クレジットカードのポイント交換の注意点!~商品交換は大損、キャッシュバックか航空券がお得

クレジットカードを利用して貯まったポイントはギフトカードや電子マネー、共通ポイントなどへ移行するのが王道です。最近ではプリペイドカードへのチャージが利用価値も高くおすすめです。
一方で注意して欲しいのが有効期限切れと交換レートの悪い商品券やアイテムへの交換。クレジットカード会社によって得意、不得意な交換先があります。特にアイテム交換は効率が悪く、一般的にあまりおすすめはできません。
クレジットカードのポイントのお得な使い道は決まってる
クレジットカードを使うとカード会社のポイントが貯まる
三井住友VISAカードでもJCBカードでもライフカードでもアメリカン・エキスプレス・カードでも、ほとんどのクレジットカードには独自のポイントシステムがあります。
クレジットカードを使うとポイントが貯まり、ある程度ポイントが貯まると商品やアイテム、ギフトカード、共通ポイントなどと交換できるのです。またJALカードのようにマイルが貯まるクレジットカードもあります。
カード会社ごとにポイントのお得な使い道が決まっている
クレジットカードを使うと貯まるポイントは、実はクレジットカードを発行しているカード会社がカードを使ってくれる会員(カード利用者)へのサービスの一環(御礼)として付けてくれる独自ポイントです。つまりカード会社ごとにポイントは違います。
主なポイントシステムをあげると下記のような感じです。
- セゾンカード … 永久不滅ポイント
- JCBカード … OkiDokiポイント
- 楽天カード … 楽天ポイント
- オリコカード … オリコポイント
- エポスカード … エポスポイント
- アメリカン・エキスプレス・カード … メンバーシップ・リワードポイント
- 三井住友カード … ワールドプレゼントポイント
- ダイナースクラブカード … ダイナースクラブ リワードプログラム
- ライフカード … LIFEサンクスポイント
- 三菱UFJニコスカード … グローバルポイント
これらのポイントを何に替えるか? 実はカード会社ごとにお得に交換できる交換先があります。何がお得で何が損かわかっている人は特定の交換先にしかポイントを交換しません。
たとえば三井住友カードのワールドプレゼントポイントを貯めるなら、IDキャッシュバックですし、アメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカードであれば、移行手数料を払ってもマイルに替えるわけです。
クレジットカードで貯めたポイントの商品交換はNG、キャッシュバックか航空券がいい
クレジットカードのポイントの使い道についてまとめると、
- 商品に交換するのは、絶対NG(大損する)
- キャッシュバック・電子マネー・商品券などが得
- 一番得するのは「航空券」
ということです。もちろん、航空券については、
- 必要ない人が交換して旅行に行った所で、
- 滞在先で余計なお金がかかる
ので、あくまで必要な人だけ航空券にしましょう。そう考えると、万人にとって一番いい使い道は「キャッシュバック」や「電子マネー」ということになります。
ポイントの代わりにマイルが貯まるカードもある
マイルが貯まるカードはその航空会社のマイルとして特典航空券に交換するのが一番
航空会社が発行しているクレジットカードの中には、カード利用でポイントではなく、その航空会社のマイルが貯まるものもあります。
主なマイルシステムをあげると下記です。
- JALカード … JALマイル
- MileagePlusカード … ユナイテッド航空マイル
- ハワイアン航空カード … ハワイアンマイル
- デルタ航空スカイマイルカード … スカイマイル
- Alitaliaアリタリア航空カード … ミッレリア・マイル
- エールフランス-KLMオランダ航空カード … フライング・ブルーマイル
これらのマイルカードはその航空会社のマイルを貯めるのが目的です。そのまま特典航空券やアップグレードの権利に交換してお使い下さい。
航空会社のカードはマイル以外のポイントに交換すると大損!
マイルが直接貯まるのではなく、ポイント
せっかく貯まったポイントならその使い方にもこだわってみると1ポイントあたりの価値もグッとアップします。
結論から言うと、ポイントの交換先は商品を選ぶよりも、電子マネーやプリペイドカード、共通ポイントなど、幅広い利用シーンに応えてくれる移行先がおすすめです。
逆に言えばマイルカードはその航空会社を使う予定が無ければ持ってはいけないカードと言えます。
クレジットカードのポイントを商品に交換するのは大損
カタログギフトで本当にお得な商品はない!わかっている人は実質現金化を狙う
クレジットカードのポイントは、商品やプレゼントに交換できます。しかし、これは大損します。
下はダイヤモンド社の「Zaiオンライン」の記事ですが、これを読むと、
- 「商品」に交換するより、
- 「キャッシュバック」や「航空券」の方が、
- 5倍~6倍程度、得する
ということがわかります。
- ZAIオンライン「ポイント交換先で「価値」は5倍以上も変わる!」
- http://diamond.jp/articles/-/43084
この記事では、下の3つのパターンを比較しています。
- 「商品」に交換
- 「現金」でキャッシュバック
- 「マイル」に交換した後、「航空券」を購入
という風です。で、
- 月の利用額…5万3000円
- 期間…5年間
- 利用総額…318万円
こういう条件で利用した時の金額の差が、下の通り。
- 商品…1万3000円分
- 現金…5万3000円(REX CARD)
- 航空券…5~7万円分
という風です。見ての通り、一番得するのは「航空券」です。なので、
- 出張などで、確実に使う用事がある
- どうしても行きたい旅行がある
という人の場合、航空券に交換するのがいいでしょう。そうでない場合は「現金キャッシュバック」が一番です。
(言うまでもないですが、航空券は無料になっても、ホテルや現地のレストラン代などがありますからね)
ポイント交換のお得度の比較の詳細
さらにこの比較の詳細を補足すると、まず「比較したクレジットカード」は、
- 商品…不明
- 現金…REX CARD(レックスカード)
- 航空券…AMEX・スカイトラベラーカード
という風になっています。で、
- 商品は「ビーズクッション」
- 定価だと「1万3000円」程度
- もちろん、他の商品もカタログから選べる
- 交換する商品によっては、もう少し価値が上がるし、
- 逆に下がる場合もある
ということです。しかし、大体このくらいの価格の商品になります。
商品に交換する時の還元率は「0.5%」
こうして商品に交換する時、それを金額で換算すると、大体還元率は「0.5%」程度になります。これは電子マネーに交換するときも同じです。(nanacoやSuica、WAONなどですね)
電子マネーに交換するときの還元率(レート)が、大体「0.5%」に統一されていて、商品の交換も、それを基準にしている…という風です。
この「0.5%」というのは、クレジットカードの「平均的な還元率」ですが、
- これより低い還元率は、あまりない
- 要は「平均」というより「最低」である
- 別にこれらのクレジットカードが悪いわけではないが、
- もっと高還元率のクレジットカードに切り替えて、
- 貯まったポイントでたくさん買い物した方が、経済も潤う
ということで、できれば高還元率のクレジットカードに切り替えることをおすすめします。そこに生活の全支出を集中させるだけでも、毎年数万円は得するので。
三井住友カードのポイントの使い道は?
三井住友カードのポイントは「ワールドプレゼント」というのですが、これは「1000円の買い物で、1ポイント」たまります。で、これを「電子マネー」に交換すると、それぞれ下の金額になります。
■ 三井住友カードの1ポイントと交換
- nanaco…3円
- 楽天Edy…3円
- PiTaPa…5円
- カエトクカード…3円~4円
という風です。つまり「Pitapa」が一番お得ですね。ただ、ピタパは使える場所が少々限られているので、nanacoか楽天Edyがいいでしょう。
で、上の交換を「還元率」で表現すると、
- nanaco…0.3%
- 楽天Edy…0.3%
- PiTaPa…0.5%
- カエトクカード…0.3%~0.4%
という風になります。クレジットカードの平均的は還元率は「0.5%」なので、三井住友カードのポイントは、電子マネーには交換しない方がいいということです。
三井住友カードのiDにキャッシュバックするのがいい
三井住友カードで「iD」の機能がついている場合、それにキャッシュバックするのがベストです。これだと「還元率0.5%」になります。
三井住友カードの1Pが、5円で換算される…という風です。三井住友カードの1Pは「1000円」でもらえるので、「1000円につき、5円分の還元」ということですね。なので、0.5%の還元率です。
iDはどこで使えるのか
これは、
- コンビニすべて
- マック・すき家・プロント・ガスト
- Amazon
- イオン・ENEOS・ココカラファイン
…となっています。コンビニは、マイナーなものも含めて全店OKです。すべてのショップやネットショッピングの一覧は、下の公式ページに書かれています。
- iD「使えるお店をさがす」
- http://id-credit.com/search/shop.html
特に「コンビニ、イオン、Amazon」があるので、日用品の買い物を集中させる…ということも可能です。なので、
- 三井住友カードに全部の買い物を集めて、
- それを「iD」に交換(チャージ)し、
- それでイオンやコンビニで買い物する
という風にすると、「還元率0.5%」の生活ができるわけですね。もっとも、高還元率のクレジットカードだったら「1%~2%」程度なので、ポイント還元率については、三井住友カードは不利です。
(三井住友カードだけでなく、ネームバリューのあるカードは大体そうですが)
一番得する使い道は「マイル&航空券」だが…
どのクレジットカードでも大体、
- 一度、マイルに交換する
- そのマイルで、航空券を買う
という方法が、一番得するようになっています。理由は、
- 航空券は、高い買い物である
- だから、多少サービスしても、航空会社は利益を出せる
- 頻繁に航空券に交換するような人は、
- 大体「お金持ち」である
- そういう利用者には、クレジット会社としても、
- できるだけサービスして、継続利用してもらいたい
ということです。当たり前ですね。自分がクレジット会社の経営者だったら、絶対同じように考えるはずです。
…という理由で、「航空券が一番お得」なのですが、
- そもそも、最後「航空券」に交換するつもりなら、
- クレジットカードを発行する段階から、
- 「航空系」にするのが一番いい
ということです。たとえば、ANA VISA/Master一般カードなどですね。
この「ANA VISA/Masterカード」だと、
- 「マイル還元率」は1.3%
- これを「円換算」すると、大体「2.6%」
となります。マイルは、
- 「電子マネー」に交換すると「1マイル=1円」程度だが、
- 「航空券」に換算すると、最大「2倍」程度になる
- (1マイル=2円程度になる)
ということです。なので、この「ANA VISA・Masterカード」で航空券に交換する時の還元率は「2.6%」なんですね。
さらに「ANAカードマイルプラス提携店」で買い物すると、最初の「1.3%」のマイル還元率が「2.3%」になります。で、これが2円分の価値になるので、「4.6%」の還元率になるわけです。
あくまで航空券ならという条件つきですが、それでも還元率4.6%というのは、高還元率のクレジットカードの世界でも、圧倒的に高いです。(普通の高還元率というのは、1%ですから)
ビジネスやファーストだと、さらに上がる
上の計算は「エコノミークラス」の例で、
- ビジネスクラス
- ファーストクラス
で購入する場合は、もっと還元率がよくなります。あくまで概算ですが、
- ビジネスクラス…還元率9%
- ファーストクラス…還元率20%
程度になります。これは「普通の店」で買い物した時の場合です。もし「ANAカードマイルプラス提携店」で買い物したら、大体、
- ビジネス…16%
- ファースト…35%
程度になります。これは概算なので、多少前後すると思ってください。同じクラスでも、
- どの航空会社の、
- どの便を、
- どの時期に買うか
という諸条件によって、かなり変動するんですね。
- マイルを「飛行機を買う」ことに使う以上、
- その「飛行機の価値」が揺れ動くので、
- マイルの価値も揺れ動く
ということです。(わかりやすく、「飛行機を買う」と書きましたが)
マイルと円の、わかりやすい換算
1マイルが何円かという計算は、簡単に書くと、
- 電子マネーにする…1マイル1円
- エコノミークラス…1マイル2円
- ビジネスクラス…1マイル7円
- ファーストクラス…1マイル15円
と思ってもらってOKです。ファーストクラスは買わない方がいいので、除外していいでしょう(お金持ちすら乗らないそうです。超絶お金持ちか、見栄を張りたい成金・芸能人などが乗るそうです)。
一番いいのは「ビジネスクラス」の「7倍」ですね。これも必要ないのに「わざと」買っても意味がありません。あくまで「必要な人」だけにしましょう。
(当たり前ですが、私達は「クレジットカードのポイント」とか「節約」のために生きているわけではありませんからね。先に自分の人生があって、これらの「お得」があるのです。「お得」に振り回されてはいけません)
関連記事一覧
よく読まれている記事一覧
こんな選び方も!クレジットカードランキングCard selection points
-
おすすめクレジットカード診断!ランキングであなたにおすすめのクレカを紹介
詳細はこちら
-
国内最強ゴールドカード比較ランキング!特典やコスパで選ぶあなたにおすすめカード
詳細はこちら
-
クレジットカードステータス比較ランキング|価値ある1枚を格付け順位で紹介
詳細はこちら
-
鉄道・交通系クレジットカード比較ランキング!おすすめのお得カードはどれ?
詳細はこちら
-
クレジットカード即日発行おすすめランキング|即日のデメリットも解説
詳細はこちら
-
プラチナカード比較ランキング|人気や格安、還元率に優れた1枚を紹介
詳細はこちら
-
年会費無料クレカ比較ランキング!無料でおすすめクレジットカードを紹介
詳細はこちら
-
高還元率クレジットカード比較ランキング|ポイント還元率に優れたおすすめの1枚を紹介
詳細はこちら
-
最強マイルカード比較ランキング!航空会社別にマイルがザクザク貯まるクレカを紹介
詳細はこちら
-
法人・ビジネスカード比較ランキング|デキる経営者におすすめの1枚
詳細はこちら
-
クレジットカード海外旅行保険ランキング
詳細はこちら
-
コンビニ系クレジットカード比較ランキング!現金払いは損するだけ!
詳細はこちら
-
最強ガソリンカード比較ランキング!ガソリン代が安くなるおすすめカードを紹介
詳細はこちら
-
銀行系クレジットカード比較ランキング|一覧や銀行カードを持つメリットも
詳細はこちら
-
学生におすすめのクレジットカードランキング|最適な組み合わせも紹介
詳細はこちら