円
- ファースト…1マイル15円
程度の価値を持つ。これを還元率に直すと、
- エコノミー…2%
- ビジネス…7%
- ファースト…15%
となる。普通「高還元率のクレジットカード」と言われるのは「1%」なので、エコノミーですら、その2倍になる。
(すべて概算であり、多少前後する)
- マイルも電子マネー同様
- 「普通の買い物」に使うこともできる
- ただ、その場合は「普通の還元率」になってしまう
- この記事で紹介したクレジットカードでも、
- 大体「0.5%」の還元率になる
- だから「マイレージカード」は、
- 旅行や出張で「航空券を必ず買うとわかっている」人のためのもの
- そうでない人は、何でも買えるAmazonで2%の還元率になる、
- Orico Card THE POINTなどの方がいい
- ANA・JALでいうなら、
- 「JALが好きな人」「荷物が多い人」はJALがおすすめだが、
- それ以外の人は、ANAの方がいい
- (全体的に無駄なサービスが少ない印象)
ということです。マイルが貯まりやすいマイレージカードを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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