クレジットカード複数枚使い分けのすすめ!2枚持ちから3枚、4枚と保有枚数を増やすメリット

クレジットカードをメインカードとサブカードとで複数枚使い分けるのは当然の時代となりました。また、1人あたりの保有枚数も、2枚より3枚、3枚より4枚という風にアップすることによって、効率的に使い分けるケースも増加しています。
クレジットカードを複数枚使い分けることにどんな意味があるのか? そして保有枚数を増やすメリットは何なのか? などについて詳細に解説していきます。これから複数枚の使い分けを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
クレジットカードは複数枚を使い分けるのがおすすめ!
クレジットカードの2枚持ちは当たり前!平均保有枚数は3枚~4枚!
クレジットカードの発行枚数も、今や3億枚に迫る勢いです。そして、2016年度の調査では、20代~60代の男女のうち、クレジットカードの保有枚数も80%を超えており、1人あたりの平均保有枚数も3枚以上という結果が出ています。
もちろん、「平均」の保有枚数ですから、中には1枚だけの人もいますし、10枚以上のクレジットカードを持っている人もいますが、この調査結果は、今や複数枚持ちは当たり前のように認知されてきていることを示す興味深い数字ですね。
クレジットカードを3枚、4枚と増やす理由は複数枚の使い分け
クレジットカードを3枚、4枚持つ理由は複数枚持つことで使い分けをするためという理由があります。利用シーンに応じて使い分けることで、1枚ずつのパフォーマンスをグッと上げることもできるのです。
3枚以上クレジットカードを持てば用途に応じた使い分けも簡単
その代表例がポイント還元率。スーパーやコンビニ、ガソリンやグルメ、旅行やレジャーなど、よく利用する店舗でお得にポイントの貯まるカードを使い分けることで、ポイントの獲得も効率的になるなどのメリットがあります。
クレジットカード毎に得意分野は異なる!用途毎に使い分ければ特典も多彩
さらに、クレジットカードごとの特徴を組み合わせてそれぞれに足りない部分を補強するような使い分けもできます。クレジットカードの付帯特典もそれぞれ異なりますので、1枚目にない特典が付帯したカードを2枚目に、1枚目にも2枚目にもない特典が付帯したカードを3枚目に持つなど、各カードの得意分野を生かした使い方もできるようになります。
- T&Eカード…旅行やグルメ、レジャーなどの特典が豊富
- 銀行系…ATM手数料無料など独自サービス
- 流通系…スーパーなどでポイントアップ&割引
- 信販系…どこで使っても還元率高め
- 交通系…JRや私鉄、地下鉄などのICカード一体型
- 航空系…マイルが貯まりやすい
- 石油・クルマ系…ガソリン割引、車検でキャッシュバックなど
- キャリア系…携帯キャリアでお得
- ネット通販系…自社サイト利用で高還元
クレジットカードの特典やサービスはどこも似通っているようにも思えますが、それぞれに強みが異なります。これらを複数枚持つことで、用途ごとでの使い分けが可能なのです。
クレジットカード複数持ちの基本はメインカードとサブカード
クレジットカード複数持ちの基本となるのが、メインカードとサブカードの使い分けによる2枚持ちです。複数のクレジットカードでシーンごとの使い分けをしたり、特徴を組み合わせたりしながら利用することに大きな意味があります。
そもそもメインカードとサブカードって何?複数枚持ちするなら理解しておこう
メインカードとサブカードは、文字通り主役となるカードと脇役となるカードのことです。日常的に使われる言葉ではありませんので、そもそもの定義自体も曖昧です。要は、使う人にとって主役になるのか、脇役として特定のシーンのみに活用するのかの違いです。
メインカードとサブカードをそれぞれ分類するなら、次のような定義が当てはまります。
メインカード | ・普段使いとして使用。主にポイント還元を目当てに利用するカード ・ステータス性やブランド力のあるカード |
---|---|
サブカード | 海外での利用や特定店舗でのみ活用度の高いカード |
普段使いでポイント還元率が高めのクレジットカードであれば、公共料金などの支払いで効率よくポイントを稼げるのでお得になります。もっとも使う用途が広いカードがメインカードに適しています。
また、ステータスの高いクレジットカードや、ブランドとして信頼性の高いクレジットカードも、メインカードとして向いています。
クレジットカード活用の決め手は複数のサブカード!特典を使って賢く使い分け
メインカードとサブカードの組み合わせでは、メインカードを利用しつつ、足りない部分をサブカードで補うというのが王道です。
そのため、用途によってハッキリと使い分けることができるならサブカードは何枚あっても構いません。効果的に使いこなせるなら、3枚でも4枚でも持つ意味があるわけです。
クレジットカードの複数枚使い分け方!おすすめの3枚目、4枚目の選び方
国際ブランドで選ぶ!クレジットカードの複数枚持ちで海外旅行のトラブルをカバー
ショッピングでポイントになるのがクレジットカードの国際ブランドです。国際ブランドごとに加盟店数も異なっており、特に海外では異なる国際ブランドを組み合わせると利用シーンも広がります。
- VISA
- MasterCard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
クレジットカードの国際ブランドとして知られているのが以上の5大ブランドです。世界中でもっとも加盟店数が多いのはVISAで第二位がMasterCardです。JCBは国内の加盟店数が多いので国内だけならJCBだけでも不便はありませんし、近年では東南アジアなどでも加盟店数が拡大しています。
アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブは、ステータスカードとして世界中の認知度も圧倒的ですが、加盟店数となると他の国際ブランドより少なくなります。ただし、国内であればJCB加盟店で利用できますし、ダイナースクラブは海外のディスカバー加盟店でも利用できます。アメリカならMasterCard加盟店でも利用可です。
国際ブランドはVISA、マスターカードが基本。中国だけは銀聯カード
基本的には、海外ならVISAとMasterCardの組み合わせがもっとも効果的です。ただし、中国に関しては銀聯カードの使い勝手が高く、中国への旅行や出張時には、銀聯カードを持っていくのが常識化しています。
銀聯カードについては、⇒『銀聯カード(中国の国際ブランドのクレジットカード)を持つべき理由・メリット』も参照してください。
海外旅行では、単独ブランドでは利用できないお店があった場合にとても不便です。海外で多額の現金を持ち歩くのは危険ですし、クレジットカードの存在は欠かせません。
複数の国際ブランドを持っていれば利用できるお店も多くなりますし、仮に1枚が盗難や紛失などに遭っても、他のクレジットカードでカバーすることができますので、トラブル対策にも有効です。
海外旅行傷害保険で選ぶ!自動付帯なら所持だけで補償を充実させることができる!
海外へ行くのであれば、怪我や病気などのトラブルに備えておくことも大切です。万一、怪我や病気などで医療機関を受診した場合、医療費は日本よりも高額なりますし、怪我や病気の度合いによっては入院や手術が必要になります。そうなると、最低でも数百万円の医療費がかかってしまいます。
そこで活躍するのがクレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険なのですが、1枚のカードに付帯されている補償だけではいざという場合に足りないケースもあります。そのため、海外旅行の際には、クレジットカードよりも補償の充実した保険会社の海外旅行保険へ加入する人もいます。
しかし、わざわざ保険会社の旅行保険へ加入しなくても、海外旅行傷害保険が付帯したカードを複数枚持つことで、それらの補償内容を合算させることができます。傷害死亡・後遺障害に関しては、もっとも金額の高い補償が適用されますが、それ以外の補償内容はすべて合算が可能です。
ポイントは「自動付帯」のカード!自動付帯か利用付帯かを見極めよう
ここで注意すべきポイントがあります。それは「自動付帯」と「利用付帯」です。自動付帯は所持しているだけで補償が適用され、利用付帯はそのカードで旅行代金等を支払わないと補償が適用されません。
つまり、海外旅行の際に3枚のクレジットカードを所持していくとして、1枚は利用付帯でも構いませんが、他の2枚は海外旅行傷害保険が自動付帯されているものでなければ使い分けが難しくなってしまいます。もちろん、3枚とも自動付帯であればそれに越したことはありません。
目的は旅行先のトラブルに備えて海外旅行傷害保険の補償内容を充実させることですので、サブカードとして携行していくカードは海外旅行傷害保険が自動付帯されているものを選んだ方が便利です。
スーパーやコンビニのクレジットカードを選ぶ!還元率アップや割引で使い分けも自由自在
クレジットカードによっては、スーパーやコンビニ、家電量販店や百貨店などでお得にポイントが貯まったり、割引が適用されたりするタイプもあります。
しかし、クレジットカードを1枚持っていればすべての商業施設でそうしたお得を受けられるわけではありませんので、それぞれの商業施設でお得な利用ができるクレジットカードを複数枚持つのが理想的です。
よく行くお店で、それぞれにポイント還元率アップや割引を受けられるクレジットカードを使い分ければ、無駄なくポイントを稼ぐことができるようになります。
優待サービスやキャンペーンで選ぶ!クレジットカードの複数枚持ちで付帯特典を活用
クレジットカードには付帯特典があり、その内容も各カードごとに様々です。中には、女性向けの特典が充実したクレジットカードや、ロードサービスなどのサービスが付帯するクレジットカードなど、個性的な特典が付帯するカードもあります。
また、グルメやレジャー施設、カラオケなどでお得な優待を受けられるサービスが付帯するカードもあります。クレジットカードを複数持つことで、あらゆるシーンで柔軟に使い分けることができるので、お得度の幅を広げるのに威力を発揮します。
年会費無料カードで選ぶ!複数枚持ちでも年会費を抑えることができる!
2枚目、3枚目のクレジットカードを検討する際、維持コストを抑えるなら年会費無料のクレジットカードを選ぶのがおすすめです。
枚数が多くなると年会費の分だけ出費がかさみますし、1枚1枚の年会費は少額でも、地味に財布を圧迫します。
年会費が無料であれば何枚持っても維持コストがかかることはありませんので、家計の節約のためにも欠かせないポイントになります。
保有枚数を3枚、4枚と増やす理由は特典と割引き!目的に合わせたクレジットカードを発行
以上のように、クレジットカードの保有枚数を増やす理由は、効果的なポイント獲得と特定店舗での割引、そして特典の活用といったことが軸になります。
典型例がガソリン割引きが利用できる「ガソリンカード」ですね。自家用車を持たない方には全く意味がありませんが、マイカーユーザーには大人気です。
このように生活スタイルや利用シーンに合わせて3枚目、4枚目を選ぶことが重要です。現在では各クレジットカードの機能も多様化してきていますから、複数枚持つことで無駄をなくし、生活の利便性を向上させることも十分に可能です。
複数枚を使い分けるならコレ!3枚目4枚目におすすめのクレジットカード
では、実際に3枚目、4枚目におすすめできるクレジットカードをご紹介していきます。特徴的なクレジットカードをピックアップしていますので、参考例としてぜひ自身に合った3枚目or4枚目を見つけてくださいね。
ルミネの人気ショップがお得!ルミネカード
駅ビル型ショッピングセンターで知られるルミネ。そのルミネをお得に利用できるのが『ルミネカード』です。通勤などの際に電車をよく利用し、かつ駅ビルに立ち寄ってショッピングをする機会の多い方は、こうした駅ビルでお得に利用できるクレジットカードも検討リストに加えたいところ。
『ルミネカード』はSuica一体型で、Suicaチャージにも対応しています。Suicaにチャージすれば還元率が3倍の1.5%、Suica定期券購入でも1.5%の高還元率です。ルミネでのショッピングに利用すれば一部の店舗を除き常時5%OFF、セールなら10%OFFで購入できます。
年会費は初年度無料で次年度以降は953円+税。海外旅行傷害保険が自動付帯され、国内旅行傷害保険も利用付帯されています。Suicaを利用していてルミネでもショッピングをするなら、サブカードとしての価値は大です。
ルミネカード
マルイでお得度UP!年会費無料で特典豊富な「エポスカード」
『エポスカード』はマルイでお得に利用できる年会費無料の百貨店系のクレジットカードです。ポイントの標準還元率こそ0.5%と低めですが、マルイのエポスカード会員優待「マルコとマルオの7日間(年4回開催)」では10%OFFで商品を購入できます。
さらに『エポスカード』の秀逸な特徴として、「年会費無料なのに特典が豊富すぎる&海外旅行傷害保険も自動付帯されている」というメリットが挙げられます。グルメやレジャー、アミューズメントの各施設を優待割引で利用することができるほか、海外旅行傷害保険も自動付帯なので、海外旅行などの際のサブカードとして活躍します。
エポスカード
スーパー系のクレジットカードなら他を圧倒!「イオンカード(WAON一体型)」
『イオンカード(WAON一体型)』は、流通大手のイオンやイオングループの各店舗でお得に利用できる流通系カードの代表格です。もちろん、ザ・ビッグやマックスバリューなどのスーパーでもお得に利用でき、イオン利用者なら必携の1枚です。
イオングループなら常時ポイント2倍の1.0%、毎月10日は還元率5倍の2.5%、20日と30日ならイオングループで5%OFF、誕生日月に贈られてくるバースデーパスポートを利用すれば、5%~10%OFFでショッピングができます。
毎月5日の「お客様わくわくデー」ではWAONの支払いで還元率1.0%となるので、『イオンカード(WAON一体型)』でチャージすれば、チャージ分の還元率0.5%と合わせて実質1.5%の高還元率で利用できます。電子マネーとの使い分けをしたい方にもおすすめのカードです。
イオンカード(WAON一体型)
セブン&アイで高還元!セゾンのプロパーカード「セゾンカードインターナショナル」
『セゾンカードインターナショナル』は、クレディセゾンの発行するプロパーカードで、セゾンカードを代表するスタンダード・カードです。年会費無料で、ポイントの有効期限を設けない永久不滅ポイントが人気です。
『セゾンカードインターナショナル』のポイント還元率は0.5%と標準的なものの、セゾンカードの「Netアンサー」から電子マネーnanacoと連携させ、その後セブンイレブンやイトーヨーカドーで利用すると還元率0.5%+nanacoポイント1.0%が貯まり、計1.5%の高還元率で利用できます。この高還元率は、セブンイレブンとイトーヨーカドーを高還元率で利用できる『セブンカード・プラス』に匹敵します。
また、「セゾンポイントモール」を経由したネットショッピングなら、LOHACOで還元率1.5%、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどを1.0%で利用でき、ネット通販をお得に活用したい方にもおすすめできます。
セゾンカード インターナショナル
ドコモユーザー必携の人気カード!「dカードGOLD」
近年、生活に深く浸透しているアイテムとなっているのがスマホ。それだけに、スマホもお得に利用したいという人も増加中です。そんな方におすすめできるのが、キャリ系クレジットカードとして人気急上昇中の『dカードGOLD』です。
ドコモユーザー必携の『dカードGOLD』は、ゴールドカードランキングでも常に上位にランクインしているほどの注目カード。ドコモの携帯料金やドコモ光などの通信費を10%キャッシュバックしてくれるため、年会費10,000円の元は簡単に取れてしまいます。仮にスマホ+ネットで毎月10,000円ほどだとしたら、年間で12,000円のキャッシュバックですから、元を取るどころかプラスになります。
また、「dカードケータイ補償」が付帯しているので、購入から3年間という期限付きではあるものの、最大で10万円補償してくれます。もちろん、空港ラウンジサービスなどゴールドカードにふさわしい特典も付帯。USJのドコモラウンジも利用できます。
dカード GOLD
3枚目、4枚目のクレジットカードを選ぶなら、「旨み」を重視しよう!
以上、ご紹介してきたように、各クレジットカードにはそれぞれに「旨み」があります。どういった部分で美味しいメリットがあるのかをしっかりと見極めて3枚目、4枚目を選ぶのがおすすめです。
ネット通販系なら各通販サイトをお得に利用できるカードがおすすめ
ネット通販系なら、人気No.1の『楽天カード【年会費無料】』が驚愕の還元率で利用できますし、Yahoo!ショッピングをお得に利用するなら『Yahoo!JAPANカード【年会費無料】』、Amazonなら使い勝手抜群の『Amazon MasterCardゴールド【年会費10,000円+税】』、年会費無料&高還元率でAmazonをお得に利用したいなら『Orico Card The Point【年会費無料】』といった選択肢もあります。
生活圏内にあるお店を軸に選ぶ!使い勝手で選ぶなら電子マネーとセットがおすすめ
イオングループやセブン&アイグループなら関連するスーパーも非常に多いのが特徴です。イオングループであれば『イオンカード(WAON一体型)【年会費無料】』など、セブン&アイならnanacoとセットでお得な『セブンカード・プラス【初年度年会費無料・2年目以降500円+税(年5万円以上で無料)】』がそれぞれ選ぶ基準になります。
また、様々なスーパーを利用するという人なら、例えばイオンやダイエー、イトーヨーカドーなどのお店を高還元率で利用できる『セディナカード クラシック【年会費1,000円+税】』といったマルチタイプもおすすめ。単純にコンビニ重視なら『ファミマTカード』や『JMBローソンPontaカードVISA』といった選択肢もあります。『dカード』も、ローソンで還元率2.0%&3%OFFと、とてもお得に利用できます。
百貨店だって負けてない!百貨店派におすすめのカードも多い
さらに、百貨店系で選ぶなら、三越伊勢丹グループでお得な『MICARD【一般カード:年会費2,000円+税】』、西武・そごうの『クラブ・オン/ミレニアムカード セゾン【年会費無料】』といったカードのほか、阪急・阪神百貨店を頻繁に利用する方には『ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード【年会費14,000円+税】』もおすすめです。初年度からいきなり還元率10%で利用できる高還元率が魅力です。
利用シーンに応じて選べるカードが多彩!じっくり腰を据えて選ぶのが基本
スーパーやコンビニなど以外でも、例えばグルメやレジャー、旅行などのシーンでも活躍するクレジットカードも多いです。休日のお出掛けに活用できる特典が付帯するため、お得度も倍増します。
ディズニー好きなら『ディズニー★JCBカード【初年度年会費無料・2年目以降2,000円+税】』がおすすめですし、『三井住友VISAクラシックカード【初年度年会費無料・2年目以降1,250円+税(条件により無料)】』にはUSJのスタジオ・パス割引の特典が付帯します。
グルメ関係なら、『SuMi TRUST CLUB リワードカード【年会費3,000円+税】』でMasterCardプレミアムカード限定サービスが付帯していますし、『JCBゴールドカード【年会費10,000円+税】』なら全国250店舗以上の対象店舗で割引優待を受けられます。『三井住友VISAクラシックカード』も、対象店舗で割引を受けられる割引優待を利用できます。
また、車をよく利用される方には、ガソリン値引きでロードサービス付帯、しかもサービスステーションの数が非常に多くて便利な『ENEOSカードS【初年度年会費無料・2年目以降1,250円(年1回の利用で無料)】』、コスモ石油でお得な『コスモ ザ・カード・オーパス【年会費無料】』、出光でお得な『出光カードまいどプラス【年会費無料】』といったカードおすすめ。さらに、通販で使い勝手の高い『楽天カード』は、実はENEOSを還元率2%で利用できるため、マルチなシーンで活躍してくれる意外なポテンシャルも秘めています。
クレジットカードを複数枚使い分けるメリット
クレジットカードがメインカード1枚ではもったいない!特典で選ぶのがサブカード
クレジットカードを持つ理由は利便性を求めるからこそですが、それでも1枚持ちだけでは少々心細いのも事実です。単にカードでショッピングをするだけを目当てにクレジットカードを利用している人の方が多数派ですから、それではクレジットカードの利点を活かしきれていませんし、また必ずどこかで損をしている(またはもったいない使い方をしている)はずです。
その代表例が付帯特典で、お得な割引を受けられたり、ポイント還元率がアップするなどのメリットのほか、カードによっては高級レストランのコース料理を1名分無料で利用できたりなどもします。ショッピングや食事など、それぞれのシーンごとに特典の異なるクレジットカードを使い分けるようにすれば、1枚では損をしてしまうようなケースでも他のカードでカバーすることができるようになります。
異なる国際ブランドを持っていれば海外旅行も安心!クレジットカード活用の幅が広がる
国際ブランドというのは、クレジットカードの右下に記載されているマークで知ることができます。VISAやMasterCard、JCBといった国際ブランドはよくご存知ですよね?
日本国内であればJCB一択でも問題ありませんが、世界での利用では加盟店数がもっとも多いVISAが王道です。ただし、VISA加盟店数が世界一でも使えないお店もありますので、そうした際には他の国際ブランドがあれば便利です。国際ブランドの組み合わせで軸となるのが第一にVISA、次いでMaster Card、そして第三にJCBといった順番が理想でしょう。
国によっては絶対持つべき国際ブランドもある
また、国によっては独自の国際ブランドが発展しているところもあります。その代表例が、中国の「銀聯」とアメリカの「ディスカバー」です。ディスカバーに関しては日本での発行が行われていませんが、銀聯カードなら国内で発行を受けられます。中国へ行くなら銀聯カードは必携アイテムとなります。また、近年では東南アジアでJCBの使い勝手が高くなってきています。
つまり、3枚目、4枚目を選ぶ際には、1枚目や2枚目とは異なる国際ブランドを意識しておくと利用できるお店やサービスの幅が一気に広がるのです。
異なるカード会社も重要!海外旅行傷害保険の自動付帯で補償金額が充実
海外旅行傷害保険の充実度を図る場合は、2枚目や3枚目に選ぶカードは海外旅行傷害保険が自動付帯したものを選ぶのが良いと先述しましたが、同じカード会社ではなく、異なるカード会社を優先して選ぶようにし、必ず自動付帯のものを選ぶことが重要です。
また、海外旅行傷害保険の合算は、引受保険会社がダブっていたり国際ブランドが異なっていると合算ができないという一部の都市伝説もありますが、実際には1枚につき1契約ということになっているため、同じ保険会社同士であっても合算することが可能です。
ただし、複数枚持ちの際に注意したいのは、デュアル発行やデュアルスタイルと呼ばれる発行方法を利用した場合です。こうした発行方法で2枚持ちした場合は、1つのクレジットカードを異なる国際ブランドで利用することができるタイプのため、海外旅行傷害保険も1枚分しか適用されません。
クレジットカード1枚だけでは不安!トラブル対策として2枚持ち~複数枚持ちが安心
クレジットカードは、1枚だけを大切に使うのも悪くはありませんが、ここまで複数枚持ちのメリットについて述べてきたとおり、使い勝手という点では複数枚持ちには叶いません。
また、クレジットカードのトラブル回避にも有効です。盗難や紛失、磁気不良など万一のトラブル時も、1枚より2枚、3枚よりも4枚と、枚数の多いほうがトラブル回避にも有効です。
クレジットカードを複数枚使い分ける時の注意点
クレジットカードの返済に注意!カード会社ごとに支払日はバラバラです
クレジットカードを複数枚持つということは、カードごとに支払日もバラバラということになります。特にサブカードはたまにしか利用しないこともあるため、うっかり支払日を忘れてしまうこともあり得ます。
複数枚のクレジットカードを使い分けることはとても便利ですが、支払いに遅延が発生したり延滞してしまったりすると、クレジットカードの利用そのものを止められてしまうような事態にもなりかねませんので、支払日等の管理もしっかり行うようにしましょう。
クレジットカードの利用限度額に注意!保有枚数が増えると限度額が減る
意外と知らない人も多いのですが、クレジットカードで利用できる極度額というのは、人によって上限が定められています。割賦販売法という法律で、年収や生活維持費から弾き出される「包括支払見込額」の90%を上限としなければならないというルールがあるからです。
包括支払見込額というのは、年収のほか、世帯人数や持ち家の有無などから計算される生活維持費、そしてすべてのクレジットカードで年間いくらの請求があるのか? という年間請求予定額などを元に算出されます。
極度額というのは、すべてのクレジットカードを通しての極度額ということになります。仮に、極度額が100万円であった場合、1枚目で発行したカードのショッピング限度額が30万円だったとすると、それ以降に発行されるクレジットカードの限度額は残りの70万円の枠内で設定されることになります。
発行するカード会社でも、極度額ギリギリでショッピング利用枠を設定することはありません。ショッピングの限度額も、極度額より低く設定しています。しかし、枚数が増えればどんどん極度額の余裕がなくなってしまいますので、保有枚数が増えれば増えるほど利用限度額は低くなっていきます。
クレジットカードの年会費に注意!維持コストを抑えるなら年会費無料カード
クレジットカードを複数枚持つということは、年会費も気にしておくことが大切です。クレジットカードの年会費は、当然ながら有料のものもあれば無料のものもありますから、1枚1枚の年会費は少額でも、思いのほかかさんでしまうことも考えられます。
さらに、どのカードがどれだけの年会費なのかを把握するのも難しくなったりします。クレジットカードを複数枚持つのであれば、なるべく年会費無料のタイプを選んでおくと、管理も比較的楽になります。
クレジットカードが複数枚だと審査に影響!?3枚目、4枚目の審査基準
クレジットカードを3枚4枚と増やしても審査は不利にならない?複数枚持ちで審査に通過するコツ
クレジットカードを3枚、4枚と複数枚持ちする場合、気になるのがその審査基準ですよね。3枚目、4枚目のクレジットカードを作るにあたって審査に通過するコツとしては、1枚目や2枚目である程度余裕を持った使い方ができているか? という点に集約されます。
- 1枚目・2枚目の限度額を見直しておく
- 短期間に何枚ものカードに申し込まない
- 1枚目・2枚目で支払の遅延や滞納をしない
- 1枚目・2枚目の個人情報に変更が生じたら速やかに変更しておく
- 1枚目・2枚目で余裕の無い使い方をしていないこと
- 他社も含めたキャッシングやカードローンはなるべく利用しない
- 携帯電話の割賦払いに遅延や滞納がないこと
- リボ払いの支払額が多い
枚数が多くなればなるほど、先に述べたようにその後に発行されるカードの極度額もどんどん減っていきますので、まずは1枚目と2枚目の利用限度額をあらかじめ見直しておくと、3枚目、4枚目の利用限度額設定にも余裕が生まれます。
また、審査に落ちてしまったからといって短期間に何枚ものクレジットカードへ申し込むことは審査上かなり不利になります。いつ申し込んで審査結果はどうだったのか? ということは信用情報機関への照会で分かってしまいますので、立て続けにあちこち申し込むのではなく、半年以上の期間を開けてから申し込みましょう。
余裕のない使い方をしていると「お金に困っているかも」と判断されて不利に
毎月、ショッピング枠の利用限度額一杯まで利用していたりするくらいでは審査に不利になることはありません。ショッピングでクレジットカードを活用していればそうしたことは当たり前だからです。
ただし、ショッピング枠に加えてキャッシング枠まで限度額一杯まで利用しているような状況だと審査上不利になります。それがたまにのことであれば問題ないのですが、毎月毎月そうした状況が続いていると、「お金に余裕が無い=お金に困っている」と判断されても仕方のない状況です。
カードの支払をキャッシングでカバーしているのでは? という疑問も生じてしまう可能性も大です。そうした状況が1枚目や2枚目で続いているようだと、3枚目、4枚目の審査通過も難しくなっていきます。
さらに、当然ながらリボ払いの支払額が多いのも問題です。リボ払いは返済が長期に渡りますし、金利負担が決して小さくないこともカード会社は承知しています。なので、リボ払いの返済に先が見えなくなってしまうような危険がある場合は、審査通過が厳しくなります。クレジットカードの支払いはなるべく一括返済を心掛けておくと、優良な利用実績を重ねていけます。
審査が気になるなら3枚目4枚目のクレジットカードは年会費無料カードがおすすめ
3枚目、4枚目の審査に通過できるかは、カード会社の審査基準によって異なりますし、どのようなクレジットカードを選ぶかによっても変ってきます。しかし、確実な審査通過を望むなら、年会費無料のクレジットカードを選ぶのがおすすめです。
学生や若者向け、女性向け、主婦向けなどのクレジットカードに年会費無料カードが多いのは、維持コストが不要だからです。属性の低めな人でも持ちやすくなっているので、審査基準も比較的低めな傾向にありますので、3枚目、4枚目のカードとしても持ちやすいのです。
審査通過のポイントはクレヒス!クレジットカードの利用実績こそが審査通過の鍵
3枚目、4枚目を検討するにあたって、審査通過のポイントになるのは、やはりクレヒスこそが鍵になります。1枚目や2枚目のクレジットカードでどれだけ優良な利用実績を蓄積できているかが、審査でも重視されるからです。
遅延や延滞をしていないことはもちろんのこと、携帯電話の割賦払いでも遅延や延滞があると審査に不利になりますし、他社のカードローンやクレジットカードのキャッシングの利用状況も審査に影響します。
クレジットカード複数枚使い分けのすすめ|まとめ
クレジットカードの保有枚数が複数なのは当たり前!3枚目、4枚目は使い分け重視で選ぼう
クレジットカードを複数枚所持して使い分けをするメリットなどについて解説してきましたが、選び方は1枚目のときとは全く異なる基準になります。
1枚目を選ぶ場合は、なんとなく申し込んでみたというケースもあるでしょうし、たまたま店頭でキャンペーンをやっていたからつい申し込んでしまったというケースもあるでしょう。
しかし、3枚目、4枚目ともなると、1枚目や2枚目との組み合わせ重視で選ぶことが求められます。サービスや特典内容がダブってしまっていては活用度も低くなるからです。
組み合わせを中心に、どれだけメリットがあるか? そして1枚目や2枚目のクレジットカードのデメリットをどれだけカバーすることができるか? ということを考えながらカード選びをするのも意外と楽しいものです。
ここでご紹介したクレジットカードを中心に、ぜひご自身のライフスタイルや利用シーンに合った、「旨みのある1枚」を見つけてみてくださいね。
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