クレジットカードの利用限度額引き下げのメリット!年収・目的に応じて下げるのがおすすめ
クレジットカードの利用限度額引き下げはデメリットであるかのような印象を受けますが、それは大きな間違いです。なぜなら、利用限度額というのは、必ずその限度額一杯まで使わなければならないということではないからです。そして、クレジットカードの利用限度額を引き下げることで様々なメリットがあります。
本記事では、クレジットカードの利用限度額を引き下げることのメリットやその方法などについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。決してデメリットばかりではないことがお分かりいただけます。
使い過ぎの防止に有効!安全のための利用限度額引き下げ
利用限度額引き下げは賢い使い方をするからこそ!暴走に歯止めがかかる
クレジットカードの利用限度額を下げることで、使い過ぎを抑制する効果もあります。クレジットカードは個人の信用そのもの。賢い使い方のできる人であると認められているからこそ持つことができるのです。
無計画にショッピングをしまくって、すぐに利用限度額一杯まで使い込んでしまうケースも後を絶ちません。その結果、利用代金が支払えなくなってしまう人もいます。あらかじめクレジットカードの利用限度額を引き下げておけば、そうした暴走にも歯止めをかけることができます。
クレジットカードの利用限度額引き下げは万が一の不正防止にも効果がある!損害も少ない
クレジットカードの利用限度額を引き下げるメリットとして次に挙げられるのが、不正利用されても被害を最小限に食い止めることができること。クレジットカードというのは、基本的にはカード名義人の名前とカード券面に記載された番号、そして裏面のセキュリティコードさえあれば簡単に買い物ができてしまいますので、不正利用されてしまう可能性は決して低くないのです。
しかし、クレジットカードの利用限度額を引き下げておけば、万が一そうした不正利用の被害に遭ってもその被害を最小限に食い止められます。クレジットカードには、不正利用された際の補償も備わっていますが、持ち主の管理が甘いことが原因で被害に遭った場合は補償を受けることができません。「補償を受けられないかもしれない」という前提で考えれば、被害が少ないに越したことはないのです。
利用限度額はクレジットカードの複数枚持ちにもメリット大!審査通過率が上がる
クレジットカードの利用限度額を引き下げておくと、クレジットカードを複数枚持ちする際にもメリットがあります。クレジットカード利用者が何枚のクレジットカードを利用しているのか? 利用限度額はいくらか? どれだけの利用実績があるのか? といった情報は個人信用情報機関に照会すればすぐに見抜かれてしまいます。
クレジットカードの利用限度額は、そうした個人の与信情報によって決められていますので、現在の利用限度額を引き下げておくと、新しいクレジットカードの与信枠にも余裕が出てきますので、審査にも通りやすくなります。
複数枚持ちなら利用限度額を下げることで他のクレジットカードの限度額も上げられる
さらに、クレジットカードの利用限度額を引き下げておけば新しいクレジットカードの利用限度額もその分高めに設定してもらえる可能性も高くなります。新しく作るクレジットカードをメインカードとして利用したいのであれば、サブカードの利用限度額を引き下げておくのがおすすめです。
利用限度額を下げても海外旅行時では臨時的に増枠してもらうこともできる
時として海外旅行などでクレジットカードを活用される人にとって、クレジットカードの利用代金を引き下げることには若干の抵抗感もあるでしょう。利用限度額が低ければ、海外旅行で思う存分活用するには不安です。
しかし、クレジットカードには「臨時増枠」という制度があります。これは、特別に出費がかさんでしまう場合に限りクレジットカードの利用限度額を一時的に引き上げてもらえる制度です。一応、審査も行われることになりますが、これまでの利用実績に問題がなければ大抵の場合は引き上げてもらうことができます。
付帯特典やサービスメインで利用するならクレジットカードに大きな利用限度額は必要ない
ショッピングで利用するよりも、クレジットカードに付帯されている特典やサービスをメインで利用したいのであれば、それほど大きな利用限度額は必要ありません。特典やサービスと利用限度額は切り離して考えても何ら問題はありません。目的が特典やサービスであれば、余計な出費を抑えるためにも、思い切って利用限度額を下げてしまいましょう。
クレジットカードの利用限度額を下げる方法は?いくらまで引き下げる?
黙っていては下がらない!固定もしない!クレジットカードの利用限度額は勝手に上がる
毎月の支払いなどに問題がなければ、クレジットカードの利用限度額というのは年々徐々に上がっていくものです。
つまり、利用限度額を下げたいと考えていても、黙っていては引き下げることはできません。クレジットカードの利用限度額を引き下げるために、引き下げのための手続きが必要になります。
利用限度額は上げるより下げる方が簡単!クレジットカード会社への電話一本でOK
手続きと言っても難しいことは何もありません。お使いのクレジットカードを発行しているカード会社へ電話すればそれだけでOKです。基本的にはカード裏面に記載されている電話番号へ電話して、オペレーターに利用限度額引き下げの希望を伝えるだけです。
クレジットカードの利用限度額を下げても信用履歴に影響は無い!安心して下げられる
クレジットカードの利用限度額を引き下げるにあたって、その情報が個人信用情報機関へ登録されてしまうことはありません。
カード利用代金の支払いが遅延したりすることが原因でクレジットカード会社の方から利用限度額を引き下げられてしまうのとは理由そのものが異なりますので、信用履歴には何の影響もありません。
カード会社の判断で利用限度額の引き下げが行われた場合は要注意!
逆に、クレジットカード会社の方から利用限度額を引き下げられたのであれば要注意です。クレジットカードの強制解約の一歩手前という状況であることが考えられます。今後のクレジットカード利用にも支障を来す可能性があります。
利用限度額を下げても優良な利用を継続すればクレジットカード会社の信頼度は上がる
こちらからクレジットカードの利用限度額を引き下げて欲しいと希望したからといって、それが原因でクレジットカード会社からの信頼度が落ちてしまうことはありません。逆に、「無理をしないでクレジットカードを利用できる人=しっかりお金の管理ができている人」と見なされます。
クレジットカード会社への信頼度がアップすれば、今後、同じクレジットカード会社で新しいクレジットカードを発行する際にも有利ですし、引き下げた利用限度額を再度引き上げて欲しい場合なども有利になります。利用限度額に関わらず、いかに優良な利用ができているかが大事なのです。
信用を築けば利用限度額が低くても上位カードへステップアップできる
もちろん、利用限度額が低くても一般カードからゴールドカードなどへとステップアップすることもできます。その際も、クレジットカード会社からの信頼度が高ければ審査に有利です。
逆に、利用限度額一杯まで使ってしまって限度額に余裕のない状態が続いていたり、クレジットカードの保管管理が不十分で不正利用されてしまったりすると、上位カードへのステップアップができないこともあります。クレジットカード会社との信頼関係はとても重要なのです。
クレジットカードの利用限度額は最低10万円が目安!それ以上は下がらない
では、クレジットカードの利用限度額引き下げを希望するとして、一体いくらまで引き下げることができるのでしょうか? 一般的には、10万円単位での引き下げとなり、最低利用額のラインは10万円となります。
それ以上の引き下げに関しては、原則不可能となりますが、相談次第では事情を考慮してもらえる可能性もあります。そこはしっかりとオペレーターと相談した上で、適宜判断していくのがベストです。
クレジットカードの利用限度額引き下げのデメリット
急に大きな買い物をしたくてもクレジットカードの利用限度額は急には上がらない
クレジットカードの利用限度額を引き下げることに際して、その一番のデメリットとなるのが「急に大きな買い物をしたくても対応できない」という点です。急に家電が壊れて購入しなければならなくなった場合などに不便です。
ただし、大きな買い物ともなればローンを組むケースがほとんどですし、数十万円ほどであれば預金で賄うことは十分に可能です。デメリットと言えるかどうかも微妙ですが、クレジットカードの利用限度額を引き下げることを考えるのであれば、いざという時の出費にも備えておくことがポイントです。
利用限度額の増額を希望する場合はクレジットカード会社の審査が再度必要になる
一度クレジットカードの利用限度額を引き下げてしまうと、再度利用限度額アップを希望した場合は審査が必要になります。つまり、通常の利用限度額アップと同様の手順が必要なのです。
利用限度額を下げるときはすぐに手続きが完了しますが、利用限度額を上げる場合には審査など諸々の手続きも含めて時間がかかります。クレジットカード会社によっては申請から増額まで1ヶ月くらいかかります。申請したからといってすぐに限度額がアップするわけではありません。
審査の結果、当初のクレジットカード利用限度額より少なくなることも
また、増額のための審査を行った結果、当初の利用限度額よりも下がってしまうこともあります。これに関しては、例えばクレジットカードをほとんど利用していなかったり、逆に支払いに遅延が生じたりしていなければ問題ありませんが、カードの利用状況によってはそうしたこともあるということは知っておきましょう。
クレジットカードの利用限度額引き下げのメリットまとめ
長期間クレジットカードを利用しているなら利用限度額をチェックしてみよう
クレジットカードの利用限度額というと、どうしても増額する方へと意識が向いてしまいがちですが、逆に減額という選択肢もあります。
特に、自身の属性に見合わないほど利用限度額が高く設定されているなら、減額した方がメリットは大きくなります。
利用額と比べて限度額が多いのは無駄!クレジットカードの断捨離を
例えば、普段のショッピングで毎月数万円しか利用しないのに、利用限度額が何十万も設定されているならその分の与信枠を他へ回した方がお得です。
前述したように、与信枠に余裕があれば新たにクレジットカードを作る際にも有利になります。利用限度額が多いなと感じるなら、思い切って利用限度額の断捨離を決行しましょう。
クレジットカードの利用限度額引き下げは年収や目的に合わせて総合的な判断を
クレジットカードの利用限度額は、利用者の信用度に合わせて設定されているに過ぎません。必ずその上限まで使い切らなければならないというものでもありませんので、年収に見合わない利用限度額であったり、目的にそぐわないほど利用限度額が高く設定されていたりするなら、敢えて引き下げてしまった方が運用しやすくなります。
クレジットカードの利用者の多くが、実は利用限度額をそれほど気にしていません。なぜなら、利用限度額を気にするほど大きな買い物をしていないからです。それは、裏を返せば利用限度額を見直す余地のある人が大半だということになります。たまには明細書の利用限度額の欄を見直してみて、必要に応じて引き下げを検討してみるのがおすすめです。
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