クレジットカードのリボ払いの上手な使い方~マイ・ペイすリボ・楽Pay・支払い名人の活用法

リボルビング払いにはどういったイメージをお持ちでしょうか? 実はリボ払いは使い方次第で具体的にメリットがあるものになります。クレジットカードのリボ払いの上手な使い方とは「リボ払い手数料を払わない」で「ポイント数倍のメリットだけをもらう」使い方のこと。金利や手数料などシミュレーションを理解した、正しい賢い使い方をご紹介いたします。
クレジットカードのリボ払いの上手な使い方とは?
リボ払いの金利・手数料を払わずにクレジットカードのポイントや特典をお得にもらう使い方
クレジットカードのリボ払いは「普通に」利用すると、利息を多めに払うことになります。しかし、クレジットカードのリボ払いの「上手な使い方」をすると手数料無料で「ボーナスポイントorマイルがお得に貯まる」メリットがあります。
もちろん「海外旅行保険やショッピング保険が利用できる」「年会費永年無料」など、リボルビング払い専用クレジットカードに付帯するその他のメリットも受けられます。なので、
- クレジットカードの「ポイントが2倍になる」メリットをもらいつつ
- 一括返済などを素早くして、リボ払いの手数料や利息はほとんど払わない
というのが、クレジットカードのリボ払いの「上手な使い方」「賢い活用方法」なんですね。リボ払いについては下記を参照ください。
リボ払いを上手に使うために【2つの注意点】
リボ払いの注意点①上手に使えるクレジットカードは限られます
クレジットカードのリボ払いの上手な使い方を簡単にまとめると、
- 「1ヶ月経過するまで、利息が発生しない」リボ払い専用クレジットカードを使う
- 「1円でも利息を払えばポイントが2倍になる」クレジットカードのリボ払いを使う
という2つの上手な使い方があります。
ただしデメリットとして、このリボ払いの上手な使い方ができるクレジットカードは限られます。すべてのクレジットカードのリボ払いで使えるわけではありません。
リボ払いの注意点②クレジットカード代金の翌月1回払いが必要
その他のデメリットとしては、通常のリボルビング払いとは異なり、リボ払いの上手な使い方をするためには利用したクレジットカード代金は翌月一括返済もしくは、金額をコントロールしてほぼ全額返済しなければなりません。
リボルビング払いというよりは実質、翌月1回払いの返済方法となります。以下、クレジットカードのリボ払いの賢い活用方法を詳しくまとめていきます。
まずはこのページで解説しているクレジットカードのリボ払いの上手な使い方が利用できる代表的なクレジットカードは以下になります。
リボ払いを上手に使うとお得になるクレジットカード3選
どれも銀行系クレジットカードです。リボルビング払い専用ですが、海外旅行保険やお買い物保険も付帯。上手なリボ払いの使い方をすれば、リボ払い手数料が無料にできる上、ポイントは常に2倍~3倍になります。
三井住友マイペイすリボでポイント3倍!買物保険
三井住友VISAエブリプラス
DCカード楽Payでポイント3倍!海外旅行保険付き
DCカード Jizile(ジザイル)
JCBカード支払い名人でポイント2倍!買物保険付
JCB EIT(エイト)カード【新規募集終了】
リボ払いの上手な使い方①リボ払い専用の銀行系カードを選ぶ
1ヶ月経過するまで、リボ払いの利息が発生しないクレジットカードを選ぶ
クレジットカードのリボ払いは、リボルビング払いの金利が発生するタイミングが、クレジットカード会社によって違うという特徴があります。
- 最初の1ヶ月は、利息が発生しない
- 買い物した瞬間から、利息が発生する
という2通りです。つまり、前者の方がお得で、後者は損…ということですね。
(期間が1ヶ月かどうかは、カード会社によって違います。「2週間」という所もあるようです)
で、この前者のようなカード(1ヶ月利息が発生しないクレジットカード)を使うと、「リボ払いの美味しい所だけいただく」ということが、やりやすくなります。
リボルビング払いの初回手数料無料のクレジットカードとリボ払い名称
- 三井住友カードすべて…マイ・ペイすリボ
- MUFGカード(DCカード・UFJカード・ニコスカード)すべて…楽Pay
- JALカード(VISA/マスターカード)…楽Pay
- JCBカードすべて…支払い名人
- セディナカードすべて…あと決めプラン
このようにMUFGカード、三井住友カード、JCBカードの大手銀行系クレジットカードはすべてリボルビング払いの初回手数料が無料となっています。
代表的なのが三井住友カードのマイ・ペイすリボ、下記で解説しています。
カード会社ごとにリボ払いの上手な使い方ができるクレジットカードが1つだけある
しかしたとえ初回手数料が無料であっても、リボ払いの上手な使い方ができるクレジットカードは限られます。リボ払いをしてもポイントが倍増しないクレジットカードがほとんどだからです。
各クレジットカード会社ごとに、リボ払いの上手な使い方ができる=ポイントが2倍~3倍のクレジットカードが1つだけ用意されているので、きちんと選んで申し込むようにしましょう。具体的には下記の3つです。
- 『三井住友VISAカード「エブリプラス」』(年会費無料/還元率1.5%:1,000円で3ポイント=15円相当)
- 『DCカード Jizile(ジザイル)』(年会費無料/還元率1.5%:1,000円で3ポイント=15円相当)
- 『JCB EIT(エイト)カード』(年会費無料/還元率1.0%:1,000円で2ポイント=10円相当)
またJALカードの中でも、MUFGカードが発行するVISA/マスターカードは楽Payが使えます。
リボ払いの上手な使い方②クレジットカードの返済額を増額
クレジットカードの毎月の返済金額を、リボ払いの返済限度額いっぱいに設定します
クレジットカードのリボ払いの毎月の返済額の設定のやり方はカンタンです。たとえば、
- 限度枠が「50万円」だったら、
- 毎月の返済金額を、50万円に設定する
というだけです。こうしておけば、
- どれだけ買い物しても、
- 翌月の返済日には、必ず全額返済できる
ということです(もちろん、口座にお金がないとダメですが)。で、こうすれば「どれだけクレジットカードで買い物しても、必ず1ヶ月以内に返済できる」ので、「リボ払いの利息が一切発生しない」ということなんですね。
翌月一括返済しても「リボ払い」扱いなのでポイント2倍の特典は使える
で、リボ払いをしているということで、「ポイント2倍」というメリットは、しっかり受けられる…ということです。このメリットのクレジットカードで最も有名な物の1つが、『JCB EIT(ジェーシービー エイト)カード』(年会費無料/還元率1.0%)です。
どのクレジットカードなら「翌月一括払いでリボ払い手数料無料」の条件に該当する?
で、この「1ヶ月で返済すれば、手数料がかからない」というの条件に合致するのは、どのクレジットカードなのか。箇条書きすると、
- 『三井住友VISAカード「エブリプラス」』(年会費無料/還元率1.5%:1,000円で3ポイント=15円相当)
- 『DCカード Jizile(ジザイル)』(年会費無料/還元率1.5%:1,000円で3ポイント=15円相当)
- 『JCB EIT(エイト)カード』(年会費無料/還元率1.0%:1,000円で2ポイント=10円相当)
などが挙げられます。
それぞれリボルビング払い専用だったり、リボ払いに切り替える手続きが必要になるものがあったりバラバラです。しかし、どれも翌月一括払いの設定さえしておけば、ポイントやマイルを2倍(あるいはもっと)にできます。
他にもこうした「1ヶ月なら手数料なし」という条件のクレジットカードはありますが、メジャーなものではこれら銀行系クレジットカード3種類が人気です。
JCB EIT(ジェーシービー エイト)カードの概要
JCB EIT(ジェーシービー エイト)カードの詳細情報はこちら
年会費 | 無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0% |
審査難易度 | ランクC 一般クラス |
発行期間 | 最短3営業日 |
リボ払いの上手な使い方③クレジットカードの利息を1円以上払うように調整
ほとんどのリボ払い専用クレジットカードにおいて、ポイントを倍増させるには条件があります。つまり、
- 「リボ払いならポイント2倍」とうたっているクレジットカードは、
- 全部「1円でも手数料を払えば」という条件になっている
ということです。
「1円でも」ではなく「一定金額以上」という条件もあるかも知れませんが、基本的には「1円でも利息を払えば」ポイント倍増というクレジットカードがほとんどです。
つまり単純に翌月一括払いでリボ払い手数料無料にするとポイント倍増の特典が受けられません。そのため、最もお得にポイントを倍増させるやり方を説明していきましょう。
月々のクレジットカード利用金額より敢えて返済額を少な目に設定する=利息が発生
なぜ一括返済でリボ払いの手数料を無料にできるのに、敢えてクレジットカードの利息を払うのか?わかりやすく、箇条書きしていきます。
- 毎月「自分は大体、5万円使う」とわかっている
- だったら、月々の支払い金額を「4万円」に設定すればいい
というのがスタートです。そうすると、
- 月末に「請求金額」が確定するときに、
- 「この人は、1万円残高が残る」と、クレジットカード会社が計算する
- この「1万円」に対して、利息を計算する
- この時点で「少額だけど、利息が確定する」
ということ。そして利息が1円以上あることが確定したら、こちらのもの?です。さらに「この1万円に対してかかる利息」をゼロに近づける方法があるからです。4万円の設定額は目安に過ぎません。
確定後にクレジットカード代金の返済額を増額して、実際に支払うリボ払いの利息が1円に近づくように調整すれば良いのです。
クレジットカードの引き落としとは別にATMで繰上返済してしまう
大切なのでもう一度言います。なぜ一括返済でリボ払いの手数料を無料にできるのに、敢えてクレジットカードの利息を払うのか?それはリボ払いの利息を払わなければ、ポイント2倍の恩恵が受けられなくなっているからです。以前は
- この時点で「1円でも利息を払った」ことになるので、
- その月の「ポイント2倍」は確定する
というふうにできていました。で、この「4万円」という支払い金額は「銀行引き落としされる」金額なので、残り1万円は「ATMで臨時返済」してしまえば良かったんです。
この論理は、下のようなものでした。
- 月末の請求で「利息の確定」はした
- だから、ポイント2倍も確定した
- しかし「利息がかかる予定だった」1万円は、
- コンビニATMでささっと返済してしまう
- こうすると、利息はほぼかからない
ということです。ただこれは、できるクレジットカードと、そうでないクレジットカードがあります。しかも、できるクレジットカードが少なくなっている、という点に注意してください。
というのも昔は一括返済でもポイント2倍にできたのですが、今はできないというクレジットカード会社が多くなっているのです。
実際にリボ払いの【利息】を払わないとポイント2倍にならない!?
上のやり方は「利用者にとってはメリットがある」のですが、当然クレジットカード会社にとっては、デメリットしかないやり方です。ポイントを2倍にしてあげたのに、手数料は払ってくれない…ということですからね。
なので、最近では「このやり方ではポイント・マイルが2倍にならない」という条件のクレジットカードが増えてきました。当然と言えば当然かも知れませんが…。
そのためより確実にポイント2倍にするために、返済額を調整し敢えてリボ払いの利息を1円以上払う方法が確立されています。以下で説明します。
クレジットカードの返済額を調整してリボ払いの利息を30円以下に調整する
もちろんこの1円以上払う方法についても「現時点ではOK」というクレジットカードでも「今後、ルールが改正される」ということはあり得ます。ネットの進化とともに、こういう「ノウハウ」がすぐに共有されるようになって、クレジットカード会社の側でも、ルールの変更が昔より早くなったのです。
なので、「実際に手数料を払う必要があるかどうか」を、まず確認してから、この方法を使うようにしましょう(もし使えるようであれば、この方法が一番、利息も少なくポイント・マイルが貯まる方法となります)
クレジットカード残高の目安は毎月2,000円!これで利息は30円以下!
各クレジットカード会社のリボ払いにおけるベストの金額は、計算式が複雑になりすぎるため、ここでは詳述しません。またルールも変わるため、いちいち追っていけません。
しかし、ザックリ言って毎月クレジットカード代金の残高を2,000円に調整すれば、利息は30円以下になり、ポイントは確実に2倍になるのです。これさえ押さえておけば良いでしょう。
ハッキリ言って、リボ払いの利息よりも手間や返済にかかるATM手数料の方が高いぐらいなので、まずはこの残高2,000円をキープするのが一番です。これで確実にポイント2倍以上になります。
リボ払いの利息より高い!?クレジットカード会社のATM返済手数料に注意
このやり方を利用する時、もう一つ注意すべき点はATMでの返済手数料がかかるかどうかです。当然ですが、
- 利息はかかっていなくても、
- ATMの利用手数料を払って返済するなら、
- むしろ、そちらの方が高くなる…こともある
からです。基本的に「1万円」などの少額しか残らないようにしているなら、毎月の利息など微々たるものなので、「ATMの返済手数料の方が高くなる」ということは、よくあります。そうなるとバカバカしいので、利息を払った方が良いです。
クレジットカードのリボ払いで1万円を残すと月々の利息は約120円!
クレジットカードのリボ払いで、1万円の借入残高を残すと、月の手数料(利息)はいくらになるのか。これは、「大体120円」と思ってください。
- クレジットカードのショッピング枠は、
- ほとんどが「実質年率15%」程度
- この場合は、「1万円で、1ヶ月120円」
というのが基本です。そして、
- キャッシング枠だと「実質年率18%」が基本
- これだと「1万円で、150円」
となります。なので、整理すると、
- ショッピング枠…120円
- キャッシング枠…150円
ということですね。「1ヶ月・1万円」という条件で。そして、金額が増えたら、これを掛け算していけばいい…ということです。
クレジットカードのリボ払いの場合ATMの返済手数料は200円+税?
コンビニATMなどの提携ATMの場合、クレジットカードのリボ払いの返済で必要なATM利用手数料は大体100~200円です。もちろん、税別です。銀行の預貯金を引き出す時の手数料と、まったく同じです。
ただ、ある程度メジャーなクレジットカードなら、ATMでの返済手数料はかからないのが基本と思ってください。借り入れの場合はかかっても、返済だとかからない…というパターンが多いのです。理由は「破産されるより、返済してもらった方がいい」からです。
JCBカード、DCカードはリボ払いの繰上返済の場合、ATM手数料無料
確かにATMの手数料を負担するのは、クレジットカード会社にとっても少々痛いですが、それ以上に「債務整理などをされる方が、よほど痛い」わけですね。あと、延滞・滞納されるいろいろ面倒なのです(遅延損害金をその分もらいますが、それでも遅延・延滞しないでくれる方が、よほどありがたいのです)。
なので、返済に関しては、クレジットカードでも消費者金融でも「できるだけ、やりやすく」するわけですね。そのため、臨時返済のハードルの一つとなる「ATM手数料」は「返済だけでも」無料にしている所が多いのです。
- DCカード…提携金融機関・コンビニのATM手数料は無料、お気軽にご利用ください。
- 三井住友カード…返済の都度、ATM手数料がかかります
- JCBカード…ATM入金の場合ATM手数料はかかりません
このATM手数料は海外キャッシングでは別料金です。ただしJCBカードは海外のATM手数料も無料にしています。非常に良心的です。
まとめ:ポイント数倍!クレジットカードのリボ払いの上手な使い方
ここまでの内容を、再度箇条書きで整理します。
- リボ払いで「ポイントが増える」クレジットカードは、主に2種類
- 「利息を少しでも払う」という条件のカードと、
- 「利息を払わなくてもいい」というもの
で、「利息を払う必要がある」場合は、
- 月々の「支払い金額」の設定を、
- 自分が「使う金額」より少な目にする
というだけで、毎月自動的に利息が確定するので、OK。で、クレジットカードのルールによっては、
- この「確定した残高」も「ATMで臨時返済」することで、
- 借入残高をゼロにし、利息もほぼなしにできる
という方法があります。ただ、これは最近ではできないクレジットカード会社が増えてきました。ということで、
- 利息を払うためにクレジットカードの支払残高を残す
- 細かく計算してもルールが変わるから目安2,000円を残せばOK
ということになりました。つまり「月末の清算」だけではなく「実際に利息を払って初めて」ポイントが2倍になる…ということですね。(その場合は、どの道少額なので、利息を大人しく払いましょう)
毎月30円の利息を払ってリボ払いのクレジットカードを上手に使おう!
…というのが「リボ払いをおいしく活用するコツ」です。時給や分給が高い人だと「こういう細かいことを気にしているより、ひたすら仕事に集中して稼いだ方がいい」という考え方もあるかも知れません。
(その方が、クレジットカード会社はもちろん、その人の取引先など、あらゆる人にとって利益になりますからね)
なので、必ずしも「万人におすすめ」とは限りませんが、特に「節約術・倹約術の類が好きな方」は、こうした工夫をすること自体が楽しいと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
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