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FXをする上で最低限知っておくべき基本的な用語集

FXの基礎知識 2023/7/21 3957view
FXをする上で最低限知っておくべき基本的な用語集

FX取引を理解する上で、円高円安・BID(ビッド)・ASK(アスク)・pips(ピップス)・レバレッジ・スプレッド・スワップポイント・ロスカット・エントリー・イグジット・ポジション・損切り・利確などの用語の意味を知っておくことは重要です。

本記事では、FX投資を始めるにあたり、FX初心者が最低限知っておくべき基本的な用語について紹介します。

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英字

ASK/BID

ASK(アスク)とは、外貨を買う時に提示される金額のこと。ASKには、各FX業者の手数料が含まれている。

一方のBID(ビッド)は外貨を売る時に提示される金額のことで、ASK同様「手数料込みの金額」となる。手数料は各FX業者によって異なるので「損をしない」ためには、利用する業者選びが重要となる。

FOMC

FMOCとは、”FederalOpenMarketCommittee”の略、日本語では「連邦公開市場委員会」のこと。

アメリカの中央銀行制度は、連邦準備制度(FederalReserveSystem,FRS)というが、前述の連邦公開市場委員会をはじめ、連邦邦準備制度理事会(FederalReserveBoard=FRB)や連邦準備銀行(FederalReserveBoard=FRB)によって構成されている。

FMOCの会合では、主に公定歩合やFFレート、公開市場操作政策などが決定され「為替レート」に大きな影響を及ぼしている。

FX(外国為替証拠金取引)

FX(ForeignExchange)の略で、証拠金を担保にして通貨の売買を行うトレードのこと。FXではレバレッジ(倍率)を掛けて、証拠金以上の取引ができる。また、FXは外貨交換時の手数料が安く、24時間取引できるなどの特徴がある。

IMM通貨先物ポジション

IMM通貨先物ポジションとは、アメリカにある先物取引所CMEの通貨先物ポジション(買い建て・売り建ての持高状況)のこと。

CMEの中にある国際通貨市場がIMM(International Monetary Market)という通称のため、このように呼ばれている。IMM通貨先物ポジションは、投機筋のポジション推移を把握することができる。

NYダウ

NYダウは、アメリカ版「日経平均株価」のような存在で、通称「ダウ」または「NYダウ」と呼んでいる。正式名称は、ダウ・ジョーンズ工業株価平均というが、別名「ニューヨーク株価平均」と呼ぶこともある。

pips(ピップス)

pips(ピップス)は、FXの値幅を表す際に使われる単位のこと。例えば「ドル/円」の場合、1円の100分の1は「1銭」なので「1pips=1円」となる。このようにピップスは、通貨の最小単位「100分の1」を示すことができる。

あ行

売りポジション/買いポジション

「売りポジション」とは、将来値下がりすると予測する投資対象を売って、値下がりしたタイミングで買い戻し決済する手法のこと。一方の「買いポジション」とは、将来値上がりすると予測される投資対象を購入し、値上がりしたタイミングで売却し決済する手法を指す。

円高/円安

諸外国通貨に対して円の価値が上がると円高(えんだか)と言い、反対に円の価値が下がると円安(えんやす)と言う。

エントリー

エントリーとは、ポジションを持つために出される注文のこと。エントリーした注文が成立すれば「約定」となり、持っているポジションを手放す際には「決済」と言う。

追証

追証(おいしょう)は、正式名称を「追加証拠金」と言い、業者に預け入れた証拠金が一定の水準を下回ると、追加で入金すべき証拠金のこと。

押目買い

移動平行線を見て、底値にあると判断した(または底値を少し過ぎた)時に為替を購入することを「押目買い」と呼んでいる。

か行

為替差損益

為替差損(かわせさそん)とは、保有する外貨建債券や債務などが「為替の変動」によって損失を発生されること、または発生した差損のことを意味する。

カントリーリスク

カントリーリスクとは、通貨を取り扱う国の社会情勢(政治・経済・紛争・自然災害など)によって、通貨価値や為替の変動が起こり「損失を受ける」リスクのこと。

基軸通貨

国際間の取引において、基軸となる通貨のこと。現在は「米ドル」が世界の基軸通貨となっているが、第二次世界大戦前までは「英ポンド」が世界の基軸通貨であった。

逆張り

トレンドの流れに逆らって取引を行うこと。

キャリートレード

機関投資家やヘッジファンドが行う手法のこと。具体的には、金利の低い通貨で資金を調達し、金利の高い通貨で運用を行い、利ざや(=売値と買値の差額によって生じる利益)を狙う取引を指す。

強制決済

別名を「ロスカット」と言う。信用取引において、証券会社や取引会社と交わしているルールに反した場合、強制的に決済が行われること。FXの場合は証拠金が一定のラインを下回ると、強制決済(=ロスカット)が行われる。

クロス取引

クロス取引は、特定の銘柄を注文する際、同一銘柄・同数量の買い注文と売り注文を同時(クロスして)発注し「約定」を行う手法のこと。

経済指標

各国の公的機関が、国内の景気や金利、物価などを数値化した指標のこと。経済指標は為替のほか、株価にも影響を与える。

ゴールデンクロス

ゴールデンクロスは、FXでトレードを行う際「買いのシグナル」として知られている(=テクニカルを分析する際に用いられる用語)。

具体的には、移動平均線において「短期移動平均線が長期移動平均線を上に抜けた」状態をゴールデンクロスと呼んでおり、上昇相場に入ったことを示す目印となる。

さ行

塩漬け

保有する銘柄や為替が購入時よりも大幅に価値を下げ、売るに売れない状態を、塩漬け(しおづけ)と言う。

資金ショート

手元の資金が底を突いてしまい、運転資金が無くなることを「資金ショート」と言う。

主要通貨

国際的市場で取引される通貨のこと。外国為替市場では、主要通貨のほかマイナー通貨があり、主要通貨は「米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、日本円」などを指す。このほかの通貨は、一般的にマイナー通貨として扱われる。

順張り

順張り(marketfollower)は、トレンドの流れに乗って売買を行うこと。

証券会社

証券会社(しょうけんがいしゃ)は、株式や債券など「有価証券」の売買取り次ぎを行う業者のこと。法律のもと、有価証券の委託売買、自己売買、引き受け、売り出しや募集などの業務を行う。

証拠金維持率

FX取引において「必要な証拠金の比率」を指す。証拠金の必要ラインは各FX業者によって異なる。一般的には取引量の2%~5%の証拠金が必要となり、預け入れ資金が証拠金維持率を下回るとロスカット(強制決済)が行われる。

証拠金と余剰金

証拠金(しょうこきん)は契約を成立させるために、担保として預け入れる金銭のこと。一方、余剰金(よじょうきん)とは「余った金銭のこと」で、FXでは口座から証拠金を引いて余った残高を「余剰金」と言う。

スイングトレード

スイングトレードは、短期間のうちに取引を終える手法のことで、デイトレード(1日で取引を完結させる方法)とは区別して使われている。
解釈には幅があり、一般的には数日から、最長3週間以内に取引を完結させることをスイングトレードと呼ぶことが多い。

スキャルピングトレード

スキャルピングトレードは、1銭単位の利幅を狙って1日に何度も(数秒~数十秒の短期スパンで)取引を繰り返し、利益を積み重ねる売買手法のこと。日本語では「超短期売買」と呼ばれている。

スキャルピングのメリットは、1つ1つの利益が小さいため「損失が少なく済む」点にある。ただし超短期のトレードでは、ギャンブル的要素が強くなるので注意が必要。

スクウェアー

スクウェアー(または、スクエア)は、ポジションを閉じること。ノーポジション(=何も売買しない、何も保有しない状態)もスクウェアーと同じ状態を意味する。

ストップロス

ストップロスは「ストップロスオーバー」の略で、為替レートが変動した場合、損失を避けるため、ポジションを決済する注文のこと。トータルで利益を残すため、重要な手法となる。

スプレッド

スプレッド(spread)には広がりという意味があるが、FX取引における「スプレッド」は、通貨における売値と買値の差を示しており、スプレッドが小さい程「手数料が少ない」ことが分かる。
FX業者を決定する際には、スプレッドの小さなところを選びたい。

スワップ

スワップ(swap)には、もともと「交換する」という意味があり、FXトレードでは「スワップポイント」のことを示している。

スワップポイントは、通貨取引で得られる金利のようなもので、高金利の通貨を買い、低い金利の通貨を売ることで「金利差による利益」が狙える。これを「スワップポイント」とも呼ぶ。

スワップポイント

スワップポイントとは、外国為替証拠金取引(FX)において、異なる通貨間の金利差によって発生するポイントのこと。

異なる通貨間には金利差があり、高金利通貨を買い、低金利通貨を売る場合、その金利差に応じたスワップポイントが受け取れる。逆に、低金利通貨を買い、高金利通貨を売る場合、スワップポイントを支払うことになる。

た行

チャート

過去から現在にかけた「相場の値動き」をグラフにしたもの。株式やFXでは、売買のタイミングを図る材料となる。

通貨ペア

売買を行う二国間の通貨の組み合わせを「通貨ペア」と呼ぶ(例:ドル/円、ユーロ/円など)

デイトレード

1日で売買を完結させ、翌日に持ち越さない取引を指す。市場終了後の為替相場変動の影響を受けにくいほか、トレンドに関係無く投資できる機会が多いなどのメリットがあり、個人投資家の間でも人気が高い取引の方法。

テクニカル

テクニカルとは「テクニカル分析」を略しており、ファンダメンタルズにとらわれることなく、過去の取引量や為替価格、時間軸から「今後の値動き」を分析すること(=相場分析法)。

手じまい

保有しているポジションを決済し、現金に換えること。

天井/底

天井(てんじょう)とは相場が高値を付けて、ピークの位置にある点のこと。反対に底(そこ)とは、下げ相場で安値の位置にある点のこと。最も安い点を一番底と言い、二番目を二番底、三番目の安値を三番底と呼んでいる。

取引単位

取引を行うにあたり、最低限必要な売買単位のこと。FX業者の多くは、1通貨につき「1万単位以上」で取引を行っている。このほか、業者によっては1,000単位、100通貨単位で売買できるところもあるほか、1単位から購入できる業者もある。

トレンド

トレンド(trend)には、もともと「傾向、流行、時代の潮流」といった意味があり、FXにおける「トレンド」とは通貨の流行を指している。例えば、人気のある通貨価格が上昇していると「トレンドが発生している」といった表現を用いる。

トレンドにも二種類あり「上昇トレンド」と「下降トレンド」に分けられる。上昇トレンドは相場が上がっているトレンドのことで、下降トレンドは相場が下がっているトレンドを意味する。

トレンド相場

一定の割合で為替が上昇、または下落している相場のこと。

な行

仲値

仲値とは、金融機関が外国為替取引や外貨建ての金融商品の評価、貿易決済などをする際の基準となるレートのこと。仲値は、TTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)とも呼ばれる。

難平

難平(なんぴん)とは、取引で損失を平均化すること。買ったあと、相場が下落しても買い増して買値の平均を下げておき、逆に売ったあとに相場が騰貴したら売り増して売値の平均を上げておくことによって、損失を回復しようとする。

難平は「難を平す」ことから、損失を平均化するために買い増す(売り増す)行為を指す。

は行

売買手数料

投資家が証券や為替の売買を行う際、証券業者やFX業者に対して支払う手数料のこと。

ファンダメンタルズ

ファンダメンタルズ(fundamentals)は、日本語で「経済の基礎的条件」のこと。国や企業の経済指標全体を指しており、為替はファンダメンタルズに大きな影響を受ける。また、ファンダメンタルズによって為替の値動きを予測することを「ファンダメンタルズ分析」と呼んでいる。

含み益/含み損

取得した為替や株式が、取得時の価格を上回った場合の利益を「含み益」と言う。反対に、取得した為替や株式が、取得時の価格を下回った場合は「含み損」と呼んでいる。

ヘッジファンド

ヘッジ(hedge)には「避ける」という意味があり、株式やFXでは、市場の状況に関係なく「利益を追求する」ことを指す。

具体的には、金融派生商品に分散投資を行い、大きな運用収益を得ることを「ヘッジファンド」と言うが、投資信託を運用する機関や組織、機関投資家を総称し「ヘッジファンド」と呼ぶ場合もある。

ボラティリティ

ボラティリテイ(Volatility)とは、価格変動の度合いのこと。特定の資産や商品、為替価格の変動が激しい場合「ボラティリテイが大きい」と言う。反対に、変動が小さい場合には「ボラティリテイが小さい」と言う。

ボラティリテイは、テクニカル分析のひとつとして活用されており、ボラティリテイが高ければオプション価格は高くなり、反対にボラティリテイが低ければオプション価格は低くなる。

ま行

マーケット

売買が行われる市場(しじょう)のこと。

マージンコール

FX業者に担保として入金した「証拠金」が一定のラインを下回ると、証拠金の追加入金を促すため、マージンコールが掛かる(投資家にメールなどで通知)。マージンコール後、追証(追加で証拠金を入金)しなければ、追加証拠金が解消されず「強制決済=ロスカット」が行われる。

戻り売り

戻り売りとは、下げ相場が続く中、一時的に為替が上昇したタイミングで売りポジションを取ること。

や行

約定

約定(やくじょう)は、取引の売買が成立すること。

ら行

利食い

特定の銘柄において、利益を確定することを利食い(りぐい)と呼ぶ。具体的には、ある程度「含み益」のある状態でひとつの取引を完了することを「利食いする」と言う。

レジスタンスライン/サポートライン

レジスタンスライン(上値抵抗線)は、相場が上昇したときに上げ止まると思われる価格帯のことを指す。一方、サポートライン(下値支持線)は、相場が下落したときに下げ止まる止まると思われる価格帯のこと。

レバレッジ

レバレッジ(leverage)には、もともと「てこ」や「てこの原理」という意味があり、FXにおいては「少ない資金で大きな資金が動かせる」ことをレバレッジや、レバレッジ効果と呼んでいる。レバレッジは「信用取引」によって成り立っており、証拠金が担保の役割を果たしている。

レンジ

レンジ(range)は相場において、売りと買いが均衡することで「一定の値幅が続くこと」を意味する。

レンジ相場(ボックス相場)

レンジの展開する相場のことで、別名「ボックス相場」とも言う。

ローソク足チャート

相場の値動きを時系列で示した図表のことで、別名を「ローソクチャート」とも呼ぶ。ローソク足チャートはFXで「為替の動き」を示すほか、株式の変動を表す場合にも使われる。

ローソクには、始値より終値が高い場合に使われる陽線(ようせん)と、始値より終値が安い場合に使われる陰線(いんせん)があり、取引期間中の安値と高値は、ローソクより伸びるヒゲによって示される。

なおローソク1つあたりの期間は、一日ごとの日足(ひあし)一週毎の週足(しゅうあし)、一ヶ月ごとの月足(つきあし)、一年毎の年足(ねんあし)がある。

ロスカット

ロスカットとは、ポジションが一定の価格を下回った場合、これ以上の損益を避けるために実施される強制決済のこと。

ロスカットが行われると損益は出るものの、損失が最小限に食い止められるというメリットがある。

ロスカットは、FX業者に預け入れた「証拠金維持率」が20%~30%を下回ると実施されるケースが多い。ただし、ロスカット率は業者ごとに条件が異なり、一部の業者は自分で「ロスカットレベル」が設定できる。

ロット

ロット(Lot)とは「取引単位」のこと。FXでは、ある程度まとまった単位で通貨の売買を行うことが多く、ドル/円でも1ロット「10,000通貨」で取引を行うことが多い(例:1ロット=1万通貨、2ロット=2万通貨という様に表現する)。

ロングとショート

ロングとは通貨ペアを買うことで、ショートは通貨ペアを売ることを意味する。
英語のロングには「強気」という意味があることから「外貨を買い持つこと=ロング」と呼び「外貨を売り持つこと=ショート」と呼んだことから、FXでは「ロングする/ショートする」と呼ぶ様になった。

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