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FXチャート分析の王道パターンとは?初心者必見の売買法則を解説

FX初心者指南 2019/7/4 3343view
FXチャート分析の王道パターンとは?初心者必見の売買法則を解説

FXのチャートには「王道」とされるパターンがあり、特徴さえ掴んでおけば、チャートを予測し安心して利益の確定が行えます。本記事では、FXチャート分析の王道パターンを紹介し、初心者でも簡単に再現できる「売買法則」について紹介します!

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基本のチャートパターンが分かると勝率がアップする

FXの王道パターンが分かれば、勘でトレードをするよりも手堅く勝てるようになります。また、パターンを知り「チャート分析」ができるようになると、ポジポジ病(何度も無駄にポジションを持ちすぎること)で損失を出すこともなく、根拠のあるトレードが行えるため、自然と勝率がアップします。

FXでは基本のチャートパターンは二種類に分類できる

FXの基本とされるチャートパターンは、大きく二種類に分類できます。

1.   反転型 チャート上の天井や底で起こる
2.   保ち合い型 上昇または、下降トレンドの中で起こる

1の反転型とは、チャート上の「天井や底」で起こるパターンで転換点を探すタイプのもので、2の保ち合い型は中段の持ち合い(上昇または下降トレンドの中)で値動きを予測するパターンを指します。

言葉だけで「見極め方」を説明するのは難しいため、実際に「どのような形状」をしているのか(次項から)図を使って説明したいと思います。

FXのチャートパターン反転型八種類

反転型にも、大きく八種類のパターンがあります(下の表を参照)。1から4までは、相場の天井を見極めるタイプのパターンです。対する5から8までは、相場の底を見極めるタイプのパターンを指しています。

天底における反転型のパターン四種

1.ダブルトップ 相場の天井を見極めるタイプ
2.ヘッド&ショルダー 相場の天井を見極めるタイプ
3.V字型トップ 相場の天井を見極めるタイプ
4.ソーサートップ 相場の天井を見極めるタイプ
5.ダブルボトム 相場の底を見極めるタイプ
6.トリプルボトム 相場の底を見極めるタイプ
7.V字型ボトム 相場の底を見極めるタイプ
8.ソーサーボトム 相場の底を見極めるタイプ

1~8のパターンについて、順に見て行きましょう。

反転型 ダブルトップ

反転型「ダブルトップ」とは、同じ高値二点の後、急降下していくチャートを指します(下の図を参照)。

反転型ダブルトップ画像出典元:外為オンライン

ダブルトップが出た時には「上昇終了」の合図なので、トレンドの戻り目と判断して、次の流れを予測することができます。

なお、M字の形は毎回キレイに揃うとは限らず、右上がりや左上がりのM字になることも多いです。ちなみにダブルトップがM型を描くのに対し、反対の(底を見る)ダブルボトムはW型を描くのが特徴です。

反転型 ヘッド&ショルダー

反転型「ヘッド&ショルダー」とは(その名の通り)人間にも見える「中心の山」を挟んで、二つの肩が並んだような形をしています。

なお、ヘッド&ショルダーは別名「三尊天井」と呼ばれています。ヘッド&ショルダー(三尊天井)は「トレンドの終了」を表しており、相場が一息つく度に「加速しつつも下落していく」サインです。

反転型ヘッド&ショルダー画像出典元:外為オンライン

なお、ショルダーが右上がりの場合には「上昇エネルギー」が強く、右下がりの場合は「やや値幅のロス」があるので、トレードのリスクが高くなります。

本記事で紹介するパターンの中でも、非常に高い確率で「トレンド転換のサイン」を表しているので覚えておきましょう。

反転型 V字型トップ

反転型「V字型トップ」とは買いが続く(または売りが売りを呼ぶ)状態にあり、V字型の天井パターンを示しています。

反転型V字型トップ画像出典元:外為オンライン

人気が集中しやすい状況で、このパターン(=V字型トップ)が出やすくなるのですが、価格が急激に反転する予兆でもあります。

なお、時間足を長く取ると「ヒゲ」が見えるので、初心者でも見分けやすいパターンです。

反転型 ソーサートップ

反転型「ソーサートップ」は、高値圏と呼ばれる「天井付近で小さな値動きを繰り返す」際、現れるパターンです。長時間繰り返し、ジグザグとの波形が現れるため、別名を「団子天井」と呼んでいます。

反転型ソーサートップ画像出典元:外為オンライン

ソーサートップは、ゆっくりと反転するので「相場の転換期」を見極めるのは難しくありません。ただ一旦下落に転じると、急落する恐れがあるので注意しましょう。

ダブルボトム

ダブルトップを逆さまにしたようなダブルボトムは、相場の大きな上下が二回起こり「二つの谷」が形成されることから、この名が付けられました。

二回の底を抜け出したあとは、上昇に転ずるパターンが多いです。

トリプルボトム

トリプルボトムは、ダブルボトムよりも「+1回 V字型を多く」繰り返したパターンです。ヘッド&ショルダーの逆パターンとして覚えておくと良いでしょう。

V字型ボトム

V字型ボトムは、相場が上がったあと急落し、その後反発することから大きなV字型を描きます。V字トップと同じく、時間足を長く取ると「ヒゲ」が見えるので、初心者でも覚えやすいパターンのひとつです。

ソーサーボトム

ソーサーボトムは、ソーサートップの逆パターンであり、相場が急落した後、一定期間、底を細かい値動き(=ジグザグの波形)を繰り返すタイプのパターンです。

タイミングを見極めるのは難しくありませんが、一旦上昇し始めると、値が急上昇するので注意しましょう。

FXのチャートパターン保ち合い方三種類

中断持ち合いで出現する「保ち合い型」には、大きく分けて三種類のパターンがあります。

保ち合い型のパターン三種

  1. 三角持ち合い
  2. フラッグ
  3. ウェッジ(くさび)

保ち合い型のパターン三種について、順に説明します。

保ち合い型 三角持ち合い

保ち合い型「三角持ち合い」は、別名を「ボックス」とも言い、レンジを抜けたあとにはトレンドと同じ方向に値が動きます。

保ち合い型三角持ち合い画像出典元:外為オンライン

レンジブレイクの基本パターンとして覚えておきましょう。

チェックポイント

レンジブレイクとは?

レンジ相場とは、一定の変動幅で値が推移することを指し、レンジブレイクとは、レンジ相場の上限や下限を突破する動きのことを意味します。

保ち合い型 フラッグ

保ち合い型「フラッグ」は、トレンドに対して逆の方向に値が動くパターンを指します。

保ち合い型フラッグ画像出典元:外為オンライン

先程説明した三角持ち合い(ボックス)と似た形をしているのですが、上値と下値を切り上げる(または切り下げる)点に特徴があります。

保ち合い型 ウェッジ(くさび)

保ち合い型「くさび」は、別名を「ウエッジ」と呼んでいます。

ウェッジ(くさび)画像出典元:外為オンライン

トレンドに対して逆のパターンに動く特徴があり、逆三角形のような形をすることから「くさび」という名が付けられました。

なお、くさびに似たパターンに「ペナント」と呼ばれるパターンがあります。ペナントは、どんどん値幅が小さくなった後、上値は切り下がり、下値は切り下がる点に特徴があります。

FXのチャートパターン値幅の予測方法

ここまで紹介したパターンを使って、値幅の予測をしてみましょう。

FXの値幅予測(一例)ヘッド&ショルダーの場合

既に、ヘッド&ショルダーは「初心者でも見分けやすい」と説明しました。ここでヘッド&ショルダーのトップラインとネックラインに注目してみましょう(下の画像参照)。

反転型ヘッド&ショルダー画像出典元:外為オンライン

頭のてっぺんである「最高値」に対して、谷の部分にあたる「安値」の価格差をAとした場合、次に下落する幅は「A程度または、それ以上」となります。このため、次の「値幅予測」が立てられるようになります。

ヘッド&ショルダーだけに限りません、他の王道パターンが出現した際にも、それぞれの「高値と安値」を計ることで、次にどのくらいの値幅があるのかが「予測できる」ようになります。

チャートパターンによる値幅予測

チャートパターンによる値幅予測画像出典元:外為オンライン

こうした仕組みを理解すれば、チャートを見ながら、次の手を打つことができるので安心です。

FXのチャート分析は経済指標も併せてチェック!

日経平均株価

FXのチャート分析をする際には、経済指標カレンダーも併せてチェックしておきましょう。例えば、重要なイベント(アメリカ雇用統計ほか)日には(普段にも増して)値動きが激しくなります。

このほか、ローソク足の見方も知っておけば、チャート分析とダブルで「勝ちやすい状況」が生まれます。根拠のあるポジションを持つためにも、トレードの材料をどんどん集めておいてください。

チャート分析ツールを使えば王道パターンが読める

チャート分析ツール

ここまで王道パターンを紹介しましたが、すべてのチャートパターンを丸暗記する必要はありません。実は、各FX会社や証券会社が用意するツール(トレードツール)には、基本となるチャート足、テクニカル指標が搭載されています。

このため「王道パターン」を覚える必要はなく、理論さえ掴んでおけば、ツールを使いながら簡単にトレードが始められます。FX初心者の方や「覚えるのや勉強が苦手」という方は、便利なツールをどんどん活用してみてください。

また、チャートが王道パターンだからという理由でエントリーしたとしても、相場は毎回狙い通りに動くとは限りません。その点を予め考慮して、自分の資金から見た損失許容範囲額に損切りは必ず設定し、上手に負けることも稼ぎ続ける上で大切です。

チェックポイント

FXで勝つには上手に負ける方法も覚えておくこと

FXで勝つには、王道パターンで勝率を上げるだけでなく、上手に負けるコツも併せて覚えておきましょう。

まとめ|FX初心者でも王道パターンを覚えれば手堅く勝てる!

最後に「FXチャートの王道パターン」について、本記事の内容をまとめておきます。

  • FXの王道パターンは、反転型と保ち合い型の二種に分類できる
  • FXの反転型は、天井と底で現れる
  • FXの保ち合い型は、上昇または、下降トレンドの中で起こる
  • 王道パターンが分かれば、値幅が予測できる
  • 予測ができれば、根拠のあるポジションが持てるので勝ちやすい
  • 経済指標カレンダー、ローソク足の見方も知っておけば、より勝ちやすくなるのでオススメ!
  • FX会社のツールを使えば、チャート分析が自動なので簡単!

FXで勝率を高めるには、これら王道パターンの基礎さえ押さえておけばOKです。FX初心者の方でも、根拠のあるポジションが持てるので勝ちやすくなりますよ。トレード前に、ぜひ王道パターンをチェックしておきましょう。

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