クレジットカードの支払方法の種類 ~一括払い・分割払い・リボ払い~

クレジットカードの支払い方法は3通り
クレジットカードの支払い(返済)の方法は、3通りです。
- 一括払い
- 分割払い
- リボ払い
…の3つですね。それぞれの内容は、
- 一括払い…翌月全額払う
- 分割払い…数回に分けて払う
- リボ払い…毎月「最低金額」だけを払う
…という風です。以下、それぞれまとめていきます。
一括払い…翌月かボーナスで、全額払う
一括払いは「一番健全」な払い方。2種類ありますが、
- 翌月一括払い
- ボーナス払い
となります。ボーナス払いは「要するに借金」なので、「翌月一括払い」の方が健全です。ただ、ボーナス払いは、利息がつかないのが基本なので、分割払い・リボ払いなどよりは、有利な支払い方法といえます。
ボーナス払いも、2通りに分かれる
さらに、この「ボーナス払い」も、2通りに分かれます。
- ボーナス1回払い
- ボーナス2回払い
の2通りです。文字通り、
- 「1回」のボーナスで、全部払うか、
- 「2回」のボーナスに、分けて払うか
ということですね。いわば、
- ボーナス「一括」
- ボーナス「分割」
といっていいでしょう。(分割の回数が2回までなのは、当然ボーナスが「年2回」しかないからです)
ボーナス払いの利息・手数料はかかる?
ボーナス払いの利息(金利・手数料)は、原則下のようになっています。
- 1回払い…かからない
- 2回払い…3~4%程度の手数料
…という風です。「ボーナス2回払い」の方ですが、
- 1回目のボーナスまでは、手数料なしで、
- 2回目までの間だけ、手数料が発生する
…という仕組みのクレジットカードもあれば、
- 1回目までの間も、2回目までの間も、
- 全期間、手数料がかかる
というクレジットカードも、両方あります。基本的には後者が多いようです。
もし前者のクレジットカードで借りることができたら、1回目のボーナスまでに、できるだけたくさん返済するのがいいでしょう。言うまでもなく、そうすれば「金利が発生する2回目までの期間、低利息になる」からです。
ボーナス2回払いは、適用できないこともある
当然ですが、ボーナス2回払いというのは、
- クレジットカード会社にとっては面倒
- 各加盟店にとっても、やや面倒
な支払い方法です。言うまでもなく1年間も待たされるわけですからね。(ボーナスは基本的に、年2回なので)
なので、「ボーナス払いOK」と書かれている店舗やサイトでも、
- あくまで「1回払い」だけであり、
- 「2回払い」はできない
という店舗・ショッピングサイトも多くあります。また、
- カード会社が「ボーナス2回払い」をOKしていても、
- 加盟店がOKしていない場合、使えない
ということも、注意しておきましょう。また、最初から、クレジットカード会社自体が「2回払いに対応していない」ということもあります。
(同じクレジットカードでも、その利用者の信用度によって変わる…ということもあるようです。当然ですが、信用できない人に対しては、こういうサービスはしませんからね)
…というように、ボーナス2回払いは、ボーナス一括払いと比較すると少々ハードルが高くなっていますが、適用さえできれば「お金がない時でも、高額の決済がしやすくなる」という利点があります。
なので、そうした買い物をしたい(でも、お金がない)という時にはボーナス2回払いで払う方法はないかを探ってみる、というのも一つの手でしょう。
分割払い…借入残高が膨れ上がらない
続いて、2つ目の支払方法の「分割払い」。これも身近な支払方法なので、内容は言うまでもないでしょう。
分割の回数ですが、2回~24回の中で選ぶというのが基本です。「2回」については、分割払いとは別に「2回払い」という呼び方をすることも多く、「分割払いにはカウントしない」というクレジット会社もあります。
(この辺は、クレジット会社のルールや、利用者の感覚によっても変わります)
で、2回~24回の分割回数の中でどれを選ぶかですが、
- カード会社によって指定・制限がある
- 加盟店によって、指定・制限がある
- 一切なく、自由に選べる
という、3通りがあります。また、これもボーナス払いの時と同じですが同じクレジット会社・加盟店でも「その利用者の信用度によって変わる」ということもあります。信用度だけでなく、
- 購入する商品・サービスの内容
- 利用する金額
等によっても変わるので、この辺は完全に「ケースバイケース」と考えてください。
分割払いは手数料・金利がかかる?
クレジットカードの分割払いで手数料がかかるかは、
- 「カード会社」によって違う
- 「分割回数」によって違う
- 「その人のグレード」によって違う
…など、これも諸条件によって変わります。「グレード」というのは、これまでの利用実績に応じて「ランク」が上がったり下がったりするものですね。
(会員ページを見れば、自分の今のランクがわかる、というクレジットカードもあります)
というように、分割払いの手数料は、
- かかるかどうかは、状況・条件による
- かからないことも多くある
ということです。なので、もし分割払いしても、手数料がかからない状況・条件だったら、お金がギリギリの時は、一括払いでなく分割払いを選ぶ…というのもいいでしょう。
(そうして「余裕」を作っておけば、何かトラブルがあった時でも、お金に困ることがないですからね)
「2回分割払い」とは?
一括払いに限りなく近い払い方として「2回分割払い」というのもあります。「2回払い」とも呼ばれます。これは一括払いと同様、手数料・金利がほとんどかからないというメリットがあります。
「ほとんど」というのは「ごく一部、手数料がかかるクレジットカードもある」からです。これもやはり「その人のクレジットスコアのランク」によって変わる場合もあるので、どのクレジットカードなら手数料がかかる、…というようなことは言えませんが。
何はともあれ「利息が発生しないことが多い」ので、人によっては「2回払い」はかなり便利な方法です。
- 支払いを猶予してもらって、
- それで手数料も払わずに済む
ということですから。何らかの理由で資金繰りが苦しくなっている時など、この「2回払い」を有効に活用するといいでしょう。
「2回払い」は使えない加盟店もある
これは「ボーナス2回払い」の時とまったく同じですが、
- 「一括払い」は対応していても、
- 「2回払い」は対応していない
という店舗やショッピングサイトは、いくつかあります。また、
- 2回「分割」はOKでも、
- 2回「一括」はダメ
ということもあります。両者の違いは何かというと、
- 2回「分割」…手数料がかかる
- 2回「一括」…手数料がかからない
…ということですね。「2回一括」というのも、日本語が少々変ですが、わかりやすくするために、あえてこう書いています。
「2回払い」は、知らない人も多いくらいマイナーな支払い方法なので、一括払いや分割払いはできても「2回払い」はできないという店舗もあります。なので、使える場面がやや限られているかも知れませんが、使えるようであれば、ぜひ使いたい便利な支払方法です。
リボ払い…毎月最低金額だけを支払う
最後が、クレジットカードの支払いで一番なじみがある「リボ払い」です。(本当は、あまり馴染んでいてはいけないのですが…)
リボ払いは分割払いと似ているのですが、両者の違いは何かというと、
- 分割払い…「何回で返済」という「回数」が決まっている
- リボ払い…「回数」が決まっていない
ということです。回数が決まっていないのに、どうやって返済していくのか、と言うと、
- 毎月「最低いくら」返済すると決める
- 追加の借り入れをしようとしまいと、
- 毎月その「最低返済金額」だけを払っていればOK
…ということ。つまり、たとえば、
- 借入枠…10万円
- 毎月の最低返済金額…1万円
というルールだったとしましょう。そうすると、
- 今月「1万円」返済した
- 借入残高は「9万円」になった
- あと「1万円」借りられる
- 借りた→借入残高が「10万円」になった
- また翌月「1万円返済する」
…という風になるわけですね。見ての通り「全然借入残高が減っていない」のですが、自分では「毎月1万円払っている」ので、「返済している気分」になってしまうんですね。
なので、長年クレジットカードでリボ払いを使っている人というのは、
- 自分ではしっかり返済して「前に進んでいる」つもりでも、
- 実際には、全然返済が進んでいない
ということがよくあるのです。なので、リボ払いは、うまく使えば便利な方法なのですが、借入残高を増やし過ぎないよう注意しましょう。
(わかっていても、ついつい借りすぎてしまうのが人間というものですが…)
リボ払いの返済方式の違い
リボ払いというのは、支払方法の「大分類」で、さらにリボ払いの中でも「小さな分類」がいくつかあります。最初に一覧にすると、
- 元金定額
- 元金定率
- 元利定額
- 元利定率
- 残高スライド元金定額
- 残高スライド元金定率
- 残高スライド元利定額
- 残高スライド元利定率
という8種類になります。(全部「返済方式」が最後につきます)
簡単に言うと、下の「3種類」の分岐点があるのです。
- 「元金」か「元利」か
- 「定額」か「定率」か
- 「普通(無印)」か「残高スライド」か
という分岐点です。「2×2×2=8」ということで、全部で「8種類」の返済方式が生まれるわけですね。で、それぞれの意味を説明していきます。
「元利」と「元金」の意味は?
- 元利…先に「利息」を払う
- 元金…先に「元金」(元本)を払う
ということです。で、何が違うのか箇条書きすると、
- 返済では「利息+元金」を払う
- しかし「絶対に払わないといけない」のは「利息」だけ
- なので「まず利息だけ先に払う」というのが「元利」
…ということです。で、「元利」だと、
- たとえば「1万円」払うなら、
- まずそれで「利息の2000円」を払って、
- 余った「8000円」だけを元金の返済に回す
…という風です。つまり、
- 「利息」のことだけ考えていて、
- 「元金」を減らすことは、特に考えていない
わけですね。ということは、
- 月々の支払いは「少なく」なる(利息しか考えてないので)
- 支払いは楽になるが、代わりに「返済期間」が伸びる
- 結果、最終的な利子総額は多くなる
ということです。で、「元金」にしたらどうなるか。
「元金」返済方式の場合
こちらは逆に「利息を無視」して「元本」を先に払います。同じように「毎月1万円払う」なら、「この1万円、全部を元本に当てる!」と、先に決めて払ってしまうわけですね。
でも、キャッシングでは「利息」も払わないといけません。というより「利息の方こそ、絶対に払わないと」いけません。
なので、この人は、
- 「元本を1万円減らした」後で、
- 業者から「元本を減らすのはいいけどさ、利息はどうなったわけ?」
…と言われるわけです(あくまでイメージです)。
で、当然「利息もまた別に」払うことになります。つまり「1万円+利息」を払うわけですね。
そうなれば当然、「月々の支払い」は、先ほどの「元利」の人よりも多くなります。代わりに、
- 「早く完済」できるので、
- 「利子総額」は小さくなる
ということなんですね。なので、できるだけ早期完済したい、という人は「元利」より「元金」の方がいいわけです。
「定額」と「定率」の意味は?
簡単に書くと、
- 定額…「毎月1万円」など「決まった金額」
- 定率…毎月「借入残高の10%」など「決まったパーセント」
ということです。
先の「元利・元金」の説明では、どちらも「毎月1万円払う」という例え話をしていました。この「1万円払う」と決まっているのが、「定額」です。これはわかりやすいですね。
で、「定率」の方は「借入残高」によって変わります。「毎月、借入残高の10%を払う」という条件だったら、
- 残高100万円…「10万円」払う
- 残高10万円…「1万円」払う
ということ。もしこれが「定額」だったら、
- 残高100万円…1万円
- 残高10万円…1万円
…というように、どちらでも、月々の支払い金額が変わらないのです。つまり「わかりやすい」のは、「定額」の方ですね。
「定額」は、実態に合わない?
上の比較を見ると「定額」は実態に合わない…と思う人もいるでしょう。確かに「そういう時」もあります。しかし、実は、「定率」もまた、実態に合わないことがあるんですね。
たとえば、
- 残高「1000万円」
- 残高「1万円」
の2通りがあったとしましょう。で、どちらも「残高の10%」を払うので、
- 1000万円の方…月100万円払う
- 1万円の方…月1000円払う
となるわけです。「100万円」と「1000円」です。天と地の差になる…というのがわかるでしょう。
それぞれ「どんな時に、変になる」か?
「定額」「定率」、それぞれが「変になる」のは、
- 定額…残高が「大きい」時
- 定率…残高が「小さい」時
です。理由は、
- 定額…莫大な借金があるのに、少額しか払わない
- 定率…「すぐ完済できる少額」なのに、じわじわと払っている
ということです。具体的な例を書くと、
- 定額…残高「100万円」なのに「月々1万円」しか払わない
- 定率…残高「1万円」なのに「月々1000円」しか払わない
ということですね。なので、定額でも定率でも、残高に合わせて、「金額」「パーセント」を、それぞれ変える必要があるわけです。これが「残高スライド」です。
「残高スライド」と「普通」の違い
簡単に言うと、
- 残高スライド…正しい
- 普通…間違う
ということです。「普通」が間違うというのは、上に書いた「定額」「定率」の「変なバージョン」ですね。
で、これはどちらも「残高スライド」にすれば解決するわけです。
- 定額…「残高が大きい」ので、「毎月の返済金額も大きく」する
- 定率…「残高が小さい」ので、「毎月のパーセントを大きく」する
- ↑(じゃないと、定率は全然とどめを刺せないので)
ということです。「残高スライド以外、いらなくね?」と思った人もいるでしょう。その通りで、
- 元金定額
- 元金定率
- 元利定額
- 元利定率
という4種類のすべてで「残高スライド」でないと、意味がないわけです。(意味が無いことはないですが、上に書いた通り「変な風」になります)
なので、リボ払いで「通常」用いられる種類は、
- 残高スライド元金定額
- 残高スライド元金定率
- 残高スライド元利定額
- 残高スライド元利定率
という「4種類」になるわけですね。上に書いた「普通の4種類」も、理論上は存在するのですが実際には、ほとんど使われないわけです。
4種類の支払方法を整理すると?
で、この「生き残った」4種類の支払方法を、もう一度整理しましょう。1つずつ書いていくと、
■ 残高スライド「元金定額」
- 「残高」に合わせて、
- 毎月「一定の金額」を、
- まず「元本から」払う
- で、利息も後で払う
■ 残高スライド「元金定率」
- 「残高」に合わせて、
- 毎月「一定のパーセント」を、
- まず「元本から」払う
- で、利息も後で払う
■ 残高スライド「元利定額」
- 「残高」に合わせて、
- 毎月「一定の金額」を、
- まず「利息から」払う
- 元本の返済は「余った分で」する
■ 残高スライド「元利定率」
- 「残高」に合わせて、
- 毎月「一定のパーセント」を、
- まず「利息から」払う
- 元本の返済は「余った分で」する
…ということです。(重複部分が多く、間違い探しのようになっていますが…。笑)
どの返済方式が、一番早いのか?
「普通の4種類」は無視して、残高スライドの4種類のみで比較しましょう。これは早い順から、
- 元金定額
- 元金定率
- 元利定額
- 元利定率
…と「大体の場合」なります。ただ、絶対確かなことは、「元金」の方が「元利」より早いということだけ。後の「定額」と「定率」については、どっちが早いかは、わかりません。(大体、定額の方が早いことが多めですが)
なぜ、どちらが早いかわからないのか?
これは「設定」によるからです。つまり、
- 定額…どれだけ「高額」返済の設定にするか
- 定率…どれだけ「高率」返済の設定にするか
ということ。つまり、
- 「定額」だけど「毎月少額しか払わない」というより、
- 「定率」で「毎月、残高の50%払う」という方が、圧倒的に早く返済できる
ということですね。なので、最終的には「設定」によるのです、どちらでも。
ただ、上の「50%」というのが、かなり極端なを見ても分かる通り、
- 「定率」の方が、相当「高率」でない限り、
- ギリギリで「定額」の方が、早く返済できることが多い
といえます。
クレジットカード会社はどちらを好むか?
これは何ともいえません。かなりバラバラです。ただ、「元金」よりは「元利」の方が多いです。先に書いた通り「元利」の方が返済が長引くからですね。
- 返済が長引くと、利子総額が多くなる
- また「そのクレジットカードを使う習慣」がついてくれる
という2つのメリットによって「クレジット会社にとって、都合がいい」わけです。
- 利子総額(が増える)
- そのクレカに慣れる
という2つの理由ですね。実際、特にネットショッピングなど「一度使ったクレジットカードだと、次回以降の支払いが非常にカンタン」なので、「使ってもらう期間が長くなればなるほど、クレジットカード会社にとって、チャンスが増える」ということなのです。
なので、基本的にはリボ払いの中でも、「元利」の返済方式が設定されています。(もちろん「残高スライド」が基本です)
で、「元利」の後が「定額」か「定率」かは、そのクレジット会社による…という風です。
リボ払いの返済方式・まとめ
もう一度、「リボ払いの返済方式の種類」をまとめましょう。一覧にすると、
- 元金定額
- 元金定率
- 元利定額
- 元利定率
- 残高スライド元金定額
- 残高スライド元金定率
- 残高スライド元利定額
- 残高スライド元利定率
…の8通り。で、「分岐点」(違い)は、
- 元金・元利
- 定額・定率
- 残高スライド・普通
の3つ。「2×2×2」で「8種類になる」わけです。で、
- 「残高スライド~」以外は、あまり使われない
- 借入残高によって、「変な風」になるので
- なので「残高スライド~」の4種類が基本
ということ。で、返済のスピードは、
- 「元利」より「元金」が早い
- 「定率」と「定額」では、どちらとも言えない
- ↑(しかし、若干「定額」が早いことが多い)
ということです。以下、これらの「返済方式の説明」について、間違っている情報も書いておきます。
「リボ払いは3種類」は間違い
クレジットカードの情報サイトで、かなり広く拡散されている間違いが「リボ払いの種類は、3種類」というもの。しかし、これがまったく違うことは、ここまで書いた通りです。(4種類、だったらまだわかりますが)
で、「3種類」と説明する人は、
- 定額
- 定率
- 残高スライド
というように分けているんですね。(人によって違いますが、主に)
しかし、ここまでの説明を読んでくださった方なら「この分け方は、絶対にあり得ない」とわかるでしょう。やるんだったら、
- 「元利」か「元金」か
- 「定率」か「定額」か
- 「残高スライド」か
で、分けなくてはいけません。これだったら「3種類」ではありませんが「3通りの分岐点がある」という点では正解です。
この「リボ払いの種類」は、理解するのも大変ですし、説明するのはもっと大変です。なので、多くのクレジットカードの情報サイトで「適当にお茶をにごしている」わけですね。
(そもそも、ライターさんが全く理解せずに書いている、というパターンが多いです)
なので、「正確な分類」は、先に書いたまとめを読んでください。(人に説明する時も、これでほぼOKです)
リボ払いは「最後の手段」と考える
リボ払いは、クレジットカード会社にとって「貴重な収入源」です。なので、こう書くのもなんですが、率直に言うと、
- 基本的に「一括払い」で、
- どうしても払えない時は「分割払い」
- それでもダメなら「リボ払い」
…と考えてください。リボ払いは基本的にお金がない時に「借金」できるというメリットしかないのです。(そして、これがメリットというのかどうかも怪しい)
過去に多重債務者で、クレジットカードの強制解約になった私の経験から書かせていただくと、「どんな理由であっても、借金はしない方がいい」と断言できます。これは私の言葉だけではなく、長年各国で語り継がれてきた「借金に関する格言」で、下のようなものがあります。
「今日、借金して食べる」より「何も食べずに寝る」方がいい
…という名言です。表現はいろいろですが、これと同じ内容が、古今東西、各地で伝わっています。要は「今日が苦しくても、とりあえず借金はするな」ということですね。
(中国古典でいうなら「先憂後楽…先に苦労して、後で楽する」という言葉も同じ意味です)
その他にも、似たような言葉として、
- 苦あれば楽あり(日本のことわざ)
- 狭き門より入れ。滅びに至る門は、広く大きい(聖書)
というように、「借金」でなく「苦楽」に言及したものでいえば、もう枚挙に暇がありません。
「普通の人」は、借金はしない方がいい
確かに「今を楽しむ」ということも大事なのですが、多くの人はそれでは後で泣くことを、小学校の夏休みの宿題で痛感しているでしょう。夏休みにそういう体験をした人は、結局「勝負師を目指す」よりも「地道に、ノンストレスの生活を目指した方がいい」ので、できるだけ借金はしない方がいいのです。
逆に、夏休みに宿題が全然できていなくても、「それがどうした」と平然としていた人は、堂々と借金しまくってもいいでしょう。最悪自己破産しても、それでまた立ち直って一発当てて、経済をガンガン回せば、自己破産の迷惑などトータルでは返せるのです。
(個別の業者・銀行に対しての不義理は消えませんが)
なので、必ずしも借金が悪いわけではないのですが、「肝っ玉の小さい人は、やめておいた方がい」ということですね。
自分の身の丈にあった借り入れですか?
日本の歴代のシングルで最も売れた名曲「およげ!たいやきくん」の歌詞では、下の有名なフレーズがあります。
「やっぱり僕はタイ焼きさ。少し焦げあるタイ焼きさ」
「毎日同じ鉄板」の上から脱出し、「大海」に飛び出して喜んでいたタイ焼きくんが、「釣りのおじさん」に釣られて、「やっぱり所詮、タイ焼きだったんだなあ」と、実感するシーンです。
中年以上の方で、何かに挑戦して失敗したことがある方なら、何かしら感じるものがあるでしょう。これと同じように「しょせんタイ焼き」の人は、「借金をしてでも、大胆な夢を見る」ということは、やめた方がいいのです。夢を見ることはいいことですが、
- 「本物の鯛」が見る夢と、
- 「タイ焼きくん」が見る夢は違う
ということですね。こう書くと「結局、才能の差なのか」と思うかも知れませんが、そうではありません。そうではないから、この歌が日本の音楽史上、もっとも売れた曲になっているのです。
つまり、「凡人の方が、世の大多数の凡人を、感動させることができる」こともあるわけですね。もちろん、「天才が感動させる」こともあるのですが、要は「感動のタイプが違う」ということです。
自分らしくお金を使う!コントロールが大切です
だから、事業などで夢を追うのは非常にいいことですし、モテるためにガンガンお金を使う…というのも、悪くはないでしょう。ただ、
- それは「自分の身の丈」に合っているか?
- 自分にとって「自然な生き方」か?
ということを考えつつ、使った方がいいでしょう。やみくもに「借金が悪い」と考えるのではなく「自分らしい、お金の使い方か」ということです。(自分らしければ、借金でも自己破産でもガンガンすればいいと、歴史は語っています)
以上、クレジットカードの返済方法・支払い方法についてまとめてきました。最後に書いた通り「基本的に一括払いがよく、リボ払いはしない方がいい」のですが、どうしても必要な時はしてもいいでしょう。
(その時は、ここに書いたようなことも意識していただけたら、嬉しいです)
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