マイル活用法・まとめ ~航空券が一番得、2番目は電子マネー・各種ポイント~
マイルの活用方法・まとめ
マイルの活用方法は、
- 航空券
- 電子マネー・ポイント
の二択と思ってください。その他の選択肢もたくさんありますが、
- その他は損である
- 一応「もらったマイル」だから、マイナスになったわけではないが、
- それでも「できるだけ高い価値」に交換した方がいい
ということです。当たり前ですね。で、「1マイルの価値」が、
- 一番高くなる…航空券
- 2番目に高い…電子マネー
となるのです。電子マネーは「1万マイル」からしか交換できないというのがデメリットですが…。
(つまり、大体「100万円分」くらい、買い物しないといけないんですよね)
JALマイルの使い道・一覧
JALマイルの使い道を一覧にすると、下のようになります。
■ フライト・ツアー
- JAL国内線
- JAL国際線
- 提携各社航空券
- JALツアー
- JALクーポン
■ アップグレード
- 国際線アップグレード
- 国内線 クラスJ アップグレード
■ 提携ポイント・商品
- WAON
- その他の電子マネー・ポイント(Suicaなど)
- JALギフト
- JALミニマイル(日常生活で使えるクーポン)
■ チャリティ・マイル
- JALチャリティ
- JALスポーツイベント
「eJALポイント」への交換は損?
JALマイルは「eJALポイント」に交換することもできます。しかし、これは損です。理由は、
- マイルなら「2円分」の価値がある
- eJALポイントでは「1.5円」分になってしまう
ということ。
- JALマイルそのままで、
- 「特典航空券」(マイルで買える券)を買うと、
- 円換算で、大体「1マイル…1.5円~2.5円」程度の価値がある
- 一方「eJALポイント」は「1.5円」で固定される
- そして「航空券」以外にも使えるかと言ったら、
- 「ツアー」に使えるだけである
ということ。つまり、両者の違いは、
- マイル…航空券
- eJALポイント…航空券・ツアー
で、それぞれ使えるということです。
(マイルは「WAONに交換」など、他にもいろいろ使い道があります。ただ得する使い道は、航空券だけという意味です)
どういう人が、eJALポイントを使うべき?
eJALポイントを使うべき人は、
- 「ツアー」もポイントで買いたい人
- (たくさんマイルが貯まっていたら、その方がいいかも)
- マイルが「失効」しそうな人
- (eJALポイントに交換すると、期限が1年延びる)
- 少ないマイルでも、交換できる
- 「3000マイル」からOK
- 3000マイルは、円換算で「6000円」なので、
- どんなチケットも買うことはできない
…ということです。まとめると、
- ①…「ツアー」も買いたい
- ②…「失効」しそう
- ③…「少ない」けど交換したい
ということですね。これらの人だったら、確かにeJALポイントに変えた方がいいです。(仕事が忙しくて、旅行に行けないということはよくあるでしょうからね)
JALの1マイルは、何円の価値があるのか
下のサイトさんを参考に、「航空券に交換した」場合の、価値をまとめます。
- ANA/JALの1マイルは2円の価値がある
- http://creditcard123.net/mile/kiso08.html
以下「それぞれのチケット」を買う時、「1マイルが、これだけの価値になった」というものです。
■ 国内線
- 東京―大阪…1.52円
- 東京―沖縄…2.04円
- 東京―札幌…1.83円
- 東京―名古屋…2.22円
- 名古屋―沖縄…1.64円
■ 国際線
- 東京―ソウル…2.62円
- 東京―シンガポール…1.88円
- 東京―ハワイ…2.61円
- 東京―ロサンゼルス…2.33円
- 東京―パリ…2.14円
…という風です。「国内・海外」を両方平均すると「大体、1マイル2円」というのがわかるでしょう。
国内・海外を分けて書くと、
- 国内線…1.8円~2円
- 国際線…2円~2.4円
程度の価値があるといえます。(時期によっても変動するので、あくまで目安ですが)
上のデータの補足
これは「一応の補足」なので、読み飛ばしていただいてOKです。
- 座席…エコノミークラス
- シーズン…JALなので関係なし(ANAは3シーズンに分かれる)
- タイプ…先取割引タイプA(1ヶ月前に購入)
ちなみに、「エコノミークラス」だったので「1マイル2円」でしたが、
- ビジネスクラス…7円程度
- ファーストクラス…14円程度
と、グレードが上がるほど、価値が膨れ上がっていきます(代わりに、自分の出費も多くなるんですけどね)。
で、このように、
- JALマイルは本来「1マイル2円」の価値があるので、
- 「1マイル1.5円」の「eJALポイント」と交換するのは、損
- ただし、先に書いた「3通り」のケース
- ①…ツアー希望
- ②…期限間近
- ③…少ないけど交換したい
という場合は、eJALポイントに交換するメリットがあります。
電子マネーなら、JALマイルは「1マイル1円」で交換可
電子マネーや、コンビニなどのポイントだと、JALの1マイルは「1円」で交換できるようになっています。「1マイル1円」で交換できる電子マネーやお店を一覧にすると、下の通りです。
(ファミリーマートは、正確には「1万円で、1万500円」と、少し有利です)
■ 電子マネー
- WAON
- Ponta
- Suica
■ メジャーなポイント
- Amazon
- ドコモ(dポイント)
■ コンビニ
- ファミリーマート
- ローソン
■ 飲食・レジャー
- モスバーガー
- 劇団四季
- USJ(ユニーバサル・スタジオ・ジャパン)
- JALシネマ
- 飛鳥クルーズ
■ 百貨店・ショッピング
- こども商品券
- 東急ポイント
- 小田急ポイント
- エムアイポイント(三越伊勢丹)
- マツモトキヨシ
- ビックカメラ
- リンベル・スマートギフト
■ 交通系
- 近鉄「Kips」
- PiTaPaポイント
- JMB伊予鉄特典
- nimocaポイント
- JR「JQポイント」
主なものだけ抜き出すと?
- Amazon
- dポイント
- ファミマ
- ローソン
- WAON
- Suica
- Ponta
…という所でしょう。これらは、誰でも使えます。Amazonは高齢者の方々などは使えないかも知れませんが、それ以外は、ほぼ誰でも使えるはずです。(使ったことがない、というだけで)
旅行の予定がなければ、電子マネーに
上のように、
- どれに交換しても、誰でも使える
- 還元率も悪くない
ということで、JALマイルをどうするか迷ったら、とりあえず、どれか電子マネーにと思っておけばいいでしょう。
- 航空券の方が、確かに2倍以上になるし、
- eJALポイントでも「1.5倍」にはなるけど、
- 人間の「いつか使うかも」は、大抵使わない
- 「鮮度が良いうち」に、何でも使い切る方がいい
ということです。これは私の経験から何となくいえます(多分、多くの人が実感しているでしょう)。
- 「いつか使う」という「完璧なタイミング」を待つより、
- 「60点~80点」で、今すぐ決着する
という方が、大体いい結果に終わるものです。実際、上に書いた通り「電子マネー」の交換は、別に悪い分ではありませんですからね。確実にすぐ使える方で、気持ちよく決着するのもありでしょう。
(すぐに決着するメリットは「処理する情報が少なくなる=脳の負担が減る、ということもあります)
JALマイルで、一番得な電子マネーは「WAON」
上の電子マネーの中でも、一番お得なのは「WAON」です。画像のように、Suicaなどを片隅に追いやって、WAONのわんちゃんだけ、一人大きな態度をとっています。
で、どう得なのかが書かれているのが、上のページです。簡単に書くと、
- 期間限定で「1万マイル→1万1000円」になる
- ↑(1000円お得)
- 一部の会員は「1万マイル→1万2000円」になる
- ↑(2000円お得)
ということです。「一部会員」というのは、
- JMB FLYONステイタス
- JALグローバルクラブ
です。WAONの特典のために、無理にこれらに入る必要はありませんが、すでに入っている方は、WAONがお得…ということですね。
WAONポイントの受け取り方
WAONのポイントの受け取り方は、2通りです。
- 空港やコンビニの、端末でダウンロード
- モバイルアプリで、ダウンロード
という風です。持っているWAONのタイプによって違い、
- WAONカード…コンビニ・空港
- モバイルWAON…アプリ
という風になっています。簡単なのはアプリの方ですね。
(私、スマホも携帯も使わない人間なのですが、最近スマホがないと、喫煙者ばりに肩身が狭くなってきたな…と感じています。笑)
コンビニは、下の2ヶ所で受け取れます。
- ファミリーマート…Famiポート
- イオン…WAONステーション
(イオンはコンビニではなかったですね)
WAONステーションは空港にもありますが「マイルを獲得してすぐ、WAONに交換する」ことはできません。「翌々日から」となっています。この点は注意してください。
「JALギフト」に交換してはいけない
JALも、マイルを「ギフト」に交換することができます。これは損なのでやめましょう。
↑これがJALのギフトのトップページです。JALらしく、高級感があって良いですね。空港の香水売り場のようです。
で、試しに「リカー」の所を見てみましょう。
「1万マイル」…つまり「1万円」のギフトです。これを「普通に買ったら」いくらするのか、試しに一番左のセットでチェックしてみましょう。
- 「6本で1万円」なら、
- 「1本1650円」はしないといけない
ということですね。で、セットを提供している「エノテカ」の本家を見てみると、
このように、カデ・ドック・メルロは「1200円」でした。仮に全部がこの値段だとすると、
- 6本で「7200円」なので、
- 例のギフトは「2800円」損する
ということになります。さらに画像を見ると「3本で、20%オフ」となっています。ということは、6本でも20%オフです。(3本セット×2ですからね)
となると、
- 7200円の20%オフで、
- 約5800円になる
- つまりJALギフトの「1万円」のセットは、
- 実は「5800円」の価値しかない
ということです。
実は、どこのマイルでも同じ
勘違いしないでいただきたいですが、これは「JALのギフトがケチ」というわけではありません。
- クレジットカードのポイント・マイルを、
- 商品・ギフトに交換する時は、
- 「半額の価値」という相場になっている
ということです。なので、半額でなくて「1万円→5800円」だったJALは、むしろ良い方なんですね。
JALでもどこでも「商品に交換」は良くない
ここで書きたかったのは、
- JALだろうとANAだろうと、
- ポイント・マイルを「商品」に交換するのは、おすすめできない
ということです。「どうしてもワインが欲しい」という人だったら、なおのこと、
- 電子マネーやAmazonポイントに交換して、
- 他の買い物をそれらでして、お金を浮かせ、
- 浮いたお金で、エノテカから、直接ワインを買う
という風にすべきです。その方が「2倍多く飲める」わけですからね。
ちなみに、エノテカの上のワインの場合は、「直接Amazon・楽天から買う」ことはできませんでした。できますが、送料を考えると、エノテカの方が得です。
ということで、「電子マネーに交換して、そのマネーで買う」わけではないのですが、家計簿全体を見れば、似たようなものです。
(ちなみに、こうやって「手順」が多くなればなるほど、人間はそれを「やりたくなくなる」そうです。だから、震災の後の東電の「被害者への補償」は、申請手続きを、できるだけ複雑にしていたそうです。まあ、そんなものですよね)
ANAのマイルの活用法
ANAマイルの活用法も、JALマイルと同じです。
- 「航空券」がベスト
- その次が「電子マネー」
- 航空券はあくまで「飛行機に乗る予定が、もともとある」時のみ
- 無理して乗っても、トータルでは損をすることになる
- しかし、電子マネーは「1万マイル」からしか交換できない
- つまり、累計「100万円」程度、ANAカードを使う必要がある
- マイルの期限は3年なので、
- 1年あたり「30万円」程度利用していれば、
- 3年間でギリギリ、電子マネーに交換できる
…という風です。もちろん、年間もっと使っていれば、もっと早く電子マネーと交換できます。
ただ、何にしても二番目にお得な電子マネーで、これだけの労力がかかるので、基本的には「マイルの活用方法は、航空券を買うこと」と思っておいた方がいいでしょう。
ANAマイルの使い道・一覧
航空券
まず、一番のメインである航空券です。
- ANA国内線
- ANA国際線
- バニラエア航空券
- 提携各社航空券
日本のLCCがバニラエアしかありませんが、これは、
- 日本のLCCは、独自のマイルを持っていたり、
- クレジットカードも発行しているから
という理由です。ジェットスターなどはマイルを持っていませんが、JALと提携している…などですね。
ということで、他社との提携については、ANAの場合「海外の航空会社」の方が多くなっています。
(もちろん、国内については普通にANAに乗ればいいので、まったく問題ないでしょうが)
航空券オプション
続いて、航空券に関するオプションです。座席のクオリティをアップグレードしたり、預けられる荷物の量を増やしたりする…というものです。
- ANA国際線アップグレード
- スターアライアンス・アップグレード
- ANA国際線・超過手荷物
- ANA SKYコイン
- ↑(ANAの航空券やツアー)
ANA SKYコインについては、
- ツアーにも使える、というのがマイルとの違い
- あと「少ないマイル」でも、コインに変えることができる
というのがメリットです。代わりに、
- マイルでそのまま使う時よりも、価値が落ちる
- 3年の有効期限内に、もっと貯められるなら、
- ANA SKYコインに変えず、マイルのまま保有する方がいい
ということです。何かに交換した分、すり減っていくというのは、外貨でもなんでも当然ですからね。
旅行関連
「旅行関連」の使い道を一覧にすると下の通りです。
- ホテル
- レストラン
- 空港施設
- レンタカー
- 空港アクセス(送迎など)
もちろん、ホテル・レストランは「旅行以外」の場面でもOKでしょう。デートなどですね。
ちなみに、「レストラン」の顔ぶれはすごいです。さすがANAの特典だけあって、ゴージャスな高級レストランが並んでいます。ざっと一覧にすると、
- ザ・ペニンシュラ東京
- シャングリラホテル東京
- セントレジスホテル大阪
- ウェスティンナゴヤキャッスル
- グランド・ハイアット福岡
- INTERSECT BY LEXUS-TOKYO
- プリンスホテルズ&リゾーツ
- メルセデス・ベンツ・コネクション
- ザ・リッツ・カールトン
- ジョエル・ロプション
- ダイヤモンドダイニング
と言ったものです。高級車系のレストランで、
- レクサス
- ベンツ
がありますね。ベンツは空港にもカフェを出しています。羽田空港の「メルセデス・ミー」などですね。
日常の買い物
「日常のショッピング」の用途を一覧にすると、
- 自動車・車検・カー用品
- 書籍・CDなど
- 住宅
- 美容・健康
- イベント・レジャー
- 支援・寄付
となります。「住宅」はマンションの購入で「10万マイル…10万円分」として利用できます。
10万マイルだったら、ビジネスクラスにしたら70万円分くらいの価値なので、個人的にはビジネスクラスのチケットにした方がいいと思います。マンションを買うくらいの所得がある人だったら、ビジネスクラスで旅行することもあると思うので…。
(また、マンションに10万マイルを充当しなければいけないくらい現金がないなら、マンションを買わない方がいいですしね)
JAL・ANA以外でも、マイルはあるのか?
JAL・ANA以外の航空会社(中堅・LCC)でも、マイルがあります。
- ANA・JALと提携しているものなら、
- ANA・JALのマイルが使えるので、
- マイルの使い道の一つになる
- ↑(航空券なので、還元率も良好)
- それぞれのLCC・航空会社が出しているマイルは、
- 外部では使えないか
- 使えても不便なので、
- あくまでそれぞれの会社の航空券を買う時のみ、使うべき
…となります。たとえば「AIR DO」のマイルだったら、AIR DOの便を買うなら、10%程度の高還元率となります。(というより、他のものは買えないのですが)
ということで「どこか、特定のLCC・航空会社を使い倒している」という人だったら、ANA・JAL以外のこれらのマイルが、役立つこともあるでしょう。少数派だとは思いますが、以下これらの航空会社・LCCのマイルについて一覧にします。
■ 独自のマイル・クレジットカードがある
- AIR DO
- ソラシドエア
- スターフライヤー
■ 独自マイルあり
- 春秋航空
■ JALマイルと提携
- ジェットスター
- FDA(フジドリーム・エアラインズ)*共同便のみ
■ ANAマイルと提携
- バニラエア
という風になっています。以下、それぞれ詳しく説明します。
バニラエアは、マイルがない
バニラエアには、マイルはありません。しかし、
- ANAのマイルと提携しているので、
- ANAマイルを持っている人は、
- それを使ってバニラエアの航空券を買える
という風になっています。
■ 参考ページ
- バニラエア「Q.マイレージの制度はありますか?」
- http://www.vanilla-air.com/jp/support/faq/booking/015
ジェットスターも、マイルはない
ジェットスターも、マイルはありません。しかし、こちらは「JAL」と提携しています。
- JALマイルを「使う」こともできるし、
- ジェットスターを使った人が「JALマイル」を「貯める」こともできる
という風です。マイルの還元率ですが、大体「1マイル2円」なので、JAL・ANA本体のものと同程度です。
どんな人にメリットがあるのか?
これは「JALほど、高級な便でなくてもいい」という人ですね。
- お金がないので、安くしたい
- お金はあるが、どうせ短時間なので安くていい
- むしろ、ジェットスターに一度乗ってみたい
というような理由ですね。必ずしもJALがジェットスターより、常に良いとは限りません。
あくまで私の主観ですが、国内線は、
- 機内で仕事をする
- 寝る
という目的がなければ「LCCで全然OK」と思います。
- どうせ1時間半しか乗らない
- 「名古屋―岐阜」ですら、特急で1時間はかかる
- つまり国内線は「ただの電車」に等しい
ということです。電車だったら、誰でも「指定席」さえあれば十分でしょう。なので、「仕事・寝る」などの予定?が無ければ、「LCCの普通のシートでOK」と思います。
■ 参考ページ
- JAL「提携社特典航空券…ジェットスター」
- https://www.jal.co.jp/jalmile/use/partner_air/partner/gk/
Peach(ピーチ)なら、デルタ航空のマイルが貯まる
Peach(ピーチ)もマイルは提供していません。そして、JAL・ANAとも提携していません。しかし、
- デルタ航空と、期間限定で提携している
- Peachだけではなく、日本全部のエアラインと、デルタが提携するもの
- 「ニッポン 500 マイル・キャンペーン」というもので、
- 2017年3月31日まで
- ↑(何度か延長されているので、今後も延長の可能性あり)
- Peachでもどこでも、日本の航空会社を使うと、
- デルタ航空のマイルが「500マイル」たまる
- 金額換算で、大体「1000円前後」(エコノミーの場合)
ということです。ちなみに、「デルタ航空」はアメリカの航空会社なので、アメリカに行く人は使いやすそうです。(真逆のアフリカになると、多分便がないですね)
デルタ航空のマイルキャンペーン
ついでに、このデルタ航空のマイルキャンペーンについても、補足しておきましょう。というのは、
- 「Peach マイル」と検索しても、
- Peachの公式サイトもヒットしないし、
- デルタ航空のサイトもヒットしない
- 個人のサイトでこの「キャンペーン」がヒットするが、
- 個人サイトでは情報源として信ぴょう性が乏しい
ということで、公式サイトから引用します。
画像の黄色で塗った部分ですが、
すべての日本国内線で、1フライトにつき500スカイマイル・ボーナスマイルをご獲得いただけます。
「すべての日本国内線」と書かれています。
JAL(日本航空)、ANA(全日空)、スカイマークなど日本国内線であれば、航空会社、路線、クラスは問いません!
「航空会社」を問わないということは、PeachでもOKということです。できれば、ページ内に「Peach・バニラエア」とか、具体的な社名を全部書いてもらえたら嬉しかったんですけどね(笑)。社名は書かれていないです。
多分、後々ページを更新しなくていいように…ということでしょう。LCCは「スカイマークの経営危機」を見てもわかるように、突然なくなる可能性もありますからね。(にしても、そのくらいの更新の手間は、ウェブの人間からしたら「朝の洗顔」くらいの難易度だと思うのですが…)
- デルタ航空「ニッポン500マイル・キャンペーン」
- http://ja.delta.com/content/www/en_US/skymiles/earn-miles/earn-miles-with-partners/airlines/japan-500-bonus-miles-campaign.html
(URL長いです…。笑)
■ 参考
AIR DOは、「DOマイル」がある
AIR DO(エア・ドゥ)は、LCCにしては珍しくマイルがあります。「DOマイル」というものです。
で、このDOマイルは、
- 「AIR DOの航空券」にしか使えないが、
- 代わりに「還元率10%」近くある
- つまり「2万円」の航空券を買ったら、
- 次のフライトで「2000円」得する
で、これをANAと比較するとどうかというと、
- ANAは、大体「2%」くらいの還元率
- 「東京―札幌」だと「500マイル」もらえるのが基本で、
- この区間は大体「2万円」はする
- 500マイルは、ANAのエコノミーに使うと、
- 大体「1000円」の価値である
- つまり、ANAは「2万円」のフライトで、
- 大体「1000円」もらえる
- つまり、還元率は「5%」程度
ということで、両者の還元率を比較すると、
- AIR DO…10%
- ANA…5%
ということで「AIR DOの還元率の方が高い」となるわけですね。
ただし、AIR DOの航空券にしか使えない
ただ、これはよく考えると当たり前なのです。というのは、ANAのマイルと違い、AIR DOのマイルは「AIR DOの航空券しか買えない」ため。こういう制限つきだったら、
- タカシマヤカード・ゴールド…高島屋のみ、還元率10%
- …マルイのみ、常時10%割引
- dカード…ドコモの通話料金で、常に還元率10%
という風です。こうやって「1社だけ」に利用先を絞れば「10%還元」は、クレジットカードの世界ではよくあることなんですね。(AIR DOはクレカではないですが)
ANAは電子マネーに交換できる
で、ANAの方は電子マネーにも交換できます。この点で、AIR DOのマイルより断然有利なんですね。というのは、
- 次の航空券が10%割り引かれるにしても、
- 残りの「9割」は払わないといけない
- 「次も飛行機に乗る理由・予定」がある人ならいいが、
- ない人だったら「このためにわざわざ」飛行機に乗っても、意味がない
- 一方、ANAは「電子マネー」に交換すれば、
- コンビニ・スーパーなどで、普通に買い物できる
- この時の還元率も「1マイル…1円」で、特に不利ではない
ということで、総合的に、ANAの方が有利なんですね。AIR DOの「DOマイル」で得するのは、「AIR DOを使い倒す人」です。(札幌―東京をしょっちゅう行き来するような方ですかね。サッポロビールの社員さんとか)
*「札幌」というのは、AIR DOは「北海道」のエアラインだからです。
スカイマークも、デルタ航空のマイルと連携
スカイマークは、デルタ航空のマイル「スカイマイル」と提携しています。
- スカイマークを利用して、デルタ航空のマイルが貯まることはないが、
- デルタ航空のマイルを、スカイマークで使うことはできる
ということですね。要するに「片方だけ」の提携です。
Peachのキャンペーンとの違い
先に紹介した、Peach(ピーチ)などでも「デルタ航空のマイルが貯まる」というキャンペーン。あれとの違いは、
- Peachなどの場合は、
- Peachなどを使うと、
- 「デルタのマイル」が「貯まる」
- 「貯まる」のはもちろん嬉しいが、
- 「すでにデルタ航空のマイルを持っている」人が、
- Peachなどのフライトに、それを「使う」ことはできない
ということです。一方、スカイマークの方が、
- スカイマークを利用しても、
- 「デルタのポイント」が貯まるわけではないが、
- 「すでに、デルタのポイント」を持っている人は、
- それを使って、スカイマークに乗ることができる
ということです。要は、それぞれ逆ということですね。
ちなみに、Peachなどに適用される「500マイルキャンペーン」は、スカイマークも対象です。なので、この期間中は、スカイマークの利用でも「デルタのポイントが貯まる」ということですね。(通常は、たまらないというだけで)
■ 参考ページ
- デルタ航空「スカイマーク特典旅行 よくあるご質問」
- http://ja.delta.com/content/www/en_US/support/faqs/skymiles/skymark-airlines-award-travel-faqs.html
ソラシドエアは、マイルもクレカもある
ソラシドエアは、マイルもクレジットカードも発行しています。
- マイルは、ソラシドエアの航空券のみ使える
- クレジットカードの還元率は0.5%で、平均的なカード
- ソラシドエアを使い倒す人ならお得
という風になっています。
最短「7回」登場で、「片道無料」
ソラシドエアのマイルのわかりやすい点は、最短7回乗れば、片道無料という基準が示されている点ですね。「最短」とついているので「7回乗れば必ず」というわけではありませんが、「まあ、8回か9回乗れば、どの路線でも無料になるんだろう」というのは、何となくわかります。
JAL・ANAのマイルでも、期間限定・区間限定でいいので、こういう「わかりやすいシステム」を導入するのもいいかも知れませんね。JAL・ANAのマイルだともう「人々の生活に根付いている」ので、やらなくてもいいかも知れませんが、その他のLCCだったら、こういう「わかりやすさ」で売っていくというのは、ありではないかと。
(だからソラシドエアもやっているのだと思いますが)
マイルって、とにかくわかりにくいんですよね。クレジットカードのポイントもわかりづらいですが、マイルはそれに「輪をかけて」わかりにくいです(笑)。
同じ航空会社の、同じマイル数でも、「どの便を使うか」によって、1マイルの価値が変わりますからね。大体、
- エコノミー…1マイル2円
- ビジネス…1マイル7円
- ファースト…1マイル14円
という基準はありますが。それでも金額の計算をしないといけないので「何回乗れば、1回無料」の、カフェのスタンプカードみたいなシステムの方が、わかりやすくていいと思います。
スターフライヤーは、航空券以外でもマイルが使える
スターフライヤーも、ソラシドエア同様、
- マイルもある
- クレジットカードも発行している
という風です。ソラシドエアより、スターフライヤーの方が優れていて、
- 「搭乗」以外でもマイルを貯めることができるし、
- 「航空券」以外にもマイルが使える
という風になっています。つまり、ANA・JALに、やや近いシステムということです。
JAL・ANAには及ばないが…
当たり前ですが、JAL・ANAにはやはり遠く及びません。「貯める」方については、
- スターフライヤーカードが、
- VISA・Master・JCBの3通りあるので、
- 日常の買い物で、マイルが貯められる
- 還元率も「0.5%」と悪くない(普通)
という風です。ただ、「使う」方がやはりANA・JALよりも不利で、
- スターフライヤーの航空券か、
- 井筒屋ポイントのみ
となっています。井筒屋(いづつや)というのは「北九州の百貨店」で、5店舗あります。
なので、スターフライヤーのポイントの利用は、
- 北九州に住んでいて、
- 井筒屋をよく使う人なら意味があるけど、
- あとは使えない
ということですね。もちろん、航空券でスターフライヤーをよく使う…というなら、東京や大阪の人でもOKです。
もちろん、スターフライヤーは中堅の航空会社としてはかなり良い部類なのですが、それでもやはり、こうして「マイルの使い道」を比較すると、ANA・JALがいかに便利なのか、あらためて実感します。
(ANA・JALだけ見ていると、彼らが当たり前のように感じられるんですけどね。中堅の航空会社を見ると、当たり前でないことがよくわかります)
■ 参考ページ
- スターフライヤー「マイルを貯める」
- http://www.starflyer.jp/mileage/getmile/life.html
- スターフライヤー「マイルを使う(ポイントに交換)」
- http://www.starflyer.jp/mileage/usemile/point.html
- 井筒屋公式サイト
- http://www.izutsuya.co.jp/
FDA(フジドリーム・エアライン)は、JALマイルが使える
FDA(フジドリーム・エアライン)は、独自のマイルやクレジットカードは持っていません。しかし、JALマイルと提携しているので、JALマイルが使えます。
■ 参考ページ
- JAL「フジドリームエアラインズとのコードシェア便について」
- http://www.jal.co.jp/dom/route/codeshare/fda/
JALマイルをFDAで使う時の注意点は、
- FDAすべての便で利用できるわけではない
- あくまで「コードシェア便」だけである
- つまり、JALとFDAが「共同運行」しているもののみ
ということです。ちなみに「コードシェア」(共同運行)とは何かというと、
- JALが確保している路線・飛行機で、
- FDAがスタッフなどを提供して、飛行機を飛ばす
というもの。何のためにこれをやるのかというと、
- JALは「路線・飛行機を貸すだけ」で、人員を割かなくていい
- FDAは、新たに「路線」を確保する必要がない(人員を出すだけ)
ということです。簡単に書くとFDAが、JALの下請けをやっているようなものです。
下請けというと響きが悪いですが、
- 最近人気のヒカキンさんは「Youtubeの下請け」だし、
- 芸能人は全員「事務所・テレビ局の下請け」だし、
- 大リーガーも、みんな「球団の下請け」だし、
- 球団はむしろ「親会社」の下請けだし、
- 漫画家もみんな「出版社の下請け」だし、
こうして書くと「人気の職業ほど、むしろ下請けじゃね?」ということも言えるわけです。なので、別に下請けは悪くないんですね。取り分が少なくなるだけで。
…と、コードシェア便の説明になりましたが、要するに、
- FDAすべてで、JALマイルが使えるわけではなく、
- あくまでコードシェア便だけである
ということです。先に書いた「ジェットスター」だったら、すべてJALマイルが使えるので、この点では、
- ジェットスターの方が、
- FDA(フジドリーム・エアラインズ)よりも便利
ということです(JALとの提携に関しては)。
春秋航空(スプリングジャパン)もマイルがあるが…
春秋航空(スプリングジャパン)もマイルがあります。マイルの使い道は、
- 春秋航空の航空券
- スプリングモールでの商品の購入
…となっていますが、「スプリングモール」というのが、どこにあるのかわかりません(検索しても出ないので、会員限定なのか、中国語なのか…)。
■ 参考ページ
- スプリングパス Q&A
- http://jp.ch.com/PassIntroduce/FAQ5
また、日本語ページをおそらく中国人の方が書いていて、少々読みづらいです。中国人の方にしてはものすごい日本語力ですが、やはり、
- 「正しい日本語」が話せても、
- 「読みやすい日本語」にするには、さらに高い壁がある
というのを感じました。要は「日本人のほとんどが、池上彰のような説明はできない」というのと同じですね。
春秋航空をヘビーローテーションする人(中国方面によく行く人)だったら、春秋航空のマイルも意味があると思います。しかし、そうでない方だったら、普通にJAL・ANAのマイルを貯めた方がいいですね。
(当たり前といえば当たり前ですが…)
マイルは、飛行機に乗る人のためのものである
JAL・ANA、それぞれの部分でも書きましたが、、マイルの活用方法は、
- 商品と交換…損
- 電子マネー…レートはいいが、1万マイルからなので厳しい
となります。その他の「イベント」とかは正直使わない人が多いはずなので、航空券以外では、上の2つの選択肢になるわけですね。で、
- 商品…損
- 電子マネー…難しい
ということで、現実的に一番得するのは航空券を買うことなのです。「マイル=距離」という名前を見ても、やはり「旅行するためのもの」なんですね。(出張でもいいですが)
ということで、
- 「マイルを貯める」という行為は、
- あくまで「飛行機に乗る」人がやるもの
- それ以外の人が貯めても、意味は無い
というのを、まず「基本」と考えてください。さらに言うなら「お金を貯める」基本は、
- 「稼ぐ&使わない」ことであって、
- その他のマイルなどは、すべてオプション
ということも、抑えておいてください。
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