お得にマイルを貯める方法 ~家賃・食費・服代・税金など、個別の還元方法~
「お得にマイルを貯める方法」はあるのか
これは、
- 「年間数万円」程度でいいなら、ある
- 具体的には「100万円買い物して、1~2万円分」くらい
- これは「電子マネー」に交換するする場合で、
- 「航空券」に交換するなら、
- 「100万円の買い物で、4万円分」も可能
- さらに、その航空券が「ビジネスクラス」だったら、
- 「14万円分」くらいにマイルの価値が増える
- 「ファーストクラス」だったら、
- 「30万円分」くらいまで増える
というのが「概要」です。
航空券が「どこまで必要か」がポイント
- ANAマイレージクラブ
- http://www.ana.co.jp/asw/AMCTopServlet
航空券にしない限り、実はマイルの還元というのは「あまり大した金額ではない」わけですね。なので自分にとって、航空券が「どこまで切実に必要か」が鍵です。
- 「切実に」必要でないなら、
- 「マイルで足りない分」を現金で払うわけだから、
- 結局「ムダな出費」をすることになる
さらに「航空券」だけでなく、
- ホテル代
- 空港に向かう交通費
- 現地のレストラン代
- ATM手数料
- 外貨両替の手数料
と、旅行(特に海外)に行くコストは、果てしなく膨らんでいきます。「それでも行きたい・行くべき」という理由があるかですね。
- 理由がある人は、喜び勇んで行くべき
- そうでない人は、普通に電子マネーに交換すべき
ということです。「航空券にする方がお得だから」と言って、必要もないのに航空券を買い、空に飛んで行くというのは、典型的な弱者の生き方です。
- 必要なものは、絶対手に入れる
- 必要でないものには、見向きもしない
というのが、強者の生き方です。強い弱いだけではなく、人としても、そちらの方が正しい気がします。
クレジットカードに限らず「お得情報」に対してどう反応するかは、その人の人生が如実に現れます。(お金に対するリテラシーだけではなく、人生観が現れます)。
この記事では「マイルを効率的に貯める方法」をいろいろ書いていきますが、
- 「マイルの貯め方の知識」だけでなく、
- 「本当の利益」とは何か
という点も、合わせて考えていただけたらと思います。
(もちろん、この「本当の利益」というのは、「お金」の意味で言っています。「心の豊かさが本当の利益」みたいな、冗談は言いません)
「家賃」でマイルを貯める
この方法は、
- まず「自分の希望にドンピシャな物件」を先に探す
- その後「クレジットカード対象物件」を探す
- 上の物件が、その中に「たまたま」あったら良い
- なかったら、クレカ払いは諦める
というのがベストです。理由は、
- 「住む場所」は収入に直結する
- たとえばフリーターの人なら、
- 「職場の目の前」に住んでいたら、
- 「毎日1時間」多く働き、
- 「月2万円」は多く稼げる
- これに対して「家賃でマイルを貯める」と、
- 「月5万円」の部屋で、「年間60万円」払い、
- 「高還元率」のクレカ(1%還元)でマイルを得ても、
- 「年間6000円」にしかならない
- 先の「月2万円」多く稼いだフリーターは、
- 年間「24万円」増えたことになる
- 「6000円」のマイルをもらうよりも、
- 「24万円」稼ぐ方が、どう考えてもいい
- これは極端な話ではなく、
- 「職住接近」は、本当にこのくらいの効果がある
- 別に「職場に近い部屋」でなくてもいいが、
- 要は「物件探し」では、クレカ払いやマイルなど二の次で、
- 「ベストな物件」を探すことが、最最最優先
- それで、たまたまその物件が「クレカ払い」ができるなら、
- それは「ラッキーだった、6000円儲かった」と思えばいい
ということです。で、その「クレカ払い対象物件」をどう探すかを説明します。
クレジットカード支払い、対象物件の探し方
まず、主だった業者で一覧にすると、
- アパマンショップ
- http://www.apamanshop.com/kodawari/36/
- いい部屋ネット(大東建託)
- http://e-heya.kentaku.net/campaign/card/
- 住友林業レジデンシャル
- http://www.sumirin-residential.co.jp/rent/credit/
などで、物件を検索できます。ただ、「すごく少ない」です。たとえば、
- 「アパマンショップ」で、
- 「JR名古屋駅」周辺の物件を探す
- 支払い指定なし(普通)…686件
- クレジットカード払い…10件
…という「すさまじい格差」です。つまり、
- 「クレカ払い」にこだわると、
- 物件探しの難易度が「69倍」になる
ということですね。なので、上にも書いた通り、
- 先に物件を決めて、
- クレカ払い対応かどうかは、後でチェックする
というやり方がいいわけです(というより、そうしないのはただのクレカマニアで、あり、マイルマニアでしょう。それはそれで楽しそうですが)。
そして、「69倍」の格差があるということは、「家賃のクレジットカード支払いは、基本できない」と思っておいた方がいい、ということです。その方が人生がうまくいくでしょう。
(住む場所というのは、収入だけでなく、家庭・恋愛・趣味も含めて「生活の質、すべてを左右するもの」ですから)
「食費」でマイルを貯める
家賃の次に支出が大きいのは「食費」です。で、どうマイルを貯めるかですが、
- 「レジでクレジットカードを使う」が一番簡単
- ただ、これは「混雑時」は避ける必要がある
ということ。つまり、
- クレカのサインが必要だったり、
- サインは不要でも、決済処理に時間がかかる
- 他のお客さんも待たせてしまうし、
- 自分だって、時間がムダになる
- 時間数だけ見たら大したことはないが、
- そこで途切れる「集中力」を気にするべき
- (マラソンのレース中に、5分止まることを想像するべき)
ということで、レジ支払いは一番カンタンですが、時間帯は注意する必要があります。(できるだけ、朝イチなど「空いている時間」に行く…ということですね。
(買いだめするのがいいでしょう)
食費でどれだけマイルが貯まるか?
一人暮らしの食費の平均は「約4万円」です。
- 常陽銀行「一人暮らしの食費はどれくらい?自炊で抑える節約術とは」
- http://www.joyobank.co.jp/woman/column/201501_02.html
この記事によると、
- 2013年10~12月
- 政府の家計調査
- 単身世帯の食費…39,412円
ということです。で、これで計算すると、
- 年間「48万円」である
- 「還元率1%」だと、
- 「4800円」のポイント・マイルがつく
ということ。「うーん」という感じでしょう。
- 最も金額が大きい「食費」で、
- 「高還元率のクレジットカード」(1%)を使って、
- 「すべての食べ物」を、
- 必ず「そのクレジットカードが使えるお店」で買って、
- 1年経ってようやく「4800円」ですからね。
「二人暮らし」の食費は?
二人暮らし…つまり夫婦ですね(同棲や同性やルームシェアでもいいですが)。
この場合、ゼクシイの調査では「平均…3.9万円」だそうです。上の「一人暮らし」と同じなので、少々驚きますが、
- 上の統計は「政府」だし、
- こちらの統計は「ゼクシイ」なので、
どちらも「信用できる統計」です。
- ゼクシイ新生活準備調査2014
- http://bridal-souken.net/data/trend2014/XY_ML14_report.pdf
「準備調査」とありますが、「結婚直前の、一人暮らしの状態」ではなく「結婚後のアンケート」です。(結婚した後別居している可能性もありますが、極めて少数派でしょう)
というわけで、
- 二人暮らしでも、食費の平均は月「4万円」
- ポイント・マイルの還元も、一人暮らしの計算と同じ
- つまり「年間4800円」程度
となります。もし違っていたら「一人暮らしの方が減るだけ」でしょう(一人暮らしなら、月2万円…ともよく言われますしね。常陽銀行もそう書いています)。
結論…食費でも、ポイント・マイルはあまりたまらない
少々残念な結果ですが、「食費をすべて、高還元率のクレジットカード」に集中させたとしても、あまり大した金額にはならない…ということがわかりました。
- 「年間4800円」程度なら、
- 何かのミス(鍵の紛失など)をなくすだけで、
- 簡単に節約できる金額
- あるいは「時給1000円」のフリーターの人が、
- どこかで「半日」シフトを増やせば稼げる金額
- 起業して、成果報酬のお仕事をして、
- 「時給5000円」になったら、
- 「1時間」で稼げる金額
ということです。3つ目は非現実的に思えるかも知れませんが、意外とできます。そして、私がおすすめするのは断然この方法です。つまり、
- 還元率とかマイルの貯め方とか、
- 細かいことをあれこれ考えるより、
- 起業して、一心不乱に仕事をして、
- 圧倒的な能力を身につけ、そっちで稼ぐべき
- その過程で多少のお金がぶっ飛んだとしても、
- それは「社会に、自分が与えた」と思って、プラスに考えるべき
- 細々した節約や、
- 「マイルを貯める裏ワザ」を考えるより、
- 結果的に、断然得するし、エキサイティング
ということです。大変ですけどね。大変な方が刺激があって良いです。脳は「良い刺激でも、悪い刺激でも関係なく、とにかく大きな刺激を求める」という、脳科学のセオリーを、知っておくといいでしょう。私達は、
- 楽しくても辛くてもいいから、
- 「大きな刺激」だけが欲しい
- だから「辛い分、楽しさが増す」という仕事が最高
なんですね。逆に「両方小さい」のは、脳科学的には完全に「アウト」なのです。「何もない人生」ですね。「挑戦も失敗もない人生」というやつです。科学的に、これは脳が一番退化する人生と言われています。
別に「平凡」を否定しているわけではありません。私も平凡ですし。ただ、
- 「最大の出費」である、食費ですら、
- クレジットカードのマイルは、そんなにたまらない
- だったら、もっと「稼ぐ」ことを考えた方がいい
ということ。そして、
- 「実力で稼ぐ」なら、
- 最終的には「起業」か「投資」以外の選択肢はない
ということです。(個人的には、投資の前に起業することをおすすめします。ビジネスの仕組みもわかるし、タネ銭もできますしね)
「服代」でマイルを貯める
- タカシマヤカード・ゴールドカード
- http://www.t-card.co.jp/gt/gold.html
服代のマイルが一番貯まるのは、
- 高島屋カードを作り、高島屋だけで買う
- 還元率「8%」なので、
- 年間「50万円」買ったら「4万円」ポイント・マイルが貯まる
ということです。ちなみに、「タカシマヤカード・ゴールド」だったら「100万円以上は、還元率10%」となります。つまり、100万円買って「10万円」のマイルが貯まる、…ということですね。
ファッションが好きな女性なら、年間50万円くらいは割と使うでしょうし、セレブな女性なら、100万円は超えるでしょう。そうした方の場合、服代だけでも、マイルはかなりたまります。
その他、百貨店系のクレジットカードは、その百貨店での買い物限定で、かなりの高還元率になっています。「7%~10%」もかなりあるので、チェックしてみてください。
■ 参考ページ
- 百貨店・デパートにおける年間利用額とポイント還元率の比較表
- http://www13.plala.or.jp/wanpe/doc/CreditCard04.html
マイルでなく、マルイで常に10%オフ
オヤジギャクで恐縮ですが、マイルではなくマルイで常時10%オフになる「エポスカード」があります。マルイだったら、割とファッションにうるさい人でも満足できるお店が多いはずなので、これはかなり役立つでしょう。
- 「月2万円」服代に使う人だったら、
- 毎月「2000円」の節約になるので、
- 年間で「2万4000円」の節約
ということですね。この「2万4000円」というのは、かなりすごいです。どうすごいのか、「これをクレジットカードのポイント還元でやってみる」ことを、シミュレーションするとわかります。
ポイント還元で、2万4000円貯めるには、どれだけ買い物する?
箇条書きすると、
- 「1%」還元されて「2万4000円」なので、
- 逆算すると「240万円」の買い物をしないといけない
ということ。つまり、
- 家賃以外で、毎月20万円クレジットカードで買い物
- 家賃も入れると「月25万円」程度の生活費
となります。(先に書いた通り、家賃をクレジットカードで払うのは難しいですからね)
で、月25万円の出費だと、年間で「300万円」です。つまり、
- マルイの「10%オフ」というのは、
- 服を「月2万円」買う人にとって、
- このくらい贅沢な生活(年間300万円支出)に匹敵する
- 「高還元」(割引)になる
ということですね。なので、服の買い物をマルイでする人は、エポスカードはぜひ作った方がいいでしょう。
(マイルはそれほど貯まりませんが、マイルよりはるかに大きな利益がありますから)
「パソコン」でマイルを貯める
パソコンは、絶対にいいものを買った方がいいです。特にウェブの仕事をしている人間だったら、他の何を犠牲にしてでも(ボロい服を着ていてでも)、パソコンだけは、超ハイスペックにするべきです。
(もちろん、どんなパソコンでもいいのですが、「絶対にフリーズしない」という安心感は、格別のものがあります。Dreamweaverとか、重いソフトを使う人間にとっては)
ノートパソコンだと、私が知る限り「ほぼ限界まで速い」「これ以上は、よほどの人でなければ必要ない」というレベルで「40万円」です。(マウスコンピューターで、メモリやSSDなどをフルにカスタマイズして)
で、これでマイルがどれだけ貯まるかというと、
- 還元率1%のクレジットカードで、
- 「4000円」となります
40万円の買い物をする割には、少ないですね。しかし、実は裏ワザがあります。マイルではないのですが。
自己アフィリエイトで、そのパソコンを買う
- A8.net(アフィリエイトの最大手)
- http://www.a8.net/
自己アフィリエイトというのは、
- 「人に商品を売る」のではなく
- 「自分で商品を買って」アフィリエイトの報酬を得る
というものです。「せこくね?」と言われるかも知れませんが、販売者側が認めているのでOKなのです。(というより、もともと定価が高いんですよ、何でも)
上のマウスコンピューターの場合、大体「3%」くらいが自己アフィリエイトで還元されます。となると「40万円」のノートパソコンの場合「1万2000円」が割り引かれるわけですね。これは大きいです。
マイルより、自己アフィリエイトの方が効果的なことが多い
パソコンの例をあげましたが、特にこういう高額商品を買う場合「自己アフィリエイトで買えないか?」ということを、一度チェックするといいでしょう。上の計算の通り、「高還元率のクレジットカード」よりも、さらにお得だからです。
「いや、クレジットカードでも、物によっては還元率3%以上もある」というでしょう。その通りです。Orico Card THE POINTの最初の半年は、「Amazonの買い物が、全部還元率3%」ですからね。(半年過ぎても、常時2%です。これはクレカの世界では、かなりすごいことです)
ということで、別に「自己アフィリエイトが、常にクレジットカードより上」と言っているわけではなく、
- 商品・サービスによる
- 先のパソコンの例だと、自己アフィリエイトの方が得
- 自分が買おうとする物に応じて、どちらが得かを比較するべき
- ↑(あと、自分の時給も考慮して、それが意味のある行為かも考えるべき)
ということです。「木を見て森を見ず」にならないように、注意しましょう。
(つまり、比較に時間をかけすぎて、むしろその時間働いていた方が良かった…という風にならないよう、ということですね)
「書籍」でマイルを貯める
これは2通りの方法があります。
- ①…「Amazon」に強いクレカを発行する
- ②…「書店」が発行するクレカを持つ
というもの。「書店のクレジットカード」というのは、「紀伊国屋三井住友VISAカード」などです。
- 紀伊国屋三井住友VISAカード
- http://www.smbc-card.com/nyukai/affiliate/kinokuniya/index.jsp
結論はAmazonの勝ちです。箇条書きすると、
- Amazonは、Orico Card THE POINT(オリコカード)で、
- 常時「2%」の還元率になっている
- 紀伊国屋三井住友VISAカードは、
- 最大で「1.5%」の還元率で、
- しかも「紀伊国屋」で買わないといけない
つまり「還元率」で比較すると、
- Amazon(オリコ)…2.0%
- 紀伊国屋カード…1.5%
ということで、Amazon(オリコカード)が断然上だし、買える場所でも、
- Amazonなら、どこでも買える
- 紀伊国屋は、紀伊国屋の店舗かサイト限定
となります。どう考えても、Amazonの方がいいでしょう。紀伊国屋を選ぶ理由があるとしたら、
- 紀伊国屋を応援したい
- ネットが使えない(高齢者の方々など)
ですね。これ以外の方々は、すべてAmazon(オリコカード)を選ぶべきです。
紀伊国屋三井住友VISAカードの還元率の計算
上で「最大1.5%」と書きましたが、この内訳は、
- 三井住友カード自体につくポイント…0.5%
- 紀伊国屋でもらえる「Kinokuniya Point」…1.0%
となります。三井住友カードのポイントは、
- 「ワールドプレゼント」が「1000円につき、1P」つく
- これを「三井住友カードWAON」で交換すると、
- 「5円分」の価値になる
- つまり「1000円」の買い物で「5円」なので、
- 還元率「0.5%」
ということです。ちなみに、「三井住友カードWAON」ではなく「普通のWAON」だと「3円」になります。つまり「還元率0.3%」ですね。これは低いです。
つまり、上の三井住友カードの「0.5%」というのは、
- 三井住友カードWAONのような、
- 「もっとも還元率が高くなる選択肢」を使える人で、
- ようやくこの還元率になる
と思ってください。これ以上は、相当複雑なことをすればできるかもですが、基本的には無理です。
(そんな労力をかけるくらいなら、普通に稼いだ方がいいです。マイルやポイントの記事を書いていて、いつも思うことですが。笑)
「紀伊国屋ポイント」について
紀伊国屋ポイントは、下のような還元率になっています。
- 和書…1%(100円につき1円)
- 洋書…5%(100円につき5円)
- CD…5%(100円につき5円)
という風です。めったにいないと思いますが「洋書を買いまくる」という人だったら得ですね。(CDを買う人も今の時代ほぼいないでしょう。AKB48のファンくらいではないでしょうか)
逆に言うと、「AKB48のファンの男性」は、推しメンを勝たせるために、紀伊国屋で買うといい…というわけですね。
- 20万円分のCDを買って、
- 5%還元されたら、
- 「1万円」戻ってくる
ということです。で、この1万円ももちろん、CDを買うのに使います。大体握手の回数にして「6回分」くらい増えますね。6回も多く手をつなげて、幸せですね。
*マイルの貯め方でも、AKBの握手券でも、こうやって計算すればするほど「みんなもっと、自分に自信を持とうぜ」と思ってしまいます。私も別に立派な人間ではないですが、文章を書きながら客観視していると、「どうしてそんな、カード会社やAKBの奴隷のような生き方を、自ら選ぶんだ」と思います。
否定するわけではなく「もっと、潜在能力あるだろ」という意味で。美少女が好きなら、「事業で成功して、モデル事務所を立ち上げる」くらいのつもりで生きた方がいいと思います。そして、そのために馬車馬のように働けば、世の中に強い人間が一人増えて、それ自体が社会を明るくするでしょう。
「携帯料金」でマイルを貯める
ポイントだけまとめると、
- docomoユーザーは「dカードゴールド」を作るべき
- 通話料金が「還元率10%」になるから
- 「高還元率のクレカ」で「1%」なので、
- 「その10倍」は、驚異的
- 「三大キャリア」で比較すると、
- ドコモ…10%
- ソフトバンク…1.5%
- au…1.1%
となります。本当にこれだけ違うのです。公式サイトから画像をキャプチャして、紹介しましょう。
NTTドコモ
- dカードゴールド
- http://d-card.jp/st/abouts/d-cardgold.html
まずドコモ。左上に「毎月の携帯電話料金で、10%」と書かれていますね。
画像だけでなく、右下の文章でもやはり、同じことが書かれています。「1000円につき100ポイント」などの計算も書かれているので、間違いはありません。
ソフトバンク
- ソフトバンクカード
- http://www.softbank.jp/card/howto/point/
次に「ソフトバンク」。「ソフトバンクカード」です。黄色部分を見ると、
- 1000円で5ポイント…0.5%
- 100円で1ポイント…1%
- 合計…1.5%
となります。
- 「カードなし」でも貯まるポイント…0.5%
- 「カードあり」で貯まるポイント…1%
が合計される、ということですね。
「高還元率」のクレジットカードが「1%」なので、「1.5%」はまあまあです。しかし、ドコモの「10%」に比べたら、「ドコモの方が断然いい」というのは、物理的な事実です。
au(KDDI)
- au WALLETクレジットカード
- http://www.kddi-fs.com/function/promotion/
最後に「au」。「au WALLETクレジットカード」です。黄色部分をまとめると、
- 1000円で10ポイント…0.1%
- 200円で2ポイント…1%
- 合計…1.1%
となります。これもソフトバンクと同じで、
- 「カードなし」でもつくポイント…0.1%
- 「カードあり」でつくポイント…1%
ということですね。で、合計「1.1%」。通話料金の還元率では、残念ながら最下位です。
ドコモユーザーだけ、クレカを意識すればいい
これらの比較から、
- ドコモユーザーだけ、「dカードゴールド」を候補に入れればいい
- ソフトバンク・auのユーザーは、
- これらのクレカに縛られず、好きなクレカを作ればいい
ということです。細かい比較は省略しますが、
- 通話料金以外のサービスは、どれも似たようなもの
- それに、「もっともサービスがしやすい通話料金」で、
- 還元率で負けているカードが、他で勝てるはずがない
- ↑(提携のサービスでそれだけ還元できるなら、なぜ携帯料金で還元しないのか)
ということです。なので、個人的には、
- ソフトバンクカード
- au WALLETカード
は、あえて選ぶ必要はない気がします。選ぶ理由があるとしたら、
- au・ソフトバンクのヘビーユーザーで、
- これらのショッピングサイトを通じて、
- 日々の買い物も全部している
という場合ですね。これだったら、これらのクレカを発行するメリットがあります。で、それ以外の人だったら、特に選ぶ理由はない…ということです。
ドコモで1年通話して、どのくらいのマイルが貯まるか?
「10%」という還元率で、ドコモの携帯電話で1年間利用すると、どのくらいのマイル(ポイント)が貯まるのか。箇条書きすると、
- 1ヶ月8000円とする
- 年間9万6000円である
- その「10分の1」なので、
- 年間「9600円」のポイントが貯まる
となります。これは大きいです。
- 「普通の買い物」で「高還元率のクレカ」を使う場合、
- 年間「9600円」のポイントを貯めるには、
- 「96万円」の買い物が必要(還元率1%程度なので)
ということです。これに対して、
- 携帯料金「8000円」は、
- スマホの人だったら、かなりの確率でかかる料金である
- どの道かかる料金を払っているだけで、
- 年間「9600円」が戻ってくる
というのは、かなりお得です。「1ヶ月分以上、ただで通話した」のと同じですからね。
裏ワザ…そもそも携帯キャリアを無視する
さらに携帯料金の裏ワザを書くと、そもそも、三大キャリアを無視するという、素敵な方法があります。
- 「SIMフリー」のスマホを買う(アップルの公式サイトなどで)
- 「SIMカード」を自分で買う(ビックカメラなどで)
- スマホに差し込む
- 自分でネット接続
という方法です。「音声通話対応」のSIMカードだったら、電話も普通にできます。SSMももちろんOKです。
どのくらい安くなるのか?
これは人によるのですが、とりあえず「月額8000円固定」ということはないです。
- 固定されない
- 海外でも使いやすい
- そのSIMカードを、パソコンでも使える
というのがメリットです。「固定されない」というのは「利用料に応じて、料金を払うだけ」ということですね。(データ残量がなくなるたびに、追加でデータ量を購入する、という風です)
「海外でも」というのは、現地に降り立った瞬間「SIMカードくれ」と、空港のショップの人にいい、日本と同じように、そのSIMカードを挿せばいい…ということです。これでもう「海外携帯」に早変わりなんですね。
(というか、そもそも「海外携帯って何?」という時代になっているのですが。「海外パソコン」がないのと同じです)
最後の「パソコンでも使う」ですが、これは、
- 「Wi-Fiルーター」を買う
- そこに、SIMカードを差し込む
- そのルーター用にSIMカードを買ってもいいし、
- スマホでいつも使っているやつを、移してもいい
- で、パソコンの「ネット接続」の設定で、
- その「Wi-Fiルーター」につなげば、
- 世界のどこでも、ネットが使える
というわけです。SIMカードだけは「その国ごと」に買い換える必要がありますが、
- スマートフォン本体
- Wi-Fiルーター
は、買い替えなくていいんですね。(ルーターは、海外対応のものを最初に買う必要がありますが。2万円くらいで買えます)
*あと「国ごと」と書きましたが、インドなどの「広い国」だと、地域ごとに別のSIMカードが必要になります。インドはIT先進国ですが、「ネットは後進国」なので、地域によってはまだ「2G」しか使えなかったです。
「税金」でマイルを貯める
税金・保険料だと、大体下のようにポイントがたまります。(年間で)
- 年収300万円…6600円
- 年収400万円…7900円
これ以外の年収の場合、「1300円」ずつ上下させてください(どの道、地域によって変わるので)。
自動車税なども払うと、もっとある
上の計算は「絶対に払わないといけない、税金類」だけ計算しています。下の4つです。
- 所得税
- 住民税
- 国民年金保険料
- 国民健康保険料
の4つです。なので、これに「自動車税」「固定資産税」などが加わると、もう少し増えます。
自営業・個人事業主だけが使える方法
この「税金でポイントを貯める」というのは、自営業の方々しか使えません。
- 会社員やアルバイトの場合、
- 全部「会社」が代わりに支払っている
ということです。これらを「自分で払わないといけない」事業者だけが、この方法を使える…ということですね。
(羨ましいと思われるかも知れませんが、これはこれで、大変なんですよ。笑)
税金で貯まるポイント・マイルの計算
まず「年収300万円」だと、税金・保険料は下のようになります。
(東京都中央区の場合です)
- 所得税・復興税…7万8600円
- 住民税(県・市町村税)…16万1500円
- 国民年金保険料…20万2800円
- 国民健康保険料…21万4764円
で、総合計は「65万7664円」となります。簡単に「66万円」としましょう。
- これを「還元率1%」のクレジットカードで支払うと、
- 「6600円」がポイント・マイルで還元される
つまり「年収300万円」なら「6600円」得するということですね(年間で)。
「年収400万円」なら?
「年収400万円」だと、
- 所得税・復興税…13万3200円
- 住民税(県・市町村税)…23万5500円
- 国民年金保険料…20万2800円
- 国民健康保険料…21万4764円
で、総合計は「78万6264円」なので、ほぼ「79万円」です。で、
- 還元率1%のカードで、
- 「7900円」ポイントが貯まる
ということですね。
ちなみに、「年金保険料」「健康保険料」の出し方は、個人事業主の方々でも、意外と知らないと思います(知ってる人は飛ばしてください)。
下で、できるだけわかりやすく書いたので、よかったら参考になさってみてください。↓
「国民年金」保険料・計算方法
国民年金の保険料の計算は、実はカンタンです。
- 毎年、月額が全員固定
- 2016年は、毎月16900円
という風です。なので、これに12倍して「20万2800円」となります。
■ 参考ページ
- 日本年金機構「国民年金保険料の額は、どのようにして決まるのか?」
- http://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150331-02.html
- ビッグトゥモロー「代表的な終身年金」
- http://www.anshin-rougo.com/kouteki-nenkin.html
「国民健康」保険料・計算方法
国民健康保険料の計算は、「年収の10分の1」で、大体の金額が出ます。それが「年間の金額」です。
- そこから「マイナス10万円」に安くなることもあれば、
- 「プラス10万円」と高くなることもありますが、
- 基準値は「年収の10分の1」
と考えてください。以下、細かい計算の仕方です。一人暮らし(単身世帯)の場合です。
(東京都中央区を例にしています。「黄色で強調した部分」以外は、どこでも同じ計算方法です。強調部分のみ、市町村のものを調べてください)
1.「基準額」の計算
- 「年収」から「141万円」を引く
- 「年収300万円」だったら、「159万円」が基準額
■ なぜ「141万円」か?
- ①…給与所得控除
- ②…所得控除
の2つを引くから。それぞれ、
- ①…108万円
- ②…33万円
で、合計「141万円」です。「33万円」の「所得控除」については、
- 所得税だと…38万円
- 住民税だと…33万円
と、金額が変わります。
何はともあれ、これで「基準額…159万円」が出ました。
2.3つの「所得割」を計算する
- 次に「所得割」を計算する
- A、B、C、の3つの所得割がある
- A…医療分
- B…支援分
- C…介護分
- どれも「基準額×○○%」で出す
- この「○○%」が、地域によって違う
- この「○○%」は、年収によって変わりはしない
- 「地域」によって固定されている
- 「東京都中央区」の場合は、下の通り
- A…6.86%
- B…2.02%
- C…1.08%
それぞれに「基準額…159万円」を掛けると、
- A…109074円
- B…32118円
- C…17172円
- 計…158364円
と、「所得割…15万8364円」となりました。
次に、もう一つの「均等割」を出します。この、
- 所得割
- 均等割
を合計すれば、保険料が出ます。
3.均等割は、ただ足すだけ
均等割は、簡単です。理由は、
- 全員「一律」で決まる
- なので「個別に計算」する必要がない
ということ。ただし、
- 「地域」によって違うので、
- 「自分の地域」の均等割を調べる
で、東京都中央区の場合は、
- A.医療分…30600円
- B.支援分…10800円
- C.介護分…15000円
- 合計…56400円
となります。「均等割…5万6400円」ですね。
4.「所得割」+「均等割」
で、ここまで出した2つの数字を合計して、
- 所得割…15万8364円
- 均等割…5万6400円
- 合計…21万4764円
となります。
- 東京都の中央区で、
- 年収300万円だと、
- 国民健康保険料は、
- 21万4764円(年間)
になる…ということです。ちなみに同様の計算で、
- 年収「400万円」だと、
- 31万4364円
となります。
「法人の人件費」でマイルを貯める
どんな法人でも、ほぼ必ずかかるのが「人件費」。これをクレジットカードで払えたら、かなりポイント・マイルが貯まるでしょう。方法は主に3通りで、
- ①…ランサーズなどの仲介サイトを通す
- ②…自分が仲介サイトを作る
- ③…社員に「会社のクレカ」で生活してもらう
となります(私が思いついた限りでは)。箇条書きしていくと、
①…ランサーズなどの仲介サイトを通す
- 5分の1、ランサーズに手数料で取られるので、意味がない
- つまり「100万円」使ったら、
- ポイント・マイルが「1万円」貯まる代わりに、
- 20万円ランサーズに取られる、ということ
というわけで、これは最悪の選択肢です。ランサーズはもちろん良いサービスですが、要は「こういう、ポイント・マイル目当てにやることではない」というわけですね。
(当たり前ですが)
②…自分が仲介サイトを作る
このやり方は、
- 今の法人とは別に、合同会社を立ち上げる
- その合同会社で、ランサーズと同様にシステムを立ち上げ、
- 今の法人から、その会社にクレカで料金を払い、
- その会社から現金で、従業員に給料を払う
というもの。でも、これも使えません。というのは、
- 会社の設立で約7万円、その後の維持費で、年間7万円程度(法人住民税)
- つまり、合計17万円のコストがかかる
- これを超えるには「高還元率のクレジットカード」(1%)で、
- 「1700万円」の決済を、このやり方でしないといけない
ということです。しかも、「クレジットカード決済」の導入などにもコストがかかるので、「最低でも3000万円」くらいの決済をして、ようやくトントンになる…というイメージです。
しかもまだ「トントン」なので、この労力に見合うだけの取り分を考えると、「この方法も、無理」というのがわかります。
(アイディアは、無理とわかってもマイナスではありません。余計な選択肢は全部ノイズなので、それがノイズとわかって削除できるだけでも、大きなプラスです)
③…社員に「会社のクレカ」で生活してもらう
案外、これが一番現実的です。(以下、社員さんは敬称略です)
- 当然、社員には「上乗せのお給料」を出す
- お給料を「現金」ではなく「現物」で払う契約をする
- (物でお給料を払うことは、法的にも認められている)
- 会社の法人クレジットカードで、
- 「社員用」のカードも追加で発行する(家族カードのようなもの)
- 社員の買い物に、それを使ってもらう
- たとえば「限度額を25万円」に設定しておけば、
- それが要するに「社員の月給」であり、
- その範囲内で、社員が好きに買い物すればいい
- 社員が買い物した分が、
- 親カードである「会社のカード」に合算され、マイルが貯まる
…という仕組みですが、やはりこれもダメです。理由を説明します。
社員に上積みする分で、結局マイナスになる
社員には2つの「手当」を出す必要があります。
- 「協力」してもらう手当
- 「ポイント」が自分のカードに、蓄積されない手当
ということです。
- これに「協力」するのが相当面倒だし、
- 普通に自分のクレジットカードを使っていれば、
- たまっていたはずのポイント・マイルを、
- 「会社に献上」している
というわけですからね。なので「月給にして、5万円分くらい上積み」しないと、誰も協力しないでしょう。個人的には、もっと上積みするべきだと思います。
これができるとしたら、
- 「他人」ではなく、
- 「家族」を社員として雇っている
というケース限定ですね。しかし、
- それだったら、普通に「家族カード」でやればいい
- そもそも、こんな面倒なことをしていないで、仕事しよう
ということですね。
- 面倒な小細工をする時間もムダだし、
- そもそも「こういう精神」を持っている時点で、
- 「爆発的な力」が必要な場面で、そういう力を出せるわけがない
ということです。上の「食費」の部分で書いた、
- ムダになる「時間」よりも、
- 「それで途切れる集中力」が問題
と書いたのと同じです。人間はその気になれば「9日間、断食・断水・不眠」でも生きていける生き物です。(仏教の千日回峰行の「堂入り」という修行ですが)
大きな利益を得ようと思ったら、あれこれ細かい計算をするより「いかにして、爆発するか」を考えた方がいいんですね。「自分はどうしたら、爆発的な力を得て、爆発的に稼げるか」を考えた方が、実は「はるかに合理的」なのです。
これは「実力で」お金持ちになった人は、みんな言っていることです。「大きなことを狙え」ということです。
ウェーバーによれば、厳格なプロテスタントは自分の仕事を神から与えられた天職と感じ、禁欲的に一心不乱に仕事にまい進する。その結果、事業は成功し大きな富を得る。
- お金持ちの教科書「宗教を信じているとお金持ちになれる?」
- http://kanemochi.kyokasho.biz/archives/645
「ウェーバー」というのは「マックス・ウェーバー」(写真)のことで、彼の代表作である「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の内容について語っています。結局、お金持ちになって「それを維持する」ためには、
- お金のことをあまりせこせこ考えず、
- 自分は何でお金をいただけているのか(自分の仕事は何のためにあるのか)を考え、
- その仕事の「正しい部分」に全力投球する
というのが一番合理的なんですね。(ちなみに、大体の仕事に「正しくない部分=本質的でない部分」があります。そういう部分に注力してしまうと、業界が変化した時に「収入ゼロ」となるリスクがあります。だから、時間はかかっても「正しい部分」だけに注力した方が「結局得する」のです)
結論…人件費でマイルを貯めるのは、無理
ここまでの内容から、
- 人件費でマイルを貯めるのは無理
- こんなことを考えている暇があったら、
- ガンガン仕事をして、仕事で一流になって稼ぐ
- その方が楽しいし、人の役に立つし、金銭的にも断然利益になる
ということです。「会社のお金で飲み食いする」というのもそうですが、こういう発想は「得しているようで、全然得していない」んですね。上の「お金持ちの教科書」の言う、
お金持ちのプロは、お金儲けに関するあらゆる苦悩をすべて引き受ける覚悟が出来た人のことを指す。
…という「必須の精神状態」を、自ら放棄してしまう…ということだからです。本当にお金が欲しいなら、未来の大金のために、目の前の「せこいお金」を「要らねえよ」と瞬時にはねつけるくらいでなければいけないんですね。
(もちろん、「正しいお金」であれば、それがどんな小銭でも、喜んで受け取るべきでしょう。大切なのは「正しさ」です)
…というわけで、
- 個人よりはるかにお金をつかう「法人」で、
- その出費の大部分を占める「人件費」すら、
- マイルを貯めるには使えない
ということです。つまりマイルは、
- 本気で貯めるようなものではなく、
- 「自分の生き方に一番合ったクレジットカード」を選んで、
- 「本当に必要な買い物」をしていたら、
- 「あら、いつの間にか数万円たまっていたわ」
という風に「ちょっとしたボーナス」として受け取るだけのものなんですね。「ちょっとじゃ嫌だ」という人は、起業しましょうということです。(お金に対する欲を持つことは、とてもいいことです。努力せずに「お小遣い」や「お年玉」ばかり待っている姿勢が、良くないのです)
*私は、お小遣いという制度は、廃止した方がいいと思っています。あれは子供のお金に対する価値観を「せこいもの」に変えてしまう気がします。
年間30万以上のANAマイルが貯まる方法?
30万マイルというのは、
- ニューヨークまでの飛行機を、
- ファーストクラスで、
- 年に2回往復できる
というレベルです。単純に金額でいうと「450万円」程度です。
- ビジネスクラスで買うと「210万円」くらいの価値
- エコノミークラスだと「60万円」くらいの価値
という風に、「どのクラスを買うか」で変わります。また、
- nanaco・Suica・Tポイント・楽天スーパーポイントなど
- 電子マネーやポイントに交換する場合は、
- 30万マイル=約30万円
になります。つまり、「年間30万円を貯める方法」ということですね。
で、マイルの世界では割と知られているブログさんですが、下のブログさんがこの方法を書かれています。
- ANAとマイルのパパじゃない?
- http://kowagari.hateblo.jp/
で、その方法とはどういうものか紹介します。
ハピタスでポイントを貯め、マイルに交換
- ハピタス公式サイト
- http://hapitas.jp/
ハピタスというのは「内職サイト」のようなものです。
- アンケートに答えたり、
- FXの口座開設をしたりして、ポイントをもらう
というものですね。アフィリエイトの知識のある方なら「自己アフィリエイト」というと、すぐにわかるでしょう。で、
- そういう作業をして、
- 「毎月3万ポイント」を貯める
- それをANAマイルに交換する
ということです。それもストレートに交換するのではなく、
- 「ソラチカ」と「Tポイント」を経由する
- 3万ポイントのうち、
- 2万ポイント…ソラチカ
- 1万ポイント…Tポイント
という風に分けて交換(ソラチカは2万ポイントの上限があるため)。で、
- ソラチカの2万ポイント…1万8000マイル
- Tポイントの1万ポイント…5000マイル
- 合計…2万3000マイル(1ヶ月で)
ということです。で、
- 1ヶ月で「2万3000」マイルなので、
- 1年で「約30万」マイル
ということですね。
ハピタスで「毎月3万ポイント」は可能なのか
これは、管理人さんなら可能です。理由は「先駆者」だからです。箇条書きすると、
- 普通にハピタスの案件をこなすだけでは無理
- せいぜいできて半年
- しかし、ハピタスには「紹介制度」がある
- つまり、誰かをハピタスに紹介すれば、ポイントが稼げる
- 管理人さんはこの「先駆者」なので、
- ブログ経由で登録する人が多い
- だから、この方法が使える
ということです。これは「ユーチューバー」(Youtuber)でも同じです。
- 芸術で稼ぐというのは、
- 媒体がネットでもリアルでも、
- 古今東西、極めて難しいことである
- ↑(モーツァルトも死ぬまで借金生活だった)
- しかし、ヒカキンさんや数人が大金を得ているのは、
- 彼らが「先駆者」であり、
- 彼らが稼ぐことで「参入者」が増えて、
- Youtubeなどのメディア側も得する
- だから「後押し」する
ということです。つまり「後から入った人」というのは、「ゴールドラッシュで金を掘りに行った人」たちのように、結局「金を掘る時間と、かけたコスト」を無駄にして終わる…ということです。
(ちなみに、この時一番儲けた人間が、彼らに対して道具・食料・雑貨などを売った「リーランド・スタンフォード」です。言わずとしれた、スタンフォード大学の創始者です)写真↓
■ 参考ページ
- 目で見る世界史TOP「大陸横断鉄道」
- http://history.husigi.com/VHv2/koneta68.htm
こういう風に、「先駆者」はいつの時代も確かに儲かるのです。逆に言えば、こういう「裏ワザ」的なものは「先駆者しか儲からない」のです。また、仮に「先駆者だけでなく、全員が使える方法」だったとしても、
- 多くの人が、毎年400万円分のマイルを得てしまったら、
- 航空会社にとっては大赤字である
- つまり、管理人さんレベルで「毎年30万マイル」を貯められるのは、
- せいぜい「年間100人」程度である(推定)
- それも、管理人さんのように、
- 「良質な記事で、ブログを小まめに更新する」という労力が必要
- 先行者利益がある管理人さんですら、これだけ更新しているなら、
- 後からやる人は、もっとハイレベルなブログを書かないといけない
- よしんば、年間30万マイルを貯められたとしても、
- それに投入した時間や労力を考えるべき
- 自己アフィリエイトもそうだが、
- こうした「裏ワザ」は所詮「消費者」のやることであって、
- 大きな利益を出す「事業者」の仕事ではない
- 平たく言うと「本当の実力」がつかない
- 現金でもマイルでも「楽して稼げる方法」は、
- 「楽」である以上、実力がつかないし、
- 「楽」だからこそ、すぐに人が集まって消滅してしまう
ということです。古今東西、もう何度も繰り返されてきたことなんですが、今後も繰り返すんですね。
(かくいう私も、最初アフィリエイトの「楽して稼げる」という言葉につられてWEBの世界に入ってきて、今はまじめにWEBのお仕事をさせていただいている人間ですが)
この管理人さんのブログは、すばらしい
誤解のないように書いておくと、この管理人さんのブログは素晴らしいのです。
- 発想も面白いし、
- 文章も読みやすく、図解までついていてわかりやすい
ということです。何より、
- これだけすごい裏ワザを、
- 無償で公開するというボランティア精神
が、初期のインターネットを思わせる、無欲な精神だと思います。ただ、
- 方法がすごくて、
- しかも「わかりやすく書かれている」だけに、
- 今後、多くの人が実践する可能性が高い
- 当然、一定数を超えたら航空会社にとって痛手なので、
- この方法は使えなくなる(か、還元率を下げられる)
- もしそうならなかったとしたら、
- 航空会社に相当な余裕があるか、
- ファーストクラスなどの高価なシートが売れていないので、
- こうした方法でも歓迎している
ということでしょう。あるいは「一定数」に達しなかったか…ですね。
管理人さんも、まだ1年しか貯めていないと思われる
「毎年30万マイル」は、管理人さんのような、良質なブログを書ける人なら貯められるかも知れません。しかし、管理人さんでも、まだ「30万マイル」は1年しか貯められていないのではないか?と思います。
- kowagariの仮想マイルとkowagariのANAマイル実数
- http://graph.hatena.ne.jp/detail?id=kowagari&graphname=仮想マイル&id=kowagari&graphname=ANAマイル実数
このグラフは管理人さんのマイル獲得の履歴ですが、2015年5月頃から急増しています。これは管理人さんが「ブログを開設された時期」です。
- ハピタスを使う方法に気づいて、その時期からマイルが増えた
- それを人にも伝えるために、同時期にブログを開設された
ということでしょう。確かなことは「まだ、おそらく1年」ということです。
自己アフィリエイトに置き換えると、わかりやすい
「自己アフィリエイト」を知っている人なら、「自己アフィリエイトは、せいぜい数ヶ月しかできない」ということをよく知っているはずです。
- キャッシングやFXの登録など、
- 「稼げる案件」で自己アフィリエイトをやりつくしたら、
- 後は「自分で良いサイトを作って稼ぐ」しかない
ということですね。当たり前ですが。要はこの方法はそれと「ほぼ同じ」なのです。違う点があるとしたら、
- 「マイル」で「航空券限定」なので、
- 「現金」を稼ぐよりは、確かに稼ぎやすい
ということです。「30万マイル」は、
- 現金に交換すると「30万円」である
- 「年間30万円」だったら、自己アフィリエイトでも確かにできる
- そして、それを「航空券」にすれば、
- エコノミークラスだったら「60万円」
- ビジネスクラスだったら「210万円」
- ファーストクラスだったら「450万円」
…という風に価値が跳ね上がるというわけですね。なので、管理人さんの発想は本当に素晴らしいと思います。
「飛行機に乗る理由」がある人が使うべき方法
つまり、これは「飛行機に乗るべき理由がある人」が使うものなのです。
- 絶対に行きたい旅行がある
- 仕事で、海外に行かないといけない
- お金持ちの世界を知るために、ファーストクラスに乗っておきたい
というようなものですね。逆に言うと、それ以外の人だったら、
- 30万円、そのまま電子マネーに交換した方がいい
- むしろハピタスでなくても、A8.netなどの自己アフィリエイトでいい
ということになります。
旅行の費用と、時間分の時給を考えるべき
ここでもう一つ考えるべきことは、
- 航空券は無料でも、その他の旅行の費用がかかる
- 旅行した時間分の、時給を計算する必要がある
ということです。これを計算してなお、
- 行きたい
- 行くべきである
と思ったら、もちろんいいでしょう。
先行者が利益を得ることは、正しい
私はこの管理人さんのような発想は、嫌いではありません。ヒカキンさんなどもそうですが、「最初にやった人」は、新しい選択肢を切り開いたという点で、お金のことを抜きにしても、褒められていいと思います。
「イモを洗う猿」という有名な話を、知っている人もいるでしょう。箇条書きすると、
- 1953年、宮崎県幸島で、
- 一匹の猿が「イモを海水で洗って」食べた
- (土が落ちて、美味しいからである)
- やがて、他の猿も真似し始めて、
- 猿の世界にも「文化」が生まれた事例として、
- 世界的に有名になった
…という事実です。
- 京都大学野生動物研究センター「幸島観察所」
- http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/stations/koshima_st/
つまりヒカキンさんなどは、この「最初にイモを洗った猿」なんですね。「誰もやらなかったことを試して、いい方法を発見した」のだから、賞賛される資格があるわけです。また、マイルの貯め方については、この管理人さんも同様です。
お金云々ではなく、「最初に挑戦した」ということ自体に、意味があるのです。そういう人が賞賛される社会では、お金以外の分野でも「挑戦者」がどんどん生まれるでしょう。「挑戦者を生む土壌」を育てるために、大なり小なり、この管理人さんやヒカキンさんのような方々が「メリットを得る」ことは、正しいことなのです。
(嫉妬し、批判する人は多いでしょうが)
お金が欲しいなら、発想を大きく持つべき
マイルを貯めたい人は、要はお金が欲しいわけでしょう。「いや、旅行が好きなだけだ」というかも知れませんが、
- ただ「旅」が好きなら、適当に歩けばいい
- そうでない「旅行」なら、当然お金がかかる
- だったら、「旅行がしたい」=「お金が欲しい」である
ということです。別に否定するつもりは1mgもありません。(多分、その「旅行が好き」という方より、何倍も私はお金が好きなので)
私が言いたいのは、
- マイルは「手段」であって、
- 目的は「お金」である
- 目的は「旅」ではない
- もし本当に「旅が目的」だったら、
- 沢木耕太郎の『深夜特急』の冒頭のように、
- 「ある朝、目覚めた瞬間、もうぐずぐずしていられない」と、
- 部屋を飛び出してしまう。そういうものである
- 「旅行」と「旅」はまったく違う
- 「旅行」は、どちらかというと「お金」と同義語である
- だから、「目的は旅行」とは思わない方がいい
- 「目的はお金」と思った方が、
- 「旅行に必要な金額」を、稼ぐ力がつきやすい
- 旅行が1回や2回だけでいいなら、
- こういう「マイルを稼ぐ裏ワザ」でも別にいいが、
- 「一生楽しみたい」なら、
- 「何度も行くだけ」のお金が必要だし、
- そもそも「もう仕事をしなくていい」という人生が、
- 一番旅行をしやすいはず
- だったら、本当に旅行を愛しているなら、
- まずは「お金」に向かった方がいい
- 旅行をそこまで愛していないなら、
- 別に、そんな努力はする必要ない
- 「ちょっとお得にマイルを貯める」方法でいい
ということです。ちなみに、「そこまで旅行を愛してるわけじゃないから」という人は「じゃあ、何を愛しているのだろう」ということは、考えた方がいいと思います。
(私自身もそうなのですが、「むしろ、自分は今まで何かを本気で愛したことがあるのか?」と考えた方がいいでしょう)
まとめると、
- マイルを貯めるにしても何にしても、
- 「裏ワザ」とか「ノウハウ」ばかりみんな知りたがるが、
- 「裏ワザ」はすぐに使えなくなるし、
- 「ノウハウ」は誰でも修得できるものなら、
- 「ファーストフードのマニュアル」のように、
- 「自ら進んで、人の下に入る」ことになる
- それで良いなら良いが、そうでないなら、
- 「裏ワザ」でなく、「王道」で勝負しないといけないし、
- 「ノウハウ」は、「自分以外、誰も真似できない技術」でなくてはならない
- (真似できるノウハウを開発して、広めるのは「誰も真似できない経営」である)
つまり、
- マイルで旅行してもしなくても、
- クレカでポイントやマイルをお得に貯めたいというのは、
- 要するに「お金を稼ぎたい」ということ
- そして、お金を稼ぐにはただひたすら、
- 「圧倒的な力」をつけた方がいい、ということ
- 「クレジットカードの情報を発信する人」ならいいが、
- そうでない人は、マイルを貯めるコツを気にするより、
- 一心不乱に、自分の仕事をして、稼いだ方がいい
- そうやって稼いでファーストクラスに乗った方が、
- 「マイルをお得に貯めて乗る」よりも感動するだろうし、
- その後も、それを継続しやすい
- (楽な方法は、大抵継続しない)
- 結局、「お金を稼ぎたい」という所から始まっても、
- その人は、同じ飛行機に乗っても、
- 「より大きな感動」を知ることができるし、
- 身につけた技術で同業者からリスペクトされるし、
- 逆に、同業者をリスペクトすることもできる
- ↑(実は、人を尊敬するにも実力がいる)
- 「お金より大事なもの」はたくさんあるが、
- それは「お金を稼ぐ」ことで、「失われる」ものではない
- 正しい方法で稼いだなら、
- むしろ、その「大事なもの」は、稼がない人生よりも手に入る
- (稼がなくても、何かに挑戦した人は、もちろん手に入れている)
- クレカの使い方は、お金の使い方であり、
- お金の使い方は、命の使い方に等しい
- 五木寛之氏いわく、
- 「人生の目的は、人生の目的を見つけること」
- …というくらい、「命の使い方」は、
- そう簡単にわかるものではない
- ただ、「こんな裏ワザがある」とか、
- 「○○のカードはお得らしい」という情報に、
- 右往左往して反応する前に、
- 「自分は何をしたいのか」は、
- いつも考えた方がいい
- それを考える人の人生には「無理」や「無駄」がないから、
- お金の使い方でも無駄がなくなり、
- クレカの使い方でも、無駄がなくなる
…ということです。シリコンバレーでは、「創業時がダメなスタートアップ(起業)は、絶対立て直せない」という言葉があります。つまり、「創業時に見ていた景色」で、すべてが決まる、ということです。
これはドラッカーの言葉でいうなら、
マネージャーが先天的に持っていなければいけない素質が、一つだけある。才能ではない、真摯さである。
となります。『もしドラ』のみなみが、最初にドラッカーを開いた時、この言葉を読んでなぜか涙が流れた…という場面を、読んだ人は覚えているでしょう。
結局、人生の中でお金をどう付き合っていくかは、
- 「お金の問題」として独立しているのではなく、
- 「その人の人生」そのものとして、すべてとつながっている
ということです。一見クレカ離れしたような話題ですが、そうでないことは、ここまで通して読んでくださった方には、多分ある程度伝わっていると思います。
「nanacoショック」に見る、「裏ワザ」の儚さ
- nanaco公式サイト
- https://www.nanaco-net.jp/
この記事では繰り返し「裏ワザ」や「ノウハウ」は意味がないと主張してきましたが、それは2015年3月の「nanacoショック」を見てもわかります。
■ 参考ページ
- Zaiオンライン「nanacoショックが、高還元カードで発生中!」
- http://diamond.jp/articles/-/68709
これは、
- 「税金でもマイルが貯まる」として、
- 「nanacoチャージの還元率が高い」クレカが人気だったが、
- これらが軒並み「還元率を大幅低下」させたり、
- 「還元率ゼロ」にしたり、
- 「新規募集」すら停止した
というものです。「裏ワザ」がはびこると、よく起こる事態です。
どのカードで「nanacoショック」が起きたのか?
まず、カード名だけ書くと、
- ライフカード
- ソフトバンクカード
- 漢方スタイルクラブカード
- リクルートカードプラス
となります。で、それぞれどうなったのか書くと、
■ 還元率ダウン
- ライフカード…0.5%→0.25%
- 漢方スタイルクラブカード…1.75%→0.25%
■ 新規募集停止
- ソフトバンクカード
- リクルートカードプラス
*リクルートは、既存会員でも「2016年9月から、nanacoのチャージをポイント付与対象外」に。
…という風です。特に痛いのは「漢方スタイルクラブカード」でしょうね。「7分の1」になったわけです。
もちろん、漢方薬を愛用していて、薬日本堂をよく使う…という人だったら、この還元率ダウンが起きても、関係なかったでしょう。しかし、これだけを目当てに漢方スタイルクラブカードを持っていた人は「あの労力は何だったのか…」となるはずです。
(クレジットカードの申し込みだって、2時間程度はかかりますしね。調べる時間も入れたら、もっとかかったでしょう)
裏ワザのデメリットは「労力が無駄になる」ことである
私がどんなジャンルでも「裏ワザ」を否定するのは、それにかけた労力がムダになるからです。箇条書きすると、
- 裏ワザは「本質的」でない
- つまり「世間から、歓迎されない」技である
- 人間の能力は、何かに適応すると、
- 別の部分が弱まるようにできている
- (短距離も長距離も早いランナーなどいない)
- 「裏ワザ」に適応してしまうと、
- その分「王道」で勝負できなくなる
- そして、すべての裏ワザは「終わる」運命にある
- 終わるから「裏ワザ」と呼ばれる
- つまり、こういう労力は「ほぼ全て、ムダになる運命」
ということなのです。実は、私もかつてこういう「裏ワザ」の仕事を手伝っていて、そこからの「おいしい収入」が、突然ゼロになった経験があります。
私は正義心などかけらもない人間ですが「自分の収入がゼロになる」ことだけは死んでもごめんなので、正しく生きることにしたのです。
「nanacoショック」の本質的な原因
nanacoショックが起きた、本質的な原因は何か―。これは彼らが、自分の仕事に打ち込まなかったということ。これに尽きます。
- 「これを予測して、複数枚のクレジットカードを持っておくべきだった」とか
- 「まだnanacoチャージができるカードがあるから、それを発行すればいい」とか
とか、こういうのは「寝言は寝て言え」の典型でしょう。箇条書きすると、
- 「税金でマイルを貯める」というのは、
- 税金の支払いを自分の手でする、
- 自営業の人々しかできない
- ↑(サラリーマンでは、ほとんど意味がない)
- つまり「nanacoショック」で慌てているのは、
- ほぼ全員「自営業」の人である
- しかし、自営業なら「自分の事業」があるはず
- その事業は「nanacoでマイルを貯める」ことではないはず
- なのに、何を慌てているのか
- 「税金でたくさんマイルを貯める」には、
- 当然「たくさん納税」する必要がある
- つまり「たくさん利益を出す」必要がある
- それだけの仕事を、その1年、彼らはしたのか?
- 「していない」はずである
- 「多額の利益を出す」というのは、そんなに簡単ではない
- nanacoの「改悪」で「ショック」を受けているような人たちが、
- その年、大きな仕事をしていたとは思えない
- 「nanacoチャージ」を「利用する」のは、もちろんいいが、
- まともに仕事をしていた個人事業主や経営者なら、
- 「改悪」などと慌てない
- 「ああ、下がったのか」と思うだけ
- 「お金が好き」なのは良いことだが、
- 彼らはもっと「大きなもの」を見るべきだった(今も)
- 大金が欲しいなら、その業界で「圧倒的な力」を示せばいい
- それを手にするためには「余計な努力」をしている暇などない
- 「nanacoチャージの裏ワザ」など、探している暇はない
- (そもそも、節税だってほどほどにした方がいい)
…ということです。つまり、こういう「裏ワザが使えなくなって慌てる人」というのは、
- お金が好きなようで、実は好きではない
- 本当にお金が好きな人は、大金を得るために、猛烈な努力をする
- 裏ワザでお金やポイントを貯めようとする人は、
- 要は「サボる」のが好きだったり、
- 企業や国や社会に「お金を渡す」のが嫌いなだけで、
- 決して「お金が好き」なわけではない
- 「お金が本当に好き」な人の行動は、
- 筋が通っているし、たくましい
- 「裏ワザ」を使う人の問題は、
- 「お金が好き」なことではなく、
- 「中途半端に好き」なことである
ということです。ニーチェは、
人間の罪は、快楽を知ったことではなく、「本当の快楽を知らない」ことだ。
という主張をしています(彼の主張を一言でまとめると、こうなります)。クレジットカードのマイルに関する裏ワザでも、同じことが言えるわけですね。
マイルは「スパイス」であり、「メインディッシュ」ではない
一言でいうと、マイルの還元は「スパイス」なのです。
- カードを使って日々の支払いをし、
- 自分の仕事をし、自分の人生を楽しむ
- それが「メインディッシュ」であり、
- そのディッシュの上に「パラパラ」と、
- 「粉末」としてかけられている
それが「マイル」の立ち位置なんですね。これをメインディッシュにしては、絶対にいけないわけです。(してもいいですが、お腹を壊すわけです)
もちろん、クレジットカードや家計管理の研究が仕事…。という人はいいでしょう。これは、
- スパイスが限りなくメインに近い、
- 料理でいうなら「インドのカレー」
ということです。確かにそういう料理もあるのです。だから「研究してはいけない」というわけではありません。要は「自分本当の目的を、よく考えるべき」ということです。
(余談ですが、インドのカレーは日本とまったく違います。「水分とスパイスのスープ」みたいな感じです。「味噌汁かけご飯」の辛い版です)
「クレジット=信用」の意味
ここまで何度か、
- 「本当にお金が好きな人」と、
- 「中途半端に好きな人」の対比
をしてきました。両者の違いは、
- 「社会」を信用しているか、
- 信用していないか
の違いでしょう。社会を信用している人は、
- 税金のすべてが有効に使われるわけではないが、
- 有効に使われたことも、少しはあったはず
- カード会社に利息を払うのはシャクだが、
- 彼らがいるから、カード一枚で買い物ができるのだし、
- 彼らにも生活があって、子供がいて、親がいるはず
- 自分が払った利息が、少しでも誰かの役に立ったはず
…と、理性で考えているんですね。本能では「やっぱり払いたくない」と思っていても、それを理性で抑えて、社会を「信用」できるわけです。
再び『お金持ちの教科書』の加谷珪一氏の言葉ですが、加谷氏はこう書いています。
■ 画像キャプチャ元
- ENRiCH(エンリッチ)
- http://www.enrich.jp/mind/20150901-14528
お金持ちになるためには、いざことを進めるにあたって相手を信じきる度量が絶対に必要である。
■ 引用元
- 人を信じることができないと、お金持ちになれない
- http://kanemochi.kyokasho.biz/archives/1077
私は加谷氏の書籍はほぼ全部読んでいますが、加谷氏が「絶対」と強調するのは、珍しいです。↓
- 「絶対」という言葉を使う人間はお金持ちになれない
- http://kanemochi.kyokasho.biz/archives/2334
そのくらい、「お金持ちになるために、信じることは絶対」なのです。「自分・社会」を信じる、ということですね。
- 税金くらい、くれてやれ
- 小銭のマイルくらい、くれてやれ
というくらいの勢いで、自分の仕事で驀進した方が、より早く、より高いレベルのお金持ちになれるでしょう。
「いや、こういう裏ワザを考えるのが趣味なんだよ」というのは、もちろん、全然OKです。趣味はいいものです。ただ「お金持ちには、なれない」ということは、覚えておいた方がいいでしょう。
- 趣味に凝る人はお金持ちになれない
- http://kanemochi.kyokasho.biz/archives/509
誤解しないでいただきたいですが「趣味は、確かにいいもの」です。要は、
- 「趣味」としてやっているのか
- 「お金」のためにやっているのか
- それをハッキリさせるべき
ということですね。そして「お金のため」にマイルの貯め方を研究しているなら、その考え方は改めた方がいい…ということです。
人間に才能の違いというのは、実はあまりなく、
- 「自分が目的からずれている」と気づいた時に、
- 「これまでつぎ込んだお金・労力」とか、
- 「周りの目」などをすべて無視して、
- 方向をすぐに切り替えて、ダッシュできるか
という違いだけなんですね。このダッシュも、別に遅くていいのです。鈍足でも「本人にとって、ダッシュであるか」ということです。
最後に、国やカード会社や、自分の周りの人を信じるにあたって、支えになるだろう名言を書かせていただきます(音楽が好きな方なら、知っているでしょう)。
ここは天国じゃないんだ かと言って地獄でもない
いい奴ばかりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない
(THE BLUE HEARTS 「TRAIN-TRAIN」)
マックス・ウェーバーの「プロ倫」が言うように、本当のお金持ちになるには「使命感」が必要なのです。使命感は、100の裏ワザが束になってもかなわないくらいの大金を、その人にもたらすでしょう。
■ 参考ページ
- Wikipedia『プロ倫』
- https://ja.wikipedia.org/wiki/プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
「お得なマイルの貯め方」まとめ
以上、「お得なマイルの貯め方」まとめると、
- 大体「100万円」買い物して、「1万円~2万円」分
- マイルで「航空券」を買うなら、
- 「4万円~30万円」程度まで価値が上がる
- ただ、それで「意味がある」のは、
- 「本当に航空券が必要」な人だけなので、
- 必要ない人は、電子マネーに交換するべき
- 「nanacoショック」でもわかるように、
- 「お得なマイルの貯め方」は、
- それが美味しければ美味しいほど、
- ある日突然消えてしまう
- 利用者にとって「美味しい」ということは、
- カード会社にとって「負担」なので、当然である
- だから、こういう裏ワザは、
- 「それが趣味」の人が励むのはいいが、
- 「お金のため」だったら、もっとやるべきことがある
- 「稼ぐ力」をつけたり、
- 「人間関係」を整理して、ムダな出費をなくしたり、
- 「体を鍛えて」医療関係の支出を減らしたり、
- …など、「根本的」な努力をした方がいい
…ということです。哲学的な話も大分しましたが、「お金と哲学」は切っても切り離せないものなので、ぜひこうしたことも、参考になさってみてください。
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